タイガと呼ばれる森林の中の様子だが、これらの写真はいずれも川岸に非常に近いところで撮っているので、いかにも明るくタイガの実相を伝えるものにはなっていないかもしれない。 (1999年8月撮影)
かなり粗い地図でも「レーベジ」の地名は見つけることができるが、私たちが訪ねた場所には定住している人がなく、わずかに白鳥の研究者だかがキャンプを張っているだけであった。村落は写真とは別のところかもしれない。白鳥の渡来地だそうで、村の名前はそこからついたのか。 (1993年8月撮影)
エニセイとニジナヤ・ツングースカ川との合流点にあるトゥルハンスクも古い町だ。ロシア人が入ってきてすぐに作られたのが修道院。先住民を教化する目的だったのだろうか。右の写真はそうした修道院の建物の一つ。鐘楼などが無いので遠くから見ると倉庫にさえ見えた。 (1999年8月撮影)
桟橋の無いコムサやレーベジと違ってここには客船用の浮き桟橋があり、さらにその近くには貨物船が停まっていた。ただし、そちらには港らしい施設があるわけではなく、岸にじかにつけるという方法らしい。写真に見える水面はエニセイではなく、ニジナヤ・ツングースカ川。
これがさらに下流のイガルカとなると貨客用両方ともにきちんとした港湾施設がある。トゥルハンスクと違って写真にクレーンが写っているのでそれがわかるであろう。背後は広大な貯木場があって、木材積み出しの一大拠点だということが想像できる。 (1999年8月撮影)
その貯木場。ただ、港に近い側に置かれているのを除いて、製材された大半の材木が変色してしまっていたけれど、あれで売り物になるのか心配になった。