byオゾン
| 見慣れない職員用の通路は、いつものレッスンルームへの道とは違い 細く、薄暗く、やや寒気を感じるものだった。 真奈美は少し心細く思いながらもインストラクターに背中を押され 廊下の一番つきあたりにたどり着く。防音効果も兼ねていると思われる 厚く重い鉄の扉を彼が力を込めて開けると、そこには 一見、何の変哲もないエアロビクス用のフロアーが広がっていた。 よく磨かれた板張りのフロアと壁面の鏡。鏡とは反対側の壁には 肉体を鍛えるトレーニング器具が幾つか並んでいる。 窓は無かったが天井の蛍光燈は明るく室内を照らし 薄暗い廊下を歩いてきた彼女にとって眩しく思えるほどであった。 ただ、なんとなくだが、どこか獣のように汗臭いものを鼻に感じた。 「あの・・・・本当にここで?」 部屋を見回しながらおずおずと真奈美は口を開く。 「もちろんそうですよ『奥様』。」 彼女がコーチとして選んだインストラクターが上品そうに受け答える。 彼の名前は知らされていない。ただコーチと呼ぶこと。それがここでの約束だった。 そのかわり彼女もここでは『奥様』と呼ばれ、彼に名前を知られていない。 「ベッドは、ないんですね。」 「もちろんです。これはただのレッスンなんですから。」 コーチは真奈美が質問したいくつかに、丁寧な口調ですべて答えた。 いつものでなくここ専用のレオタードに着替えること。 決して彼女の望まない行為はしないこと。 終わった後には隣室のシャワーで汗を流せること。 そして、ここでの内容は二人以外には誰にも知られないこと。 「他に質問は?」 「いえ・・・・」 「では、あちらで着替えてください。」 ◆ 「こんな・・・恥ずかしい・・・」 「綺麗ですよ、奥様。」 専用の白いレオタードは真奈美が戸惑うほど生地が薄く 照明の明るさも手伝って、彼女の両胸から突き出す突起やピンクの乳輪。 下半身の恥毛もうっすらわかるほど透明感のあるものであった。 暖房が効いているので肌寒さは無いが、生地の薄さが心細い。 そしてコーチも彼女が着替える合間に用意したのか 肩を出した黒いシャツとぴっちりした黒いパンツに履き替えていた。 「時間が勿体無いですよ。レッスンをスタートしましょう。」 真奈美の戸惑いをよそに、身体をほぐす柔軟体操から練習が始まる。 始めは前屈や膝の曲げ伸ばし、腰の回転など基本的なものが幾つか続いたが それはその内、やけに身体を密着させるものや、卑猥な連結を妄想させるような 卑らしい格好になるものが多くなっていった。 乳首を厚い胸板で擦られ、股の合間に太い足を押しつけられ 尻肉の狭間に固いものをなすりつけられかと思えば 肩をフロアについて上下逆さにされたまま足を大きく割り広げられる。 「あっ、嫌っ!」 期待感ですでに濡れ始めている真奈美の亀裂が、そこを覆っている 布へ小さなシミをつくっているのが彼女にも目に見えて判った。 「コーチ・・・は、恥ずかしいです!これ。」 続いて、赤ん坊におしっこをさせるような開脚状態で 後から抱えられ、真奈美は思わず叫んでしまった。 正面から映す鏡の中に、自らの痴態が否応にも目に入る。 「まだ我慢できますね?」 優しい顔のまま、コーチが彼女の耳元でたしなめた。 「すみません、もうこれ以上は・・・」 「仕方ないですね。ではダンスに移りましょう。」 リズミカルな曲に合わせ、彼女の全身が大きく揺れる。 ダンス自体はいつもと同じ普通のものだったが 身体が汗ばみ始めたせいで、始めた時よりも さらに透けたレオタードが裸同然に若妻の肉体を くっきり浮かび上がらせていた。 跳躍にぷるんと弾む乳房。幾度もこすれすっかり尖ってしまったピンクの乳首。 ヒップが半分以上も出るほど切れ込みが強いせいで、レオタードの布地が 足を高く上げるたび尻の谷間へ食い込んでいく。そしてその食い込みは ダンスの後半になると、ほとんど前の亀裂にまで進んでしまっていた。 「はぁはぁはぁ、はぁはぁ・・・」 見られている。鏡の向こうに見えるコーチの視線を真奈美は下半身に感じていた。 もはや縄のようになった布が秘部へ食い込んでいる淫らな状態。 足を高く上げるたび、視線がそこに注がれる。 だが普段の癖で途中でダンスを止めることはできなかった。 いや、止めたくないのは彼女自身の意志なのかもしれない。 真奈美は心の奥で裸を見られるのに喜びを感じている 淫らな自分が存在することに薄々気がつき始めていた。 ダンスが終わり、用意された休憩は 彼女にとってやけに長く感じられるものだった。 恥ずかしさからくる後悔や、気づいてしまった見られる喜び。 休憩の後に始まる行為への期待が真奈美の奥で渦巻いていた。 汗に濡れ、すっかり張りついてしまったレオタードは身体を隠す役目を すでに果たしていない。前の亀裂にまで食い込んでしまった布を直しつつ 真奈美は用意されたタオルで顔の汗を拭き、コーチに問い掛けた。 「あの、新しいレオタードはないんでしょうか?」 「もちろんありますよ。気持ち悪いんでしょう? いつも皆さんこの時に着替えています。」 だが、彼女がほっとしたのもその一瞬だけだった。 「時間が無いですからここで着替えて下さい。」 「えっ!?」 信じられない言葉に真奈美の心臓がドクンと鳴る。 「ほら、ここに用意してあります。」 真新しいビニールの包みをコーチが彼女に手渡す。 今度の布地は濃いピンク色をしたものだったが中身は異様に軽い。 「こんなに・・・薄いなんて・・・」 その布は手に持ってみて判ったが今のもの以上に薄く、透けているものだった。 こんなものを着ろというのだろうか。しかもここで着替えて・・・ 真奈美の鼓動がますます高鳴っていく。 「着替えてください。見ていてあげますよ。奥様。」 どこか卑猥な目をさせ、にこやかに笑いながらコーチが言った。 自分が見られる喜びを知ったのに気づいたのだろうか? 真奈美は少し不安になった。いや、このレッスン自体が 女性に見られる喜びを教えるものかもしれない。 「どこで着替えてもいいんですよ。」 遠まわしだが、更衣室へ行っても良いというのだろう。 「奥様、どうします?早く決めてください。」 『ドクン、ドクン、ドクン・・・』 鼓動とコーチが彼女を急かす。奈落へ落ちろと急かしている。 「はい・・・判りました。」 真奈美はこの場でコーチに見られながら着替える事を決意した。 それは、彼女が見られる喜びに目覚めたのを認めた行動だった。 肩ヒモをはらりと落とし、ゆっくり腕から下げていく。 彼女はふと気がつく、意味のないほど透けているレオタードでも 布一枚があるのと無いのとでは恥ずかしさに格段の違いがあるのだ。 すっかり尖ってしまった乳首にじっくり注がれる視線を意識しながら 真奈美は白いレオタードの腰に手をかけると、じわじわ時間をかけて 降ろしていき、若い人妻の肉体をさらしていった。 「ん・・・・・・・・・・」 時間をかけるのは、下半身から布を取り去るのを遅らせたい為 なのだろう。だが、脱ぐことへの戸惑いは、彼の視姦を より長く乳首に集中させるだけに過ぎなかった。 「は・・・恥ずかしいです・・・・」 「でも、それがいいんでしょう?」 「はい・・・」 布越しだった秘部の草むらが、次第に露になっていき。 足首からぐっしょり濡れた布切れが取り去られるまで コーチは真奈美の全身を見つめ続けていた。 「一度汗を拭いておいた方がいいですよ、奥様。」 「あ、はい。」 着替えを遅らせる為の言葉だったが、彼女は素直に従った。 白い塊を床の隅に置き、真奈美は鏡に映った自分の体を意識しながら タオルで全身を拭いていった。ただ、顔は彼から反らしたままだ。 恥ずかしい。凄く恥ずかしいのだが、もっとコーチに見られたい。 そんな思いがふつふつと彼女の中で沸いていた。 「コーチ、これって・・・」 着替え終わった真奈美は自分の格好を鏡で確かめ絶句した。 着ていないのに等しいほど透けているピンクの布は もはやレオタードと呼ぶにふさわしくない。 胸の部分にはバストを覆う布が無く、下から胸回りの脂肪を引き寄せて 乳房を更に強調するような構造になっていた。 下半身もへそから下は前も後ろも紐同然なほど細く 真奈美の柔らかい亀裂へしっかり食い込んでしまい 彼女に淫らな刺激を与えている。 「こんな・・・・」 これなら、脱いでいる方がまだ恥ずかしくないだろう。 「お美しいですよ。とても素敵だ、奥様。」 「でも・・・・」 「とっても綺麗ですよ。」 「・・・・・・」 夫からとっくに聞かされなくなっていた単語。『美しい』『素敵だ』という 甘い言葉は、肩を抱かれた感触と相乗し、彼女から抵抗を失わせていった。 「さぁ、これで最後ですよ。ダンスで疲れたでしょう? 疲れをほぐすマッサージです。」 「あっ!はぅんっ!」 コーチは後ろから両腕を回すと、真奈美の張り出した乳房に手をかけた。 「ほら、ここがこんなに。コリコリに凝ってますね。」 「んぅ!あっあっ!」 勃起した乳首を親指と人差し指でつままれ、こね回される淫楽に 真奈美はどうすることもできなかった。麻酔にでもかかったように 彼女の全身から力が抜けていき、板張りのフロアへ崩れ落ちる。 どっと汗が噴き出し、女特有の淫らな香りが室内に漂いはじめた。 「お願い・・・・せめてベットで。」 「駄目ですよ。それでは浮気になってしまいます。 これはあくまでもレッスンなんですから。」 「そんな。んふっ!」 「そうですね。せめてもう少し柔らかいところにしましょう。」 病院の待合室にある長椅子のようなベンチプレスの台が彼の選んだ場所だった。 鈍く光る黒いカバーに覆われたそれを、彼は太い腕で楽々と運び 鏡のすぐ側にまで寄せると真奈美をその上へ優しく寝かせた。 ただし、その台は鏡に対して垂直に置かれている。 「ああ、こんな格好。」 開かれた膝は鏡の方へ向けられ、紐が食い込み愛蜜をじくじくと 溢れさせる淫猥な秘裂がそこに映し出された。 恥ずかしい。なんて姿をしているのだろう。 だが、恥じる真奈美の心を無視し、彼女の両膝はひとりでに開いていった。 「淫らですね、奥様。」 「い、言わないで下さい。」 「恥ずかしがることなんてないですよ。それが奥様の本性なんですから。」 「ああ!」 乳房を揉みしだき、コリコリの突起をこねまくる愛撫。 偽りのマッサージが再度始まる。コーチが彼女を背後から抱き へそあたりの紐を引っ張り、食い込ませたまま微妙に震わせる。 真奈美の亀裂へ甘い刺激を与えながら彼は耳元で囁いた。 「もっと足を広げてみたらどうです?」 「もう、あたし・・・」 狂ってしまった。と真奈美は思った。快楽と恥じらいに溺れ 見られる喜びにあたしは狂ってしまったのだと彼女は思った。 だが、決して悲しい訳ではなかった。 こんなに嬉しいのはなぜなのだろう? どうしてあたしはここにこうしているのだろう? 見つけられない問いは、両膝が開いてそれに答える。 恥じらう為だ。新しい喜びを知るためだと。 「いいでしょう。それではこれで最後です。」 コーチが腕に力を入れて更に紐を引くとそれは ビッと軽い音を立ててちぎれ、真奈美の秘部が開放された。 「んあっ!」 とろり、と秘口の奥から透明な蜜が零れる。 「ここの中に、ほぐすととても気持ち良い筋肉があるんです。 奥様、マッサージいたしますか?」 コーチが右の指先で、充血して熱く火照る入り口を撫で、彼女を促す。 背中から感じる厚い胸板。張り詰めた胸の突起をぐりぐり苛める指。 「この中をマッサージするいいものがあるんですよ。」 彼女の背後で尻肉をこする固く熱を持った『いいもの』が存在を主張する。 真奈美の脳は、もう快楽を求めることしか考えられなくなっていた。 「あ・・・お願い。それ、欲しい・・・」 「わかりました。たっぷり味わってください。」 貫きは一瞬だった。 「んぁう!あっ!あっ!ああっ!」 鏡に向け汗ばむ全身をさらし、後ろから交わる淫らな自分の姿を 真奈美はぼんやりとした表情で見つめていた。 こんなに恥ずかしいことをしているのに いや、恥ずかしいからこそ今に喜びを感じていた。 「あひぃ!あっあああっ!んぁぉぉっ!」 屈強の肉体による怒涛の責め。ひ弱な夫相手では決して味わえない激しさ。 それは彼女が望んだものなのだ。 『づぷっづぷっ!づぷっづぷっづぷっづぷっ!』 注挿が激しさを増していく。どっと汗を噴き出させ、真奈美はメスの体臭を 周囲にむんむん散らした。その密肉を肉棒がえぐり、こね、突き とてもマッサージとは呼べない激しい獣の行為が続く。 「淫らですね。奥様はとっても助平な肉体をお持ちだ。」 「あぉう!おおっ!んあぁぁぁ!もぉっ!もぉだめぇ!」 『ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷ・・・』 「あああっ!イぐぅ!イっぢゃうぅっ!あああああああっ!」 『ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢぷぢぷぢぷぢぷぢぷぢぷ』 「あ!・・・・・・・・・・ああ!」 苦痛の笑みとも、快楽の苦悩とも表現できない顔をさせ 真奈美は結合部から脊髄を通し、脳髄の芯にまで響く絶頂感を味わっていた。 「かふ・・・・・う・・・・・」 意識が宇宙に運ばれ、無重力を漂う世界を感じる。 「これで終了です、奥様。ご満足いただけましたか?」 言葉では返事ができず、真奈美は首をかくりと振ってそれに答えた。 「よろしければ次もごひいきに。どうぞ。」 コーチに優しく髪の毛を撫でられながら、彼女はもう戻れないことを。 夫では満足できない身体になってしまったことを悟りはじめていたのだった。 (完) −−−−−−−−−− 「淫乱レッスン 若妻の濡れたレオタード」 後書き うひ〜!タイトルそれっぽい!(笑) はっはっは〜!とゆー訳で突発企画のスケベなショートショートでした。 思想なければこの程度のもんすぐかけちゃいますよ。 なんたって、自分がコキネタに使っているもんなんすから(下品) しっかしまぁ、何にも文章が無い状態からよく数時間で仕上げられたよなぁ。 自分にビックリだよ。明日、ってゆーか今日、資格試験だってーのに(ぉぃっ!) ではでは、いかがだったでしょうか? こんなもんでよければナンボでも書きまっせ。 なんたって、自分がコキネタに、ってさっき言ったよそれ(^^; そいじゃ、感想とかあればよろしくお願いします。 またね〜♪ byオゾン 書き初め 2000年01月29日更新後 書き終り 2000年01月30日午前1時50分(マジよマジ) |