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 ●名称(別名)
成長ホルモン(Growth hormone, Somatotropic hormone, STH, Somatotropin)

 ●構  造・性  質
分子量約21,500(ヒトの場合アミノ酸191個)の蛋白質、中性や等電点(ヒトで4.9、ヒツジで6.85)付近のpHでは水に難溶

 ●生産部位・分  布
腺下垂体の好酸性ソマトトロフ(GH細胞)で産生分泌される

 ●標的器官
肝、腎、脂肪細胞、筋肉、リンパ球、胸腺等に受容体が存在する

 ●受容体
受容体:膜1回貫通WSbox(サイトカイン受容体群)。

 ●作用効果
肝、筋肉、腎に働き生成分泌されるインスリン様成長因子I(IGF−I,ソマトメジンC)を介して、成長促進作用(軟骨細胞の増殖、コンドロイチン硫酸の合成、肝その他の臓器での細胞肥大増殖、蛋白同化)、
直接作用として、脂肪細胞での脂肪分解、血糖上昇、インスリン拮抗作用として糖分解抑制、
末梢組織でのインスリン感受性低下、
プロラクチン様作用としてNa、K、Mg、Ca、Pの貯留、小腸でのCa吸収促進、乳腺発育、乳汁分泌作用、胸腺細胞からチミュリン分泌促進。

 ●欠損効果
下垂体性小人症

 ●過剰効果
四肢、軟部組織の肥大(末端肥大症、巨人症)

低値を示す疾患等:Sheehan 症候群のような下垂体機能低下症、甲状腺機能低下症、肥満症、クッシング症候群、低血糖、妊娠、副腎皮質ホルモン投与など

高値を示す疾患等:末端肥大症、下垂体性巨人症、神経性食欲不振症、急性ポルフィリン症

 ●血中濃度(血清、血漿)
ヒト:
0.2-2ng/ml(<5ng/ml)
ラット:15-20ng/ml

 ●組織量
ヒト腺下垂体:〜60μg/mg
ラット腺下垂体:130-150μg/gland

 ●分泌促進
GRH(直接)
アルギニン、グルカゴン、バゾプレッシン、TF5、β−エンドルフィン、L−ドーパ、エピネフリンα受容体刺激は視床下部を介して促進。
生理状態として低血糖、ストレス、絶食、運動、徐波睡眠。

 ●分泌抑制
SRIF(直接)、
エピネフリンβ受容体刺激、グルコース、遊離脂肪酸、ソマトメジン。
生理状態として高血糖、血中脂肪酸増加、逆説睡眠、副腎皮質ステロイド投与。
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