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[1] なぜ注意が必要か - インターネットメールの注意点
インターネットメールは扱い方を間違えるとすぐ化ける のです。
普段送っている友人のところでは大丈夫でも、他の人に送ったときに化けないとは限りません。
次は、充分に注意 して書いたメールです。
"無難な"メール
どこに注意したのかというと...
FromやSubjectの部分に注意
[8] メールヘッダ
句読点に注意
[6] 使えない文字
顔文字を使うときも注意
[6] 使えない文字
罫線にも、注意
[6] 使えない文字
「円記号」に注意
[5] フォントとレイアウト
カタカナに注意
[6] 使えない文字
「まるいち」「まるに」等に注意
[6] 使えない文字
行が、はみ出さないように注意
[7] 文字数と行数について
等です。意外な落とし穴が沢山ありますね。更に、本文中に自分の名前を書いておいたので、もっと安心だと思います。
では、なぜ化けるのでしょうか?
あなたのマシン(A)から、友人(B)にメールを送ってみましょう。
インターネットメールを送信すると、沢山のマシンを経由 して届きます。
この場合は、マシン(X)を経由して太線矢印 で届いたみたいです。
もしかすると、管理者の都合で、(Y)と(Z)を経由して細線矢印 で届くように変更されるかもしれません。
また、受信者の都合で、マシンを買い替えているかもしれません。
つまり、
どんなマシンを経由するのか、どんなマシンで読んでいるのか、さっぱり見当がつかない のです。
あなたのマシンは世界中の通信端末に繋がっていて、そこには
Amiga,
AS/400,
BeOS,
BTRON,
DOS,
EPOC,
Java,
MacOS,
NeXT,
OS/2,
Palm OS,
UNIX,
VMS,
Windows,
x68k,
Web端末,
携帯端末,
携帯電話,
テレビ,
ゲーム機,
ワープロ機
などなど、
信じられないほどの種類があります。パソコンとは限りません。
また、メールの送受信や配送を行なうソフトの数を調べたところ、日本語が扱えるものだけでも300種類以上 ある事を確認しています。
送信者が普通に書いたつもりでも、共通のルール に従ったメールでなければ、沢山のマシンを通る間に化けたり、受信者が表示出来ない場合があるのです。
一部でしか認められていないルールで送った場合、受信者がちゃんと読めるかどうか心配です。
ですから、ここでは最新方式を追いかけるのではなく、十分に定着したルール について考えます。
もし送受信者間で合意が得られ、更に途中のマシンでも問題が起きないのなら、特別ルールを使っても問題ありませんから、ここに書かれている事を守る必要性はありません。
[*] メールを扱うマシンやソフトの呼び方
メールを扱うマシンやソフトの呼び方は色々あって曖昧なところもあり、分類はなかなか難しいです。
ここでは機能で分類してみます。基本的な機能は、書く /送信する /中継する /受信する /読む ということです。
上の図の場合、(A)で書いて送信し、(X), (Y), (Z)等が中継し、最終的に(B)で受信して読んでいます。
多くのソフトは、メールを分類 したり整理 したり一覧表示 する機能が付いていますが、これは必須機能ではないですね。
メールソフト
日本で広く使われてる呼び方ですが、和製英語なので特に深い意味があるかどうかわかりません。
メーラ (mailer)
「mail」という動詞は郵送する/投函するという意味ですから、送信や転送を行なうものの事です。実際には「メールソフト」同様、曖昧な意味で使われている場合が多いです。
メールリーダ (mail reader)
「read」という動詞は読むという意味ですから、メールを読むものという事になりますが、実際には「メールソフト」同様、曖昧な意味で使われている場合が多いです。
サーバ /クライアント (server/client)
サービスするのがサーバです。メールの場合は転送や受信の為のサービスがあり、その内容によって、「SMTP サーバ」「POP サーバ」「IMAP サーバ」等と呼びます。もっと曖昧な表現だと「メールサーバ」です。
そして、サービスを依頼するのがクライアントです。「SMTP クライアント」「POP クライアント」「IMAP クライアント」等です。曖昧な表現だと「メールクライアント」です。
メールホスト
時々見かける表現ですが、意味がはっきりしません。恐らくメールサーバと同様な意味で使われていると思います。
MUA (Mail User Agent) (Message User Agent)
ユーザがメールの読み書きに使うものです。送受信の機能も含むことがあります。上の図だと(A), (B)です。
UA (User Agent)
MUAの事を、単にUAと呼ぶ場合があります。
MTA (Mail Transfer Agent) (Message Transfer Agent)
MTAはメールを受け取って次に転送します。つまり中継です。上の図だと(X), (Y), (Z)等です。
MSA (Message Submission Agent)
MTAは右から左へメールをそのまま渡すだけですが、MSAは認証を行なって信頼出来るものだけを次に渡します。場合によっては、不完全なメールを直してから次に渡します。
MDA (Mail delivery Agent) (Message delivery Agent)
届いたメールをそれぞれのユーザに配達します。一台のコンピュータを沢山のユーザが使っている様な場合等(UNIX等)に威力を発揮します。
MTS (Message Transport System) (Message Transfer System)
メールを転送するシステム全体をひっくるめた呼び方です。上の図だと(X), (Y), (Z)等をまとめてMTSと呼びます。また、メールを転送するサービスの事もMTS (Message Transfer Service)と言います。
MHS (Message Handling System)
とにかく全部ひっくるめたシステム全体の呼び方です。上の図の(A), (B), (X), (Y), (Z)等すべてをまとめてMHSと言います。
実際には、MUAとMTAが一台のコンピュータ内で動いていたり、ひとつのソフトが複数の機能を備えている場合も多いので、きっちりとした分類は難しいです。
インターネットメールの注意点 - [1] なぜ注意が必要か