新着のお知らせ
本書について
本書は、慶應義塾大学の同僚である井上逸兵(社会言語学)と堀田隆一(英語史)が運営するYouTubeチャンネル「いのほた言語学チャンネル」の人気配信回をベースに、再構成・書籍化したものです。
学校で「そういうものだから」と習った英語のルールも、言語学の視点から見ると、そこには歴史的な背景や面白い理屈が隠されています。本書では、対話形式の軽快なテンポで、英語に関する素朴な疑問から言語学の奥深い世界まで、読者の皆さんをいざないます。
ご紹介チラシ
(このチラシは khelf (慶應英語史フォーラム)の藤平さんに有志で制作していただきました、ありがとうございます!)
本書を少しだけ覗いてみませんか?
本書の雰囲気や内容を少しだけお見せします。ご興味のある章をクリックして、PDFでお読みいただけます。
皆様のご支援に感謝!ランキング第2位を記録しました
2025年9月13日、発売を記念して開催したライブ配信企画「いのほた本の予約爆撃アワー」では、本当に多くの皆様にご参加いただきました。皆様の熱い応援のおかげで、本書はAmazonの新着ランキング(英語部門)で、一時第2位を記録する快挙を成し遂げました。心より感謝申し上げます。
このイベントは、本書が読者の皆様との協同作業から生まれたことの象徴です。当日の熱気あふれるライブの様子は、以下のアーカイブからご覧いただけます。
こんな方におすすめです
- 学校英語の「丸暗記」に疑問を感じていた方
- 言葉の成り立ちや歴史、語源に興味がある方
- 言語学の世界を気軽に覗いてみたい方
- 「いのほた言語学チャンネル」のリスナー、ファンの皆様
- 英語を教える立場で、知識の引き出しを増やしたい方
読者の声
本書のご感想は、ぜひX(旧Twitter)でハッシュタグ
#いのほたなぜ
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また、Amazon レビューでもご感想をお寄せください。
皆様からのご感想を心よりお待ちしております。
以下は、すでに寄せられてきたご感想です。
書籍から動画へ:目次と対応動画リンク集
キーワードでトピックを検索したり、各章をクリックして開閉できます。
2. 「決まり文句を覚える」ことの学習効果が高いワケ
3. 英米人はなんでもストレートに言うと思ったら大まちがい
4. 昔の英語には謝罪表現がなかった!?
5. 社会言語学的視点からpleaseの使い方を考える
6. 英語と日本語は謝り方がちがう?
7. 人は言葉の意味を悪くしたがる!?
8. ladyは「パンをこねる人」? 女性を表す言葉の変遷
9. ネイティブはLとRをまちがえないと言うがそうでもなかった
10. Zがアルファベットの最後に追いやられた理由
1. 驚くべき英語力を持った日本人が明治初期にいた!
日本人がすんごく英語ができる!と言われた時代---「英語達人」岡倉天心はどれくらいすごかったか---名著ご紹介・斎藤兆史『英語達人列伝』【#109】
2. 日本人が英語ができないのは不幸なこと?
3. 島国日本とイギリスの不思議な共通点
4. オックスフォード英語辞典(OED)のここがすごい!
5. 椎茸、カワイイ、引きこもりetc. 英語になった日本語
最初の日本語由来の英語は?いまやhikikomoriやenjo kosaiも!--外来語の諸相-「ナイター」「柿」【#209】
6. It’s OK.はYes? それともNo?
7. 英米人はほめられても謙遜しない、はウソ!
8. あなたはどちらのうなずきタイプ? あいづちの言語学
9. 「よろしくお願いします」はどう訳す?
10. 英語で名前を呼ぶのは、日本語の「~ね」「~よ」と同じ?
11. 短縮形と短縮しない表現はイコールではない
12. 英語にもたくさんある同音異義語はなぜ生まれた?
13. 昔の英語には日本語と同じ SOV の語順もあった!
14. throughは516通り! 中世英語の綴りはマイルール
ゆる~い中世の英語の世界では綴りはマイルール?!throughのスペリングは515通り!堀田的ゆるさベスト10!【#91】
14. throughは516通り! 中世英語の綴りはマイルール
15. oftenの“t”を発音する人が増えているのはなぜ?
16. Do you…?のdoは、そもそもどーゆーもの?
17. 言語学的にみると「1」と「2」はかなり特別な数
18. かつて英語には「夏」と「冬」しかなかった
19. shi、chi、jiなどのローマ字表記は、実はフランス語的?
20. dolphinのphはかっこつけだった?
21. eyeをこんな変な綴りにした「三文字規則」とは?
eyeはもっとへんなつづりだった!!三文字規則が生み出した現象たち?--へんなアルファベット表向け単語大募集!【#185】
22. 英語の月の名前の秘密と謎
23. 国や船をitではなくshe/herで指したのはなぜ?
France increased her exports by 10%.のように英語では国や船をshe/herで指すが、その起源は?!【#147】
24. makeやlet、getなどの使役動詞はどう使い分ける?
25. 「危ない!」を英語では何と言う?
26. なぜ英語の前置詞はこんなに多く複雑なのか
27. 童話だけじゃない! 言語学者グリム兄弟の偉大な業績
1. 英語コンプレックスから解放される日はくるのか
2. 「言わなくてもわかる」は今後通用しなくなる?
「言わなくてもわかる」日本のコミュニケーションの変化---紅白歌合戦とオリンピックの変化は社会語用論的変化とつながる---根底にあるのはアレ【#135】
3. 英語になって意味が変化した日本語たち
OED(Oxford English Dictionary)の今年3月のアップデートのテーマは日本語由来の英語!【#235】
4. 由来を調べるとおもしろい! メジャーリーグのチーム名
大谷翔平さん、ロサンゼルス・ドジャースのDodgersの由来、ご存じかなー?(ただ知りたいだけの口調)---がんばれ!大谷翔平さん!【#189】
5. いまだ読解されず! 現存する最古の英文の謎
6. なぜこんな名前になった? 文法用語の名づけの謎
7. 英語のアクセントはなぜ語によってバラバラなのか
8. カタカナや外来語、気にするのは日本らしい?
9. 疑問詞whichは、なぜ関係代名詞にもなったのか
10. goの過去形はなぜwent? 不規則変化がカオスな理由
11. sing-sung-sungと変な活用をするネイティブがいる
12. 中世イギリスには、今よりたくさんの苗字があった
中世(中世英語)の「チーズ屋」という苗字は(現代の綴りで言うと)Cheesemaker、Cheeser、Cheesewrightほかバリエーション豊富!【#255】
13. 疑問詞whoの発音と変な綴りの変遷
14. アメリカはあんなに広いのに、なぜか方言差が少ない
15. 死と排泄とセックスと。タブーをめぐる婉曲表現
16. 日米首脳がお互いをどう呼ぶか問題を考える
17. 眉を動かす英米人、眉を動かさない日本人
18. メタ言語・メタメッセージ・メタコミュニケーション
19. 意外に奥深い代名詞の話あれこれ
20. 「家に連絡するの?」は英語で何と言う?
21. Iが「誰」で、meが「みんな」!? 訳しづらい人称代名詞
22. 勘違いが生んだ言語変化「二重マーキング」とは
23. 英語とインドのサンスクリット語の祖先は同じだった?
インド・ヨーロッパ祖語という着想のどこがすごいのか?!---近代言語学の祖と言われるSir William Jonesはどのような人物?【#193】
1. なぜ英語では「あなたのオフィスに来ます」と言うのか
comeとかgoとかthisとかthatとか単純そうに見えるけど、物理的空間と社会言語学と認知言語学の接点です【#253】
2. I know your feeling.は気持ち悪い?
3. 日本語のカタカナ語について、あれこれ考える
4. 異文化コミュニケーションを言語学から考える
異文化コミュニケーションってたまに耳にするんじゃないかと思いますが、言語学とからめるかどうかをあーだこーだ話してみました。【#49】
5. 私たちはメタファーにどっぷり浸かっている
6. 思考は言語に制御される?―サピア・ウォーフの仮説
7. 英語は、なぜわざわざ単数と複数を分けるのか
8. 昔の英語は不規則動詞だらけ! -ed系の過去形が生まれた経緯
9. 顔文字や頭字語など、SNSの表現からみえるもの
10. 発音の変化は「永遠のシーソー」?
11. World Englishesはなぜトレンドになったのか?
12. 言語はコミュニケーションさせないための暗号?
13. 古英語の発音はなぜわかるのか?
14. ウェブスターが綴り字改革に込めたアメリカ魂
辞書編纂者で知られるウェブスターのイギリス綴りcolourからアメリカcolorへの綴り字改革の背後にあるものは?【#251】
15. post-などの接頭辞は時代を映す?
re-とかdis-とかun-とか接頭辞は語形成の重要な要素だが、それだけではない--かんたんに作れる分、時代を反映している!【#123】