ディアボロス・・・だっけ?
アメリカ人は、サタンとストーンズの区別が出来ていない!
ブギーナイツがビデオ屋に並びましたね。しかしなかなか空かないので
観られず、仕方なくパチーノとキアヌ夢の競演!スピード2を蹴ってまで
キアヌが出演を熱望した作品!とか書いてた「ディアボロス」とかナントカいうへんなタイトルの
弁護士モノ映画を借りてきてみたら、「エンゼルハート」と「ローズマリーの赤ちゃん」と「ザ・ファーム」
を適当にチャンポンして腐らせてダメにしたようなアメリカ御用達のくるくるオーメン映画でしたよ!! 法廷サスペンスと違うんかい!!
フロリダの田舎モノ弁護士・キアヌとその嫁が、キリスト教オタクのおかんに反対されながらも現代のバビロン・ニューヨークにやってきて上流階級の仲間入りをしたら、そこには人の皮を被った悪魔がうろうろしていた、という・・・要するに、田舎者の都会コンプレックスがアメリカ特有の悪魔恐怖症と結びついた、というだけの映画でした。
しかし驚いた、サタンがニューヨークで細々と弁護士事務所をやってるとは!
なんでアメリカ人って、悪魔とミック・ジャガーの区別が出来ないのだ?
パチーノが「無罪判決を連発してこの世を悪魔の世界にしてやるのだ、がはは!」とデーモン小暮みたいなショボい世界征服計画を叫んで踊ってるだけでもウンザリなのに、しかもあろうことか夢オチ!! なんじゃあこりゃあ!!
おいおい、またラストにストーンズでも流すんかい!と言ってたら、
ほんまに流しましたよ!! なんじゃあこりゃあ!! 二度絶句!!
素直に「スピード2」に出ろよキアヌ!! とほほ・・・
結論・・・日本人なら、エンディングにストーンズが流れる悪魔映画は観ちゃだめ。「こんなアホみたいな映画ばかり作ってるアメリカ人ってきっと馬鹿ばかりに違いない」という間違った偏見を持ってしまう恐れがあります。
あっといちいちレビュー書くのが辛いのでここに書いておきますが、サイキック青年団でも「酷い」と大絶賛のジャッカル、やっと観ました。
冒頭、モスクワの酒場で、お巡りさんに囲まれたロシアン・マフィアの男がいきなり英語で絶叫、
「ファック・ユー!!」
アメリカ人やないかい! ああもうこれで満腹、あとは寝ころんで鼻くそほじりながら観ました。