Deprecated :  The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php  on line 456 Linux on BIBLO NC13D 
Linux on BIBLO NC13D 
富士通のノートパソコンBIBLO NC13DにLinuxを入れてみました。 ここでは、大まかなインストール方法をご紹介します。
はじめに 
Fujitsu BIBLO NC13Dのスペックは以下の通りです。
CPU:Pentium 133MHz 
メモリ:16MB+32MB増設 
HDD:1GB 
ディスプレイ:7.2インチ DSTNカラー 640x480ドット 
モデム:33.6Kbps内蔵 
Graphic Board:NeoMagic MagicGraph 128ZV 
VRAM:9Mbits 
Chipset:NM2090 
 
尚、FDは外付けで、CD-ROMドライブは付属しません。
DistributionとPJEは、
Slackware3.4.0 
PJE-0.1.1cm 
 
を使いました。共に、「Linux サーバー構築入門」(ローカス)に付属しているCD-ROMに含まれています。
参考文献は次の2冊を参考にしました。
「RunRun Linux」(アスキー出版局) 
「Walking Linux」(同上) 
 
又、広島大学学校教育学部の寺垣内政一先生には、たくさんの有益なアドバイスやコメントをいただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。「ありがとうございました。そして、これからも宜しくお願いします。」
パーティションを切る 
Linuxをインストールする為には、まずハードディスクを分割してLinux用のパーティションを作らなければなりません。
外付けCD-ROMドライブはPCカード経由で使用する為、Linuxをインストール後、pcmcia-csの設定をしてからでないと認識しません。そこで、DOS/WindowsパーティションからLinuxをインストール出来るように、DOS/Windows領域を残しつつ、Linux用のパーティションを作りました。
以下でその大まかな流れを説明します。
まずハードディスクをフォーマットして、Windows95を新規インストールします。 
次に、FIPSによる空きパーティションの作成をします。 
これは危険な方法です 。なぜなら、本来FATシステムは、このような変更を想定してないからです。
事前に必ずデフラグは実行しておきましょう。 DOS領域は少なくとも300MBは確保しておきます。
後で、ここにSlackwareのソースをコピーし、DOSパーティション経由でインストールをする為です。
次に、fdiskを実行します。 
 
Slackwareのインストール 
「Walking Linux」の通りでうまくいきます。以下では、注意するべき事項を書いておきます。
bootdisk、rootdiskはそれぞれbare.i、color.gzで作っておきます。 
CD-ROMの`Slakware'ディレクトリをDOS/Windowsパーティションのc:\以下にコピーしておきます。 
‘SOURCE MEDIA SELECTION’では、1.Install from a hard drive partitionを選択します。 
‘SELECT SOURCE DIRECTORY’では‘/slakware ’と入力します。 
 
XFree86 
Linuxのインストールで最大の難関は‘X’と言えるのではないでしょうか。私はここで一週間を潰しました。とりあえず、VGA16で動かせるようになったのでご報告します。
XF86Configファイルの生成では次のことに注意します。
Xサーバーは、‘2.The XF86_VGA16’を選択する。 
シンボリックリンクを張っておく。 
/etc/XF86Configに出力する。 
 
後は、エディタで/etc/XF86Configを XF86Config
for BIBLO NC13D by VGA16 
6/29に、遂にSVGAでXFree86を使うことが出来ました! 
BIBLO NC13D内蔵のグラフィックチップ(NeoMagic MagicGraph-128ZV)は仕様が公開されてなく、XFree86ではサポートされていないのですが、最近NeoMagic用Xサーバーが開発され、SVGAでXウィンドウを開くことが出来るようになりました。
ここでは、その設定方法を説明します(全くの初心者なので無駄があるかもしれません)。
Neomagic X Server for
Linux on Laptops へ行き、‘Neomagic-1_1_tar.tar’と‘XF86_SVGA.tar’をダウンロードしてくる。適当なディレクトリで、 
Neomagic-1_1_tar.tarを展開した結果、/drivers/vga256/neomagic/とディレクトリの列が出来るのでその下で、 
更に、 
XF86_SVGA.tarを展開した結果、XF86_SVGAが得られるので、それを/usr/X11R6/bin/にコピーする。 
xf86configコマンドで、XF86Configを生成する。その際に、Xサーバーは‘3.The
XF86_SVGA’を選択する。 
My Walking Linux HomePage にある、XF86Config
for FMV BIBLO NC13D (1998.4.27)又は、XF86Config for NeoMagic
MagicGraph 128ZV on BIBLO NC13D! の通りにXF86Configを書き直す。 
16色から256色になることで、こんなに世界が変わるとは思いも寄りませんでした。
ウィンドウマネージャーとしてAfterStep-1.4.5.55N6を入れていましたが、darkblueがdarkblue として見え、全体が引き締まり、とても格好良くなりました。更に、画面上部にある‘タスクバー’の文字が読めるようになりました(16色ではただの便利なバーにしか見えません。)。ただし、仮想画面がおかしく、画面の端にポインタを寄せると、画面がぶれ、表示がおかしくなります。これは今後の課題です。
今後の課題 
PPP接続による、メールの送受信及びNetscape Navigatorでのネットサーフィン 
PCカードを認識させ、CD-ROMドライブを使えるようにする。 
Xウィンドウマネージャ‘Enlightenment ’を入れ、Theme‘TARVIS ’を使う。 
 
解決し次第、更新していきます。