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こどもの頃まったくマンガを読まなかった反動か、いまは週に4冊のマンガ週刊誌を購読し、それでもあき足らず単行本も好きなマンガに関してはでている奴を全冊そろえるなど、生活がマンガ好きに偏向している。
そんな俺が気になるマンガのひとつに、昔Wiredで紹介されてた「覚悟のススメ」があった。
なんだか古ぼけた画風、なのに強烈に惹かれるものを感じた俺は「覚悟のススメ」を求めてさ迷ったがてんでみつからない。
ついこのあいだ、ITLの部長であるN.Sekiが池袋の書店でみつけたという。どうもチャンピオンに連載されていたマンガらしい。チャンピオンはノーマークだったのでなるほどと思いながら今日、秋葉原の書泉ブックタワーで・・・みつけてきました。
そして読みふけること1時間。
やはり覚悟は素晴らしい!
少し内容紹介をすると、世界中を大地震が襲い、生態系が崩壊してしまった東京の物語。主人公、葉隠覚悟(はがくれ・かくご)は第二次大戦中に日本軍に密かに結成された瞬殺無音部隊を率いた葉隠四郎の孫。
瞬殺無音部隊とは、人類の潜在能力を極限まで引き出し、一触必殺を可能とする最終格闘技「零式防衛術」、人間の皮膚を鉄と化し、弾丸を跳ね飛ばす特殊金属「零式鉄球」、そして武器を内蔵した耐熱防弾防毒鎧、「強化外骨格」の研究開発を主眼とした部隊である。
この設定からもわかる通り、このマンガは非常にグロい。グログロ系は得意なほうではないのでちょっとイヤだったが、それでもこのマンガの端々にある言語感覚は絶句の一言、「現人鬼(あらひとおに)」、「覚悟完了」、そしてほとばしる台詞の数々。
「その言葉、宣戦布告と判断する! 当方に迎撃の用意あり!」
カッチョィィ!!!
必殺技もシブい!「零式因果直蹴撃(ぜろしきいんがじきげり)」とかね。モノローグもいいぞ「敵を憎んではならぬ・・・憎むべきは敵を怖れる己の心」とか「誰にも人間をモノ呼ばわりする権利はない!」などなど。
もう出るわ出るわの大騒ぎでグロいのもなんのその。逆にこの作品にはこのグロさが必然的に必要なのがひしひしと伝わってくる。この手の漢字の羅列な好きな人はもう必読のシリーズ!満足度保証!
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