よく「片思い」と言われるが、日本人の対露感情があまり良くないのに、先方の対日感情はそんなに悪いものではない。さきの大戦の敗戦国で、戦争によってソ連同様の経済の壊滅を経験しながら驚異的な復興を遂げたことへの「畏敬」もあるし、エキゾチックな東洋文化への憧れもあって、日本への関心も少なくない。左の写真はハバロフスク市内の美術館の前に出された折り紙展の看板。「紙」の字が少し怪しいけど、私が話すロシア語のでたらめさに比べればはるかに立派なものだ。右はモスクワ動物園構内で見かけた盆栽展の広告。上方はロシア国旗をベースにしたデザインだということがすぐにわかるけど、下方はもしかして日の丸?? (左1999年3月,右同年12月撮影)
中央アジア・トルクメニスタンのニサの遺跡の案内板。旧ソ連にしてはなかなか小粋なデザインと見たが..。 (いずれも1991年12月撮影)
東京都内のいくつかの区などでは区内の名所・旧跡の案内板のデザインを統一しているところがあるが、ここメルブ(トルクメニスタン共和国マリ郊外)地区でも同じようなことがされていて、こういうのも旧ソ連では珍しいと思ったものだ。