タナベックス復活計画のために、ビデオキャプチャ・ボードを買った。
いろいろと迷ったんだけど、カノープスの「PowerCapture PCI」という奴に決めました。
秋葉原をさまよって値段を調べてみると、新品が72000円ととても手がでなかったが、ソフマップで中古が39800円だったので衝動買いしちゃいました。
さらに、親父のところからかっぱらってきたパナソニックのデジカムと組み合わせて「おお、うちには鏡がないからこれで鏡のかわりになるわい」と間抜けな感想をもらしていたりしてました。
ちなみのこのボード。かなりいいっすよ。画質も抜群だし、P-166MHzでもコマ落ちしないし。DirectDrawに対応していれば、オーバーレイ表示までできてしまう(あ、テレビ買ってもらう必要なかったな)。あと、MPEGコンバータが付属してくるし、そのうえAVIのビデオ出力までできてしまう(しかもわりと奇麗)至れり尽くせり。まさにビデオオタッキィの夢が具現化したような、そんなイカしたボードなのです。
しかし、タナベックス復活といっても、ほとんど新しくユニットを起こすようなものなので、曲がすぐにあるわけでもないし、やることもないので、せっかくの宝の持ち腐れじゃよーと思ったんですが、その昔、CUseemeという一種のビデオチャットソフトがあったなぁと思い出したのです。
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CUseemeとは、そもそも「See you see me」という意味からきているらしく、コーネル大学で開発された由緒正しきビデオチャットシステムです。
別に、ビデオキャプチャができなくても、CUseemeは使えます。コーネル大学には、無料のCUseemeも配布されていますが、どうにも不安定なので、White Pineという洒落た名前の会社からEnhanced CU-SeeMeというソフトが販売されています。
さっそくそのEnhanced CU-SeeMeを買おうかと思ったんだけど、値段もそれほどやすくはないので、まずはデモ版からやってみよーかなぁというかるーいノリでやってみちゃいました(デモ版の試用期限は30日間で、連続通話は15分という制限がある)。デモ版はWhite Pine社のCU-SeeMeサイトからダウンロードできます。
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とにもかくにも起動して実際にやってみないことには話になりません。
セットアップもそこそこに、早速起動してみました。
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さっそく接続できてラッキィ・・・・とは行かず、なかなかつながってくれません。
しかも、うちのTAがヘボすぎるのか、失敗するとブチブチ切れやがります。
つながったとおもったらブチッと行ったり・・・・うーむ。困ったもんだ。
CU-SeeMeは基本的にはテレビ電話ソフトなので、通信相手のIPアドレスを入力するのですが、おれの知り合いにCU-SeeMeを使っている人はいないので、「リフレクタ」というものにアクセスします。
リフレクタというのは、CU-SeeMeチャット用サーバーのようなもので、不特定多数の人間と会話を楽しむことができます。
中には研究機関や企業で使う、プライベート用のリフレクタもあるようですが、一般用に公開されているリフレクタも数多く、その中でも時間的にすばやく接続できるリフレクタを選べば、スムーズにビデオチャットができます。
チャットにはハマるほうなんだけど、相手の顔をみながらやるチャットというのもまた新鮮ですね。
中には、見てて不愉快になる顔(失礼)の方もいらっしゃいますが、やはりこういう場合、美人の方は得です(笑)
(俺にとっては)衝撃的なことに、海外のリフレクタにアクセスすると、映るのはバタ臭い顔の方ばかり!もう、洋画の世界ですな。当たり前のことなんだけど、ショック大です。
とくに、眼鏡の掛けかたがいかにもアメリカンで、おたくっぽい人であっても、こういう画面を通してみるとある種サイバーというか。そんなオーラを放ってみえます。ので、おれも負けてはいられない、と。とりあえずサングラスをかけて背景に洋書を(笑)並べていかにも外人ですっていう感じでアクセスしてみました。上の写真の真ん中がおれです。ね?溶け込んでいるでしょ?(だめ?)
もうひとつ、感動的なのは女性をちゃんと「女性だ」と確認できることです。
ネット上で「女性」の方に出会うと、だいたい心のどこかに「本物なの?」という疑惑が生まれるものなんですが、ここではバッチリお顔を確認できます。
俺的には英語がヘッタクソなんですが、もう文法、スペリングも無視して「What time is it now?」と聞きまくるだけでも、けっこう会話になります。
また、普通のチャットだと言葉につまってしまうような場合も、「It's the most famous Japanimation "Evangellion"」とかいって綾波レイを見せればもう人気者(笑)。
日本にも、東京理科大や東京大学、筑波大学などに公開リフレクタがあったのですが、東大と筑波大は誰もいなかったので寂しい思いをしました(笑)。
でも、なぜかDTIにリフレクタがあったので、そこにいくと結構日本人の方たちが日本語で会話してて、安心します。
Enchanced CU-SeeMeの場合はフォントの設定を変えるだけで日本語チャットができるので、ここは普通のチャット気分で。
話が映画の話になって、盛り上がったとき、ちょうど「ラヂオの時間」の話題になったので、すかさず「見てきましたよ!」と言ってプログラムをカメラに映しました。おお、ビデオチャットっぽーい!!
というわけで、大感動と興奮のるつぼだったおれのCU-SeeMe初体験。こりゃ、製品版を購入しちゃいそうです(笑)
前述のとおり、ビデオキャプチャできなくてもCU-SeeMeには参加できるので、いちど試してみては?
外国人の会話を横で聞いているだけでも、けっこう楽しめますぜ。
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