アナウンスのページ
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1999年9月20日発行(講談社ブルーバックス)
《 最新更新日:2000/09/19(CDのみ収録のクロナゼパム分子モデル修正;正誤表最下段参照) 》
本間善夫・川端 潤 共著
● 出版社による「パソコンで見る動く分子事典」紹介ページ(本の発注もできます)
※「動く分子事典」とMDLロゴ入り時計が当たる分子クイズの受付けは終了しました(解答編も公開)!!
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本書の構成
どうして分子で考えるのだろう 身の回りの分子 −商品のラベルから 第2章 分子事典 第4章 分子をよりよく知るために −有機化学の基礎 有機化合物の成り立ち 有機化合物の分類とあらわし方 分子計算の概要 CD-ROM版分子事典の利用方法 (Windows95/98/NT,Macintoshで利用可能)
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著者が直接質問に答える画期的な試みです!
※掲示板サーバのメンテナンス等で繋がらない場合は,こちらで試してみてください.
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●日本農芸化学会誌・2000年7月号の書評欄で,香川大学農学部の合谷祥一先生から,本書について過分な紹介とご推薦をしていただきました。ここに厚く御礼申し上げます m(_ _)m。
●Windows/Internet Explorerでご利用の方へ(1) → (2)
[注]ロングファイル名とは上のfructose_f.molのfructose_fのようにファイル名が8文字(半角換算で)を超えるものです。これはWindowsのエクスプローラで確認できますが,疑問のある分子データについてHDにコピーする以外のやり方で正しく見る方法としては,その分子データをエクスプローラからデスクトップにドラッグしてコピーし,それをダブルクリックしてInternet Explorerで参照する手段もあります。
chem3/fulgide_c.mol=フルギドの例[閉環体] △ この度,上記問題を解決した修正版CD-ROMを作成いたしました。交換を希望される方は,封書にて,修正版お送り先の住所,お名前を明記の上,現在お手元にある本書CD-ROMを必ず同封して下記宛先までお送りください。なお,送られるお手元のCD-ROMは厳重にパックする必要はなく,通常の80円用の封書に同封して切手を貼らずに投函してくだされば,郵送料は着払いとなります(往復とも講談社の負担とさせていただきます)。お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。 ●化合物数 p.238に知られている化合物数として15,863,548(1996年12月現在)という数字をあげましたが,CASによる以下のサイトで最新データを知ることができます(URLは時実象一さんのページで知りました)。 ●“ChemscapeChimeマニュアル(2) −分子の表示形式の変更−”の改訂版 CD-ROMのメインメニューから参照できる標記Chimeマニュアルを更新してWeb上に転載しました。HDにデータをコピーしてお使いの方は,以下のファイルをダウンロードして解凍される4つのファイルを,データの入っているフォルダ(ディレクトリ)の中の“dic”に上書きコピーすれば改訂版を利用できます。 ●付録CD-ROMデータのハードディスクへのコピーについて 学校における教育目的で,複数台のパソコンで本書付録CD-ROMのデータを利用したい場合は,その台数分だけ本書を購入していただく必要があり,ハードディスクにコピーして使う場合やLANの場合であっても同様です。これは,著作権で認められている複製(コピー)は私的な利用(それも限定的な範囲で)に限られているためです。 ●本文掲載のURLに直接接続(最新URL) p.314 ブラウザ(Internet Explorer)のダウンロード ●読者の方から,本誌付録のミニCD-ROM(8cmCD-ROM)を『8cmDISKは決していれてはいけません』と書かれているドライブに入れてトラブルになったとのご報告がありました。8cmCDの溝のあるドライブや中心の穴にはめるタイプは大丈夫だと思いますが,直接CDをドライブに差し込む形式のものでは使用不可能の場合があるかも知れません。パソコンまたはCD-ROMドライブのマニュアルをご確認の上ご利用ください。詳細は上記交流ページへ。
●本書は発行直前まで最新情報を盛り込む作業をしたこともあって,初版第1刷では若干のミスがありました。また読者の方々から,内容について疑問点などを指摘していただいています。本ページで随時修正情報・追加情報をお知らせし,より正確な情報提供を心がけたいと思いますので,よろしくご了承ください。 ※HDにCDのデータコピーしてお使いの方は(上記注意事項にご注意ください),以下の修正データ(以下の各最左欄にあるもの)をダウンロードして(各ファイル名をマウスで右クリックして表示されるメニューから『リンクを名前を付けて保存』を選んで任意のフォルダに保存〔Windowsの場合〕),指定フォルダにコピーすれば,そのまま最新データを利用できます。ただし,CDからHDにコピーしたデータは上書きできませんので,一旦古いデータを削除してから保存してください。 ページ/該当個所 |
誤 |
正 |
4 |
刷 で 訂 正 予 定 p.101/10行目 |
鳥類ではウリカーゼによって |
その他の多くの哺乳動物は尿酸オキシダーゼによって |
p.225/7行目 |
塩化水素脱離反応による重合 |
塩化水素脱離反応による縮合重合 |
p.226/下から7行目と4行目(索引も) |
シリコンゴム |
シリコーンゴム |
p.259/2行目 |
総称で正しくはクロロフルオロカーボン(CFC)と呼ぶ。 |
総称である。クロロフルオロカーボン(CFC)類などがこれに含まれる。 |
第 |
2 刷 で 訂 正 済 目次 |
4.2 有機化合物の分類のあらわし方 |
4.2 有機化合物の分類とあらわし方 |
p.190/反応式 |
※CD収録データ(color/ac.html)の修正版 (ダウンロード専用ですので保存のみにして,通常のクリックはしないでください) 元の反応式(gif画像) |
修正した反応式(gif画像) |
※赤色の部分を修正 p.243/2行目 |
原因の大部分は合成時副生成物のPCDFの方とされる。 |
原因の大部分は熱媒体として使った間に生成したPCDFにある。 |
p.280/最下段左の構造式 |
※CD収録分子は正
●CD-ROM収録の分子モデルについても,より正確な構造のデータをここで紹介しますので,必要に応じてダウンロードしてください。 |
分子名 |
CDの収録フォルダ名 |
本文の掲載ページ |
ジパルミトイルレシチン |
※2位の配置が逆 dic/natural |
テトロドトキシン |
※OH基の位置 dic/natural |
※別データ chem/tet_dox.mol は正 メソミル |
※C6H12N2O2S → C5H10N2O2S chem2 |
l-メントール |
※立体構造訂正 kaori |
※別データ dic/nioi/menthol1.mol は正 | ||||||||||||||||||
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●また,本文には直接関係しないCDの【補足参考資料】中のHTML文章の誤記や分子モデルの修正については以下に掲載します。 |
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| タイトル CDの収録ファイル名 |
誤 | 正 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 「おじさんのにおい??/ノネナール」 chem5/nonenal.html |
9-ヘキサデカン酸 (3ヶ所とも) | 9-ヘキサデセン酸 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「オキシモルホン」の分子式 drug/dc024.html |
C17H23NO4 ※分子モデルも訂正 |
C17H19NO4 ※訂正分子モデル( drug/oxy.mol ) |
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| 「クロナゼパム」の分子モデル [NEW!] drug/d6.mol |
− | − | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「α-メチルイオノン」の分子式 kaori/kc153.html |
C13H20O ※分子モデルも訂正 |
C14H22O ※訂正分子モデル( kaori/mi.mol ) |
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| 「β-メチルイオノン」の分子式 kaori/kc154.html |
C13H20O ※分子モデルは正 |
C14H22O | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 「ロジナール」の分子式 kaori/kc173.html |
C10H20O ※分子モデルは正 |
C10H18O | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| dic/pdb の全HTML修正 Brookhaven Protein Data BankのURL変更とシステム変更にともなうリンク切れ修正 |
− | 修正ファイル(lzh形式) ※HDにコピーしてお使いの方は,上記ファイルをDLして,dic/pdb に解凍(旧ファイルはすべてプロパティで“読み取り専用”のチェックをはずしてから上書き解凍) |
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※本文見本(本間執筆分から)
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■ 味覚の成分/辛味物質(本文p.171)
カビシン(シャビシン)
合成された類似化合物による辛味強度の研究では,アシル基の芳香間部分の変更とそこに結合する置換基の影響,同芳香環とカルボニル基を結ぶ炭素鎖の長さや不飽和結合の有無の影響,ピペリジン塩基部分の置換による影響などについて詳しく調べられている。 コショウは紀元前にはすでに解毒薬として知られ,中世のヨーロッパでは保存肉のくさみ消し・防腐剤として需要が拡大し,大航海時代が生まれたのはコショウの入手も目的の一つであったとされる。
分子図:カビシンとピペリン(分子名クリックでChime版分子モデル参照可) |