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工作:ダイビングコンピュータを作る:携帯情報端末 P/ECE への実装
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携帯情報端末 P/ECE への実装
最終更新 (2002/05/19)
この節では、前節 でのシミュレータ(パソコン上で動作)を、携帯情報端末 P/ECE に実装します。
なぜ P/ECE に実装するのか
プログラムの移植
このプロジェクトの最終目標は、カスタマイズ可能なダイビングコンピュータをつくる 、です。その実装デバイスとしていくつもの候補を考えました。
自作マイコン
将来的にはもっとも製品に近い状態に仕上がるだろうと思います。ただし、開発環境が特殊です。少なくともハードは自作しないといけません。ソフト開発する人にハードを配る必要もあります。
Palm
Palm のような、日常使う PDA の一機能としてダイコンを実装してしまって、水中ではハウジング越しにダイコンとして使用する、というものは、Deepthought Project 当初の完成予想図でした。しかし、次の点から、私は Palm での実装をあきらめました。
ペン入力が前提となっている。水中では操作しづらい。
高価。Palm を日常的に使わない私としては、Deepthought のためだけに、Palm を購入しなければなりません。だれか買ってくれるのかな?
開発環境。フリーであるのか、有償の Code Worrier を買うのか?
ダイコンとして使うには、少なくとも、水深センサが必要ですが、それを接続できるのか?
WanderSwan
P/ECE とよくにたコンセプトですが、開発環境と本体を合わせた値段が P/ECE よりも高い。
http://www.piece-me.com/ 参照。
開発環境込みで 9800円。清水の舞台から飛び降りる気分になれば、戯れに買える?かもしれない、ギリギリの値段。
ハードも公開。回路図、使用半導体の仕様書付。中はけっこうスペースがありそう。改造可能な部品実装密度。
ユーザプログラムはUSBで本体に転送。開発が容易。
インターフェイスは、十字キーを含む、すべて押しボタン方式。デジカメハウジングの流用でハウジングをつくり易そう。
結論: つくってる会社がアレゲだが、ものとしては良さそう。
なぜ、直接 P/ECE 上にプログラムを書かずに、前節 でパソコン上にシミュレーションプログラムを作成したかといえば、開発しやすい環境で、アルゴリズムを検証して、確信の持てる状態にしておきたかったからです。
注意
このページに書いてあることは、物理的考察は含んでいますが、実験による考察や医学的考察は全く含んでいません。
このページで設定したパラメータはまったくのデタラメです。
募集
このページでの考察について、一緒に考えてくれる人。
実際のダイビングコンピュータの実装に興味がある人
今回はテキトーに設定したパラメータについて、なんらかの情報を持っている人
MS-Windows, Mac など、他のプラットホームでの実行プログラムを作れる人。リンクします(または、こちらで配布します)。
むかし、Diving World 誌にこういった話が連載されていたと思うけど、それについての情報入手経路、内容を知りたいです。
近藤靖浩