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2001.12.1 Sat.
『Vatel』
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早寝効果で8:30過ぎに目が覚めた。11:00-13:00の間にエアコン工事が来るので母にモーニングコールを頼んでおいたのだけど、その時間9:00までには自宅に戻ってコーヒーを飲んでいた。我ながら素晴らしい。と、時間に余裕があるのでゆっくり構えていたら「早く行けるようになりました」との連絡が入り、慌てて軽く化粧して娘を抱えて部屋に戻る。朝から焦らせないでくれ。ま、待たされるよりは良いんだけどね。
いちおうエアコンのクリーニング代金は15000円と聞いていたけど、ホースも新しいのにしておくのが良いと言われ、そうなのかなぁと素直に了承したものの、1m2000円と聞いて目眩がした。何でこのテの工事の実費ってのはバカ高いんだ。などと心の中でぼやきつつ、室内と屋外を2人の工事人がウロウロしていては落ち着いてビデオを見ることもできず、ちまちまとネットに繋いで部屋の片隅で待機することにした。
凡その目処が立った辺りでふと思い付き、照明器具の取付けに手を貸してもらえないかと訊ねてみると快く承諾してくれた。うお、ラッキー!母と二人でもチトしんどそうだったので正にこれは「渡りに船」である。TVをつけるとまだ「ご誕生」には至っていないらしいが、恐らく今日中に決まるだろう。どちらが生まれても報道機関は大はしゃぎで特別番組必至だな。やれやれ。
そして結局シーリングファンは2人のエアコン工事人たちが取付けてくれたのである。完全にサービスでやってもらったのだけど、マジで助かったのでとても嬉しい。しかも一人はめちゃくちゃ男前だったのだ。目の保養ができた上に照明を取付けてもらい、恐縮しつつ頬が緩みっぱなしの私であった。
その後また自宅に娘を置きに寄り、ちょっとお買い物を済ませて再び部屋に戻ってゴソゴソしていたら久し振りに弟(仮)から電話があり、内親王誕生を知る。「報道振りからリークがあったのかと思ったけど、皇室の血が勝ったのかねぇ」などと話し、ジョージのこととか散々お喋りしてから腹ぺこで自宅に舞い戻る。
親王でも「お妃選び」が大変だろうけど、内親王だったからには皇位継承問題が再燃するだろう。初代女帝は推古天皇だったっけ。何せかつては女性天皇の時代があったので、男子のみと言う制限を解くのはたいした問題ではないだろう。しかし「天皇の長子が皇位を継ぐ」としてから親王が生まれる可能性は一応まだあるし、唯一の東宮御子として皇室規範が改変されたらされたで婿選びもさることながら、新宮にはかなりのプレッシャーとなるだろう。彼女のために変えられたとしたら、それだけで大変な重荷になるだろうから。この先5年が皇室存続の運命の分かれ道かも知れない。
てな特番を見る気にならないのでわけのわからん洋画を見たりしてから部屋に戻る。今日は結局3往復か。ネットに繋いで日記を読み、自分の日記を更新する頃には日付けが変わっていたけれど、明日は何の予定もないので(やるべきことはたくさんあるが)、今夜は思う存分に夜更かしビデオ♪
【video:宮廷料理人ヴァテール】
1671年4月22日、オランダとの開戦を睨み、復権を狙う老英雄コンデ大公(ジュリアン・グラヴァー)はルイ14世太陽王(ジュリアン・サンズ)夫妻とその一行総勢500人を所領のシャンティイ城に招き、借金の上に莫大な借金をして3日3晩の饗宴でもてなすことが決まり、総料理長のフランソワ・ヴァテール(ジェラール・ドパルデュー)に祝宴の手配を一任する。彼は1日め"太陽の栄光"、2日め"水の饗宴"、3日め"氷の饗宴"と言うテーマを決めて各々にバレエ、オペラ、芝居といった大掛かりな趣向をこらした饗宴の準備をした。
国王の側近ローザン侯爵(ティム・ロス)や国王の弟をはじめ、様々なトラブルとハプニングが続出するが、国王はヴァテールの演出に驚嘆し、上機嫌になり、賭けで大公に彼をヴェルサイユ宮廷料理人として差し出すよう申し出る。王の命令を聞き入れるわけに行かず、大公はヴァテールを召し出すことにするが、リュウマチの治療のため可愛がっていたオウムまで差し出したヴァテールには信じられない決定であった。
国王のお手付きとなった王妃付きの女官アンヌ・ド・モントージエ(ユマ・サーマン)に心惹かれたヴァテールは自身の才能の全てを使って砂糖細工の薔薇を送り、カナリアを救った礼がてら彼を訪ねたアンヌと結ばれる。しかし国王のお召しがかかり、ヴァテールが責めるのも聞かず彼女は心ならずも王を迎えに自室に戻る。翌日完璧を追求する彼を大いに落胆させる事件が起きる。宴に饗する魚が獲れなかったのだ。アンヌに手紙をしたため、ヴァテールは料理人の誇りをもって自らの命を断つ。
***** タイトルから超豪華料理のオンパレードを期待していたのに見事に裏切られた。そのかわり、料理人の仕事は料理だけではなかったことを知って驚いた。ヴァテールは宴会部長どころか、壮大なディナーショーの仕掛人である。これぞ"饗宴"と言うものか。「ホントにこんなことしたん?」と唖然とするばかりの一大エンターテイメントである。彼は食材の手配から仕掛けの裏方まで、演出すべてを取り仕切る"指揮者"であった。しかし現実には"主人"に持ち駒に過ぎず、それが彼の誇りを傷付けたのだろう。
主演のジェラール・ドパルデューは何度見ても『シラノ・ド・ベルジュラック』そのものに思えるが、本作でも実直な役どころを難無くこなしている感じである。いつも美しいユマ・サーマンの衣装はものすごく素敵で、音楽も美術も大掛かりで本当に素晴らしい作品なのだが、料理そのものは脇役扱いなのがどうしても不満である。←料理番組と違います
絵も美しいし、弟君とのやり取りも興味深いのだが、しかし宴会シーンだけが記憶に残るだけで、ストーリーそのものは主君に"売られる"悲哀が自殺の動機とするにはちょっと説得力に欠ける気がする。宮廷での家臣や女官たちの裏抗争みたいなのが垣間見られておもしろいのだけど、要するに主役が"裏方"の人間なので目立たないのかも知れないが、地味過ぎる感じ、と言ったところだろうか。それより『猿の惑星』以来、ティム・ロスが猿顔に見えてしまうのは困りものである。さらに言うとヅラは似合わん。 (2000年フランス・イギリス映画118分)
【fortune:接続詞占い】
あなたは「むしろ」さんです!
「むしろ」さんは、人と違った独特の視点が特徴。「斜に構えている」と誤解されることもありますが、決してそういうわけではありません。あなたが何か異をとなえる時には、ただ否定するだけではなく、その代案をかならず言います。ただ、あるものを改良することは得意ですが、ゼロからまったく新しいものを作ることはちょっと苦手。批判を加えたり、新しいものの見方を与える、補佐的な役割の仕事に就くと、力を発揮できます。
感想:HDとともに消えた過去ログにあったはずの占いだけど、なかなか当たってるかな、と思うので再アップ。
any comment please.
【you may say I'm a dreamer,but I'm not the only one】
遅ればせながら Shiroさんの"Island life"9/19より 世界の指導者たちへの請願 :The Petition (和訳)。 救援・援助ファンドは るなさん@"Lunar Magic" がリンクされています。 グローバル・ピース・キャンペーンも併せてご覧頂きたいと思います。
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