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4. リストボックスでの複数選択

:Excel VBA入門

リストボックスで複数選択する　　　topへ

.MultiSelectプロパティで設定する

• 【構文】object.MultiSelect [= fmMultiSelect]
  • コントロールの選択モード
    

    定数	値	内容
    fmMultiSelectSingle	0	1つだけ選択できます (既定値)。
    fmMultiSelectMult	1	複数選択が可能になります。 選択/選択解除は[Space]キーを押すか、またはクリックします。
    fmMultiSelectExtended	2	複数選択が可能になります。 [Shift]キーを押しながらクリックするか、または[Shift]キーを押しながら方向キーを押すと、連続的に選択できます。 項目の選択/選択解除を個別に行うには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。

• コード例
  • ユーザーフォームの初期化でListBox1に項目を表示します。
    

    Private Sub UserForm_Initialize() 　　With ListBox1 　　　　.ColumnCount = 3 　　　　.ColumnWidths = "50;50;50" 　　　　.RowSource = "Sheet1!A2:C" & Worksheets("Sheet1").Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row 　　　　.ColumnHeads = True 　　　　.MultiSelect = fmMultiSelectMulti 　　End With End Sub

• 実行画面。複数の項目が選択されています。
  

チェックボックスやオプションボタンを合わせて表示する

• 【構文】object.ListStyle [= fmListStyle]
  • 表示スタイル
    

    定数	値	内容
    fmListStylePlain	0	通常のスタイルのリスト ボックスを表示します。 項目の背景が強調表示されます。
    fmListStyleOption	1	複数の選択ができるオプション ボタンまたはチェック ボックスを表示します (既定値)。 いずれかの項目を選択すると、その項目のオプション ボタンが選択され、その他の項目のオプション ボタンは選択がすべて解除されます。

• 表示スタイルにfmListStyleOptionを設定した例（1）

  • Private Sub UserForm_Initialize() 　　With ListBox1 　　　　.ColumnCount = 3 　　　　.ColumnWidths = "50;50;50" 　　　　.RowSource = "Sheet1!A2:C" & Worksheets("Sheet1").Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row 　　　　.ColumnHeads = True 　　　　.MultiSelect = fmMultiSelectMulti 　　　　.ListStyle = fmListStyleOption 　　End With End Sub

  • .MultiSelect = fmMultiSelectMultiの場合はチェックボックスが表示されます。
    
• 表示スタイルにfmListStyleOptionを設定した例

  • Private Sub UserForm_Initialize() 　　With ListBox1 　　　　.ColumnCount = 3 　　　　.ColumnWidths = "50;50;50" 　　　　.RowSource = "Sheet1!A2:C" & Worksheets("Sheet1").Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row 　　　　.ColumnHeads = True 　　　　.MultiSelect = fmMultiSelectSingle 　　　　.ListStyle = fmListStyleOption 　　End With End Sub

  • .MultiSelect = fmMultiSelectSingleの場合はオプションボタンが表示されます。
    

複数選択した項目をシートへ書き込む　　　topへ

• リストボックスで複数選択した項目をシートへ書き出します。
• 【構文】object.Selected( index ) [= Boolean]
• 【構文】object.ListCount　
  • リストの項目数を返します。
    ListIndex プロパティは0から始まるのに対し、ListCountは1から始まるため、1大きい値となります。
  
  
  • コード例
    • リスト項目が選択されているか否かを「For i = 0 To ListBox1.ListCount - 1」で順次チェックしています。
      • ここの「i」はListIndexとして利用するために「0」から始め、ListCountの「-1」までとしてあります。
      
      「If ListBox1.Selected(i) Then」で選択されていたら、シート4に書き込んでいきます。
      書き込んだら、ListBox1.Selected(i) = Falseで選択を解除しています。

    Private Sub CommandButton1_Click() 　　Dim lastRow As Long 　　Dim i As Integer, j As Integer 　　　　With Worksheets("Sheet4") 　　　　　　For i = 0 To ListBox1.ListCount - 1 　　　　　　　　If ListBox1.Selected(i) Then 　　　　　　　　　　lastRow = .Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1 　　　　　　　　　　For j = 1 To 3 　　　　　　　　　　　　.Cells(lastRow, j).Value = ListBox1.List(i, j - 1) 　　　　　　　　　　Next j 　　　　　　　　　　ListBox1.Selected(i) = False 　　　　　　　　End If 　　　　　　Next i 　　　　End With End Sub

  • ユーザーフォームの初期設定は以下のようにしています。
    

    Private Sub UserForm_Initialize() 　　With ListBox1 　　　　.ColumnCount = 3 　　　　.ColumnWidths = "50;50;50" 　　　　.RowSource = "Sheet1!A2:C" & Worksheets("Sheet1").Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row 　　　　.ColumnHeads = True 　　　　.MultiSelect = fmMultiSelectMulti 　　　　.ListStyle = fmListStyleOption 　　End With End Sub

  • 実行例です。
    

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