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科学捜査2
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科学捜査2

Forensic Science

〜 法医学&鑑識 〜

 

 


科学捜査

法医昆虫学

死亡時刻の推定

 

 

ルミノール反応

肉眼で見えない血痕を見つける。ルミノールはヘモグロビンの鉄分子と反応して蛍光を発する。布やアルコールで拭いたとしても反応が出る。

 

銃創(射創)

近距離の場合、銃創(射入口)が星型になる。

汚染輪とは、弾丸の油などが皮膚や組織に付着してできたもの。

距離が離れている場合には銃創が銃弾の直径より小さくなるため、アイスピックなどの刺創と区別しにくい場合あり。

   

 

 

 

プランクトンの検出

湿式壊機法。濃硝酸・濃硫酸に臓器の組織片をいれ加熱すると有機物が破壊され珪藻類が残る。これを遠心分離し顕微鏡で観察する。

 

定型縊死

気道・頸動脈・椎骨動脈が完全に閉塞されて瞬時に意識を失う。

顔面蒼白。溢血点がなく、あっても軽度。舌先が歯列から出る。死斑は足にしかできない。

日本の絞首刑で使用されるのは、長さ7.5m太さ2cmの麻縄。目隠し手錠をつけ、両膝を縛る。頭が地面周辺に来る程度まで落下する。10畳程度の普通の事務室風だと言われる。

 

 

 

 

凍死

体温が35度で体がだるくなり意識が低下、眠気と言語障害。31度で意識混濁。30度で昏睡状態。29度で不整脈。26-27度で死亡。

生存中は直腸温が低下しにくいが、死亡後に急速に低下する。

死斑は鮮紅色。胃に出血性糜爛。

 

  窒息の経過

1

前駆期

通常は特に症状はないが、過敏な人が心停止することがある

12

呼吸困難期

水を吸引。口腔から泡沫。

23

失神・痙攣期

意識を失い、痙攣が11.5分程度続く。反射が無くなり、瞳孔が拡大、眼球が突出。

34

終末呼吸期

痙攣が停止。無呼吸期を経て、浅くて間隔の長い終末呼吸へ。

数分〜8

心停止

弱くなっていた心拍が停止する

呼吸困難期では、失禁・脱糞・勃起・精液漏出などが見られることがある。

酸素濃度が5%以下の場所では短時間で死亡、7%以下では意識が遠くなり78分で死亡する。

  

毛髪鑑定

分かるのは人種・年齢・男女、体の部位、抜かれたか自然脱落か、病気や薬物の有無、大量のアルコールの有無。

ただ、毛根がない場合には男女・年齢すら識別不能。体のうぶ毛もあまり役に立たない。

毛髪は死亡すると伸びが停止するが、皮膚の乾燥・萎縮により、伸びているように見える。ひげ0.6mm/日、髪0.3mm/日程度。

スミソニアン博物館が5000年前のミイラの毛髪からコカインを検出したことがある。

 

銃のブローバック現象

発砲時に銃口周辺が真空になるため発射方向と逆に空気が流れること。

銃口には被害者の髪やガラス片など様々なものが残されることがある。銃口が接着していた場合、ガラスは5m程度後ろに飛ぶことがある。映画と違って、ガラスは銃弾を数発撃たないと全部は割れないため、ガラス越しの銃撃戦の場合、ヒビを検証するとどちらが先に発砲したか分かる。

   

 

 

死ろう化 adipocere

死体が水中や湿潤で風通しが悪い場所にあった場合、灰白色のチーズ様やワックス様に変化する。これは中性脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、その脂肪酸がCaイオンやMgイオンと結合することが原因。

また、細菌の作用により不飽和脂肪酸が飽和脂肪酸に変化することでも形成される。

湖底・海中など低温で起きやすく、動物・魚類・微生物などによる蚕食がない場合に限られる。

新生児や肥満体型の人は脂肪が多いため死ろう化しやすい。全身が死ろう化するには、半年から1年以上かかるが、全身に及ぶことは珍しく、通常は白骨化・融解などを伴う。

皮下軟部組織が保存されるため、索状痕・刺創痕などが残って死因を特定できる場合がある。

 

腐敗 putrefaction

微生物(腐敗菌)により、蛋白質やその他化合物が分解され、脂肪族アミン類や硫化水素などの悪臭を放つ物質が生成される。

大腸菌・腸球菌・ブドウ球菌・連鎖球菌などの腸内球菌の場合、死後に血管内血液を通して増殖、自身の発生したガス圧で全身に移動し、腐敗を進行させる。

20-35度で湿度が適度であれば腐敗の進行は早く、高温・低温の場合は遅い。腐敗全体の速度の目安としてはカスパーの法則があり、地上を1とすると水中2倍、土中8倍の速度で腐敗すると言われる。ただし、動物・昆虫・微生物などの存在や、温度・湿度の違いによって、腐敗の進行は大きく左右される。

飢餓・脱水・低体温などの場合、腐敗しづらいためミイラ化することも多い。特に標高の高い雪山などでは確実にミイラ化する。

腐敗は死後1-2日で右下腹部に淡青らん色調の変色が現れる。これは腸内細菌による含硫蛋白の分解で生じた硫化水素がヘモグロビンと結合して、硫化ヘモグロビンや硫化メトヘモグロビンとなり、見えるようになったもの。

これが全身に広がる死後3日位までには、皮静脈に沿った枝状の変色が見られる(樹枝状腐敗網:marbling)。

3-4日すると皮膚内で生産された腐敗産物が水泡を形成する(腐敗水泡:postmortem blister 写下)。火傷に似ているため鑑別には注意を要する。

 

5日程度すると、腐敗ガスが全身に発生する。これは硫化水素・二酸化炭素・アンモニア・メタン・インドール・スカトールなどの混合した気体で、強い臭気を持つ。

腐敗ガスは全身、特に腹部を膨張させる(巨人様観)、顔面では眼球や舌を突出させる。水中の死体が浮上するのは、この腐敗ガスのためであり浮力は非常に強い。冷蔵庫に入った死体が冷蔵庫ごと浮上したケースもある。

精子の活動は通常4日程度で停止、睾丸はガスで膨張する。

 

腐敗ガスが実質性臓器に発生すると大小の気泡ができスポンジ状になる(沫泡臓器:forming organ)。

 

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