フィンランドに近いカレリア地方の町、ペトロザボーツク。あっという間に通り過ぎる短い夏を人々はそれぞれに思い切り楽しむ。市内の遊園地で回転ブランコに乗る姉妹。遊具は粗末だったが、モスクワのゴーリキー・パークをはじめ各地に日本のと同じような立派な、そのかわりやたらとやかましくてしかも値段の高い乗り物が増えた最近では、かえってあの頃のほうが懐かしく思われる。(1990年8月撮影)
バイカル湖に浮かぶオリホン島のすぐ西側の湖岸シーダのキャンプ場。ふだんはアンガルスクの町に住んでいて夏のシーズン中だけこのキャンプ場の経営をしている家族の男の子とその親戚の子など。ガス・水道・電話はおろか電線もここまでは伸びておらず、自家発電で毎晩2〜3時間裸電球が点くだけというところだが、この子達にとってはきっと宝島のような場所だ。(1994年8月撮影)
エストニアの首都タリンの旧市街。城壁に囲まれた石畳の坂道を横に広がって歩く仲良し5人組。 (1987年8月撮影)