ヨーロッパ最長の河川ボルガが水源を出て最初に通る大都市がモスクワ〜ペテルブルクを結ぶモスクワ街道沿いの町トヴェリである。既に「小川」ではないが、しかし日本の地方都市で見られるようなごく普通のたたずまいで、まだ「大河」のイメージでもない。写真は市の名前が以前の「カリーニン」から「トヴェリ」に変わった直後の時期に撮影したもの。 (1990年8月撮影)
もちろんモスクワはボルガ川沿いの都市ではないが、ソ連時代の早い時期1930年代にモスクワ運河が完成してボルガ川と結ばれた。写真はモスクワ街道と運河の交差するあたりにあるモスクワ北港。 (1997年8月撮影)
モスクワから北へ伸びるモスクワ運河はドゥブナの郊外でボルガ川と合流する。写真は合流点付近に立つ巨大なレーニン像。像の後方にボルガ本流があり、運河を通ってきた船舶はレーニンの前で右折して水位調整用の閘門を通った後にボルガ川にはいる。 (1997年8月撮影)