2003年の暮れ，以下のようなニュースがありました。原因となった農薬は有機リン系殺虫剤のフェンチオンで，農薬が原因での死亡が確認されたのは初めてとされます。

　2003年10月には日本産最後のトキのキンが死亡しましたが（佐渡トキ保護センターの情報参照），多くの野生生物に対する農薬への影響が懸念される事態です。

参考文献・Webページ　※報道機関のニュース等は一定期間後に削除される場合があります．
• フェンチオン関連情報例
  • フェンチオン（国立医薬品食品衛生研究所・国際化学物質安全性カード）
  • フェンチオン毒性データ（有害化学物質削減ネットワーク）　[PDF]
  • 残留農薬データシート：フェンチオン（横浜市衛生研究所）

  • 山形白鷹町でのカラス大量死〜有機リン系殺虫剤MPPが原因だった（反農薬東京グループ，2004/04/26） [NEW!]

• 上杉康彦他 編，「最新農薬データブック　第3版」，ソフトサイエンス，(1997)
• 植村振作 ほか，「農薬毒性の事典　改訂版」，三省堂(2002)
• 植村振作 ほか，「こんなに使っていいかしら家庭にひそむ農薬」，三省堂(1989)
• 植村振作 ほか，「残留農薬データブック」，三省堂(1992)
• 内藤祐史，「中毒百科　事例・病態・治療」，南江堂(1991)

• 農薬事典
• 化学物質過敏症情報／Chime版分子モデル表示