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2003年10月20日(月) 今日の一曲 『自爆弾』 デスマーチ艦隊
旅行記「朝霧の街から毒ガスの島へ」はこちらに移動しました。
何だかデスマーチな気分。狂ったように一日中、電車の中だろうがキーボードを叩いているのは、ちょっとなあと。肩は凝り、頭痛は酷くなる一方。それ以上にプレッシャーが。昔なら胃がシクシクしたりズキズキしたら、「生きているって実感できて素晴らしい」とか放言していたが、最近は無理。
今日の一曲。デスマーチついでに1stアルバム『魂のしわざか…』(1997)から。この曲に限らず、どの曲もデタラメで良い感じ。
↓読了。それでも読むのは意地でしょうか。余りに有名な聖ソフィア大聖堂、前例が無い様式が成立した謎とイスラム時代に封印されたモザイクの謎に挑む好著。オスマントルコに征服されてからモスクとなり、モザイク画は漆喰で封印されましたが、後代のスルタンは剥がされた漆喰から出たモザイク画に感銘したそうです。偶像崇拝を認めなくとも、素晴らしい物には心を動かされるのかと。
今日の読書 『イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国』 浅野和生(中公新書)
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2003年10月19日(日) 今日の一曲 無し
体力回復のために寝るか、貯めていた「宿題」を片付けたり。今週も忙がしそうだというか、忙がしいことが既に確定。完全に消耗戦に入っているというか、理屈を超えた地平に達している。かなりゾッとしています。
↓読了。オウム真理教のドキュメンタリー『A』で有名な著者が、放送禁止歌の原因となった差別やその反作用としての規制の形成が如何にあやふやで、しかも多大な影響を行使してきたかを検証する。今年読んだ小説以外の本では間違いなく一番面白く、考えさせられた本でした。これは傑作、お薦めです。
今日の読書 『放送禁止歌』 森達也(光文社知恵の森文庫)
2003年10月18日(土) 今日の一曲 無し
旅行から帰ってから気分的には虚脱状態でしたが、忙しさはうなぎ登り。現実逃避にまた旅立ちたくなって情けないと思ったり。ヘタレだ。
旅行は基本的に「待ち」ではなく、思い立ったが吉日みたいに一歩踏み出せば、それでOK。意外に思われるかも知れませんが、結構踏ん切りがつかない方です。だから、出立が突然になり、旅程が直前まで全く決まらないんです。
次は寒い季節だから、やはり温泉でしょうか。先日候補に挙げた憧れの黒薙温泉はさておき、別の候補地を思い立ちました。距離的には問題無いけど、鉄道の便が厳しい気が。計画にもっと肉付け出来るようなら実行しようかな。
4月の東京(防衛庁見学、同潤会アパートの見納め、耳をすませば舞台探訪)、6月の沖縄(座間味島で飲んだくれ)、8月の松本、木崎湖(おねティ舞台探訪、近代建築巡り)、そして10月の広島とコンスタントに旅行できているなと。
余りに無内容な日記になったので、先日の写真でも。さらに下方には『ネジ式ザゼツキー』(島田荘司)の感想を追記しておきました。
三次の路地
あの歩道橋
大ショック……
早朝の尾道
中部砲台跡
発電所跡
内部 1
内部 2
内部 3
内部 4
やはり発電所跡ばかりに。デカすぎてフレームに納まらなかったけど。
↓読了。その作家にしか書けない、しかも読み応えのある物語を紡げる作家が貴重なのは言わずもがなで、本作はそんな作家による一冊として十分な出来だったと思います。本作を叩く方、褒める人を「信者ウザイ」と叩く方もいるでしょうが、原義での「ユニーク」な作家の「ユニーク」な作品を評価したいと思います。かつて島荘は持論の実作として『眩暈』を世に問いましたが、本作はその流れをより強調したのか、巻末エッセーから熱意が伝わってきます。読者としては結局、実作で示していただく事を期待するのみですが。
今日の読書 『ネジ式ザゼツキー』 島田荘司(講談社ノベルス)