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Jazz
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Jazz

  1. 「Eric Dolphy at the five spot, Volume 1」/Eric Dolphy

  2. これほどpotentialの高い音楽を私は他に知らない。
    1961年7月16日、New York、Five Spotでのライブ録音である。
    共演者:Booker Little、Mal Waldron、Richard Davis、Ed Blackwellのplayも素晴らしい。
    同日録音の「Eric Dolphy at the five spot, Volume 2」、「Eric Dolphy & Booker Little Memorial Album」、「Here and there」も必聴である。
    Eric Dolphyというと、癖があるplayerとして敬遠されがちだが、浅田彰氏が言われた通り、
    Dolphyは、「Bird」と呼ばれたチャーリー・パーカーの流れの中で、「鳥となるベクトル」の延長上の人として捉えるべき
    であり、ハード・バップとフリー・ジャズの橋渡しをしたほとんど唯一の人物である。
  3. 「Takin' off」/Herbie Hancok

  4. ここ数年間で、アシッド・ジャズのアーティストに多数の曲がカバーされているジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックの記念すべき第1作目である。
    一曲目に‘Watermeron Man’が入っていることが何よりもハンコックの音楽家としての懐の広さを物語っている。
    共演者にフレディ・ハバード、デクスター・ゴードンが参加しているが、どちらのplayも素晴らしい。
    ファンキーな曲とモーダルな曲が交互に演奏されていく。
    ハンコックというと、とかく‘カンタロープ・アイランド’が入っている「Empyrean Isles」か、新主流派の代表作「処女航海」、その後のVSOPが取り沙汰されがちであるが、私はこのファーストを一番に選ぶ。
  5. 「Explorations」/Bill Evans Trio

  6. リリシズムの究極の形の一つであろう。
    Bill Evansのアルバムはどれを買っても後悔はしないが、後藤雅洋氏が言われているように、リバーサイド、ヴァーブ、そして70年代以降の順に聴き進めることをお勧めする。
    このアルバムを選んだ理由も、初めて聞いたBill Evansのアルバムがこれだった、
    ただそれだけである。
    Bill Evans入門には(それだけでなくJazz入門にも)、「Waltz for Debby」が良い。
  7. 「Sonny Clark Trio」/Sonny Clark Trio

  8. 同名のアルバムがBlue Note、Timeから出ている。
    どちらを選ぶかで趣味の分かれるところであるが、ここでは、Blue Note版をお勧めしたい。
    Blue Note版の共演者はPaul Chambers, ”Philly” Joe Jones、
    Time版の共演者はGeorge Duvivier, Max Roachである。
    Blue Note版では全てスタンダード・ナンバーで、一方
    Time版では全てクラークの自作曲である。
    Blue Note版はその選曲からどちらかというと朝向けであるが、
    Time版はマイナー・キーの曲が多いことから夜向けである。
    Blue Note版は1957年の録音で、まさにクラークが全盛期だった頃である。
    Time版は1960年の録音で、スタジオ録音に参加出来ない程の悪化をたどったヘロイン中毒から、一時逃れ録音されたものである。それだけにクラーク作品の一般的な持ち味と異質の、一種凄みが効いた作品である。
    つまり、Blue Note版は日常的に聴けるのに対し、Time版は非日常的で、‘気合’を入れてないと聴けないのである。(Dolphyを押しているのと矛盾するようであるが。)
    最後に、手に入りにくいかもしれないが、「Sonny Clark Oakland, 1955」もぜひ聴いていただきたい。
    音質は良くないが、若き日のクラークを堪能できる。
  9. 「4, 5 and 6」/Jackie McLean

  10. ジャッキー・マクリーンといえば「Cool Struttin'」/Sonny Clarkや、「Left alone」/Mal Waldronでのソロが有名である。
    マクリーンはマイナー調の曲で最高のアドリブを繰り出すB級ハード・バッパーである。
    このアルバムは一言で言えば‘くつろぎ’であろう。
    わくわくする曲調に乗ってマクリーンが話し掛けてくるようだ。
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