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●日記の内容をくれぐれも本気にしないでください。ほぼ何にも調べずに書いています。
●何を言っているのかよくわからない場合はとりあえず用語集を参照してください。
●時々同じ事を何度も書いています。心配するだけ無駄だと思うけど。
●敬称略。
●おしゃべりがどうしても治りません。
●日記を書いていないときは何も考えていません。
●リンクは御自由に(リンクを外すのも含め連絡不要です)。
●ここに書かれていることや文章の形式などはごっそりパクっても構いません。
●万一ここに書いてあることが何かの間違いでありがたく見えてしまうときは【あるわけなかろうおれカネゴン】、あなたの精神力が弱っていますので視聴を控えてください。危険です。
●もしここからリンクされると格が下がる/貫目が落ちるとお嘆きの場合はご連絡いただければ外します。
●日記インポート時のエラーがそこここに残っていたり恥ずかしくていたたまれない箇所があったりするので、折に触れて過去の日記も書き直しています。
●こんな日記を読むより、最上の日々や最尤日記や研修用資料やactive galacticの方をお勧めします。
●twitter: orekanegon
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アンダーセンがコンサル部門を分離。せっかくだから、そこにいる頭のよいコンサルどもを集めて、新しい宗教の仕様書を書き上げるプロジェクトを起こしてみてはどうだろう。アジェンダは以下の通り:
- 定義より始める(数学的対象を神と定義する、など)
- 人間を信頼しない(信頼性の低い通信インフラ並に扱う)
- 「欲」をベースに人間を解き明かす
- 欲が人間を動かすエンジンであることを認める
- 目的を達成することを「幸せ」と定義する
- 一人の幸せが他人にとって迷惑になる場合がある
- どんなものごとでもフェチの対象になりうる
- 最初にどきどきしてしまった対象を一生引きずる
- 地動説・進化論・分子生物学をベースに置く
- XMLで記述する(ただし説得力のある美しさを伴うこと)
- clear writingを目標にしない。明確過ぎる文章には余韻が生じない
- 従来の宗教との互換性を考慮する。できればバーチャルマシン上にうまくカプセル化し保護する。
- 霊魂を否定しない(形がなくとも定義は可能)
- 祈りは人間を対象とするものと定義する
- 地獄と天国はこの世にあるものとする
- 人を幸せにしない「禁欲」は単なるフェチと見なす
- 人種や民族の境目を台無しにする
- 数学的基礎の上に構築する
- 神(数学的対象)を知れば知るほど充実する
- 問題を解決することは神に近づくことになる
- 問題を解決しないことを罪と定義してもいい
- いくらでも神に近づくことはできるが、神を知り尽くすことはできない
- 神を知るには訓練が必要
- 神から逃れることはできない
- 有用な頓知・ことわざを厳選し、創作する
- 泣ける話、意地悪な話、いい話をモーパッサンやジョージ秋山、山田風太郎、まんが日本昔話などからごっそり取り込む
- 有限リソースの管理をうまく頓知化して教義に組み込む
- ものわかりのよい人物は聖職者になれないものとする。鍾馗様のような強面かつ数学的教養のある頑固者であることが必須
- 聖地を作らず、位牌のように持ち運びに便利かつ鑑定団で高値がつくようなアイテムを開発して聖化する
- そのまま憲法として使える、ないしは憲法のベースクラスとして継承可能にする
- 献金はしたければ勝手に、むしろ喜捨ないしは銭洗弁天のように水で清めて返す
- 太陽系、できれば銀河系にまで拡張可能な豊富な名前空間を用意
うまくいったら「地図に残る仕事(大成建設のコピー)」どころか歴史に残る仕事になるだろう【抹殺されるぞおれカネゴン】。
後はデイヴィッド・ボウイ並のカリスマ募集。当方プロ指向。初心者不可。技術よりやる気重視。土日練習できる人。12聖人と四天王と8人委員会も同時募集。
今朝、神田川で泳いでいる人が発見されてレスキュー隊が出動し、なぜか総武線に遅れが出る。駅に着くと、ホームで堂々とベルトをはずしてズボン半脱ぎの女性(10代)がいた。春の訪れ。
カネゴンはそうした人および酔っ払いおよび宗教の勧誘に話し掛けられることが多く、毎度のことながら緊張する【気弱なだけだおれカネゴン】。
近所では今ROBODEX2002が開催中。昼休みに行ってみよう。今やロボットは数少ない「夢が持てる」ジャンルにつき、だんだん開催頻度が頻繁になってくる。ロボットの機能がそのうち高度にモジュール化され、歩行機能ぐらいキットで買えるようになるかもしれない。
ロボット製作上の問題のひとつは動力源。バッテリーが重たいうちは、何のためにエネルギーを消費するのかわからなくなってくる。MHD発電も装置が大掛かりになる。バッテリー以外の、完全にコンパクトかつソリッドステートな動力源となると、やはり燃料電池ということになるのだろう。しかし今度は必要に応じて大出力を得ようとすると、コンデンサーが原理上かさばってしまうために搭載が難しい。結局ソフトウェアと同じで、地道な改良以外に道はないのかもしれない。
賞味期限切れの律法から導かれる結末。何の根拠もないのだけど、自爆テロがイスラエル側の自作自演でないと誰が言い切れるだろう【わしは知らんぞおれカネゴン】。自体が和平に向かって動こうとすると必ずそれを押しとどめる動きがあまりにタイミングよすぎる。その御技は、もはや「やすし・きよし」の境地に達しているほど。
カネゴンが首相ならきっとそうする。何しろ始めからパレスチナ人を生かしておくつもりなどないのだろうから。旧約聖書でも、中途半端に相手の民族を生かしたために神の怒りが落ちた話が何度となく現れている。これにどうやってサービスパックを当てればよいだろうか。しかしエホバの神にはサポートセンターはない。
地震、地震。
カネゴンの作業用PCのInternet Explorerをうっかり壊してしまったので、半日かけて再インストール。データが若干飛んだのが痛いが、その代わり完全に一からインストールし直したので劇的に速くなった。カネゴンは職場ではBookmarkをまったく使わず、URL 補完のみを使っていたため、URL キャッシュの作り直し(ただ見に行くだけ)が必要なのも痛い。
あとはSlashdot.jpでも少し話題になった「ゆで卵を回すと立ち上がる現象が証明された」。こんな身近な理論が証明されていなかったというのが物理学界の不思議なところ。少し調べてみるとこんなページがあった。
かつては端末の代名詞だったテレタイプライタ(TTY:タイプライタ+プリンタ+紙テープパンチャー+紙テープリーダー)は今や完璧に歴史的遺物になってしまった。カネゴンが幼虫(小学生)の頃は、このTTYがなければワンボードマイコンもただのマザボだった。当時で中古で50万ほどだったので小学生が買えるはずもない。プリンタ部分が世界最初のインクジェット方式だった「カシオタイピュータ」という端末は100万円もした。
月刊アスキー創刊号で、このタイピュータで印字したアセンブラコードが掲載され、翌号に「手書きリストを雑誌に載せるな」という手紙が来たという話がある。当時のタイピュータで使用されたインクジェットエンジンは今からでは信じがたいほど精度が荒く、まさにインクで一筆書きしたような温かみのある印字が得られた。何と言うか、ベクタグラフィックスの先駆けだったのかもしれない。
小学生のカネゴンは、視力2.0が0.1に落ちるほどゲーセンに入り浸る子供だったが、当時(確か東京タワーのゲーセンだったと思う)、今ではまず見かけることの無い「ベクタディスプレイ」方式のビデオゲームがあり、その独特の表現がすごく印象深かった覚えがある。要するに走査線というものがなく、すべての絵を電子線の一筆書きというかフリーハンドで描くというものだった。今調べてみると、どうやら今は亡きATARI社のゲームだったらしい【仕事しとるかおれカネゴン】。
最近もしかすると、過去ネタとかぶっていることが多いのではないかという気がしてきた。怪しいときは自分の日記を検索してから書くようにしているけど、自宅ではEUCコード、職場ではJISコードを使っているとすれば、検索漏れがあっても不思議は無い。nkfで処理できるかどうか今晩チャレンジ。
きたさんの日記を見て何となく思い出されたこと:
今や巨匠の出世作となった「未来少年コナン」を見終わった当時のカネゴンは「巨匠はきっと、舞台となる世界の精密な地図を描きながらたっぷりと時間をかけてプロットをたてたに違いない」と一方的に仮説を立てていた。舞台の移動がそれほどリアルに思えたのだった。
随分後になって、巨匠が昔の製作現場について語り倒した本を立ち読みすると「あの当時は、第一話を作った後どういうふうに展開させるか、実はこれっぽっちもプランができていなかった。はっきり言って内心焦っていたが、作りながら考えるよりほかになかった」みたいなことが書かれていて心底驚く。集団作業にしてこの陣頭指揮。ものづくりを神聖視してもしょうがないけど、ものづくりを「経営コンサルがTV東京で涼しく語る」ようには進められない一面があることを痛感。最近TVでネタにされることの多い桜田一門教会にしてもそうだけど、こういう宗教的情熱が本質にあるものがビジネスライクに作られることなどまずないのだろうし【涼しく語るかおれカネゴン】。
わずか5分で公転する連星系が発見される。自転ではなく公転というところが凄まじさを感じさせる。しかも自転周期と公転周期までほぼ一緒らしい。これだけの速度があると、星は回転方向に平らにつぶれてしまっているだろう。
もう一つの星ネタは渋谷で開催中のスーパーリアル・プラネタリウム。100万個もの星(11.5等級まで)を映し出す凄まじさ。その代わり星は動かせないらしい。地方巡業も行っているとのこと。
hardでloxseな日々で紹介されていた引越し見積もり依頼メール100件同時送信CGIは、まさに引越し間近のM1号のためにあるようなシステム。
Slashdotより。超臨界水でプラスチックを完全分解。「超力水」より力強そうな超臨界水の情報はこれ。総合的に見て、最も多数の物体を溶かすことができる溶媒はやはり水なのだろう。
勤務地が遠くなってから、勉強時間がほとんどなくなっていることに今更のように気付く。何とかせねば。
毎年のことながら、今の時期は精神的に辛い。春らしくなってきた反動でぐんと寒くなり、しかも雨。自動的に落ち込む。
MS が開発した絵で入力するパスワード。アイコンをクリックする順番で認証するらしい。今ならデジカメで撮ってから印刷してクリック順を書き込めばパスワードを忘れても安心。そのメモはあっという間に盗まれるか別のデジカメに収められそう。今ならスパイグッズに事欠かないので。
音を聞くと色が見える「共感覚(synesthesia)」。これもオカルト好きの定番アイテム。昔何かで見たのが「電車に子供の一団が乗っていると、その場所が赤く見える」みたいな経験談。カネゴンにはこういう感覚がこれっぽっちもないので想像もつかないけど、今時のSFXなら簡単に追体験できるかもしれない。
田中ニュースから「仕組まれた9・11 - アメリカは戦争を欲していた」という本が出るらしい。買ってしまおうか【貯金をせんかおれカネゴン】【図書館あるだろおれカネゴン】。
苦しい。
船は「she」で表されなくなるらしい。翻訳業界に激震か。波平の妻は舟。次はアジア人を人間扱いして欲しい。
カネゴンが繭(中学生)の頃、バスケットの世界ルールに変更が行われて結構驚いた覚えがある。スポーツ界には大した連絡網もなかったと思うのだけど、どうやって伝達したのだろう。そちらの方が気になった。日体大OB会経由かはたまたスポーツ新聞か。
バーチャル・キーボード。こういうのは映画の中にのみ登場する「芝居の馬」としてのガジェットだと思っていた。現実にこんなものがあったとしても、カネゴンはピアノを弾くときの癖でかなり強くひっぱたくため、たちまち腱鞘炎になること疑いなし。カネゴンが自宅で使用している Happy Hacking Keyboard は、裏にゴムを貼ってさらに静音化を図っている。
その昔、電子ドラムとして一時期席巻した「Simmons」(←なぜか公式サイトにアクセスできない)の最初のバージョンは、打面が固いプラスチックだったために、演奏したドラマーが次々に手首を痛める事故が発生したことを思い出す。今ではそんなことをするメーカーはまずないと思われる。YMOが散開ライブでSimmonsを使用したとき、わざわざゴムシートを貼ってしのいでいたはず。
キーボードと言えば、かつてはIBMの電動タイプライタ(セレクトリックタイパとかいう商品名だったような気がする)が最もタッチがよいとされていたが、今ではどうなのだろう。キーボードはもっともコストダウンのあおりを受け、一番しょぼいパーツが使用されるのが当たり前になってしまった。IBMのタッチを再現するようなメーカーはどこかにいないだろうか。
美談として語り継がれている「貧しい女の子が紙に描いた鍵盤のピアノで練習していた」エピソードがあった。バーチャル・キーボードは今や富の象徴だったりして。カネゴンはいらないけど。
*p2*
医者を格付けする企業が米国から上陸。こういう企業の存在は歓迎したいけど、何だか「モーニング」で「ブラックジャックによろしく」が連載され始めたのと余りにタイミングが合いすぎている。何をたくらんでいるのか。みんなアエンに騙されている。
ホットドッグプレス休刊。この業界、休刊=廃刊らしい。カネゴンはついにこの雑誌を読んだこともなければ、本屋にあることすら気付かなかった。Big Tommorrowすら、落ちてたのを読んだことがあるのに。
田中ニュースのキッシンジャーの呪い。最近中国が弱気なのが気になる。がんばれ(一和会的なポジションとしての)中国。
アルミニウムと酸素不足がアルツハイマーを引き起こすことがついに突き止められた。アルミ缶のビールを呑む気がたちまち失せる。酒は外で呑むに限るということか。
小学校のときの給食のアルミニウム食器は、こすると嫌な音をさせることも思い出す。アルミの鍋で酢の物を作ると穴が空くという話を聞いたこともある。カネゴンは材質としてのアルミが昔から好きになれなかった(ほかに軽くて錆びなくて安い材料がないのもわかるのだけど)が、いっそうアルミ嫌いに拍車がかかりそう。
ドラえもんの人間製造機で、人間の材料にアルミニウムが含まれていなかったことも思い出される。もともと化合物としてボーキサイトに含まれる形でしか天然に存在せず、電気精錬しないと単離できないほど強く化合しているせいか、硫化水素がないと生きていけない微生物はいてもアルミがないと生きていけない生物というのは聞いたことがない。それだけ生物にとって異質の金属なのかもしれない。
ギターの材料としてアルミが使われるようになったのは大学生の頃だろうか。当時ははっきりゲテモノで、P-MODEL以外に誰も使っていなかったような覚えが。慣れは恐ろしい【恐怖を煽るおれカネゴン】。
渋谷にある会社が行っている研究。ヒデキ指数(検定済み)=150。決して諦めずに研究を続行して欲しい。トンデモだの何だの声は、疑惑のデパート呼ばわりされている議員をマジョリティ気取りの集団が苛めぬくのと変わらないため、何ら相手にする必要なし。たった一つ成功すればいいのだから。実際にこの中の幾つかは、大真面目に研究されているものがある(「牛に昆布の遺伝子を導入」とか)。何ならカネゴンも手伝います【つぶすつもりかおれカネゴン】。
野暮なこととは知りつつ書きますが、冗談サイトです。
Nature BioNews。これもヒデキ指数をこんこんと刺激される。たとえばこんな記事。この種の研究の困難な点は、アメリカンジョークが日本人にとって面白くも何ともない点をどうクリアするかにつきるかもしれない。
賭けに負けると脳の温度が上昇する。今度はぜひ桜井章一を被験者(マルタ)として選出し、「勝負熱」がどこから発せられるか、それが今回の結果とどう違うかを突き止めて欲しい。
カスタネダ本を巡る攻防。カネゴンは大昔、このカルロス・カスタネダの書いた本を読まされたことがある。あまりに昔でよく覚えていないのだけど、とにかくマジック・マッシュルームを食べると神が見えるみたいな話が延々書かれていたような覚えがある。
前にも書いたような気がするのだけど、カネゴンが大学にいた頃、カネゴンと同じぐらい学校に行かなかった同じクラスの女の子(名前も思い出せない)がいて、「あたしにはドラッグを教えてくれる師匠がいるの」という話を聞かされたことがある。あっけにとられるカネゴンにはお構いなしにどんどん喋りつづける。「その人は、絶対バッドトリップしない組み合わせを相手によって調合してくれるの」「あたし、あの時神を見た」。今はどうしているだろうか。
会社で近々席替えが行われることになった。今度は上司の真ん前、しかも通路側なので後ろから丸見え。これまでのように日記が書けるかどうか【本末転倒おれカネゴン】。
カネゴンの苦手なことの一つに「映画文法の読み取り」がある。要するに、解説なしで映画を見ると、他の人が当たり前に理解できることをがんがん見落としているらしい。後で「そういう意味だったのか」と愕然とすることばかり。当然、「こういうシーンなら次はこうなる」という予測もまったく立たない。今では開き直って映画秘宝を読むだけで済ましている。
(前にも書いた気がする)色川武大が実際に行っていた文章の練習方法というのが、本人は「学がないから他に思いつかなかった」と言いながら説明していたが、極めてシンプルであるにもかかわらず、カネゴンにとってかなり驚異的だった。まず何か文を1ページ書く。それを別の紙に書き写し、直したいところがあれば直す。そうしたらまたそれを別の紙に書き写しながら直し、とこれを何十回となく繰り返す。この恐ろしく地味な方法をただただ実行することで無駄な言葉を削ぎ落とし、少ないボキャブラリーを練り上げることができたかもしれないとの由。どんなばくちでも異様なまでに慎重に臨む色川武大らしい話。とても真似できそうにない【したって無駄のおれカネゴン】。この手法、翻訳でも使えることに突如気付く。
【】書きでカネゴンにありがたいツッコミを入れてくれるのは誰なのか、ずっと考えていたが、きっとカネゴンのご先祖様なのだろう。そういうことにしておく。霊魂が実在するかどうかはわからないが、ご先祖様は確実に存在していたはず。
南極の巨大な氷が壊れる。比較の対象が「鳥取県並」とか「千葉県より大きい」とある。まったくもって不謹慎ですが、ハワイあたりに漂着しないだろうか。
鈴木みその漫画「おとなのしくみ」を突然古本屋でジャケ買い。美大出身もうなずけるきれいな色彩と「ちゃんと」かわいい女の子、それと暴露系お下品ネタのコントラストがたまらない。カネゴンのゲームの知識はシムシティの頃から脳死したままなので、そっち方面の話題が新鮮に感じられる。他のも買おう。
やぎコラムを読んでいて、ミッフィーでおなじみのディック・ブルーナはたった4色しか色を使っていないとあって驚く。そこで思い出されるのが、宇宙戦艦ヤマトの艦体の大半を占める「灰色」を作り出すために大量の絵の具を無駄にしたというプロジェクトXじみた話。おそらくブルーナも、ヤマトのスタッフなみに膨大な絵の具を無駄にしたのだろうと勝手に推測。いや、Photoshop もない時代ならではのエピソードとして成立してもらうためには、ぜひそうあってもらわねば【事実歪曲おれカネゴン】。
昨晩のNHKで再放送されていた異能の画家伊藤若冲(じゃくちゅう)のドキュメンタリーが面白かった。演出がかなり妙で、現代の風景の中で岸部一徳らに強引に時代劇の格好をさせていた。映像関係者が一度は思い付いて没にしそうな演出。
その若冲はと言えば、ほとんど(軽度の)自閉症の症例そのもののような一生を送ったらしい。無駄と言ってもいいぐらいの過剰な描き込み、中国の山水画から体得した見事な構図、ポケモンにも通じる見事な「かわいらしさ」、その一方でかなりヘンなデッサン(象さんの絵はかなり笑えた)。それらが渾然一体となって、結果として息を呑むほど素晴らしい内容になっている。まじで感動。
ネットで若冲の絵を検索すると、番組では扱われなかった抹香臭い仏画ばかりが出てきたのはどういうことなのだろう。
ううう。
理数離れを科学的手法で食い止める。一つの方法だけで何とかなるとはとても思えない。白衣に代わるかっこいい制服など、考えられるあらゆる手段を使う方がいいのでは。でも一番効果的なのは、科学者のスターが現れること。その次は、数学コンテスト優勝者をタレントに約束すること(アイルランドでは本当にあるらしい)。効果的な方法に限って、学者のプライドが許さなかったりするかもしれない。
馬に食わせるほど大量に存在する日本の「学習マンガ」には一定の傾向、つまり「心理描写の欠落」がある。登場人物がぶつぶつ独り言をつぶやけばいいというものではないけれど、不思議に皆このフレームワークから外れようとしない。なぜかしら。カネゴンは安彦良和の学習マンガ(「よくわかる労働組合」とか)を希望。
エレキングを操るピット星人(が地球人の女の子に化けた姿)を見たとき、誰かに似ていると思ったら安室奈美恵に似ていることに気付いた。ピット星人役の女の子は、名前は知らないけどえらくエキゾチックというか沖縄を感じさせる雰囲気で、ぎょっとさせる。
山上たつひこの名作マンガ喜劇新思想体系に、「強制的に射精を行わせる装置」というものが登場していた。背中に2箇所電極をつけて、パルス電流を通じるだけといういたって簡単な仕組み。実際にこれと似た装置を使用して牛の精子を採取していたりするらしい。マンガでの描写を見る限りでは、一瞬にして絶頂に達してしまうようだ。これは覚醒した状態で強制的に夢精させられるようなもので、最早究極の快感ということになる。
こんなものが発売されたら、爆発的に売れてしまいそう。民族が滅亡するまでこきまくる可能性があるので、モサドあたりの情報機関は真剣に導入を検討するとよい。もしかすると、マトリックスの登場人物の背中や首に開いている穴の一つはそれ用だったりして。
ふと思ったのだけど、いわゆる低周波治療機(パチンコ屋で持ち込み禁止されているアレ)を使えば、同等の効果が得られるのではないだろうか。そう言えば大昔自分でやってみたような気もするのだけど、結果を覚えていない(ということはダメだったのか)。どなたか報告を求む。
オープンソースのコードをちゃっかり使用していることが証明された。これは、新手のトロイの木馬、あるいは放射性アイソトープのような効果が結果として得られたということかもしれない。何だか、つまみぐいした後に暗闇で食べ物の形に胃が光ってしまったようなばつの悪さ。情報源:hardでlocseな日々。
世界で最大の宗教が抱える脆弱性が、「神が明示的に禁止していないことなら何をやってもOK」という解釈が許されてしまう点だったらどうしよう【敵を増やすかおれカネゴン】。2000年前の律法は、とっくに賞味期限切れだったりして。
いつの世も「人に迷惑をかけなければ何をしてもいい」という理屈を論破するのは極めて困難だけど、これは一見論理学の問題に見えて、実は全然違う問題なのではないか。などと言いつつ論理学は(大学で授業を取っていたにもかかわらず)よく知らないのですが【さもありなんのおれカネゴン】。
なぜか世の大人は、この手の理屈をこねる子供に対して論理学的なアプローチを取ろうとする(倫理がとっくに破綻しているので)。カジノのルールが一見公平に見えて実は胴元が有利なように、実は勝ち目の無いゲームである可能性が大。この問題はおそらく、(一見無限に見える)有限のリソースを管理する問題、または統計の問題なのではないかと勝手に見当をつけている。何と言うか、王様一人が贅沢をするなら長持ちするけど、国民全員が王様のように贅沢し放題するとあっという間にリソースが尽きてしまうみたいな。もう少し考えます。
カネゴン日記で時々引用させていただいたYAMDAS Projectのyomoyomoさんからメールをいただく。ありがたいことです。案の定カネゴンは「YAMADAS Project」と誤記をしていたことが同時に判明。よくあることですとおっしゃっていただきましたが、いずれにしろ大変失礼致しました。
フレドリック・ブラウンの超短編「想像(Imagine)」は、たった2ページであるにもかかわらず御飯が2000杯ぐらい食べられるほどの濃厚なSFだとカネゴン勝手に思っているが、その短編で最も驚かされたのは「世の中には、易々と想像してしまうことができるもの(背後霊とか超能力とか)があると同時に、自明であるにもかかわらず実に想像するのが難しいものごとがある」というコンセプトの方だった。同じように、間違えにくいものと間違えやすいものというものがあると書くと単なる言い訳。重ね重ね失礼しました。
田中ニュースの新作「アメリカの挑発に乗れない中国」。乗れないのではなく、(馬鹿馬鹿しくて)乗る気にもなれないのであって欲しい。あるいは量産ザクの生産体制が完了するまでの臥薪嘗胆であって欲しい【責任取れよおれカネゴン】。
土日の密命遂行中に偶然目にした「算額問答」という中篇は、カネゴンの知る限りおそらく日本初と思われる、早すぎた「数学小説」。しかも昭和13年の作。日本最初の麻雀劇画を描いたのがジャンルものの大家「つのだじろう」だったということを知ったときと同様の衝撃。この当時、まず資料を集めるだけで大変な労力だったと思われる。和算の世界には関孝和以外にも数多くの流派があり、一子相伝にまつわるスキャンダラスな事件もあったらしいことをカネゴン今頃知る。なお、ストーリーの中で、主人公「直円」が江戸時代にモンテカルロ法で円周率を算出しようとしていたかのような描写があって驚くが、よく読むと確率の論議をしていたのをカネゴンが単に読み違えていたことが判明。嗚呼。
当然の理として、数学者が数学を悪く言うことは論理的にありえず、数学者の語る数学はどうしても自画自賛の匂いがつきまとう。部外者が適当なことを言ったり風穴を開けることには必ずや意味があると思われる【だからといっておれカネゴン】。なお、日本で最初の幾何学漫画は山田芳裕の「度胸星」(「算数王子」は単なるネタ以上ではないので違うと思う、好きだけど)、日本で最初の伝奇幾何学小説は半村良「妖星伝」だと勝手に決めているカネゴンでした。妖星伝の後半で、密命を帯びた鬼道衆の一人がトワイライトゾーンに迷い込み、身体が裏返って死ぬまでの描写はまさにトポロジーの魔力。
韓国でもハリポタが侵食。何だかぼくの地球を守って(ぼく球)の頃に「前世探し」が流行ったときのよう。あるいは小学生がMMRに描かれたことを本気にしてしまったときのような。
大分前にカネゴンが読んだ呉智英の文章(これ以外の文章は読んだことがない)で、この辺の事情について「どんな平凡な人間であっても、その人間だけに微笑みかけてくれる神秘、その人間だけを特別扱いしてくれる神秘、それがオカルトブームの本質」と一刀両断していた。「たとえば美大では、3年4年と学年が進んで、地元ではいっぱしの絵描きだった学生がやがて普通の人間であることにいやでも気付かされる。そしてそれと比例して神秘に逃げ場を求める霊感少女が増えていく」とも。
その通りだと思うけど、でもこれだとあまりに救いがない。カネゴン自身救われない。誰にでも開かれている神秘は、それが平等であることをどんなに力説したところで定義上神秘ではないと思うし、孔子老子の時代からそういう事情は別段変わっていないのではないかしら。「あからさまな神秘」「みんなの神秘」と書くと、やはり間抜けになる。代わりになるものを作らずに信仰の対象をただ壊してしまうのはカネゴンやっぱり気が咎める【そっちがあぶないおれカネゴン】。
EUのガリレオ計画に反対。この国がどんなことを嫌がるか、だいたい見当がついてきた。EUと中国と日本とロシアでこの計画を大々的に進めることを、おそらく最も嫌がりそう。「麻雀は、相手が嫌がることをしないと勝てません」と阿佐田哲也も言っていたし【麻雀はからきし弱いおれカネゴン】。外交とは「オールイカサマありの麻雀」と等価だとカネゴン勝手に思っています。
それならば、ガリレオ計画を米抜きで大々的に推進すると発表し、適当な研究所っぽいものを建設して(ハリボテでOK)、入念に準備を整えて、侵入する間諜を片っ端から捕まえて世界中のさらし者にすれば、最小限の投資で最大の効果をあげられる。
上記のコンセプトを応用して、外務大臣に桜井章一を登用したら、世界中から馬鹿にされるだろうか。それとも「中国古来の枠にとらわれない人材登用だ」といい意味で勘違いされるだろうか。いずれにしろテンパイは読まれそうにない。
(内輪ですみません)自宅のMozillaを0.9.8にアップグレードしたら、これまでどうやっても動作しなかった日本語TrueTypeフォントが突然使えるようになった。MathMLもかなり使える。その代わり、長い長いHTMLを表示すると途中でぐちゃぐちゃになってしまうのが困った。0.9.9にしていないのはDebianパッケージにまだ0.9.9が登場していないため。
アンダーセン訴えられる。こういう報道を見るたびに、叱られるのが怖いのはカネゴンだけではなかったことがわかり、生きる希望が湧いてくる。大分前に小耳にはさんだ話では、アンダーセンのコンサルティング部門は社内での足の引っ張り合いが凄いのだそうだ。本業で頑張るよりも、できる人を後ろから狙い撃ちする方がコストが低ければやはりそうなってしまうのだろうか。別世界の話なのでよくわからないけど。
あまりにも日記に季節感が欠けている。何とかせねば。
英語圏の飛行機や長距離バスなんかに備え付けられているエチケット袋(鬼太郎袋)には、かつて「Sick」と書いてあったのが、それを見ただけで吐いてしまう客が後を絶たなくて表現を変えたのだそうだ。誰しも暗示に弱いことを実感させる。他にどんな言葉を見せたら吐くだろうか【やめておかんかおれカネゴン】。
(寺田寅彦風に)Insighterを見てて思い出す。欧米人は風邪をひいても花粉症になってもマスクをしないらしい。あんなに鼻の穴が大きいのに大変そう。雨が降っても傘をなかなかささないらしい。何だか見栄っ張りの江戸っ子みたい。
考えてみたら、マスクはもともと日本の風習でも何でもないもののはずだから、明治あたりにドイツあたりから来たのだと思うのだけど、ご当地ではすっかり忘れ去られているのだろうか。
カネゴンはマスクは積極的にはしないが別に嫌いではない。レインボーマンみたいだからだろうか。丸尾末広の漫画の登場人物がよく装着している、戦前の真っ黒なマスク(カラス天狗みたいに見える)はもう入手不可能だろうか。
週末はある密命を帯びて遠隔地に移動予定。
東大の荻谷昌巳氏のページ。ネタは少し古めだけど、何だかむちゃくちゃ面白い(今時珍しくヘッダのないツルツルHTMLなので文字化けしますが、直せます)。たとえば「インチキ」とか「笑点」とか。もしかすると計算機科学でこの人を知らないとモグリだったりするのかも。また一つ、勉強になった【今更遅いわおれカネゴン】。ちょっぴり引用させてください。
分子とかけて計算と解く。そのこころは、というと、僕が最近強く認識していることは、分子の構造形成が計算にほかならない、ということである。このことには、この分野の若き研究者であるウィンフリーがすでに気づいていた。最近、マッカーサー財団からジーニアス・アオードを授与された彼は、DNAのセルフ・アセンブリー(自己組織化)と形式言語の関連について見事な対応を与えている。簡単にいうと、通常の線形のDNA分子のセルフ・アセンブリーは正則言語に、木構造のDNA分子のセルフ・アセンブリーは文脈自由言語に、タイル状のDNA分子のセルフ・アセンブリーは0型言語に対応することを示した。
「ジーニアス賞」というのも凄い名前だけど(天才てれびくんみたい)、特に最後の文で述べられている内容は何だか素晴らし過ぎ(日付がなくてわからないけど、もしかして少し古めの話だろうか)。ヒデキ指数が150に達する。
他にも、「アイコンの種類が常用漢字よりも多くなってしまったシステム」もいい話。「プログラムを書かないハッカー」は、「演奏しないロックンローラー」というキャッチコピーを思わせる(こっちの方がおさまりがいいけど)。
つまらんことを考える。身体中の筋肉を、何かの注射で一時的に完全に動かないようにした状態で、ものを考えることができるだろうか。舌ひとつ、眼球ひとつ動かせない状態でできるだろうか。知りたい。その状態で脳で直接カーソルを操作をやってみればすぐ確認できると思う。問題は、後遺症を残さずに筋肉を完全に殺すような注射があるものかどうか【死んでしまうぞおれカネゴン】。
遅刻。
目から入る情報で耳に錯覚が生じる。この間スマスマでやっていた、「互いに相手のセリフを代わりに喋りながら行う寸劇」(少々イメージしにくいですが、床屋と客が話していて、客が床屋のセリフを、床屋が客のセリフを喋りながら、他はまったく普通に振舞う。相手が喋ってくれているときにはこちらは口パクで合わせる)は、まさにこの錯覚を利用したものかもしれない【それはどうだかおれカネゴン】。この錯覚は手品などでもあまりこれまで利用されてこなかったと考えられるので、大いなるヒントになるといい。
この間の特命リサーチ「側頭葉に磁気を浴びると幻覚が見える」はやはりどう考えてもおかしい【仕事はしとるかおれカネゴン】。磁気で幻覚が誘発されるなら、電磁気の父ファラデー以前から報告されているはず。カネゴンが何となく思うのは、地下の断層に圧力が加わるとピエゾ効果で電圧が発生するまではいいとして、むしろそこから先は電圧が生じることによって発生する「イオン」の方が人体に影響を与えるのではないか【断定するかおれカネゴン】。そのイオンが磁力線に沿って移動するということならあるかもしれない。気になる科学レポートを見ると何だかそれっぽいことが書いてある。
カネゴンは昔から、いつもと違うシャンプーを使うのが苦手だった。シャンプーを突然いつもと違うものに変えると頭が帯電したようになってしまい、春先の変質者のようにぼおっとしてしまう。きっと頭髪のイオン化傾向が変わってしまったためにこの現象が引き起こされるのだとカネゴン勝手に信じていて、そこから磁気よりもイオンの方が人体のコンディションに与える影響は遥かに大きいのではないかと思う【裏付けないぞおれカネゴン】。
そして違うシャンプーもしばらく使っていると慣れてしまい、この現象は起きなくなる。ということは、イオン化傾向自体より、その変化によってもたらされるのではないだろうか。ということはこの現象は微分方程式で記述することが可能になるはず。今でたらめに書いてみると:
M は発狂の度合い、I はイオン化傾向、tは時間
だったりしたらどうしよう【勝手にしとれおれカネゴン】。元ネタはこちら。
「モノづくり あれもこれも」はほとんど「読むプロジェクトX」。中島みゆきをガンガン頭音で鳴らしながら読んでしまう。情報源:hardでloxseな日々。
昨日のハブダイナモについて読み違えたまま書いていたことが判明。それから、緑の恐怖殿から引用していたことを書き忘れてました。恥ずかしからずや、いや恥ずかしい。
脳で直接カーソルを操作。こういう話を見るたびに思う。福田裕彦氏の連載にあった「ひどい二日酔いの朝に『ここに
洗面器一杯のぬるいウイスキーがあったら確実に吐くだろうな』という想像を止められない」という名言からもわかるように、(まったく筋肉を使用しないと仮定して)操作を止めておきたい場合にどうやって「確実に操作を抑制するのか」という点が気になる。誰しもネガティブな想像を止められないことがあるのに、肝心な操作中にそれが起きたらどうしよう。サイドブレーキのない自動車のようなものだろうか。
どえらく久しぶりにキーボードマガジンを立ち読みしたら、出し抜けに難波弘之と宮台真司(←どういう人なのかはよくわからない)が「プログレ」をテーマに対談していて目を疑った。難波弘之は「キース・エマーソンはお坊ちゃんに見えるが間違いなくパンクだ」とひたすら主張していて、宮台真司が必死に合わせているのがおかしい。そして今月号にもやはり(広告だけでなく)本文にミニムーグの写真が載っていて、そういうページだけカネゴンが現役読者だった頃とまるで変わっておらず、時間が止まっているみたいだった。
福田裕彦氏も健在のようで何より。この人は山下洋輔に匹敵するぐらいめちゃめちゃ文章が面白く、キーボードマガジンでの彼の連載はカネゴンの数少ない楽しみの一つだった。特にあの時代(80年代前半)にキーボードマガジンでゴジラについて好き勝手に語り倒していたのは福田氏ぐらいだろう。連載が進むにつれて(意図的にかどうかは不明だが)フィクションを混ぜ始め、いつの間にか妙なSF読み物と化し、おそらく読者がついていけなくなったのか、以後ぱったりと書かなくなった。そこが面白い部分だったのに。カネゴンがキーボードマガジンを読まなくなったのはその辺に原因があったかもしれない。
おやっさんが楽しみにしているWWF横浜大会編が放映中止。
闘う学者中西準子ホームページ。闘うというより、ついっとまともなことを言ったら周りに騒がれたという方が実情に近いだろうか。もう少し読み込んでみる。
柳下氏の日記を見てカネゴンも思い出す。カネゴンもご多分に漏れずジョイ・ディヴィジョンとか聴いていたことを【そうかやっぱりおれカネゴン】。昨今ではこういう人をゴスと呼ぶらしいが、テクノカットにも踏み切れなかったカネゴンのこと、当然そのような「形から入る」ことはできるわけなし。思春期で頭を抱えているとどうしてこういうダークサイドの音楽に引き寄せられるのか。ダブはあんまり聴くチャンスがなかったけど。
それだけに、「God Save the すげこまくん」という漫画で、主人公のすげこまが会話が持たなくてあれこれ錯乱したことを考えているときの背景に「羊」とか「ゲッセマネ」とか「呪」などとともに「じょいでぃびじょん」の文字を見かけたときに腹を抱えて笑ってしまった。小道具の墓石に「Confusion」と書いてあったのもポイント高い。
小劇場系の劇団のネーミングは一見何でもありに見えるが必ず一定の傾向がある。小劇場に限らず、ソフトウェアでもバンド名でも番組名でも何でもそうなのだけど。GNUのソフトに「ぬかみそ」とかつける人はいないし、番組名に「成仏」という文字を使う人もいない。
何となく、劇団名に使えそうな言葉(かつスキャンダラスなもの)として「毒入りマクドナルド」「毒入りスターウォーズ」「毒入りディズニー」まで思いついたのだけど、そこから先を考えるのが面倒になってきた。名作CGI電波ニュースのような調子で、劇団の名前に使えそうな言葉をいくらでも作り出すCGIはないだろうか。欲しい【自分で作れよおれカネゴン】【誰が使うかおれカネゴン】。
ハブダイナモ、知らなかった。
いったいどうしてこんないいものがこれまでなかったのか。ホイールに磁石をつけると従来なら砂鉄だらけになったからではないかと勝手に想像。昔は磁石に毛が生えると思われていたほど。その辺をどうやってクリアしたのだろう。
観測史上最も遠い銀河にも惹かれるが、世界中の氷河の溶解速度が急上昇の方が気になる。海岸沿いの家は50年後に続々水没してしまうかもしれない【煽るでないぞおれカネゴン】。原因を究明している間に手遅れになる可能性が高いので、今更「誰それが悪い」などと言い合うのは無しにしたい。
赤ん坊を窓から投げ落として救出。お願いだからカネゴンの方には投げないで欲しい。ドッジボールでろくすっぽ球を取れなかったカネゴンは、受け取りそこなった時の惨状を真っ先に想像してしまう【あんたにゃ頼まんおれカネゴン】。
きたさんの日記で見つけたHTTPの勉強ページ。しかしHTTP cachingにある「帰納的有効期限(heuristic expiration time)」って何だろう。「発見的有効期限」とかするとますます意味不明なので、システムが自主的に(ある程度試行錯誤で)設定する有効期限という意味で「自主的有効期限」とか「自律設定有効期限」とかの方がよいような気がする。RFCではこれが定訳になってしまっているのだろうか。
今朝のニュースでもやっていた「メタンハイドレードの採掘に成功」。これだけ大量の炭素が今後解き放たれるとなると、京都議定書あたりから何か突っ込まれそう。メタンハイドレードといえば岡崎二郎がこれをネタにしたマンガを描いていた。
カネゴンが繭(小学生)のときに愛読した「朝日少年少女理科年鑑」に、海外から輸入される液化天然ガスの「冷熱」を有効利用する(従来は単にガスに海水をかけて捨てていた冷熱を、他の冷却に活用する)というテーマの記事があり、そこに「何しろ海外から輸入されるのだからこの冷熱は無尽蔵かつタダなのです」みたいな記述があった。当時これを読んでいて「天然ガスを輸出する側では冷却にコストをかけているんだから地球全体のトータルでは変わらないんじゃないかしら」と疑問に思った(がそのままにしてあった)。
どこから持ってきたかが見え見えですが、TDK のホームページにある「Coffee Break」は日経サイエンスの連載広告の内容がそのまま載っていてありがたい。じしゃく忍法帳も読み応えあり。特に「やってみよう」は膨大かつ貴重な電気工作データベース(PDF形式)。ヒデキ指数(検定済)=100。
ついにmozillaのバージョンが0.9.9に。しかもついについにMathMLがデフォルトで装備された。これを最も慶ぶのはパスファインダー物理学チームではないだろうか。ここの掲示板で、数式をWebでうまく表す仕組みがないかどうか相談しあっているのを見かけたことがあるので。よく見ると新作もアップされている。もういくつ寝ると経済本が出るのだろう【少しは控えいおれカネゴン】。
バービー人形に対抗してイスラム的な人形を発売。売れ行きが芳しくないとあるが、同じ戦略(欲に訴える)を取るのは相手に一日の長があり、不利な気がする。阿佐田哲也老師は「相手と同じことをしていたらギャンブルには勝てません」と教えているので、ここで逆転の三倍満をツモるには、もう少し違う方法にしたい。何なら日本から孔子暗黒伝でもガンダムでもクレヨンしんちゃんでもお好きなコンテンツを無償提供するので、おそらく誰一人著作権など払ったことのない千夜一夜物語のお返しと思って存分に活用してみてはどうだろう【おまえが決めるなおれカネゴン】。ストーリーが良いのは七難隠す。志村喬亡き今は、脇役に名優朱旭氏を起用すればリアリティ三倍満になること請け合い。東方の光とならんことを。
キツネ目の男が証人喚問について語る。この人は毎度面白いが、カネゴンどこまで信じていいかでよく迷う。この人の場合、基本的に自分の本が売れさえすればいいはずなので、それを差し引いて考えればちょうどいいかもしれない。
急に気候が春になって、暁を覚えずどころか廃人に近いほどの眠気。
さる土曜日、きんどーさんの挙式が厳かに執り行われる。「あけてくれ」を始めとして驚くほどの出席者数にカネゴン圧倒される。もう少しで記念写真に全員入りきれなくなるほど。ガラガランダー!も多忙の間をぬってモグラ獣人とともにかけつけてくれた。おめでとうございます、きんどーさん。二次会の司会担当のM1号もおつかれさまです。
そして京都在住デロちゃんが、米国会計士試験に合格したとの吉報が届く。おめでとうございます。
カネゴンはきんどーさんの挙式直後に今度は高井戸に駆けつけ、某祝い事撮影のため、他の屈強な男2人と共にミニスカポリスの扮装をする。きちんと化粧もし、金髪のカツラをかぶる本格派だが、ブーツは残念ながらなし。まだ春浅い高井戸は肌寒く、素肌にピッタリの衣装(下にブラウスなし)のせいで、もう少しでヘソの周りが風邪をひくかと思った。
撮影では、パンツ丸見えのミニスカートで衆人環視の中騎馬戦の格好をして全速力で走り抜けるという得がたい体験をした。ミニスカを穿いてみて、初めて年頃の女性の気持ちというものをほんのわずか推し量ることができたような気がする。何と言うか、恥ずかしくもこそばゆくもあるが、ミニスカは絶大なコントローラーであるということを思い知らされた。ちょいと開けたり閉めたりするだけで、周りの視線(主に男性)がばつが悪そうに動くのがたまらなく面白い【クセにするなよおれカネゴン】。ミニスカは一種の権力を得るためのツールであることが判明した以上、早晩免許制に移行すべきかもしれない。こんな道具を手中にして、有頂天になるなという方が困難。ミニスカ筆記試験、ミニスカ路上試験の登場も近いか。免許更新を断られて年を実感したりして。
さっそくseed氏より東大女装研究のタレコミが。ありがたいことです。
特命リサーチは「断層から発生する地磁気が脳の側頭葉に作用すると幻覚が見える」。やっぱりこの番組はこういうものを扱わないと。ネット上のこの種の情報はほぼ間違いなくオカルト者からのものだったりするが、少しはこういうことを真面目に研究している人はいないのだろうか。この番組で取り扱っていたのは「静的な磁気」でクーロンの法則しか関係ない世界だが、変化する磁気(必然的に電界も変化し、電磁波が発生する)については何も触れていないのが不満。
主流の見解は「磁気は人間に特に有効な作用を行わない」というものだろうが、そうするとピップエレキバンはどうなるのか。何にしろ、このジャンルは学者が困った顔をしそうな辺りが面白い。早速強力な磁石を買うかTVを分解して取り出して耳の上に当ててみよう。即座に結論は出る。もし幻覚が見えるなら、究極のナチュラルドラッグとなる可能性がある。というか今まで誰も気が付かない方がどうかしているような気がする。
猿の頭に電磁石を巻いて高周波を流すと猿が発狂したという研究を行った人がいるらしいのだが、猿が発狂したかどうかをどうやって確認したのだろう(前にも書いたかもしれない)。
BulkNews.Net。主要なニュースをかき集めてくれるサイト。実に便利。これまたSeed氏よりのタレコミ。
ミニスカの撮影の後、またしても頭痛に悩まされ、吉祥寺のマンガ喫茶で横になってうめく。撮影場所が杉並のオバケ煙突のそばだったせいか。この所、杉並および吉祥寺方面に行くとなぜか頭痛がする。にもかかわらず、自動車に最適化された町:練馬区では車ががんがん通る国道沿いを歩いても頭痛にならなかった。これは一体どういうことなのか。何と言うかホルムアルデヒド(二日酔いの元になる物質)系の頭の痛さ。
きっとこんなことはとっくに誰かが言っていると思うし見かけたこともあるような気もするのだけど、何となく自分のために整理しておく【仕事はしとるかおれカネゴン】。
科学は性質だけを記述する。そのため、「それはどうして?」という質問への回答は苦手。たとえば、「どうして人前で話すと赤面するの?」と聞かれて「顔の毛細血管が開くからです」と答えても、今度は「どうして毛細血管が開くの?」と聞かれる。「脳の温度が上がりすぎるのを防ぐためらしいよ」と答えても、今度は「じゃあどうして脳の温度が上がるの?」と何度でも質問のおかわりを繰り返すことができる。科学は性質を記述するもので、本質を記述するためのものではないから。「どうやって」には答えられても「どうして」は答えにくい。
逆に宗教は、いきなり本質だけを記述する。だから「それはどうして?」という質問には究極の答えを返すことができる。「××が取り計らってくれたから」「あなたは召されているから」。およそこの世にあるほとんどの質問は「どうして自分は生まれてきたの」に集約されると勝手に思うのだけど、さっきの話からも、これに回答を与えようとするものが宗教なのだろう。その代わり、プロセスについては省みないので、「じゃあどうやって?」という質問に答えるのは苦手。
だからきっと、宗教の矛盾を見つけるのはたいてい簡単だけど何の自慢にもならないのだろう。目的が違うのだから。科学に心がないと批判するのもやっぱり筋違いなのだろう。目的が違うのだから。
何をしているのだろうか。
HPのコンセプトPC。何だかどうということもない感じ。こんな内容では鑑定団でいい値段になりそうにない。カネゴンはかなり前からアルミっぽい材質が好きでない(アルミサッシが嫌いだったせいか)、そういうものから離れた材質があればいいなと思ってしまう。あるいは、いっそ大量生産という形式自体を拒否した(大量生産しようがない)製品スタイルにしてみてはどうだろう。認証のために本人の臍の緒が埋め込まれているとか【言ってるだけのおれカネゴン】。
既に各方面で知れ渡った「工事現場から大判小判」。カネゴンは早速ダウジングについて調査開始。
そもそも不思議なのが、神社仏閣、道祖神の類が「そこに設置された」根拠は何なのかということ。「どこでもいいから適当に」というのは考えにくい。たとえ根拠薄弱でも、そこで何かが起きたと考えるのが自然。交通事故のあった場所に張り紙や御花が供えられるようなものなのか。「風水で決めた」という説は逆にありきたり。風水のような輸入文化はエリート層には知られていても一般にまで浸透していたとも思えない。
講談社の謎企画雑誌「オール描き下ろし釣りキチ三平 Vol.2」をキヨスクで衝動買い。今も昔も変わらないその品質と、まったく古びていないテーマの深さ(=釣が好き)に舌を巻く。同じ企画の「うしろの百太郎」を完全に凌駕している。環境問題を正面から取り上げてまったく嫌味にならないというのは正に人徳のなせる技か。あとがきに、矢口高雄氏はひどい腰痛に悩まされながらこれを描き上げたとあり、座業の宿命とはいえ想像を絶する労苦に頭が下がる。後、秋篠宮殿下から「読んでましたよ。魚紳さん好きでした」と話し掛けられて感激するエピソードも。Vol.1を探しています。
カネゴンはこれっぽっちも釣やアウトドア関連に手を出さないが、釣りキチ三平を読む度に、下手に野山に入ったりしたときに「やってはいけないこと」を知らずに片っ端からやってしまいそうな気がして、ますます山にいけそうになくなる【今後もやめとけおれカネゴン】。
漫画家が自ら絵柄をがらりと変えるところを時々見かける。作品の内容によって単に描き分けているとか、長く描くうちに少しずつ絵が変わるという分にはほとんど問題ないが、「古くなった絵柄を無理やり今風にしようとした」場合、不思議なことにほとんどが悲惨な結果に終わる。今でも覚えているが、巨人の星で知られた川崎のぼるが10年ほど前に(ヤンジャンだったか)絵柄を突然変えて萌え萌えな女の子を描こうとして失敗し、あっという間に消滅してしまった。よくは知らないが、ニール・ヤングやルー・リードも出し抜けに場違いな今風サウンドを取り入れたりとかしてファンの心臓を痛めつけているらしい(緑の恐怖とおやっさんにそう教わった)が、音楽ではそれほど致命傷にはならないのだろうか。
地球の中は水タンク。どうやら地球物理学は日本のお家芸らしい。今月の日経サイエンスでも、マントルにごくわずかの水分が混じるだけで全く物性が変わってしまう(柔らかくなって大膨張する)という結果が日本で出たとあった。ヒデキ指数(検定済)=160。
「お金を使いたくない」って本当?。やっぱり経済のことはわからないが、「皆がお金を使いたくなるようにする妙案」は、「麻雀で必ず勝つ方法」とか「必ず儲かる方法」とか「死なない方法」と同じように本質的に困難な問題のような気がする。カネゴンには「大地震が来るように祈る」「宗男が大暴れの末、笛を吹いて北方領土の持ち主と半島の北に助けを求め全軍出動」ぐらいしか思いつかない。貯金に限らず、何かを貯め込むのは非常事態に備えるためで、非常事態が発生しても貯金を手放さない人はごく僅かではないだろうか【どころじゃないだろおれカネゴン】。
指数関数と対数関数が合体したようなロジスティック曲線を何となく思い出し、宇都宮市が水道使用量の予測にロジスティック曲線を取り入れたという記事を見つけた。いくらロジスティック曲線といえども何にでも使える方法ではないのだろうけど、右肩上がり(「線形」の別名)より少しだけ現実に近い部分はあるかもしれない。やっぱりみんな心の底では線形性が好きなのだと思う。かといってカネゴンは「非線形」について何にも知らないのですが。ついでに見つけたモアレと線形性)(=「重ね合わせの原理」の別名)はちょっとよかった。
苦しい。
八日市市が「妖怪地市」で町おこし。ダジャレ一発。食べ物にしといた方が傷が浅くて済んだかも。食べ物以外で町おこしに成功した話を聞かないもので。
SledgeHammerのコラム雅叙園(こっちがメインらしい)に「指輪物語=里見八犬伝」説を発見し、目から鱗。他にもここで「工藤静香を凌ぐ女」としか言いようのない絵も発見。みんなアエンにだまされてる。
社会人になって間もない頃、練馬のジャズ喫茶(本当)で、坂本龍一は(世にほとんど知られていない)インドの古典音楽の譜面を芸大の図書館から持ち出してパクっているという噂を聞いたことがある。とすると最近曲を作らずアントニオ・カルロス・ジョビンの曲をアレンジしていたりするのは、貴重なリソースを使い果たしてしまったということだろうか。しかし八犬伝や西遊記や近松門左衛門と同様、古典に還るのは基本中の基本とも言えるので、(本当だとしたら)これはトンチの勝利だろう。
真偽はともかく、カネゴンは坂本龍一について何らかの決着をつけなければいけないような気がしてならない【何をする気だおれカネゴン】。
昨日買った日経エンタテイメントにもう一つだけまともな話があった(それも唐澤俊一)。夏目漱石の「我輩は猫である」では「自殺クラブ」(←石ノ森章太郎が昔漫画化したことがある)という怪奇小説のあらすじが紹介されているらしいのだけど、山田風太郎がそれを指摘するまで漱石ファンの誰一人としてそのことに気付かなかったのだそうだ。漱石ファンは、まさか漱石が怪奇文学を読んでいたなどと夢にも思わなかったらしい。他にも何とかという文学新人賞を取った小説が、実は少女漫画の名作××をそのままいただいていたにも関わらず、審査員が誰もその漫画を読んだことがなかったために「近年稀に見る傑作」と持ち上げられたという話もあった。「パクるなら 遠くのものを おもむろに」。
黒木掲示板に稲葉さんが書いていた社会主義国の環境破壊。日本の隣の半島の付け根にある国が60年代の朝日新聞などで「地上天国」と呼ばれていたのを知ったのはここ数年。ハレー彗星がとっくに飛び去ってから数年後におもむろに空を眺めようとしたカネゴンに言う資格はないのですが、情報を更新し続けるのは難しいとつくづく思う。麿赤児が「共産主義が過去のものになってしまったことを思うと胸がかきむしられそうになる」みたいなことを書いていたのを何となく思い出す。
数式表示のためのXML規格「MathML」のためのMathMLtoHTML。泣けるほどの力作。ブラウザの実装への依存を避けようとしているところが素晴らしい(かなり困難だと思うけど)。今夜遊んでみよう【くれくれ君のおれカネゴン】。後SVG(Scalable Vector Graphics)のサンプルも見つけた。
天才少年ドラマー デビュー。また沖縄から子供がデビュー。もしかすると沖縄の主要な輸出物は子供なのかもしれない。ついでながら、以前日記にちらりと書いた「四次元ドラム」のまとまった情報。四次元ドラムはかなり大変な問題らしく、「解析不能」はこういうときに使う言葉らしい。
助けてー。
2日もメールチェックを忘れていた。
ミュンヘンのコータ氏より。3/3の日記に関連して、生理中の女性の腋の下の匂いを他の女性に嗅がせると整理の周期が一致するという経験則が知られているが、それが実験的に証明されたとのこと。しかも抽出されたそれは「無臭」なのだそうだ。出元のNatureのページはユーザー登録が必要です。
読む本がなくて仕方なく「日経エンタテイメント」を買う。唯一面白かったのは唐澤俊一が提供していたネタ→。近藤真彦と中森明菜が主演する映画「愛・旅立ち」で、不治の病に冒された明菜が病床で愛読していたのが「
耳なし芳一」だったらしい。
Slashdot.jpに、たまたま「手書き入力装置」が3件掲載されていた。「IBMのと富士通のとアノト・ペン。果たしてどれが株屋にとって「買い」なのだろう。カネゴンとしてはIBM製が一番まともな気がする。それでもこの種の手書き入力装置で見落とされがちなのは「ペンをなくしたときの痛手が大きい」ということだったりする。しかもたいていなくしたときに限って緊急で必要になる。通常の鉛筆やボールペンのいいところは意外にも「なくしても惜しくない」「かぶっても惜しくない」ことだったりするので。となると、どんな筆記用具でも書ける方が汎用性は高いということになる。
カネゴンが欲しいのは、単なる手書き入力よりも、式やグラフや図を手書きするとその場で動き出すようなものだったりする。指揮者が指揮を執るようにいろいろ書いて遊んでみたい。できればそれを普通紙の上、もし可能ならば空中で実現したい【言うは易いぞおれカネゴン】。
田中ニュースも影の政府を取り上げる。「悪の」とか「影の」などの少年ジャンプ並みのボキャブラリーを連発する彼の国は、「マンハッタンの黒船」みたいに本当に鎖国してしまいそう。次にどんな形容詞が来るかを(けつだいら まんでおなじみのSledge Hammerのコーナー)「バンテリンCMの次回出演者」のように予想してみたい。
泡で常温核融合、早くもこける。以前にもこれとまったく同じことがあったような覚えがある。当事者が懲りないのかカネゴンが懲りないのか。追試のニュースにしては早すぎるので、果報は寝て待とう。
今になってSledge Hammerの日記「ほぼ毎日;ヨタ話」を初めて読む。カネゴンもこのぐらい明快な文章を書きたい。本当に今更ながら反省。結城さんの明快さとも違う、真面目と不真面目という分類が空しくなるような超越ぶり。何しろ「この説明でわかります?」と聞き返している箇所だけが本当にわからなかった。そういうことまでコントロールして書いているとは、何と恐るべき。いつになるかわからないが、この境地を目指したい【急いで書くなおれカネゴン】。その一方で、こんなにたくさん改行を入れて書く勇気が出ない。カネゴンは句読点を入れるのが恥ずかしくて、なるべく句読点を避けてしまう傾向がある。
3才頃に初めて読んだ漫画の一つが白土三平の「赤目」だったりする【年が知れるわおれカネゴン】。その中で使われていた赤目教の祈祷の祝詞が「ナムハンネンミョン コワネンミョン ムーダラ ピーヤー 我らの罪を御赦しください」だったのだが、この前半部分、今見ると韓国語ではないかという気がしてきた。韓国のスタンダードナンバー「恨五百年」の振り仮名「ハン オペクニョン」(カネゴンの記憶甚だ怪しい)を見たときに即座にそう思った。違ってたらすみません。
巨大フジ隊員に遅れること1年、やっと花輪和一「刑務所の中」を近所の古本屋で購入。Book Off にあらず。「新古書店で漫画を買うと祟りがある」と最新の恐怖新聞に書いてあったからではないけど、Book Off に何度立ち寄っても欲しい本が見当たらない。本は花輪和一の中ではおそらく一番面白い。というか花輪和一のほかの漫画は構成力ゼロで、曰くありげに見える割に大した内容ではないだけかもしれない【あんたが言うなおれカネゴン】。
ビールを飲むと放射線の害が減る。おしっこが大量に出ればお茶でもコーヒーでも何でもいいのではないかという気がちょっとする。
泡がはじけるときに核融合が発生?。カネゴンのヒデキ指数が検定済みながら一挙に200に達する。エレ舞嬢よりタレコミでした。ありがたいことです。
先日この日記で、日経サイエンスでも常温の元素変換が起きている可能性について述べた記事をちらりと引用したが、もしかすると元素変換はコストのかかる真正面から行わなくても意外な(エネルギー的な)近道があるのかもしれない。トンデモ糾弾の流行る世の中だが、昨日までトンデモ呼ばわりされていたものが何かの弾みでメインストリームに浮かび上がるのを見るのは心底楽しい【ルサンチマンかおれカネゴン】。心からすっとする。高温超伝導の一連の騒動も楽しませてもらいました。古代ギリシャの誰かが言ってた「一番楽なのは他人に忠告すること」というコントネタを思い出した【あんたがやっとるおれカネゴン】。
昼寝をすると能率が上がる。何とも心強いお話。しかし以前から定期的にこういう話が出てきているにもかかわらず、さっぱり普及の気配がないのはなぜだろう。労働組合が強行に主張しないと通らないのだろうか。Slashdot.jpに仮眠も労働時間の一部との判決との記事も出ていたし、(リンクは切れてしまったけど)昼寝の寸前にコーヒーを飲むと気持ちよく起きられるらしいし、材料はかなり揃ってきている。
理科離れが問題にされて随分経つが、対策の方は今ひとつぱっとしない。教育テレビに登場する理科の先生の出で立ちの余りな地味さも理科離れに貢献しているのではないだろうか。小田島小田嶋隆の日記にもあるように、本質は何一つ変わっていなくても名前や見た目をフェチっぽく変えるだけで随分見る目が変わってくるかもしれない。まずは白衣をこういう制服に替えることから。隗より始めよ。
hardでloxseな日々で紹介されていた遊び場ワールドで目に付いたのは、下水道を探検できる「ふれあい下水道館」。
雨傘番組から出世して今や巨人戦の視聴率を軽く上回っている(とカネゴンが勝手に考えている)「特命リサーチ」で一番面白かった企画は、ごくごく初期の「東京の下水道を探検する」だった【前にも書いたぞおれカネゴン】。
きたさんがお気に入りらしい「グレコローマンかたぎ」。作者は人妻らしいが、とてもスケールの大きな妄想が飛び交う。引用させてください。
テレビを見てたら、「バビル2世」のコマーシャルが流れてました。
神谷浩一の顔がものすごく子供っぽいです。私の記憶が正しければ、もっとこう、厳しい顔をなさっていたような気がするのですが。これはリニューアル版なのでしょうか。それとも私が大人になってしまったため、ガキに見えちゃうのでしょうか。
いずれにしても私は、こんな奴をご主人様とは呼びたくありません。
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幼少期、自分がロデムになったつもりであのアニメを見て、性的興奮に似たものを覚えた子供は自分以外にも沢山いるはずだと勝手に信じ込んだうえでの発言。
明らかに段位所有者。カネゴンはまだ命が惜しいです。
三洋電機がついに有機ELディスプレイを発売。原理はこちら。三洋の公式サイトには情報がない。1インチ=1万円はまだ高いが、最初は仕方がない。
新型画像ブラウザ「みょう絵」。これ、Appleが昔提唱した、何とかとかいうブラウザとよく似ている。名前が思い出せない。Cowboy BeBop でも(エドの初登場の回で)電脳世界を表すのに似たようなイメージを使っていたことがある。情報源:できるかな。
世界のミニカー。龍さんの心の琴線に触れること間違いなし。情報源:hardでloxseな日々。
少し前の記事。ペタコンピューティングの世界。ナノより遥かに先の世界に恐怖を感じてしまうのはカネゴンだけだろうか。その記事の続編は何やら人間機械論と心霊がゴッツンコしている。
どちらかというと、機械が進化して人間の心を持つかどうかで揉めるより、人間の側が進化した機械にどんなことを期待しているか、どんな下心を持っているか先にはっきりさせる方がいいような気がする。進化した機械に、人間に代わって国家予算を管理・配分してもらうとか、雇用を増大してもらうとか、産業廃棄物を片付けてもらうとか、代わりに判決を下して死刑執行のボタンを押してもらうとか、他民族を殲滅してもらいたいのか、究極の奴隷となってもらうとか、逆に究極の主人になってもらうとか。
半村良逝去。余りにも唐突だったため、普段まず足を向けないSF系掲示板を思わず調べた。大長編「太陽の世界」の執筆が心底苦しそうだったのを思い出す。合掌。そしてしばし茫然。
ファンは気楽なもので「早く続きが読みたい」とせがむだけで済むが【誰のつもりかおれカネゴン】、書き手の方は全50巻を完結せねばとかそういうものを目指していなかったような気がする。例によってカネゴンの勝手な思い入れなのですが。「太陽の世界」はもしかすると、聖書と同じように複数人でいろんな時代にまたがって執筆されないといけなかったのかもしれない、とまた勝手なことを思う。何と言うか、一人で聖書を書き上げるのに匹敵する、そのぐらい途方も無いスケールだった。
意味も無く落ち込む。
火星に大量の水が存在。ヒットラーを飯の種にする小池一夫の劇画「Brothers」で、火星にナチス第三帝国(第四帝国の間違いでは)を建設するというこれ以上ないぐらい荒唐無稽な構想がぶちまけられていた。水さえあればきっと何とかなる。火星表面で争いになるまえに、今から火星にも嘆きの壁とメッカとルンビニーの出張所を遠く離れた場所に建設予約しておくことを希望。でなかったらそのときに備え、もう少しポータブルな(位牌一つでどこに行ってもお祈りできるような)宗教を開発すべし。ヒデキ指数(検定済)=150。
嗚呼、聖書の続きを好き勝手に書き足したい【ついに終わりかおれカネゴン】。
発情期の若いゾウは甘い匂いを放つ。ヒデキ指数(検定済)=130。
誰しもそうだと思うが、異性の匂いというのはたまらないものがある【あんただけではおれカネゴン】。逆に同性の臭いはまったくもって敬遠したい。男性にとって、女性が男性の匂いをどう感じ取っているかを理解することはまず不可能で、その逆も然りだと思う。年頃の女子高生を春先に大量に集め、サウナか何かでエキスを搾り取って「何か」を抽出した人はいるだろうか。自分でやるのは極めて面倒くさいが、結果は知りたい。
Slashdot.jpで知ったヤフーオークション盗品出品事件顛末はあまりにスリルがありすぎる。ヤフーは当然として、警察も新聞社もすっかりサラリーマン化していることがよくわかる。官僚は古今東西一番楽な仕事らしい。続けて宮崎学の「蛇頭について」を見ると、またえもいわれぬ感じに。
メーカーやプロバイダが苦情を受け付けてくれない場合、内容証明を経営陣に送るのが有効ということも知る。内容証明って金の貸し借りのときに使うのかと思っていた。今や郵政省の電子内容証明サービスなどという便利なものまである。サポート担当者は気が気でない。
アポロ宇宙船の指令船の表面には、意図的に可燃性の樹脂がたっぷりすりこんであったらしい。地球に再突入するときに、その樹脂が先に燃えて剥がれ落ちてくれるおかげで指令船の内部まで熱がもろに伝わるのを防ぐことができるとのこと。かなり奇想天外なアイディアだと思う。
北方領土がらみの報道を見ていると、何だかこれを連想してしまう。どっちが指令船でどっちが剥落塗料かは言うまでも無い。あるいは照れ隠しに火付けをするみたいな。カネゴンアイから見ると、指令船はともかく、剥落塗料の人が特に悪いようには思えないのだが、また何かまずいことを言ってしまっただろうか。
キヨスクで、「恐怖新聞+後ろの百太郎+花のぴゅんぴゅん丸」というカップリングのつのだじろう読みきり新作を買う。それにしてもなぜ講談社から恐怖新聞(元は秋田書店)なのだろう。一霊四魂という言葉を覚え、霊はオペレーティングシステムのように構造を持つことを知って勉強になる。あとがきで「これだけ漫画界に貢献しているのに賞一つもらえず、ノミネートすらされないのはどういうことだろう。オカルトにかかわっているせいか」とこぼす姿にカネゴンもうなずく。以前から日記に何度も書いているが、この人にはグラミー賞(技術部門)をアップルの次に与えてもいいぐらい絵がうまく、新技術と新ジャンルを開発するのもうまい。霊を表現するのに欠かせない得意技の「コピー機」を封じ、Photoshopに挑戦しているが、もう少し高いプリンタを買った方がいいかもしれない。つのだじろうの弱点であるファッションセンスは、今回の漫画では登場人物がほとんど制服であったため確認できず。
Slashdot.jpでホワイトハッカーが盛り上がっている。カネゴンは「ブラックハッカー」と試しに書いてみる。一発で放送禁止になりそうなあたり、しかもえらく垢抜けないあたり、何だか藤子不二雄Aのセンス。ブラックハッカー変奇郎、眩暈がするほどかっこ悪い。そのうち半端な自称ハッカーに一方的に与えられる称号になるかもしれない【貴様が最初だおれカネゴン】。
ときどき耳にするのが日本は米国債を大量に持っているという話。よくはわからないが、まるで忘れていたタンス預金を見つけたような扱いで、一部の都知事が「耳を揃えて返してもらおう」とエキサイトしているらしいことを今頃知る。しかしかの国がジャイアンである以上、のび太としての日本が何を言っても「永久に借りておく」で済まされるような気がする。もしかしてカネゴンは自分を日本と同一視していないか。ひどいよジャイアン。
Seed氏より鋭いツッコミが。少なくとも日本はその国債でがっぽり利子をもらっているらしい。カネゴンは経済どころか債権のイロハもないので助かります。
自分の子には禁煙を。酒造会社の息子はアル中でないと納得されないのだろうか。ほかに新しいことわざ誕生の瞬間。
小田島小田嶋隆の日記がやっと更新された。
これはカネゴンにとっては苦手な想像なのだが、カネゴンの頭音に相当するような感じで、匂いの記憶を自由に反芻できるとか、あるいはしたくもないのにしてしまう人とかはいるのだろうか。そういう記憶の中の匂いを何と呼べばよいのか。「今日の頭臭」? 頭が臭いような感じ。「今日の鼻臭」? ますます近寄りたくない感じ。「心臭」と書いて「こころしゅう」ということにしておこう。たぶん誰も研究などしていないと思うので名前空間が有り余っていそう。
というのも、キンチョールをもろに喰らったときの臭いを、昨日帰りの電車中で突然思い出してしまったもので。
Slashdot.jpより。Xboxで早くもトラブル。実は売れていないという噂も根強くあり。