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何ともわかりにくい映画である。まず舞台となるセビリアとパレードについてはたまたま先日『パズル(Nadie Conoce a Nadie)』を見ていたのでそれが聖週間(Semana Santa)の祭りだとわかったけれど、そんな背景を知らないとタイトルからして何のことかわからないだろう。おまけに脚本と編集も破綻している。話の繋ぎが説得力も何もあったものではない。観客、特にセマナソンタのことを知らない日本人などは始めから終わりまで「???」だと思う。
公開直前に911が勃発して延期されたのはツインタワーが神々しくそそり立ったカットがあるからではない、と確信できるほどかなり暴力的な長編である。原作はハーバート・アズベリーの「The Gangs of New York - An Informal History of The New York Underworld」で、実在した人物がモデルになっているからか、脇役のワル共が非常にリアルで活き活きしたキャラクターと感じた。レオくんは三つ編みしたり髷にしたり、眉間に皺を寄せてコワモテ面に励んでいるが、誰がどう見ても本作の主役はダニエル・デイ・ルイスだと思う。余談だが、この邦題は間違いである。原題がギャング「ズ」と複数である意味が完全に殺されている。
1.ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス/Final Flight of the Osiris(9:36) 監督:アンディ・ジョーンズ 脚本:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー スタジオ:Square 目隠しし刀剣トレーニングしていたサディアとスジュエはセンティネル接近の警報で現実に戻り、未知の通路からホバークラフト・オシリス号は地上に出てザイオンの危機を知る。メッセイジを持ってジュエは単身ザイオンに向かうが...
2.セカンド・ルネッサンス パート1/The Second Renaissance Part1(9:16) 3.セカンド・ルネッサンス パート2/The Second Renaissance Part2(9:24) 監督:前田真宏 脚本:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー スタジオ:Studio4℃ ザイオン・アーカイヴFile12-1。人類はマシンに敬意を払わず酷使し、自らは堕落していた。初めて主人に抵抗したマシンB1-66ER出現後人類はマシン撲滅を図るが、ロボットの故郷"01(ゼロ・ワン")が誕生し、繁栄する。核兵器も通用しないマシンの動力源を奪うため人類はダークストーム作戦を展開するが、マシンは新たな動力源を見出していた。第2ルネッサンスの始まりである。
4.キッズ・ストーリ/Kid's Story(9:41) 監督:渡辺信一郎 脚本:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー スタジオ:Studio4℃ 落ちこぼれ高校生ボッパーは墜落する不思議な夢を見た。ネットで答えを探そうとして「Am I alone?」と打ち込むだけに終わったが、翌日授業中に彼の携帯が鳴り、夢で見た"ネオ"の声が聞こえた。「彼らに見つかった、今すぐそこから逃げろ!」。
9.マトリキュレーテッド/Matriculated(9:52) 監督・脚本:ピーター・チョン スタジオ:DNA, Seoul 廃墟に潜伏中の反乱グループの人間たちはマシンを捕らえては再プログラミングしていた。捕らえたばかりのロボットを彼らの"ヒューマン・マトリックス"に招き入れて再教育中にセンティネルに襲撃される。人間側に寝返ったマシンは人間の1人アレクサを認識し、助けようとするが...
ともかく痛快とまではイカなくても長いワリに爽快な作品に仕上がったのはひとえにジェフ・ネイサンソンの脚本が良かったからだと思う。因みにFrank W. Abagnale本人もFrench Policemanとして出演していたらしい。監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ。 (2002年アメリカ映画141分)