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・ 「先発優先思考者」による被害創作系小説ジャンル間で起きた「提言騒動」もしくは「集い騒動」
 創作系小説サイト間で起きた問題。
 B氏が相互リンク先のA氏に「故意にネタを真似された」と思い込んだのがきっかけ。
 A氏は偶然であると主張したが、B氏は聞き入れず「A氏は盗作をした」とWeb上で公言。
 そこに先発優先思考を持つS氏が割りこみ、さらには他サイトを巻き込んで先発優先思考を「マナー」として広げようとしたため騒動が拡大してしまった。
 
 
「提言」とは?
 『創作小説サイトの作品同士について、その内容が多くの第三者の指摘を受けるほど重複した場合、作品を後からサイトに掲載した方(以下後発)が、先に公開されている作品(以下先発)の作者に敬意を表し、その意向に従って問題解決にあたる。-----つまり、噛み砕いていいますと、後発さんは先発さんとよく相談して、その意見に従ってくださいね、ということです』
 ・・・というのが、「マナー」として推奨しようとした「提言」の内容。
 
 しかしこのやり方は、二つの点で問題がある。
 第一に、「多くの第三者の指摘を受けるほど」という基準が曖昧であったことである。これは、悪意のある者がいくらでも指摘を増やすことができる余地を残している。
 第二に、作品を後から発表した者にとって不利なルールであったことである。本来ルールというものは誰に対しても公平でなくてはならない。だが「提言」は先発の者だけが一方的に有利になるように仕組まれている。また「先発」と言っても長い歴史の中で見れば必ずしも「先発」であるとはいえず、これも曖昧な基準であった。「提言」は後発者の権利を著しく侵害するものであり、これが「マナー」であるはずがなかった。
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