|
某日、ITLとしては６年ぶりの新入部員捕獲作戦が発動されました。
捕獲作戦発動にあたって、いろいろと調査・検討を行うはずもなく、部長、N.Sekiが「インカレッジサークルとして申し込んじゃえ！」と気軽に紙一枚書いてしまったがために、ダメ人間を募集するにしてはいささか不利ともとれる東京大学、駒場キャンパスにて陣を構えることとあいなったわけです。
東京大学はインカレッジサークルの登録に関しては極めていい加減にできているようであり、古今東西、わけのわからないサークルが群雄割拠する地として有名です。
対して電通大は、公認サークルでなければたとえ在学生であっても教室ひとつ借りれない融通の気かなさ。思想の危険度としてはずっと低いと思うんですけどね。
苦言はともかく、駒場キャンパスの新入生はその数、約３０００人。その中からこれはと思うダメ人間を勧誘・捕爆するにはどうすればいいのか、我々は考えた末、とりあえずノートパソコンを持っていってSADISTV!の公開放送を行うことにしました。
ところがぎっちょん。対面の東大のコンピュータ関係のサークルはパソコン３台でもって迎撃。怪しいだけが取り柄の我々は敗色濃厚。っつーかもう誰もこない状態にさいなまれました。
とくにマズかったのは、僕が冗談で、ビラに主な活動:インターネットを拠点とした情報ゲリラ活動と書いてしまったのが、なんと本気に受け取られてしまったことです。
最初は興味をもってくれた方も、「え、ゲリラですか。ゲリラはちょっと・・・」とかなんとかいって逃げていってしまいました。失敗ナリ。
なんでこうなってしまうのかというと、東大には人種差別とか宗教とか政治とかの本気のサークルが多数あり、ゲリラが冗談として通じなかったというのがあります。
おかげで、説明要員のBOHNENなどもウルトラ苦労していた様子で、かえすがえすもこんな冗談の通じない奴らに牛耳られてそれでいいのか日本と思ってしまいました。中にはこっちの話を聞いてんだか聞いてないんだかわかんない奴とか、インターカレッジサークルと解った途端に態度をコロリと変えて馬鹿に仕出す奴とか、ハラワタ煮えくり返ることもしばしばでしたが、まぁいいでしょう。
一日目は冗談が通じなかったので、仕方なく二日目は本気の勝負に出ないとまるで部員が集まらないことに危惧を抱き、とりあえずもうオレのマシンを茨城からチャーターした自動車で運搬することにしました。
そしてまぁとりあえずなんとか体裁を整え、17インチの画面でSADISTV!を放映したところで、やっとその真意が理解されたようであり、二日目はけっこう成果があがってホッと一息・・・・・と、思ったのだが！！！
我々はサークルである前に烏合の衆なので、新入生歓迎コンパについてのノウハウが全くといっていいほどありません。
たとえば電通大の公認サークルなら、学生会館を借りてコンパするのが最も安上がりなのですが、それもできず、かといって簡単に借りられる東大では飲食禁止です。我々の主たる栄養源である焼き肉活動もさすがに２０人もの新入生を抱えて開催するには狭すぎ、早くも暗雲漂うヤバイ雰囲気になってしまいました。
それで、まぁいろいろと考えているのですが、現在の我々の人数というのは、多く見積もっても８人、うち、Kei Turnerはあと８０００円で家族を一ヶ月養っていかねばならないなど、抜きさしならない事情があるため、勘定に入れていいんだか悪いんだかわかんないし、新入生は人数にしておよそ二倍強ですから、あとで淘汰されるにしても、どうやって捌けばいいのか見当もつきません。
まぁしかしそのうちなんとかなるだろうという甘い姿勢でダラダラいくのがダメ人間の生きる道って奴ですかねぇ。
|
|
|
|
まぁしかしダメ人間募集っつってホンマもんの無気力系ダメ人間が殺到しても困るので、ダメ人間募集に募集するようなダメな人間が欲しいというか、よくわかりませんが、ダメ人間でも向上心だけはダメだと困るっつーかいろいろありますが、とにかくダメであることが解っているダメ人間が欲しかったわけです。
そういう点で、東大なんかに合格したての幸せ爆発の人たちが、どれだけこのダメ人間性を理解しているのか不明だったのですが、とにかくダメなものはダメなんです。
これで、人数が増えたダメ人間の巣窟、ITLは益々活動が活発なダメ人間集団になっていければいいなぁというか、だから烏合の衆なので烏合の衆だからカラスが大好きというか、そんなことはどうでもいいんですけど、ほら、なんつーの？たとえばキレンジャーはカレーが大好きとかそういうダメさ加減。わかるかなぁ(わかんねーよ)
とにかくこれからも僕たちわたしたちはダメ人間の規範とかけ離れたところでダメ人間としての誇りと自覚を持ちつつダメ親父、ダメ母親をめざし、ダメ人間は永遠に不滅なので今後の活躍にご期待（？）下さいっつーか猫まっしぐらです。
|
|
|