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ワークシートを操作する:Excel VBA入門

ワークシートを操作する:Excel VBA入門

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シート名(Name)	シート数(Count)	追加(Add)
移動(Move)	削除(Delete)	コピー(Copy)
表示/非表示(Visible)

ワークシートの名前を取得する　　　 Topへ

アクティブなブックのシート名をアクティブシートのA列に書き出します。
【例1】アクティブなブックのシート名をA1以降に書き出します。

Sub rei15_01_1()
　Dim Sh As Object
　Dim myCnt As Integer
　　For Each Sh In ActiveWorkbook.Sheets
　　　　myCnt = myCnt + 1
　　　　Range("A" & myCnt).Value = Sh.Name
　　Next Sh
End Sub

実行結果

アクティブなブックのシート名を変更します。
【例2】Sheet2のシート名を印刷用に変更します。

Sub rei15_01_2()
　　ActiveWorkbook.Sheets("Sheet2").Name = "印刷用"
End Sub

実行結果

シートの数を数える　　　 Topへ

アクティブなブックのシート数をメッセージボックスで表示します。
【例】シート数をカウントします

Sub rei15_02()
　　MsgBox "シート数は " & ActiveWorkbook.Sheets.Count
End Sub

実行結果

シートを追加する　　　 Topへ

ワークシートを追加します。
【例1-1】アクティブシートの前に追加する

Sub rei15_03_1()
　　ActiveWorkbook.Sheets.Add
End Sub

実行結果
Sheet1の前に「Sheet4」が追加されました。
【例1-2】アクティブシートの前に2枚シートを追加する

Sub rei15_03_2()
　　ActiveWorkbook.Worksheets.Add Count:=2
End Sub

実行結果
【例1-3】シート2枚をシート見出し最後尾に追加します。

Sub rei15_03_3()
　　ActiveWorkbook.Worksheets.Add _
　　　　after:=Worksheets(Worksheets.Count), _
　　　　Count:=2
End Sub

実行結果
【例2-1】追加するシートの名前を「印刷用」として追加します。

Sub rei15_04_1()
　　ActiveWorkbook.Sheets.Add.Name = "印刷用"
End Sub

実行結果
【例2-2】シート見出しの一番右へ追加します。

Sub rei15_04_2()
　　ActiveWorkbook.Worksheets.Add(after:=Worksheets(Worksheets.Count)).Name = "印刷用"
End Sub

実行結果

【例2-3】シート名をチェックし、シート「AAA」が無い時見出しの一番右へ追加します。

Sub rei15_04_3()
Dim newSh As String
Dim Sh As Worksheet, myFlag As Boolean
　　newSh = "AAA"
　　myFlag = False
　　For Each Sh In ThisWorkbook.Worksheets
　　　　If Sh.Name = newSh Then
　　　　　　myFlag = True
　　　　　　Exit For
　　　　End If
　　Next Sh
　　If myFlag = False Then
　　　　ActiveWorkbook.Worksheets.Add(after:=Worksheets(Worksheets.Count)).Name = newSh
　　End If
End Sub

シート名にアルファベットが使ってあり、大文字小文字の違いのみの時はエラーとなります。
シート名を小文字に直してからチェックすると、
If LCase(Sh.Name) = LCase(newSh) Then
のようにすることができます。

ちなみに、大文字に直してチェックする場合はIf UCase(Sh.Name) = UCase(newSh) Thenとなります。

Addメソッドの書式：expression.Add(Before, After, Count, Type)

Before	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したオブジェクトのシートの直前に、シートを追加します。
After	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したオブジェクトのシートの直後に、シートを追加します。
Count	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。追加するシートの数を指定します。既定値は 1 。
Type	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。ワークシートの種類をXlSheetType クラスの定数で指定します。既定値は xlWorksheet。xlChart、xlExcel4MacroSheet、xlExcel4IntlMacroSheet

シートを移動する　　　 Topへ

シートを移動します。
【例1】Sheet1をSheet2の後ろへ移動します。

Sub rei15_05_1()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Move after:=Sheets("Sheet2")
End Sub

実行結果
【例2】Sheet1をSheet3の前へ移動します。

Sub rei15_05_2()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Move before:=Sheets("Sheet3")
End Sub

実行結果
【例3】Sheet1をシート見出しの最後尾へ移動します。

Sub rei15_05_3()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Move after:=Sheets(Sheets.Count)
End Sub

実行結果

Moveメソッドの書式：expression.Move(Before, After)

BeforeとAfterを同時に指定することはできません。
BeforeとAfterを共に省略したら新規ブックが自動的に作成され、シートはそのブック内に移動します。

Before	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したシートの直前の位置に挿入します
After	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したシートの直前の位置に挿入します

シートを削除する　　　 Topへ

ワークシートを削除します。
【例1】シート「印刷用」を削除します。

Sub rei15_07()
　　Sheets("印刷用").Delete
End Sub

実行結果
削除しても良いか否かの確認ダイアログが表示されます。
[削除]をクリックすると削除されます。
【例2】確認ダイアログを表示しないで削除します。

Sub rei15_08()
　　Application.DisplayAlerts = False
　　Sheets("印刷用").Delete
　　Application.DisplayAlerts = True
End Sub

シートをコピーする　　　 Topへ

シートをコピーします。
【例1】Sheet1をSheet2の後ろへコピーします。

Sub rei15_06_1()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Copy after:=Sheets("Sheet2")
End Sub

実行結果
【例2】Sheet1をSheet3の前へコピーします。

Sub rei15_06_2()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Copy before:=Sheets("Sheet3")
End Sub

実行結果
【例3】Sheet1をシート見出しの最後尾へコピーします。

Sub rei15_06_3()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Copy after:=Sheets(Sheets.Count)
End Sub

実行結果

Copyメソッドの書式：expression.Copy(Before, After)

BeforeとAfterを同時に指定することはできません。
BeforeとAfterを共に省略したら新規ブックが自動的に作成され、シートはそのブック内にコピーされます。

Before	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したシートの直前の位置にコピーしたシートを挿入します
After	省略可能。バリアント型 (Variant) の値。指定したシートの直前の位置にコピーしたシートを挿入します

シートの表示/非表示　　　 Topへ

作業シートなどシートを非表示にします。
【例1】Sheet2を非表示にします。

Sub rei15_07_1a()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet2").Visible = False
End Sub

Sub rei15_07_1b()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet2").Visible = xlSheetHidden
End Sub

実行結果
シートタブのSheet2が非表示になりました。
【例1】Sheet2を非表示にします。この方法では一般操作で再表示することができなくなります。VBAで再表示します。

Sub rei15_07_2()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet2").Visible = xlSheetVeryHidden
End Sub

実行結果
シートタブのSheet2が非表示になりました。
- [ホーム]タブのセルグループの[書式]→[非表示/再表示]→[シートの再表示] ←これが非表示になります。
非表示のシートを再非表示します。
【例1】Sheet2を再表示します。

Sub rei15_08_1a()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet2").Visible = True
End Sub

Sub rei15_08_1b()
　　ThisWorkbook.Sheets("Sheet2").Visible = xlSheetVisible
End Sub
- 実行結果

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