冬至直後のイルクーツクの朝。太陽が登る時刻は遅く、また高度はいつまでも低い。アンガラ川から立ちこめる霧に朝日が遮られ、一面の銀世界はこんな幻のような景色に。 (1988年12月撮影)
しかし、夏には夏でこんな色の朝が実現する。宿泊していたホテルの背後から朝日がのぼろうとするところ。 (1994年8月撮影)
アンガラ川に沿った並木のある道。夏と冬とではずいぶん表情が違う。 (左1983年8月,右1988年12月撮影)
シベリアの町々はロシアのヨーロッパ部に比べると歴史が浅いため由緒ある教会などはあまり無いのが普通だが、ここイルクーツクはシベリア総督府が置かれていただけに市内には帝政時代以来の教会がいくつかある。写真は、市の中心部の広場の脇に立つそうした教会の一つ。 (1984年3月撮影)
イルクーツクはシベリアで一、二を争う大都会とはいえ、中心部からいくらも歩かないうちにこうしたシベリア風の木造家屋にいくらでも出会うことができる。ことにアンガラ右岸の旧市街には多い。 (1983年8月撮影)