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12/29(月)……宴の餃子
▼池袋にて職場関係の忘年会。本日の飲酒量はちょうどいいくらいの分量。帰ってきてちょいと休んだらだいぶ具合が良くなってきたんで踏台昇降するかしないか迷った末、明日も飲みに行くから無理しないでおこう……とか思ってやらない方向にいったんは傾きかけたが、なんとなく落ち着かなかったのでいちおうやっておいた。やっぱ焼酎をメインにしとくと早く抜けるんでいいです。まあ飲み会の途中から、ウーロン茶をチェイサーとしてちゅるちゅるすすったりヌルまってたっていうのもあるんだけど。最近は年取ったのか、酒飲むときもだいぶ後先考えるようになりましたよ。 【雑誌】マンガ・エロティクスF vol.25 太田出版 A5平 [bk1][Amzn]
鬼頭莫宏「3年間の神」。餓死寸前だった路上生活者の少女が、とある男に拾われて3年間だけの命を得る。切なくて哀しくはあるけれども、儚くて美しい。これはなかなかいいです。短いながらもいろいろ琴線に触れるものがあるし泣けもする。ラストの少女のセリフもすごく良かった。鬼頭莫宏は4月末発売のvol.27でまた登場するとのこと。志村貴子「どうにかなる日々」。こちらもあんていしていい。今回は事故で死んでしまって霊になった少女と、彼女のことが見えるとある男性教師の姿を観察。淡々と進み、素っ気ないようでありながらもしっかり読者をお話に引き込む呼吸が独特。よしながふみ「愛がなくても喰ってゆけます。」。今回は甘〜い食い物のお話で、これもまたうまそうだ。料理自体の描き方がうまいっていうよりも、食った人の言葉がいい。あーなんか甘いモノ食いたいな、とか思ったので大福でも食います。 【雑誌】近代麻雀 2/1 竹書房 B5中 福本伸行「アカギ」。乗り切った……っ! またしても一手も進めずして一話分乗り切った……っ!! というわけで今回も引っ張りまくり。作:朽葉狂介+画:木村シュウジ「覇王」。単行本1巻が1月27日に発売決定。今回は敗者復活戦。やっぱ卓上の舞姫を復活させたいのかなーという感じ。その前に立ちはだかるのは教育ママ的な人。それにしてもノガミの勇は解説させてもまともなこと喋りそうにねえなあ。 【雑誌】ヤングキングアワーズ 2月号 少年画報社 B5中 聖悠紀「超人ロック」が新連載。少年画報社でロックをやるのはこれが15年ぶりだとか。そういえばずーっとほかのところをさまよってたわけだよね。ロックはやっぱりロックでした。リバイバルものではなく、しっかり続いていた現役だってのが凄い。平野耕太「ヘルシング」ではセラスが大活躍。カッコいい。あと傭兵隊長さんも引き続きグッド。小野寺浩二「妄想戦士ヤマモト」は妄想戦士たちがお嬢さまに監禁されてどーのこーの編が決着。間違った教育のされ方をしているお嬢さまがたいへんイイ。小野寺浩二は萌えやらオタクをネタにしてるんだけど、別にベタベタネチョネチョすることなく、スカッとドタバタギャグになってるのが気持ちいい。なんか清々しくさえある。 【雑誌】コミックバーズ 1+2月号 幻冬舎コミックス B5平 今号から発売日が変更。毎月30日発売に。てなわけで今号は1+2月の合併号となっております。でも表紙に「発売日が変わっても面白さは不変」と書いてあるように、内容のほうはとくに変わった印象はなし。作:朝松健+画:華門の新連載「オヅヌ」は、大化の改新後の大和を舞台に、オヅヌ、後に役行者と呼ばれる少年が活躍する伝奇アクションといったところ。絵柄はシャープでまずはカッコ良くスタート。あとは……うーん、あんまりイキのいい作品が見当たらない感じ。 【雑誌】快楽天 2月号 ワニマガジン B5中 かるま龍狼「妻のひみつ」。なぜか日に日にHがうまくなっていく妻。彼女が浮気をしているんではないかと疑った男は、会社をサボって妻を追跡するが……。いやー奥さんエロいですな。ユーモラスなんだけどちゃんと使える。鳴子ハナハル「ネネ」は3話め。家から抜け出た猫娘・ネネが、はだかで学園のキャンバスをうろうろ。無邪気でかわいいが、周囲の人としてはどうしたものやら……という感じでございましょうな。いい具合に楽しくお話が進んでます。RaTe「くろくろナース」。病院内伝説となっている黒い看護婦二人組が、美少年のちんこにのしかかる。ナースさんたちがノリノリで見てて楽しい。表情がイキイキしてていいっすな。SABE「阿佐ヶ谷腐れ酢学園」では、日陰ちゃんがブルマちゃんと間違えられ、エロブルマをはいてズッキューンというお話。毎回どんどんヘンな方向に話が転がってて次どうなるか全然予想がつかない。この痛快なりゆき感覚がたまらなく面白い。 【雑誌】コミックメガストアH 2月号 コアマガジン B5平 ジェームスほたて「や・く・そ・く」は、自動保護施設でボランティアをやっている母親が預かってきた少女と、その家の息子さんである少年のお話。この少女は父親から性的虐待を受けていたのだが、彼女に優しくしたいと願いつつもその父と同じことをしてしまう自分に苦悩する少年の姿が切ない。絵柄はいつもながら瑞々しくてキュートだけど、今回はちょっと苦いお話になっております。この人も今年はいろんな雑誌でいい仕事してたと思います。どざむら「永遠の処女」。えーと小学生かな、そろそろ男女の境界がくっきり現れ出す時期の少年少女たちが物語の中心。ヒロインの咲耶は男子顔負けの元気者で、みんなが見ているのもおかまいなしに汗をかいた服を着替えたりする快活な娘さん。ところが周囲はそんな咲耶を女として意識し始め……といった感じで、後半は淫靡な展開が始まっていく。これが第1回めとのこと。どざむらの艶めかしいエロスが発揮されていきそうで楽しみ。 【雑誌】エンジェル倶楽部 2月号 エンジェル出版 B5平 奴隷ジャッキー「霧島さんのき・も・ち 〜A wish in X’mas〜」は、「A Wish −たった一つの…を込めて−」[Amzn](単行本感想は12月18日の日記参照)の強烈熱愛カップル、霧島さん&森崎くんのクリスマス模様を描いた番外編。最初は霧島さんと森崎くんが二人っきりなのに、サンタ&トナカイのコスプレをして不思議なパーティをするシーンが妙におかしくて、そこからまた涙、鼻血ドバドバのHシーンに大突入。相変わらず濃い作品。半日以上もやり続け、最後は勢い余ってベッドからダイブしたり、ダイナミックな描写が素晴らしい。しかもよく分からないけどものすごい熱愛っぷりが伝わってきて、ほのぼのしたりもするからユニークだ。いや〜面白いなあ奴隷ジャッキーは。 12/28(日)……のび太の起用理由
【雑誌】大長編ドラえもん大全集 1 藤子・F・不二雄 小学館 A5平 映画の原作となっている「大長編ドラえもん」シリーズがコロコロコミックサイズの雑誌形式で刊行開始。12月から毎月25日に1冊ずつ、全4巻で刊行される模様。一度まとめて全部読みたいな〜と思っていたのでいい機会だから購入開始。まず第1号については「のび太の恐竜」「のび太の宇宙開拓史」「ぼく、桃太郎のなんなのさ」「のび太の大魔境」「のび太の海底鬼岩城」「のび太の魔界大冒険」が収録。この中ではやっぱり大長編第一作である「のび太の恐竜」が、個人的には想い出深い。どの作品についても、ロマンがあって冒険があって夢があって友情があって……とよくできてる。こういう健全な物語作りっていうのは大事だなーと改めて思ったりした。ところで大長編だとジャイアンがとたんにいい奴になる、のび太が異能力を発揮するなどあるが、その反面スネ夫は印象が薄くなるなとか思った。もっと頑張れスネ夫。 【単行本】「賭博破戒録カイジ」11巻 福本伸行 講談社 B6 [bk1][Amzn] 沼パチンコ編、相変わらず引っ張る引っ張る。あっさり話を終わらせたりしない。ものすごい引き伸ばしっぷりなんだけど、それでも読ませちゃう剛腕ぶりはさすが福本伸行。 【単行本】「オーバーマンキングゲイナー」2巻 作:富野由悠季+画:中村嘉宏 メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]
連載中は鉛筆描きなことも多かったけど、単行本ではビシッとしたクオリティになってます。中村嘉宏の絵はカッコいいなあ、サラもアナ姫もかわいいなあ、ゲイナーくんも萌え萌えだなあとか思ったりしながら楽しく読んだ。……んだけど、意外とお話が頭に入ってきにくいような? 絵はものすごくうまい。だけどアクションシーンで、「今何をやっているのか」ということが意識して見ないと分かりにくいことが多いように思う。「キングゲイナー」は勢いで突っ走る物語であるだけに、パッと見分かりやすく、勢いつけて読んでいけるようにしといてほしい。また連載ぺースが遅くなかなか話が進んでいかないのももどかしい。 【単行本】「ペット」5巻 三宅乱丈 小学館 B6 [bk1][Amzn] これにて最終巻。ヤマとタニという概念を駆使し、人間の記憶をいじるという独特の超能力描写はすごくインパクトがあって、非常に興味深い作品だった。これだけ皮膚感覚としてぬるぬるまとわりついてくるような書ッカのある超能力漫画というのは珍しいと思う。三宅乱丈の高い作家性をひしひしと感じさせてくれる作品だった。ただラストのほうが消化不良気味だったのはちと残念だった。かなり特異な作品であっただけに、できればもう少し余裕のあるページ数でじっくり描いてほしかったなーという気はする。描写が難解なので一般受けはしないかもしれないけど、それだけの価値はある作品だと思うので。 【単行本】「龍」35巻 村上もとか 小学館 B6 [bk1][Amzn] 千山無量観での修行に耐えぬいた龍は、そこで人望を得ることに成功する。ってなわけでいよいよ秘宝を追うための私兵の準備も整ってきた。その間も戦争の状況は進展し、第二次世界大戦当時の世界情勢はどんどん動いていく。今さら何をかいわんやな作品ではあるけれど、読んでみるとやはりしっかりと面白い。 【単行本】「黄金のラフ 〜草太のスタンス〜」11巻 なかいま強 小学館 B6 [bk1][Amzn] マンデートーナメント挑戦が失敗に終わり、国内ではも出れる試合もなく、バイトでもするかーという状態になってしまったチームきりたんぽ。しかしそんな彼らに思いがけずチャンス到来。というわけでアメリカ合衆国にわたり、地方のトーナメントを回る旅に出ることになる。オンボロのバンで移動して、安モーテルに泊まるという具合で状況としては恵まれてないけど、生活費とか安上がりなんでチームきりたんぽの面々にはすごくその生活が肌に合っているような感じ。そのアバウトっぷりが実に彼ららしくて読んでて楽しい。なかいま強はしっかり仕事してるなあと思う。 【単行本】「武侠さるかに合戦」地の巻 吉田戦車 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn] 完結。個人的にはすごく楽しんだ。いや〜面白い。「さるかに合戦」を任侠モノっぽく仕立てるという着想自体はほかの作家でもあり得ると思うけど、このシリアスさとマヌケさが渾然一体となった独特の味わいはほかの人では出せない。栗の親分を筆頭に、カニ弟や牛の糞、臼など各登場人物……いや、登場事物といったほうがいいかな、それぞれがみんなユーモラスでクセがあって笑わせてもらった。とくに栗の親分の登場シーンでは爆笑させられてしまったし。しかも任侠モノとしても案外ちゃんと完成してて、吉田戦車ってやっぱうまいなーとしみじみ。やはりこの人は天才だと思う。自分の中ではオールタイムベスト作家の一人。 【単行本】「吉田戦車のゲーム漫画大全」兄/弟 吉田戦車 エンターブレイン A5 [Amzn:兄/弟] 「はまり道」「ニューはまり道」「ゴッドボンボン」という吉田戦車ゲーム漫画に、未収録分をいくらか足して全2巻にした本。ゲームってのは基本的に時事ネタであるわけだけど、あまりそのときどきの話題性に頼ったギャグ作りをしてないんで、今読んでも楽しめる。ただし今回載っているのは漫画のみ。「はまり道」に収録されていたエッセイ「ニューボンボン」が入っていないのは個人的には残念であった。そういえばあの友達犬は今どうしているのだろう。 12/27(土)……アンダーシャツの名 ▼このところ土曜日はだいたい「プラネテス」を見ながら踏台昇降してたんだけど、本日は年末ってことで放送がお休み。「ふたつのスピカ」もやってないし、さりとて「映像の世紀」なんかだと踏台にはちと内容が重すぎるわいとか思い、結局この前DVDを買った「茄子 アンダルシアの夏」[Amzn:通常版/初回限定生産版]を選択。で、これが大正解。さすがに自転車レースものだけあって、すごくいい具合に踏めた。ていうかこれ、踏台しながら観たほうが絶対楽しいよ。椅子に座ってじっとして観てるよりも、自分も身体動かしながら観るほうが盛り上がれると思う。面白かったのが、レースがクライマックスに近づき白熱してくるにつれて、踏台を踏むペースも上がること。ラストのほうの、ペペが急カーブでよろけるシーンなんかでも一緒によろけちゃったり。本編が47分で時間的にもちょうどいいし、カラッと楽しめる後味のいい作品だし、踏台に最好適な1本としてオススメいたします。 【単行本】「カワイコちゃんを2度見る」 福満しげゆき 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn] まさか1年の間に福満しげゆきの単行本が2冊も出ようとは……。うれしいじゃあないですか。いかにも味のある短編がてんこ盛りでとてもよろしーです。なんか自信なさげな顔つきの頼りない主人公少年が、いろいろ考え込んでみたり妄想にふけってみたり。福満しげゆき漫画の主人公は、いかにも気が弱そうでオドオドしてるんだけど、ときどき妙に大胆な行動をしだして驚かされる。まったく冴えない風体なんだけど、小心者でいろいろなことを気にして生活している。基本的に他人に迷惑をかけないよう振る舞っているあたり憎めない。あと女の子キャラが妙に肉感的でHっぽかったりするのも良いし、おっさんキャラに哀愁が漂ってていい味出しているのも好き。作画もストーリーもとても個性的。この人の漫画は読んでてなんか気持ちいい。肌にしっくり来る触感あり。 【単行本】「ぼくは、おんなのこ」 志村貴子 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]
これまで単行本からこぼれていた短編を集めた単行本。描き下ろし3本を除くと1997〜2001年の作品。スマートな絵柄で、ちょっと甘くくすぐるような雰囲気があって面白く読める良い本。でも一通り読んでみると、昔の作品もいいけど、今のほうがずいぶんうまくなってるんだなあと思った。絵は若干、演出はかなりの進歩を遂げていると思う。2003年の志村貴子はあちこちで描いてて、そのどれもがしっかり面白かった。個人的な2003年MVP作家の有力候補の一人。 【単行本】「なつめヴルダラーク!」 西川魯介 角川書店 B6 [bk1][Amzn] 楽しい作品でありました。人狼の血を引く女の子・狼川(おいぬがわ)さんと、彼女が狼の習性を抑えるために人の血を吸うのに協力する平凡な少年・鹿淵くん、めがねっ娘の玉澤さんの3人を中心とした学園ドタバタストーリー。血を吸ったりはするけど別に陰惨なムードとかは全然なくって、ちょっとHっぽい描写も織り交ぜながら、ラブコメチックな学園生活が楽しく展開されていく。彼らの真ん中にいるのは狼川さんなんであり、主人公は悶々少年の鹿淵くんなんだろうけど、めがねっ娘の玉澤さんにかかるウエートがどんどん大きくなってくるのは風雲めがねっ娘マスターである西川魯介らしいところ。なんだかんだで鹿淵くんと玉澤さんがちょっといいムードになっちゃうあたりとか、読んでてすげー楽しい。恋愛感情に照れ隠しが常につきまとってくるあたりに和んじゃったりする。 【雑誌】ヤングマガジンUppers 1/20 No.2 講談社 B5中 小林賢太郎「鼻兎」はシュールでいいなあ。今回の鼻兎はどうにも変身しすぎ。なんかラヴクラフトの小説にでも出てきそうな、名状しがたき姿形になっております。新連載、末永裕介「ランペイジ」は「三国志」漫画。主役は張飛? お話的にはわりとシリアスなんで、絵にもう少し重厚感があるといいかなーという気はする。堂高しげる「全日本妹選手権!!」。そうなんだよねー、「とんがり帽子のメモル」はDVD出てないんだよねー、と思った回。出たら買うのでぜひ出してください。 【雑誌】コーラス 2月号 集英社 B5平 くらもちふさこ「月のパルス」が掲載。読切だけど同タイトルで4月号から連載が開始するらしいのでプレ連載という感じか。「そこにはないはずの何か」が見えてしまう不思議な症状に見舞われているクールな少年と、彼と同じ眼科に通う少女。現段階ではまだ直接に知り合っていないけど、この二人を中心とした恋愛ストーリーになるのかな。今回は線を太めにして、意図的に昔の少女漫画っぽくしてきている感じ。品質はやっぱり高くて、連載のほうにも期待が持てそう、っていうかしてます。新連載、甘夏堂「栄通りジャンキーズ」は、男女混合の商店街草野球チームを盛り上げようと奮闘する主人公の春子、そこに元プロ野球選手の近所の酒屋の息子・隆星がからんできて、草野球+恋愛なストーリーを繰り広げるといったところ。まだ始まったばかりでなんともいえないけど、整った絵柄とまとまった話作りで手堅く読める作品になりそう。草野球らしくサバサバした雰囲気も魅力。 【雑誌】メロディ 2月号 白泉社 B5平 魔夜峰央「パタリロ西遊記!」はきっちり面白い。牛魔王との対決を控えて火焔山でいろいろ。このものすごい安定ぶりは驚異的だなあ。雑誌全体については長期低落傾向かなーという気はする。最近あんまり元気がない。 【雑誌】手塚治虫マガジン 2月号 KKベストセラーズ B5平 「鉄腕アトム」で「地上最大のロボットの巻」が掲載開始。浦沢直樹がやってる「PLUTO」の元となった話なんで、これを読んでおくとあっちも分かりやすくなると思う。今回読切は「ハヌマンの冒険」「山太郎かえる」「山の彼方の空紅く」が掲載。連載も「火の鳥」「ブラック・ジャック」「どろろ」「リボンの騎士」とみんな名作ばかりで当たり前のごとく面白い。手塚作品といえば膨大な量ががあるが、こちらで作品セレクトするために頭を働かせなくても、ごく自然にいろいろな作品に触れていけるんで毎号楽しい。 【雑誌】阿ウン 2月号 ヒット出版社 B5平 師走の翁「シャイ娘。外伝 VI来襲」は2回め。今回×浦あやは、前回とは打って変わって一人の少年だけのお相手。きっちり可愛くエロく描けていていいですのう。幸田朋弘「Petit-ろいど3」。こちらも堅調。ちっちゃなアンドロイド3人娘のご主人様である陽のもとに、おさななじみのおねえちゃん、それからそのそっくりさんであるアンドロイドがやってきてヘンテコな三角関係状態。にぎやかにラブコメしてていい雰囲気。幸田朋弘はすっかりエロがなじんだなあ。いい仕事してると思います。池上竜矢「好・き・好・きSWEET-KISS!」。めがねっ娘で内気で天然っぽいお姉さんと、イケメンの弟のラブラブもの。この人の描く女性キャラは、どっか抜けててほんわかした雰囲気があっていいと思う。わりと好き。なお現在単行本準備中だとか。 【雑誌】コミックミニモン 2月号 東京三世社 A5中 ほしのふうた「跳んでリコちゃん」。フィギュアスケート教室に通っている女の子リコちゃんと、コーチの先生のお話。今回もほのぼのかわいくH。スポーツ少女だけに元気いっぱいなのがよろしいです。 【アンソロジー】アイラDELUXE VOLUME.18 三和出版 A5平 [Amzn] 掘骨砕三「陰間の春」。陰間ということでいわゆる男色の売春をやっている少年たちが5人でてきてそれを世話係のおねーさんがH。といってもそこは掘骨砕三だけに、もちろんフツーの少年たちではございません。天上から鎖で吊ってないと支えられないデカちん、複ちん、超長ちん、複乳、大尿道などバリエーション多彩。実際にあったらグロいのかもしれないけど、それをいつもながらかわいい絵柄で描き出している。奇妙でキュートでいつもながらええ感じです。造形は異様だけど、今回はやってることがわりとノーマルなので、安心して読めるのではないかと。氏賀Y太「まいちゃんの日常」。いくら殺しても死なないまいちゃんのお話も9回め。このところストーリー性もずいぶん出てきたし面白く展開している。氏賀Y太らしい残酷描写も、この作品の場合は無理なく生きてて効果的。
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