今年の顔?① [球界情報]
WBCで盛り上がっている野球界ですが、オープン戦も野球ファンにとっては見逃せないことでしょう。そんなオープン戦で気になる選手や監督、チームなどを「今年の顔?」として紹介しようと思います。
第一回の今回は若手の2選手です。
一人目は北海道日本ハムファイターズの川島慶三選手です。彼は今年最初のオープン戦で、守備から途中出場。9回裏に打席が回ってきます。そこで史上初となる「初打席初サヨナラホームラン」という快挙を成し遂げます。身長は172cmくらいで私より小さいくらいです。入団したときは足が武器だと聞いていたのですが、フルスイングも魅力的でした。ルックスも良いので活躍すれば人気も出そうです。
二人目は西武ライオンズの炭谷銀仁朗捕手です。個人的には銀仁朗という渋い名前が好きです。気になるのはもちろん名前だけではありません。城島二世とも一部では言われている大型捕手の入団は投手王国西武の復活に一歩も二歩も前進したことでしょう。捕手としてプロのリードはまだ勉強が必要かもしれませんが、スローイングには即戦力という評価が与えられているし、バッティングの方も長打力が期待されます。オープン戦でも初ヒット、初盗塁阻止など経験し、開幕一軍を目指しています。楽しみな選手です。
王ジャパンVS千葉ロッテマリーンズ [試合]
12球団選抜チームとの壮行試合を1勝1敗で終えたWBC日本代表チーム。今度は昨年のアジアチャンピオンロッテが日本代表に挑みます。
今日まずお伝えしたいのは、代表チームに初のホームランが出ました!しかも個人的には一番活躍してほしい小笠原選手です。打った瞬間に分かるような完璧なホームランでした。
渡辺投手のフォームは相変わらず華麗で、一時は心配された球数制限も、うまく乗り越えて4回を無失点で抑えました。
そして、川崎選手がかなり良い調子ですね。昨日からヒットを量産して、ハツラツとプレーしていますね。同じようなタイプの西岡選手も負けていません。積極的なプレースタイルは二人とも好感が持てます。
ロッテの方も、主力選手をほとんど代表に出しているにもかかわらず、良い試合をしていたと思います。若手もこのドリームチームと対戦する機会を与えられて良い経験だと思います。
結果は5-1で代表チームがロッテに勝利しました。
蛇足ですが今日出場していたロッテの選手、大松→青松→青野なんかちょっと似たような名前ですね。
今はまだいろいろな形を試している段階ですが、だいぶチームとしてはまとまってきているように思います。あとは3月1日の巨人戦を経て本番です。楽しみですね。
カウント10000!! [その他]
私事ですが、当ブログのカウント数が10000を突破しました!
ちょうどオープン戦が始まるこの時期に、大台に乗ったことは大変うれしく思います。
これもいつも訪れてくださる皆さんのおかげです。(ちなみにso-netによると、ログインした状態での自分の訪問はカウントされないそうです。)本当にありがとうございます。
今後、今以上にたくさんの人が訪れるようになっても、訪れる人がいなくなっても、同じように野球ネタを提供していこうと思います。よろしくお願いします。
王ジャパンVS12球団選抜~第2試合 [試合]
昨日に続いて調整試合を続ける王ジャパン。
今日は先発の松坂投手がいまいちだったように思います。WBC用のボールに慣れていなかったというのと、65球の投球制限を気にしすぎてしまったというような印象を受けました。実際、先発完投型の投手にとっては65球というのは少なすぎると思います。ただ、怪我などを気にしたWBC側の配慮であって、他意はないと思いますが。
12球団選抜、今日は非常に頑張ってくれました。3-4で代表チームに勝ったのです!日本代表が負けてしまうというのは練習試合とはいえ残念なことですが、良き練習相手、良きライバルとなってくれた12球団選抜に感謝です。
そんな中で代表チームの和田投手。非常に良いできだったと思います。3回を投げてパーフェクト!代表チームではかなり頼れる存在になりそうです。
後はタイムリーを打てる得点力がほしいですね。足や守備は文句なしのメンバー。これに長打が加われば優勝も見えてくるはず。逆に今の弱点はそこのように思います。
負けてしまったことは残念とはいえ、練習試合。試合球の感触や球数制限、実践での連携プレーはもちろん、打たれたこと、負けたことからも何かを収穫してくれれば、と思います。
代表以外の選手でも代表を倒せるレベルというのは誇りに思えますしね。
王ジャパンVS12球団選抜~第1試合 [試合]
いよいよプロ野球の試合が見られる季節になりました。しかも初の世界大会なのです。
その練習試合として組まれたのがこのカード。王監督率いる日本代表に12球団選抜チームが挑みました。この試合、WBCの試合球の感覚をつかむという狙いもあったようです。
個人的な印象としては、上原投手のできが非常に良かったですね。65球という球数制限がありながらもしっかり5回まで投げ、打たれたヒットは2本。四死球なし。これは十分に合格点ではないかと思います。そして、イチロー選手の存在感は凄いですね。メンバーを見ると日本選手たちに混じってプレーしているのが信じられないくらいです。どうしてもイチロー選手が目立ってしまうのは仕方のないことですが、イチロー選手だけに頼りっきりのチームにならず、誰もが目立って、活躍するようなチームになってほしいですね。
結局試合は5-0で日本代表が勝利しました。選抜チームにも良い練習相手になるようにもう少しがんばってほしかったですね。
ついで、といってはなんですが、12球団選抜の若手選手はかなり緊張されていたようですね。かなり力が入っていたように思います。しかし、この代表チームから感じ取ったものは少なくないはず。次のWBCには彼らが選ばれ、活躍することを期待するとともに、シーズンでもこの経験を生かしてくれることを祈っています。
パリーグ順位予想 [その他]
セリーグと同様に、パリーグの方も順位予想をしてみます。前回にも言いましたが、あくまで個人的な予想なので、あしからず。
1位 千葉ロッテマリーンズ
2位 福岡ソフトバンクホークス
3位 北海道日本ハムファイターズ
4位 オリックスバファローズ
5位 西武ライオンズ
6位 東北楽天ゴールデンイーグルス
優勝は昨年の勢いを続けてレギュラーシーズンまで制覇しそうなロッテ。ソフトバンクは城島が抜けた穴がやはり大きいと思い、順位は下がると予想しました。しかし、やはりそこは投手陣の安定感と打線の強さで2位はキープ。3位にはここ数年のドラフトで成功していて、そろそろ芽が出るのではないかという期待と、個人的な希望も入れて日ハムにしました。オリックスと西武がプレーオフ進出をかけて争い、最終的に3、4、5位が決定するという形になると思います。楽天はまだ戦力が整っていないのでまだ浮上は難しいと思います。
こちらも参考までに、昨年の私の予想ですが、1位ソフトバンク、2位日ハム、3位西武、4位ロッテ、5位楽天、6位オリックスといった予想で微妙な結果でした。というわけで、あくまで私の予想です。
セリーグの時と同様、みなさんの予想も教えてください。
千葉ロッテマリーンズ~戦力分析2006~ [チーム]
レギュラーシーズン2位通過でプレーオフを勝ち抜き、31年ぶりのリーグ優勝、さらに日本一、そして昨年始まった交流戦も、アジアシリーズも勝ち抜き初代交流戦王者、アジア王者に輝きました。さらに2軍でもイースタンリーグ優勝、さらにファーム日本選手権も優勝しています。下にも良い選手が揃っているということが分かります。
投手陣は昨年10勝投手の清水投手、久保投手、渡辺投手、小林宏投手は先発ローテーションに入っていると思います。小野投手も10勝していますが、中継ぎ要因でもあるので、状況に応じてという起用になるでしょう。他の先発投手候補は成長の期待できる手嶌投手、新加入のバーン投手、復活が待たれる黒木投手あたりでしょう。中継ぎ投手は昨年活躍のYFK・薮田投手、藤田投手、小林雅投手のリレーを軸に、ベテランの小宮山投手、高木投手、2軍でノーヒットノーランの加藤投手、さらに成長が2軍で活躍した浅間投手、復活を期待されている川井投手投手、手術をして復帰に時間がかかるものの、安定感のある山崎投手なども控えています。
打線は昨年から日替わりでしたが、コマが少なくなったことは気にかかります。小坂選手、イ・スンヨプ選手が抜けたことで、内野の日替わりが難しくなったように思えます。ファースト福浦選手、ショート西岡選手、サード今江選手は固定されるかもしれません。セカンドで誰を起用するかも重要なポイントです。堀選手、渡辺正選手、塀内選手、早坂選手の誰かを使ってくると思います。外野はサブロー選手、ベニー選手、大塚選手を軸にします。そして内外野ともにこなせるフランコ選手、成績が伴わないのに残留したからには日本の野球に慣れてきたであろうパスクチ選手、成長著しい大松選手、竹原選手、守備のスペシャリストである諸積選手、経験豊富なベテランの井上選手、垣内選手などを入れ替えで使うことでしょう。ダークホースはルーキーの柳田選手です。監督は投手と野手の二刀流を本気で考えているらしく、本当にモノになれば、非常に新しいタイプの選手になると思います。
捕手は里崎選手、橋本選手の併用でいくと思います。調子次第ではどちらかに固定もありますし、若手期待の辻選手も出番が回ってくることと思います。
昨シーズン活躍した選手が移籍した印象が強いですが、日替わりのオーダーをしていたことで、まだまだ十分な戦力があります。監督の采配にも注目です。
福岡ソフトバンクホークス~戦力分析2006~ [チーム]
一昨年、昨年と、レギュラーシーズン1位ながらプレーオフで敗退して、リーグ優勝を逃したホークス。今年こそ念願のプレーオフ制覇を遂げたいところです。
投手陣は安定感があります。先発ローテーションが有力視されるのが斉藤投手、和田投手、新垣投手、杉内投手でしょう。開幕ローテは5人はほしいので、あと一人を誰にするかということに注目が集まりますが、星野投手、田之上投手、寺原投手、高橋秀投手あたりが可能性が高いでしょう。新入団の陽投手も先発で使えると思います。中継ぎは神内投手、吉武投手、佐藤投手、三瀬投手あたりが有力です。抑えは昨シーズンは馬原投手でしたが、場合によっては三瀬投手とのダブルストッパーもありえますし、馬原投手が先発に回る可能性もあります。日ハムから移籍した芝草投手も中継ぎとしてまだまだ活躍できる力はあると思います。新加入のカラスコ投手も退団したフェリシアーノ投手の穴を埋める中継ぎとしての活躍が期待されます。
打線は少し不安が残るかもしれません。現時点で活躍が期待できるのが4番DHの松中選手、5番ファースト・ズレータ選手。この二人で昨シーズン89本のホームランを打っています。他に1番、2番を任されることの多かったショート・川崎選手、センター・大村選手。この二人もクリーンナップの前に得点圏に出ていることが多かったです。しかし問題は下位打線と3番です。昨年3番を打っていたバティスタ選手が退団し、城島選手も移籍しました。おそらく内外野共にこなせるカブレラ選手は下位打線を引っ張ることになるでしょう。残りのレギュラーを狙うのが昨年新天地で復活した宮地選手、ベテランの柴原選手、本間選手、鳥越選手、若い稲嶺選手、江川選手、松田選手、荒金選手あたりでしょうか。個人的には井出選手と井手選手にもがんばってもらいたいです。このチームのダークホースは城所選手と森本選手です。常勝チームを作るには若手の成長が一番の条件ですからね。
捕手は城島選手の抜けた穴が大きいと思います。おそらくレギュラーは守備には定評のある的場選手だと思いますが、城島選手との打力の差は大きいです。打力では大野選手がいますし、山崎選手の守備も評判が良いです。若い選手では領健選手や中西選手もいます。特に中西選手は背番号27を与えられていて、期待の高さがうかがえます。今年は捕手が大変な争いになるかもしれません。ひとりでも急成長する選手がいれば、今年のホークスの不安は一気に解消されるでしょう。
安定感のあるチームではあるのですが、今年はさすがに厳しい戦いになると思います。城島選手の抜けた穴は言うまでもなく大きいです。これを期に若い常勝軍団を作ろうという意欲が見えますが、それだけにすぐに優勝というのは難しいのかもしれません。しかし、やはり良い選手が揃っているので、良い戦いはしてくれるでしょう。
西武ライオンズ~戦力分析2006~ [チーム]
昨年はプレーオフ2連敗で敗北を喫したライオンズ。今年はプレーオフ進出はもちろん、そこでの戦いぶりも注目されます。しかし実際はレギュラーが固定できずに苦しんでいます。
投手王国ライオンズも今は成長段階にあるように思います。松坂投手、西口投手、帆足投手はローテーション固定でしょう。この三人で40勝は期待できますが、残りの枠に誰を入れるかが問題になってきます。新外国人のギッセル投手、グラマン投手を先発として使い、所沢ツインタワーとして売り出す予定だそうです。他に先発できる投手を昨シーズンから予想すると、大沼投手、涌井投手、河原投手、宮越投手、石井貴投手あたりが有力でしょう。中継ぎから抑えが問題です。セットアッパー森投手とストッパー豊田投手が抜けた穴を埋めるのは誰か、その人がライオンズ投手陣のキーマンになるはずです。中継ぎは小野寺投手、星野投手、正津投手、張投手あたりと、成長著しい山岸投手はセットアッパーとして使える能力はあると思いますし、即戦力になりそうな松永選手、西川選手もデビューは中継ぎかもしれません。これらの選手から抑えを選ぶことになり、キャンプ中からオープン戦まで厳しい見極めが続きます。
打線も一部の選手のみが固定されているだけで、どの選手にもチャンスがあるという状況です。そんな中で固定されそうな選手は、内野ではカブレラ選手、石井義選手、中島選手あたりです。外野では赤田選手だけだと思います。内野の残りの枠を争うのは、新外国人のリーファー選手、新加入の江藤選手、ベテランの高木浩選手、若手の中村選手、片岡選手、後藤選手あたりでしょう。外野は復活を狙う佐藤友選手、貝塚選手、若い栗山選手、高山選手あたりが外野のレギュラーを狙います。ダークホースは松川投手とG.G.佐藤選手です。松川投手は今年いきなりとはいかないでしょうが、徐々に出番も増えてくると思います。G.G.佐藤選手は出場機会は増えていますが、実力はまだまだこんなものではないはず。
捕手は細川選手がリード面で成長を見せれば、正捕手は確実です。しかし捕手としての経験では野田選手も使えますし、田原選手も守備の面では信頼できます。
このチームは、実力者が揃っているのに、あと一歩でレギュラーをつかめない選手が多いように思えます。この状態が続くか、そのような選手が一気にブレイクするかで、このチームの順位がかなり変わると思います。伊藤監督がどの選手を使ってくるのか、非常に気になるところです。
オリックスバファローズ~戦力分析2006~ [チーム]
昨年は合併騒動から生まれた新球団として、新たなスタートを切ったオリックス。しかし4位と惜しくもプレーオフを逃しました。今年はプレーオフ進出を狙っているはずです。
投手力は先発にかかっています。昨年チーム唯一の二桁勝利を挙げたJP投手が移籍してしまいました。代わりにロッテからセラフィニ投手を獲得しました。セラフィニ投手と川越投手は先発ローテーションに入ると思います。他には若い光原投手、金子投手やベテランの吉井投手、新加入の前川投手、デイビー投手あたりが有力でしょうか。中継ぎの安定感には定評があります。歌藤投手、香月投手、加藤投手、菊地原投手といった50試合近く投げて防御率2点台の投手がたくさんいます。山本投手、本柳投手、吉川投手、萩原投手といった、先発でも中継ぎでも使える投手もいます。抑えは大久保投手が有力ですが、調子次第では山口投手も使えると思います。若手のユウキ投手、柴田投手、宮本投手、町投手、近藤投手も十分戦力になると思います。
打線には昨年以上に厚みが増しました。清原選手、中村選手が加入し、さらに新外国人のグラボースキー選手も内野手です。平野選手と北川選手も内野で昨年活躍しているので、はずせないと思います。後藤選手、阿部真選手もはずすのは少しもったいない気がします。そうするとグラボースキー選手を外野に回すという可能性もあります。すると谷選手、村松選手、ブランボー選手、ガルシア選手、大西選手あたりとスタメンを争うことになると思います。層が厚いチームですね。ダークホースは昨年出場機会が増えた下山選手と早川選手です。
捕手は日高選手、的山選手、鈴木選手が争う形です。それぞれに長所、短所があるため、誰を使うかは分かりません。併用という形になるかもしれません。
これだけ層の厚いチームであるということは、やはり誰を使うか、という監督の采配に注目が集まります。仰木監督の後を受けてプレッシャーのかかる中村監督ですが、地味ながら堅実で、時に奇抜な采配をみせてくれるはずです。注目してみましょう。