管理人のコメント

この事件はカナダで実際に起こった事件で、プロファイルが非常に難解です。FBIのプロファイルもかなり実際と違った犯人像を描いているため、プロファイル無意味論の論拠にもなっています。

ヒントをこのページの一番下につけておきます。

こちらはアメリカの犯罪白書です。参考にどうぞ。

●ＦＢＩ統一犯罪報告書1999年版

FBI Uniform Crime Report(pdf形式：64KB)

FBI PROFILE OF SCARBOROUGH RAPIST
DESCRIPTION: INVESTIGATIVE ANALYSIS, F.B.I. VIRGINIA

NOVEMBER 17, 1988

Metropolitan Toronto Police, Toronto, Ontario, Canada, May 4, 1987, May 14, 1987, July 27, 1987, December 16, 1987, December 23, 1987, April 18, 1988, May 30, 1988. NCAVC - Serial Sexual Assaults (Criminal Investigative Analysis) Foreign Police Co-operation (F.P.C.)

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 被害者について

被害者は14-21歳の白人女性、7人中6人がScarborough（カナダ）に住んでおり､住居が近接。身長は152-155cm、体重が42-60kgと小柄。

１人をのぞき、犠牲者達は背後から物理的打撃により襲われ、犯人の支配下に置かれている。身体への危害や殺害を口にしてナイフや身体的暴力によって犠牲者を抵抗不能にしている｡

犠牲者は全て屋外を一人で歩いているところ自宅近くの暗い路地で襲われている。

犯人は犠牲者を襲った直後には顔を地面に押しつけ目を閉じるよう命令している｡6人目のみ道を聞くふりをして襲っている（最初の一文が終わらないうちに顔を地面に押しつけている）

犠牲者は犯人を愛していると言うよう命令され、強姦中に性的快楽を得ていると言うよう強要されている。

襲撃時の激しい暴力、暴言（bitch, a cunt, a slut etc.,）、肛門性交後のフェラチオなどの性行為が、全ての犯行で一貫して行われている。

6人目の犠牲者には口に衣服の一部を詰め、首の骨を折るだけでなく、髪と体に大便を塗っている。

初めから3件の犯行にも暴力が見られるが、性器の挿入はなくレイプは未遂に終わっている。しかしそれ以後の犯行では犯人が満足する形での性器挿入があり、暴言･暴力も激しさを増している。

7人目の犠牲者には「殺す」と脅し命乞いをさせている。

また、犯行に習熟してきていることが6人目の犠牲者襲撃によって認められる。道を聞くふりをし、易々と犠牲者宅付近の茂みに連れていくことに成功している。

解剖報告書・診断書は犠牲者の証言に全て一致している。  

強姦未遂の犠牲者の一人の証言は「身長180cm、ハンサムで、無精ひげはなく、入れ墨もなかった」

クリスマスパーティーの時、酒と麻薬で意識をなくし強姦・肛門性交。

嘔吐物を喉に詰まらせて窒息死。

1991年6月14日、帰宅が深夜2：00時を過ぎていたため自宅に入れなかった｡友人に泊めてもらえるよう電話をかけるが時間を理由に断られた。親を起こさないよう自宅へ入る方法を考えているところを、うろついていた犯人に捕まる。

死体はチェーンソーで5つに切断、それぞれにコンクリートブロックをつけて湖に沈められた。後日、歯の矯正具から身元が判明した｡

レイプ、肛門性交の形跡。

1992/05/23 、11月から失踪していた学業優秀なチアリーダーTerri Anderson の遺体がPort Dalhousieの水中で発見された。遺体は6ヶ月間水中にあったため、傷みが激しく死因や暴行の痕跡は特定できなかった。

司法解剖では飲酒かLSD投与によって誤って溺死したとされた｡

Kristen French (14)

6人目の犠牲者。教会の駐車場で拉致。

1992/04/30日、Kristen Frenchの遺体は排水溝で発見｡切断はされていなかったが全裸だった。

顔面、髪、胴に排泄物がなすりつけてあった。顔に尿をかけられた形跡。

強姦・肛門性交。

首を骨折。

拉致の直後、車の中で争っていたという目撃情報あり。