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Richard
Ramirez
1960年テキサス州エルパソ生まれ
5人の姉妹と裕福な少年期を送る
現在San Quentinの死刑囚監獄に収監
89年に死刑判決
雑誌編集者のDoreen Lioyと96年に結婚
犠牲者は14人
| リチャード・ラミレズの家庭は裕福だったが、9歳で窃盗や麻薬などの犯罪を犯すようになる。 少年期には、悪友たちとマリファナを吸っては窃盗を繰り返した。格闘技、ロック、悪魔崇拝などに興味を持つ。
教会の聖書勉強会で悪魔に興味を引かれ、悪魔関係の書物を読むことに没頭した。 |
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| 20歳前後でロサンゼルスに移り、ホームレスをしながら窃盗を繰り返す。
手に彫られたペンタグラムがあればサタンのおかげで捕まらないと信じていた。
ラミレスが特異なのは従来のプロファイルが全く当てはまらないことだった。殺害の手口が一貫せず、犠牲者の年齢や性別にもばらつきがあった。
警察は手口が違うため同一犯ではないとして捜査を行ったため、逮捕が大幅に遅れた。
最初の殺人は84年6月、79歳のジェニー・ビンコーだった。ナイフで喉を切り裂き金目のものをすべて奪うというものだった。
翌年、6歳の少女に猥褻行為、9歳の少女を強姦、これから6ヶ月の間に13件の強盗殺人を犯す。
85年3月17日、デイル・オカザキ(34)とマリア・ヘルナンデス(20)宅を襲い、マリアを拳銃で殺害、デイルに重傷を負わせた。ラミレスはデイルが死んだと思ったが気絶しただけであったため、モンタージュが作成され逮捕の大きなきっかけとなった。
二人の家から金品を奪って逃走後、通りがかりの車を止め乗っていたベロニカ・ユー(30)を車から引きづりだし射殺。
3/19 少女を強姦
3/27 Zazzara家に扉こじ開けて進入。主人を22口径拳銃で殺害、妻を縛り上げ金品を物色、被害者が抵抗したため拳銃を3発放ち殺害。包丁で腹を裂き、眼球を抉りだした。死体と性交、腹・喉・性器をナイフで刺し、金品を強奪して車で逃走。
5/29 身体が不自由な84歳81歳の夫婦を殺害、体にペンタグラムを彫った。
5/30 44歳の女性キャロル・カイルを拳銃で脅し強姦、肛門性交(写真右)
7/02 75歳女性を撲殺。喉を切り裂く。
7/07 61歳男性を撲殺。63歳女性を強姦
7/20 老夫婦を殺害。32歳男性を殺害、妻と子供と肛門性交
8/08 35歳女性を射殺。屍姦
8月半ばにサンフランシスコに移動。
8/17 観光客の夫婦を銃撃、生き残った妻の証言からラミレスが浮上。
8/20 フィアンセと車に乗っていた男性を撃ち、女性を強姦。この犯行で目撃者が現れ、指紋も残していたため、翌日全国指名手配となった。
酒場で柄の悪い客たちに指名手配犯であると気づかれ、その場を走って逃げるが追いかけてきた男たちに袋叩きにされた。
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キャロル・カイル宅 |
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裁判中も反省の色はなかった。 判事や陪審員に「おまえらのようなウジ虫を見てると吐き気がする」くってかかるのは当たり前のことだった。
何度も「ルシファー(悪魔)の降臨が迫っている」と発言した。 |

13の殺人、5件の殺人未遂、6件の強姦、14の強盗で起訴
89年に死刑判決。
頻繁にテレビに出演し、社会現象となった

雑誌編集者のDoreen Lioyと96年に結婚。

獄中で書いた絵。題名なし。
Fox, James Alan and Jack Levin, Overkill: Mass Murder and
Serial Killing Exposed. Dell 1996.
Hickey, Eric W., Serial Murderers and Their Victims.
Wadsworth Publishing, 1997.
Lane, Brian and Wilfred Gregg, The Encyclopedia of Serial
Killers. Berkley Books, 1995.
Linedecker, Clifford L., Night Stalker. St. Martin's
Press, 1991.
Nash, Jay Robert, Bloodletters and Badmen. M. Evans
& Company, 1995.
Wilson, Colin and Donald Seaman, The Serial Killers: A Study
in the Psychology of Violence. Virgin Publishing, 1997.
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