リング最終章
ギバちゃんが呪いのビデオを再生したら
第一話 1月7日オンエア
昨年の秋、遅蒔きながらビデオ「リング」に腰を抜かし、でも「らせん」はつまんねーよまるっきり「ナイトヘッド」やと言ってたらほんとに監督飯田さんだったのねん、ということで「らせん」は無かったことにしようと決意したらやっぱり「リング2」なんて映画が! さすが角川! と感動している本田です。荒俣宏の原作無視して「帝都大戦」やらかした過去は伊達じゃない!
というわけで、小説→二時間ドラマ→映画→映画で勝手な続編、と無限増殖を繰り返した「リング」の最終地点は、やっぱり、テレビの連続ドラマ枠への増殖でした。
一応、小説・二時間ドラマ・映画と全部見た本田ですが、「想像力のある人間にとっては、小説が一番恐ろしい」とか「二時間ドラマのほうがシナリオがちゃんと作られていて怖い」という声もあるものの、なんつっても「逆ビデオドローム」または「逆TVC15」やらかした映画版がブッ飛びの怖さでしょう! もはやニューサイエンステイストたっぷりの原作とは縁もゆかりもない稲川淳二的日本怪談映画と化した映画版ですが、そこがとってもイヤーな感じでグッドです。個人的には、井戸から出てきた筈の貞子が濡れてなかったのがガッカリでしたが・・・でももし出てきた貞子がドロドロと真っ黒に濡れていたら私も心臓発作で死んでいたかもしれませんからこれで吉。なんせ、あの映画みて以来、未だに夜中になると鏡のぞけませんもん! 後ろにおかっぱの女の子とか写ってたら恐怖のあまり死んでしまいますがな!
飯田さんが脚本書いたらしい二時間ドラマのほうは、こちらも実に出来はいいんですが一番大事な「呪いのビデオ」がちょっと・・・原作に忠実に作っているのはいいんですが、いきなり火山にクロマキー処理かけられていて、どう見ても作り物なのがマイナスポイントです。映画版に出てくる「呪いのビデオ」は、原作無視して脚本高橋氏+監督中川氏の個人的感性が全開、理屈抜きに寒気を感じさせてくれるとてつもなくイヤーなビデオで本当に素晴らしい。映画にだけ出てくる「心霊写真」も失禁モノのイヤな出来で、こんな映像思いつくこのコンビはただ者ではありますまい。デュアルムービーなのに「リング」だけが大ヒットして「らせん」が無かったことにされたのも当然でしょう、これだけ怖ければ!
ただ、「リング2」は、どうなんでしょうねえー予算があがって画面がきれいに明るくなった分、ダメになってたりして・・・見てないからなんとも言えませんが、あの「呪いのビデオ」のワンシーンがカラー映像になって予告編に写っていたのがどうも不安です。あのコンビは怪談話に関してはマジですから間違いないと思いますが。まあ上映されたら即刻見に行ってレビュー書きます。
さて、今週から気合い入れて?テレビで放映中の「リング最終章」のレビューをやりましょう。
まず第一話、いきなりギバちゃんが主人公で、怖くないという意味でイヤーな予感が。ギバちゃんはどう見てもテキ屋のギバちゃんにしか見えませんが無理矢理「新聞記者」と言い張ります。
さらに、ギバちゃんの相棒の記者が、京野ことみ???? 緊張感のかけらもないドラえもんな雰囲気がお茶の間に「ああ、これはテレビドラマなのね」とホンワカムードを醸成してくれて、ますます不安です。
そして、もっとも大事なキャスティングである、高山教授ですが・・・と、TOKIOの長瀬君とは? 教授を名乗るにはあまりにも若すぎる上に佐藤浩一が無理矢理髪の毛を伸ばしたようなその○○な風貌に、ますますもって不安いっぱいです。長瀬君は、やっぱり、主役の新聞記者のほうが似合ってるような・・・高山教授役は、過去に、飯田版ではあの原田芳雄が、中川版ではあの真田浩之が演じており、どちらも人格破綻者ぶりがあまりにもハマっていただけに、とてつもなく無理矢理なこのキャスティングには「なんだか、流行ってるからって大慌てでフジテレビが企画間に合わせてどうにか人間集めたって感じだよなー」という一抹では済まない不安がプンプン。「記憶の森」で豪華キャストを使いきったのが痛かった。あれも肝心の真犯人が仲村トオルってところではずしていましたが・・・
そういえばフジテレビは「ショムニ」ではまんがそのままのキャラクターを集めてきて「ドラマのほうをまんがに合わせる」という新発想で当てましたが、そのほかの近作ドラマはいまいちキャスティングをはずしていて、「じんべえ」なんかはせっかくの近親相姦ネタなのに「田村正和とあの女なら、別につきあっても誰も何も言わないよな」とキャスティング失敗、変態性皆無のベストカップルを描いたフツーの恋愛ドラマにしてしまい大滑り。あそこはアンモラルに広末を使ってもらいたかった。そろそろ危ないキャスティングで客を引っ張る技術を野島にちゃんと学んでいただきたいところです。
話が逸れましたが、このようにキャスティング的にはイマイチ怖さのない「リング最終章」、第一話で明らかになる次なる目玉は、そう、問題の「呪いのビデオ」。この出来によって「リング」の怖さが決まると言ってもいい命綱だけに、期待半分不安半分。すでにドラマ自体の映像の作りがどう見てもテレビドラマのソレなだけに心配でしたが、なんと! ギバちゃんが再生した「呪いのビデオ」は、アイドル歌手のプロモーションビデオでしたよ! これは一体、どういうことなのでしょうかー。
呪いのビデオが歌手のプロモビデオ。この意表をついた展開に、私の頭は人に勧められて初めて観た「カウボーイ・ビバップ」のルパン三世リスペクトなイカすオープニングにしびれていたのにその回のサブタイトルが「ヘヴィメタ・クイーン」だったときのあの腰砕け感覚を再びよみがえらせてしまいました。これは狙いすぎて外しているのか、それともさらなる高度なテクニックによって視聴者をスカしてみせているのか? ともかく、この歌手のプロモビデオに、果たして如何なる呪いが込められているのか(たって、最初のシーンですでに明らかになっているように、どうせペンションの下に井戸があるんですけどね・・・でもこれも引っかけなのか?)、どうやってこのプロモビデオを解析して謎を明かすというのか、全く持って謎だらけの「リング最終章」。こりゃ次回以降が楽しみですわ!
一応、この呪いのプロモビデオをコマ送りしてみましたが、まあ、いわゆる「サブリミナル効果」狙った一コマ挿入ってたしかオウム報道の頃にTBSや読売テレビが「お前のところもやっていただろう」と罵り合って事実上使用禁止になっているので、「エクソシスト」でフリードリキンがやらかしたコマ入れテクは無いと思うんですよ。あ、「RAMPO」では奥村さんがやってましたね。でも「これはサブリミナル効果入れてますよ」と観客にあらかじめバラしたせいか全然ヒットしませんでしたが・・・だいたい、見せる前にバラしたらサブリミナルでもなんでもないだろう!
ただ、まあ、時折ビデオ画面が緑色に光って、ちょっと歌手の顔が歪んでまして、ここで数コマだけ顔を貞子のものと入れ替えているのかもしれませんが、そりゃ「リング」じゃなくて「ドリームスタジアム」だトホホ。
とはいえ、この手の「歌に呪いがかかっている」という都市伝説というのも、確かにいろいろあるわけで、レコードに呪いの言葉が入っているって噂はいっぱいありますよね。それを取り入れて原作や映画との差異を出そうとしている意図はグーです。レベッカの「ムーン」とか、いろいろありますよね呪いのレコードの噂。元々はビートルズのポール死亡説でレコードが売れたというところから出てきた、レコードを売るための一つのあこぎなテクニックな訳で、「もっとリングを売るべえ」「そやけどもうネタもみえとるし同じ話じゃあかんやろ」「ほなら、呪いのレコードや」「おうそらええ、CDも売れて一石二鳥だべえ」というナニワ金融動的な制作スタッフの会話が聞こえてきそうなところが一番怖いですね。
肝心の曲は、すきーすきーすきーとリフレインするあたりが結構不気味な脱力ポップスで、この呪いのビデオに結構マッチしていますが、こういうのは女性ボーカルしか聞こえないアカペラ系のほうがはるかに怖い。山崎ハコだとまあ怖すぎてギャグになっちゃうのでアレですが、昔、クリネックスのティッシュペーパーのコマーシャルに使われていた女性外人ボーカルのアカペラソング、名前忘れましたがアレはまじで怖かった。外人のオネーチャンが、真っ赤に身体塗られて鬼のコスプレをした赤ん坊と一緒にちり紙まき散らすアレで使われていたものです。あーれーはー本当ーに怖かったですよおー! 「あのコマーシャルを観たら死ぬ」という噂が女性週刊誌を席巻したのも当然です。ポイントとしては、歌詞が英語なので何言ってるかわからないという点=勝手に怖い想像力が増幅される点と、女性ボーカルという点(ポール死亡説はおいといて、日本で怖い噂のたつ曲はたいがい女性ボーカル! やはり怨念=女性という風土のせいでしょうか)、バックの演奏がなくてアカペラで曲調が非常に美しいという点ですか。ギターがギュンギュン鳴っちゃうとうるさくてやっぱり怖くな
らない。もっとも、「ヘルタースケルター」くらいにとことんまでやってしまえば、うるさいのを通り越してこれまた恐ろしくなるわけですが・・・
というわけで、ちょっと呪いのビデオとしては曲が今風すぎるような気もするけど、観ている女子高生にとってはそこが逆に怖い・・・ってことになるのかなあ・・・? 呪いの音楽つーとすぐに山崎ハコを連想するおっさんとしては、チト難解な「リング最終章」の呪いのビデオでありました。まあたぶん、このビデオに出演している歌手が貞子の娘とかそんなポジションでストーリーに絡んできて文字通りのメディアミックス商法が展開するんでしょうけどねえー、もっとこう、純粋に「恐怖」を追求していただきたいものですね、中川・高橋コンビのように。とはいえ、テレビなんだから仕方ないと言えば仕方ないんでしょうね。
ええとまあ、全く先の読めない「リング最終章」ということで、来週以降、どんどん怖くなることを期待しましょう、みなさん。
第二話 1月14日 オンエア
どうもすいません、先週「いきなりペンションに井戸が」って書きましたが、正しくは「女子高校の敷地内に井戸が」の間違いでした。全然違いますねえトホホ。また、伊豆にあった筈のペンションが、何故か八ヶ岳になっていたことも後で気づきました。途中から「トイレの花子さん」に化けるのか?
で、今週ですが、えらくあっさり呪いのビデオを解析してくれましたね高山教授! 結局はサブリミナルビデオだったわけですが、それ、いいのか???? と違う意味でフジテレビにおそれをなしてしまいましたよ。ちゃんと「このビデオは勝手に手を入れたものです」とテロップまで出ましたね。相当にこちらの予想を外したデンジャラスな展開でちょっと驚きましたが、ビデオの内容自体は結局、小説版の呪いのビデオと一緒なんでしょうか。もっとこう、全然とんちんかんな方向へ進んでくれたほうが笑えたんですが。これじゃ、結局、2時間ドラマ版を延々引っ張って作り直すだけなのでは・・・というイヤな予感が。
しかし、話を水増しすべく、早稲田のオーツキ教授とおぼしきお方を長瀬&矢田亜希子(かな?)が呪い殺したり、黒木瞳が恐るべきウィルスに感染した疑いが出てきたりと、本筋と外れたところがかなり暴走気味で、こっちのほうが楽しめるかもしれませんね。しかしもうこれで6人も死んでしまって、なんといいますか、いくらなんでも景気良く呪い殺しすぎではないか、とか、呪いのビデオで騒ぐ前に長瀬が人を呪殺してしまってはビデオの恐ろしさが薄れるのではないか、とかいろいろ疑問がありますが、まあその、いいかげん使い回した話ですからとうとう「呪いのインフレ」が起きてしまったんでしょうね。えらく簡単に人がクタバル話になってしまいましたが、貞子が出てこないうちから矢田亜希子がアレでは、どうにも本筋がぼやけてしまいますな。
黒木瞳のウィルス話は、やっぱり「らせん」を持ってきてるんでしょうかね。矢田の出番が多いのも、「らせん」を見据えてるんでしょうか? しかし、デュアルムービーだったのに、「らせん」無かったことにされちゃいましたね。酷いなあ。飯田監督もすっかり外されてしまいましたしね。中田監督一人勝ちで。そういえばここでもタイアップということで「あんびりーばぼー」に出てましたね中田監督。「リング2」の収録中に自殺現場で幽霊の声が入った! って。(^^;) 全然聞こえませんでしたけどねえー・・・ ホンマ、よくやりますねフジテレビって。テレビ局の鏡ですね。もし菊間アナが死んでいたら、そのネタで2,3年は恐怖番組作り続けたでしょうね。
その「リング2」ももうすぐ公開で、これは何を置いても見に行かねばなりますまい。きっと原作をないがしろにされまくっている鈴木先生の呪いが込められた映画でっせ!
そういえば、最近ビデオ屋に「新生トイレの花子さん・今度の花子さんが一番怖い」というのがあって、脚本・リングの高橋洋! とでかでかとかかれてあったので、ついつい借りてしまいましたよ。パッケージに描かれてる花子さんが、とっても怖いこのビデオ、いざ中身を再生してみたら、パッケージに出ていた三白眼の花子さんなど、どこにもおりませんでしたトホホー。
まあ、ガキ怪談ブームに一番乗りしながら、何故か怪談映画ではなくていじめ問題告発映画だった初代「トイレの花子さん」とは違い、(この映画の監督、この先どうなるんだろうとか、そういう意味ですごく恐ろしい映画でしたが・・・)さすがに高橋脚本ということで「学校の裏山の社に、お菊人形がまつられている」というとてつもなくイヤすぎる設定で立派な日本の怪談話になっていましたが、ガキ映画ですから誰も死なずに、すっかり高知東急にフェロモンを抜き取られた感のある高島礼子がお化けを退治してお仕舞いというトホホな結末でした。ガキが高島礼子しかも枯れているバージョン観て喜ぶんかなあ? あ、高知東急といえば、井上晴美が人知れず「おミズの花道」で売れていない脇役ホステス役をやっていることをみなさんはご存じでしょうか? 私は高知東急を美女のフェロモンを根こそぎ枯らしてしまう呪いの男根、もしくはスペース・キノコ・バンパイアと命名したいです。しかし、きっついですねえ財前直美。ライバルが観れば観るほど新庄そっくりの一色紗英と
いうのも凄いですが。もう話が逸れまくって申し訳なさすぎますが、「おミズの花道」って原作知らなかったので、エッ、イメクラ嬢が主役のドラマ? と勘違いしてわくわくしてテレビつけたら、高級クラブのホステスの話だったんですねえー。このとんでもない不景気に、こんなところでバカスカ散財してる馬鹿野郎の気が知れねえなあと笑ってるうちに、あれっもしかして不景気なんてお金持ちには関係ないでしょうかー、と気づかされるという、資本主義社会の恐怖と矛盾を告発している社会派ドラマですね。全然時代にマッチしてませんね。「ショムニ」当てたから次は水商売だ! ってことになったんでしょうが・・・ この不景気、水商売いうたらヘルス・イメクラでしょう! せめてキャバクラにしてほしかった。悪い奴に騙されてヘルスで乳を揉まれる常盤貴子は話題になりましたが、この糞寒い不景気に赤坂あたりの超高級クラブでホステスやってる30女の話は、きっと私らの間では話題にならないことでしょう・・・
で、その、「新生トイレの花子さん」で一番びっくりしたのは、「花子さんなんて最初からいないのよ!」という高島礼子の決めうちでした。花子さんなんか元々おらず、その伝説もすべては大ウソなんだそうです。じゃあ暴れている人形は何なんだ。うーむ凄すぎる、映画のタイトルは何だったんだ高橋洋脚本! ジャリ映画にアホくせえと匙を投げてしまったのか、それとも確固たる氏の「トイレの花子さん」観を忠実に脚本化した結果か? とても気になります。しかしまあ、一番この映画で怖かったのは野村佑香のまるまるとした顔でしたね。松島トモ子化進行中の安達裕美以上に全くアンビリーバボーですって書いたら子役マニアに呪われますからやめときますけどね。前田愛ちゃんはどんどん内田化が進んでいて違う意味で心配になりましたね。
第三話 1月21日オンエア
ええ、先週の第二話において早くもビデオの謎のほとんど全部が解読されてしまうという、とんでもない展開であと10回はどうするんだ!!と観ているこっちがはらはらするドラマですが、しょうがなくどーでもいい捨て話で引っ張り回すという最も危惧された遊戯になちゃいましたよ。
なにしろ、ギバちゃんが健康診断を受ける(結果は異常なし!)というのと、ギバちゃんの息子のガキが風邪ひいて倒れて寝込むという話でほとんど終わっちゃいましたー! 黒木瞳のウィルス感染の話はどうなった? (^^;) ビデオの解析をあっさり終わっちゃうからだよー。ああ、一応、ギバちゃんが「このビデオ、瞬きしてるぞ」と言い出しましたが・・・
で、結局、掟破りのサブリミナルビデオだったことが明らかになった今、松島トモのプロモビデオ自体にはどうやら何もないまま終わりそうな予感で、来週からはオーツキ教授殺害容疑で留置された高山教授をギバちゃんがどうやって脱出させるかという、赤いシリーズみたいな展開で引っ張ってお茶を濁すのではないかと・・・うむう、早くも「このドラマ、怖くないんじゃないか」という疑問がむくむくと・・・
結局エンディングを観るにまたぞろ貞子の話に収拾して終わりでしょうし、この貞子が全然怖くないのはどういうことでしょう。ここは特殊メイクを駆使して「麗子像」みたいな貞子を作っていただきたいものですが・・・
なお、「リング2なんとか本」というタイアップムックが出たんですが、何やら今後このドラマは「高山教授はギバちゃんのようなダメ人間にも生きる価値があるということをこれから悟っていくが、その時にはもう死ぬかもね」「終わり方はいろいろパターンを考えていますが、救いのあるものにしたいです、テレビだから。家族愛は呪いよりも強し!」なんだそうです。こうして、伝説のリングはどんどん怖くない、ほのぼのとした家族愛を歌う物語へと進んでいくのです・・・でも原作だってそうだしなあ。
あ、そういえば「リング2」も観ましたけど、えーとね、とりあえず「死国」ですけどね、四国ってところはド田舎なので未だにあの世と繋がっているのだ、という地方差別映画で、これが東京は怖い!という話でしたら「帝都物語」になって楽しめるんですが、なんせ山と川と田圃しかない土佐の片隅でロケしてるんで伝奇民俗ロマンの材料なんかなんにもないんすよねジッサイ。セットの湖にでかいちんぽ岩が屹立していただけでしたよ。ストーリーはほとんど「ペットセメタリー」と一緒の話で栗山ちあきの地獄直行さば折り連発に場内も爆笑の渦でしたが「リング2」の十倍ほどの上映時間がありましたね(体感測定)。幽霊がよく喋る喋るペラペラ喋る(しかも下手な土佐弁じゃき)のも感動ものでしたね。まあラブアンドポップほど長くない、ってのがせめてもの救いでしたね。ヌードシーンもないしね。栗山ちあきって、どーしてこうも仕事運ないんでしょうね。お払いして貰ったほうがいいですねきっと。
リング2についてはまた・・・
第四話 1月28日オンエア
ああ、ドラマを毎週一回レビューするなんて面倒だなあ、やめときゃよかったよ。トホホ
「ドカベン」なら30秒で読めるけど、ドラマは1時間近くかかるもんなあー。
しかし、もう始めちゃったんで、泣く泣く最後まで頑張ります。髭アカデミーのネタ作らないといけないんだけどなあートホホ。
さて、ちまたは「リング2」初日の凄まじい人出と若の花のよもやの敗戦→雲隠れで大騒ぎになっていますが、ギバちゃんもちゃんと頑張ってますよ! 今回は、オーツキ教授の殺人容疑で留置場にブチ込まれてしまった高山教授をギバちゃんが姑息な手段(ありていに言えばお巡りさんを脅迫!)で釈放させ、高山教授が「このビデオには、志津子という伊豆大島の女性超能力者が関係しています」と言いだし、ギバちゃんがいそいそと大島へ向かっていくところで「続く」なのですが、筆者には絶対に納得いかない部分がありました。
それは、ドラえもんこと京野ことみが、ギバちゃんが「あのビデオを見るな! 観たら死ぬぞー!」と言ってるのに無視して呪いのビデオを見てしまい、あまつさえギバちゃんの息子さんにも観られてしまうという大悲劇が発生した直後、京野ことみは笑顔でギバちゃんに「あたし、ビデオを見たことを全然後悔していません! 先輩一人で苦しんでいるなんて冷たいじゃないですかー」とへらへら笑う部分である。
ちょっと待て、お前はええけど、ギバちゃんの子供はどうなっとるんや?
ギバちゃんは、お前が死ぬことを怒ってるんじゃなくて、自分の息子をお前が勝手に巻き込んでしまったことに腹を立ててるのではないのか?!
お前が忠告を無視したためにギバちゃんの息子まで死ぬ羽目になったんやでー!!
何言うとるねんこの女はー! お前は大映テレビか!! 殴れギバちゃん! 縛れ! 監禁や!!
と手に汗握ってましたら、ギバちゃんが優しくほほえんで
「(´ー`) フッ、そうだな」
って、何ソレ?
全くもってさっぱり分からないままに続いてしまいましたとさ。
しかも、どうも次回予告を観ると、志津子が生きていそうだし、長瀬と矢田亜希子は兄妹だそうだし、黒木瞳は相変わらずウイルスがウイルスがと言い続けているし(この人、大学から一歩も出ないよなー)、一体このあとどうなるのでしょうか、だんだんどうでもよくなってきましたが頑張ります。
しかも、放送中に「このドラマのラストは原作・映画とは異なるオリジナルを用意しております」とテロップが流れるのは一体!?
さすがに二回も続けてほとんど何も話を進めずに話数を潰したことに気が引けたスポンサーの見事な戦略か?
次回こそリングファンをあっと言わせる新展開を本当に期待せざるを得ない今日このごろです。