Interface Event

継承元:

(無し)

プロパティ:

bubbles, cancelable, currentTarget, eventPhase, target, timeStamp, type

メソッド:

initEvent, preventDefault, stopPropagation

定義済み変数: PhaseType

プロパティ:

• eventObject.bubbles

  boolean型, 読取専用

  イベントがバブリングイベントであるかどうかをあらわす。イベントがバブル可能な場合は true、そうでなければ false。

• eventObject.cancelable

  boolean型, 読取専用

  イベントがそのデフォルトアクションを回避できるかどうか。デフォルトアクションを回避できる場合は true、そうでなければ false。

• eventObject.currentTarget

  EventTarget型, 読取専用

  EventListener が現在処理されている EventTarget。キャプチャリング中、またバブリング中にとくに重要である。

• eventObject.eventPhase

  unsigned short型, 読取専用

  現在評価されているイベントフローのフェイズ。

• eventObject.target

  EventTarget型, 読取専用

  イベントが本来送信された EventTarget。

• eventObject.timeStamp

  DOMTimeStamp型, 読取専用

  イベントが生成された時刻 (エポックに関連するミリ秒)。この情報が提供されず、全イベントにおいてtimeStamp の値が利用できないシステムもある。利用できない時は、値は 0 が返される。 Examples of epoch time are the time of the system start or 0:0:0 UTC 1st January 1970.
  

• eventObject.type

  DOMString型, 読取専用

  イベント名(大文字小文字を識別しない)。名前は XML name でなければならない。

メソッド:

• eventObject.initEvent( eventTypeArg, canBubbleArg, cancelableArg )

  initEvent メソッドは、DocumentEvent インタ-フェイスを通して作成された Event の値を初期化する。このメソッドは 必要ならばフェイズの間複数回呼び出せるが、Event が dispatchEvent メソッド経由で送信される前にのみ呼ばれうる。複数回呼び出す場合は、最後の実施が先行する。initEvent メソッド内で指定された値が修正されただけの Event インターフェイスのサブクラスから呼ばれた場合、他のすべてのプロパティは変更されずに残される。

  引数:

  eventTypeArg / DOMString

  イベントの型。この型は現在この仕様で定義されている任意のイベント型か、新しいイベント型でよい。文字列は XML name でなければならない。
  任意の新しいイベント型は、大文字、小文字、混在のいずれにおいても、文字列 "DOM" で始まることはできない。この接頭辞は将来の DOM イベントセットのために予約される。独自イベントを追加するサードパーティには、混乱を避け他の新しいイベントとの干渉の可能性を小さくするために独自の接頭辞を使用することを強く勧める。

  canBubbleArg / boolean

  イベントがバブル可能であるかどうか。

  cancelableArg / boolean

  イベントのデフォルトアクションを回避可能であるかどうか。

  戻り値:

  (無し)

• eventObject.preventDefault( )

  イベントがキャンセル可能である場合、preventDefault メソッドはイベントがキャンセルされることを意味し、イベントの結果として実装によって通常発生するデフォルトのいかなる挙動も発生しない。もし、イベントフローの段階中に、preventDefault メソッドが呼ばれるならば、そのイベントはキャンセルされる。イベントに関連するデフォルトアクションは発生しない。キャンセル不可能なイベントでのこのメソッドの呼び出しは何も起こらない。preventDefault が呼ばれると、イベント伝播の残り全般にわたって効果を残す。このメソッドはイベントフローのどの段階中においても使用できる。

  戻り値:

  (無し)

• eventObject.stopPropagation( )

  stopPropagation メソッドは、イベントフロー中にイベントの更なる伝播を妨げる。任意の EventListener によってこのメソッドが呼ばれたら、イベントはツリーを通して伝播するのを中止する。イベントは、イベントフローが停止する前に、現在の EventTarget 上の全リスナーに完全に送信する。このメソッドはイベントフローの任意の段階で使用できる。

  戻り値:

  (無し)

IDL 定義:

// Introduced in DOM Level 2:
interface Event {
  // PhaseType
  const unsigned short      CAPTURING_PHASE                = 1;
  const unsigned short      AT_TARGET                      = 2;
  const unsigned short      BUBBLING_PHASE                 = 3;
  readonly attribute DOMString        type;
  readonly attribute EventTarget      target;
  readonly attribute EventTarget      currentTarget;
  readonly attribute unsigned short   eventPhase;
  readonly attribute boolean          bubbles;
  readonly attribute boolean          cancelable;
  readonly attribute DOMTimeStamp     timeStamp;
  void               stopPropagation();
  void               preventDefault();
  void               initEvent(in DOMString eventTypeArg, 
                               in boolean canBubbleArg, 
                               in boolean cancelableArg);
};

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