Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
Linux on BIBLO NC13D
[go: Go Back, main page]

Linux on BIBLO NC13D

富士通のノートパソコンBIBLO NC13DにLinuxを入れてみました。 ここでは、大まかなインストール方法をご紹介します。

はじめに

Fujitsu BIBLO NC13Dのスペックは以下の通りです。

尚、FDは外付けで、CD-ROMドライブは付属しません。

DistributionとPJEは、

を使いました。共に、「Linux サーバー構築入門」(ローカス)に付属しているCD-ROMに含まれています。

参考文献は次の2冊を参考にしました。

又、広島大学学校教育学部の寺垣内政一先生には、たくさんの有益なアドバイスやコメントをいただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。「ありがとうございました。そして、これからも宜しくお願いします。」

パーティションを切る

Linuxをインストールする為には、まずハードディスクを分割してLinux用のパーティションを作らなければなりません。 外付けCD-ROMドライブはPCカード経由で使用する為、Linuxをインストール後、pcmcia-csの設定をしてからでないと認識しません。そこで、DOS/WindowsパーティションからLinuxをインストール出来るように、DOS/Windows領域を残しつつ、Linux用のパーティションを作りました。 以下でその大まかな流れを説明します。

  1. まずハードディスクをフォーマットして、Windows95を新規インストールします。

  2. この際に、「インストールするファイルの選択」でなるべく少なくして、Windows95のハードディスクの占有率を押さえておきます。1GB中160MBくらいで収まります。
  3. 次に、FIPSによる空きパーティションの作成をします。

  4. これにより、DOS(FAT)パーティションを領域を縮小し、新たに無のパーティションを作成できます。しかし、これは危険な方法です。なぜなら、本来FATシステムは、このような変更を想定してないからです。 事前に必ずデフラグは実行しておきましょう。 DOS領域は少なくとも300MBは確保しておきます。 後で、ここにSlackwareのソースをコピーし、DOSパーティション経由でインストールをする為です。
  5. 次に、fdiskを実行します。

  6. 私は、‘DOS:Linux native:Linux swap=295:700:残り’、とパーティションを切りました。 この設定では、PJEのインストールの際にパッケージを少し削ることになります。

Slackwareのインストール

「Walking Linux」の通りでうまくいきます。以下では、注意するべき事項を書いておきます。

  1. bootdisk、rootdiskはそれぞれbare.i、color.gzで作っておきます。
  2. CD-ROMの`Slakware'ディレクトリをDOS/Windowsパーティションのc:\以下にコピーしておきます。
  3. ‘SOURCE MEDIA SELECTION’では、1.Install from a hard drive partitionを選択します。
  4. ‘SELECT SOURCE DIRECTORY’では‘/slakware’と入力します。

XFree86

Linuxのインストールで最大の難関は‘X’と言えるのではないでしょうか。私はここで一週間を潰しました。とりあえず、VGA16で動かせるようになったのでご報告します。

XF86Configファイルの生成では次のことに注意します。

  1. Xサーバーは、‘2.The XF86_VGA16’を選択する。
  2. シンボリックリンクを張っておく。
  3. /etc/XF86Configに出力する。

後は、エディタで/etc/XF86Configを XF86Config for BIBLO NC13D by VGA16 のように編集します。

6/29に、遂にSVGAでXFree86を使うことが出来ました! BIBLO NC13D内蔵のグラフィックチップ(NeoMagic MagicGraph-128ZV)は仕様が公開されてなく、XFree86ではサポートされていないのですが、最近NeoMagic用Xサーバーが開発され、SVGAでXウィンドウを開くことが出来るようになりました。 ここでは、その設定方法を説明します(全くの初心者なので無駄があるかもしれません)。

  1. Neomagic X Server for Linux on Laptopsへ行き、‘Neomagic-1_1_tar.tar’と‘XF86_SVGA.tar’をダウンロードしてくる。
  2. 適当なディレクトリで、

  3. # tar zxvf Neomagic-1_1_tar.tar
    # tar zxvf XF86_SVGA.tar
    と展開する。
  4. Neomagic-1_1_tar.tarを展開した結果、/drivers/vga256/neomagic/とディレクトリの列が出来るのでその下で、

  5. # xmkmf ; make
    とコンパイルします。
  6. 更に、

  7. # make install
    とインストールします。
  8. XF86_SVGA.tarを展開した結果、XF86_SVGAが得られるので、それを/usr/X11R6/bin/にコピーする。
  9. xf86configコマンドで、XF86Configを生成する。その際に、Xサーバーは‘3.The XF86_SVGA’を選択する。
  10. My Walking Linux HomePageにある、XF86Config for FMV BIBLO NC13D (1998.4.27)又は、XF86Config for NeoMagic MagicGraph 128ZV on BIBLO NC13D!の通りにXF86Configを書き直す。

16色から256色になることで、こんなに世界が変わるとは思いも寄りませんでした。 ウィンドウマネージャーとしてAfterStep-1.4.5.55N6を入れていましたが、darkblueがdarkblueとして見え、全体が引き締まり、とても格好良くなりました。更に、画面上部にある‘タスクバー’の文字が読めるようになりました(16色ではただの便利なバーにしか見えません。)。ただし、仮想画面がおかしく、画面の端にポインタを寄せると、画面がぶれ、表示がおかしくなります。これは今後の課題です。

今後の課題

  1. PPP接続による、メールの送受信及びNetscape Navigatorでのネットサーフィン
  2. PCカードを認識させ、CD-ROMドライブを使えるようにする。
  3. Xウィンドウマネージャ‘Enlightenment’を入れ、Theme‘TARVIS’を使う。

解決し次第、更新していきます。

New BBS CSS WinCE Win95 Linux ML Math MOD Personal

counter from 1998/6/8


Windows setupMacintosh setup