"2004年10月" archive
10 28, 2004
無敵会議@Yahoo! JAPAN
逝ってきた。
ちゃんとしたレポートは橋本大也さんのblogや「たつをのChangeLog」さんで読んで頂くとして、雑感を書き散らしておく。
橋本さんと田口さんによるサーチエンジンの最新動向の紹介。お二人ともぼくの知らないサービスをどんどん挙げてくるのがすごい。これぞearly adapterという感じ。ここで惹かれたのはb@rcode.jpというサービスで、バーコード番号をメールするとその商品のamazonレビューを送ってくれるというもの。すばらしい。僕らがサーチしたいと思う、あるいはサーチできたら嬉しいのはなにもPCの前に居るときだけじゃないわけで、この手のある特定のシチュエーションでとっても役に立つサービスというのはこれからどんどん登場してくるとおもわれる。
「検索の鉄人」こと関さんのプレゼン。検索のノウハウを色々と紹介された。ぼくも一端のインターネット・ジャンキーなので「それはもうやってるよ」というのが多かったけれど。ええと。端的には、検索結果のS/N比を上げましょう、そのためには頭に浮かんだ疑問文をそのまま単語に区切って打ち込むのではなく、探しているページがどんなものなのかを具体的にイメージして、そこに登場していそうな単語を打ち込みましょう、と。仰るとおりです。氏はとてもプレゼンが上手く聞いていて楽しかった。Yahoo! Japanのカテゴリ数は18万もあるとのこと。よく作ったなと思う。
ところで、普段もっぱらgoogleを使っているので、yahooの動向をほとんど知らなかったのだが、氏のプレゼンでyahooの検索結果の画面を見て一寸おどろいた。いつの間にか電話帳まで統合されているんだ。googleもそうだが、いまのyahooの考え方として、文字列によるクエリをから、ありとあらゆる情報へのシームレスなアクセスパスを提供するというのがあるのかな。氏はプレゼンの締めくくりに「ライフエンジン」ということばを挙げて、yahooは今後、既存の検索の枠にとどまらない、人の生活そのものを支えるインフラになっていくだろう、というようなことを言っていた。ライフエンジンということばはとてもおもしろい。覚えておこう。
会議。はじめて参加する無敵会議だったのでやや緊張したのだが、グループを組んだ方々と楽しく進めることができた。どうもありがとうございました。
その他。スーツと私服は半々くらいだった。検索エンジンの専門家ばっかりが集まってくるのかとおもったらそうではなく、ちょっとサーチエンジンに興味があるフツーのひとがメインだった、たぶん。で、会議のアウトプットを見ていると、逆にフツーのひとのほうが面白いアイディアを出している。なまじ知識があると、「サーチエンジンはこういうもの」という枠にはまってしまい、良いアイディアが出てこないのかも。実際「それ、サーチエンジンじゃないじゃん!」というようなアイディアもあったのだが、ネタとしてはそっちのほうが全然ナイスだった。
というわけで、とても楽しい時間を過ごすことができた。みなさまお疲れ様でした。
10 25, 2004
Imagine Cup 2005
Imagine Cupってのは、マイクロソフトが主宰している学生向けのアイディアコンテストみたいなもの。来年もやるらしい。……で、「ふうん」とかおもいながらサイトを見ていたわけだが、さすがはマイクロソフトである。
なんと、総額で 2000 万円以上の賞金を予定しています。
おお、すげ。というわけで俄然参加する意欲が湧いてきたので、ネタが何か無いか考えてみようとおもう。適当にシステムをでっちあげて賞金ゲットですよ。
Imagine Cup 2005
http://www.microsoft.com/japan/msdn/student/imaginecup/2005/
10 24, 2004
相互にネットワーク接続された揺り椅子
Remote Furniture
http://www.andrew.cmu.edu/
user/noriyuki/artworks/remotefurniture/index-j.html
センサやモーターを組み込み、ネットワーク接続された一対の揺り椅子。お互いの動きが相手に伝わるんだとか。一方が椅子を揺らすと、その動きがセンサで感知されてネットワークで相手の椅子に伝わり、仕込まれたモーターがその動きを伝えるというギミック。身体感覚の取り入れ方がおもしろい。センスあるな。
SIGGRAPH 2004でも発表され、好評を博したとのこと。
10 23, 2004
「windowsはフォーマットを完了できませんでした」
Maxtorの『MaXLine Plus II』っていうナイスなSATA&250GBなハードディスクを買ってきて、PCに増設して認識させるところまでは逝ったのだが、フォーマットをしようとすると上記のメッセージが出る。何度か試してもフォーマットに成功せず、エクスプローラでアクセスしようとしても「フォーマットが必要です」みたいなことを言われて蹴られてしまう。
どうすりゃいいのかと調べると、どうやらアロケーション・ユニット・サイズの設定を変更することで解決できるらしい。アロケーションユニットサイズってのはハードディスクでデータを扱う際の最小単位で、たとえば1バイトのファイルを格納するのでも、実際には1つのクラスタが割り当てられる(=アロケーションユニットサイズで指定したサイズだけ容量が消費される)。これが小さすぎるせいでフォーマットに失敗していたようだ。
NTFSでフォーマットをするとき、デフォルト(規定値)ではアロケーションユニットサイズは4kbになっている。これを16kbに指定してフォーマットしたら何事もなく成功した。一件落着。
ところでなぜアロケーションユニットサイズのデフォルトが4kbになっているのかというと、パーティションの圧縮に対応するためらしい。フォーマットの設定画面で、4kbを超えるアロケーションユニットサイズを指定すると、「ファイルとフォルダの圧縮を有効にする」というチェックボックスが選択できなくなる。なぜ4kbを超えると圧縮することができなくなるのかはわからない。
もう少し補足すると、この4kbという数字は、最近の100GBを超えるような大容量ハードディスクではあんまし適切ではないらしい。使い方にも依るが、16~64kb程度に設定するのが望ましいらしい。たとえば巨大なAVIファイルを置き場所にするようなケースでは、64kbでフォーマットしてやるとパフォーマンスが良い感じになるとか何とか。
声でコミュニケートできる伺かのゴースト
音声認識プラグイン「MicCom」/デモゴースト「かしこ」
http://members.jcom.home.ne.jp/umeici/miccom/miccom.html
いつのまにかこんなものが出てたんだ。
音声認識には知る人ぞ知るという感じのオープンソース音声認識エンジン『Julius』を使っているらしい。
ゴースト「かしこ」は、マイクから入力されるあなたの言葉に反応します。
「こんにちは」「こんばんは」「はじめまして」「腹減った」などに返答。
「ゴーストエクスプローラ」とか「ゴーストチェンジ」でエクスプローラを開く。
「さようなら」「おやすみなさい」で終了。
「コミュニケート」で通常のユーザーコミュニケートボックスを開く。
「名前覚えて」で名前覚え。
すばらしくおもしろい。ただ、モニタの萌えキャラに話し掛けるというのは非常になんというかアレ的に紙一重なものがあるので、実際に使おうというひとは少ないかも。音声を入力できるデバイスがあるなら試してみるところだが、あいにく手元にないのでふつうのゴーストとしてインストールしただけになっている。研究室にはマイクだの何だのと揃っているから、研究室PCにインストールしていろいろしてみよう、今度。もちろん、他に誰も居ないときを見計らって。
10 22, 2004
ハードディスク丸ごとコピーソフトについてさーべい。
ここ最近WindowsPCのシステムドライブがやばい。不良セクタが発生し、チェックするたびにその数が増えていくという恐ろしい状態で、一昨日「これは一刻も早く新しいディスクに移行しなくては」とヨドバシカメラに出掛けて新しいHDDを買ってきた。
で。今回のケースでは、ハードウェアのレベルでHDDが逝っただけで、そこに入っているOSだのアプリケーションが壊れたわけではない。なので、いまシステムドライブに入ってるデータを、丸ごと新しく買ってきたHDDにコピーしたいという要求がある。Windowsをインストールして、一からいろんなアプリケーションをインストールしていくのって面倒だから。そこでHDD丸ごとコピーツールについて調べてみた。
あちこちの会社からいくつものソフトが発売されている。意外と需要があるのかも知れない。
値段はどれも5千円前後。機能も概ね似たようなもの。マイナーなOSやファイルシステムをサポートしたり、差分でバックアップを取る機能があったりと言うところで差別化が図られているようだ。単にハードディスク単位でのコピーができればいいなら、どれを買っても大差はないとおもう。5千円くらいなら出しても良いので、どれか適当なのをゲットして来ようか、というところ。
10 21, 2004
BIX Media Facade (via we make money not art)
ベルリンの建築家が作ったよくわかんないけどcoolでナイスな建造物。
This matrix of 925 fluorescent tubes of 40 Watt was integrated into the eastern Plexiglas facade of the Kunsthaus. The brightness of each lamp can be adjusted at an infinite variability with 20 frames/second images allowing films and animations to be displayed.
オフィシャルサイトには画像やRealPlayer形式のデモムービーがあります。とても美しいです。
BIXのオフィシャルサイト
http://www.bix.at/index-regular.html
BIX Media Facade (@ we make money not art)
http://www.we-make-money-not-art.com/archives/003491.php
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10 20, 2004
ケータイの位置情報を使ってほげほげできるSNS
【HotPlaceとは】
HotPlaceは友人と会う・集うための携帯電話の無料サービスです。携帯電話の位置情報を使って、友人どうしでお互いの位置が分かります。実はそばにいるのにメールでやり取りしてた、そういう時は、HotPlaceを活用し、直接会いましょう!プライバシーにも配慮して位置は簡単に非表示にもできます。
やっと出てきたか、という感じがする。さっそくアカウントをゲットして、位置を登録してみる。京ぽん(DDI PocketのAirH" Phone)からでも位置情報の送信に成功。で、面白いのは位置情報にaliasを付けることができる。位置に対し、「自宅」とか「研究室」とか対応付けをして、対応付けした方の場所名を表示させることが可能でこれは実に楽しい。可能性を感じる。
ちょっとUIがチープすぎるのと、機能が揃ってないのが残念。UIについては、繋ぎ放題でない端末の割合のほうがまだ圧倒的に多いので、仕方のないところではあるか。プレーンテキストonlyのしょぼいUIって好きじゃないのだが。
HotPlace
http://hotplace.jp/
無敵会議に申し込みました
無敵会議
http://www.muteki-kaigi.com/event/
いままでその存在は知っていながら参加したことはなかったんですが、次回のテーマは「検索」とのことで、初めて参加してみることにしました。なんとYahoo! JAPANがスポンサーについたとのこと。わお。来週の水曜日、場所は六本木ヒルズ。
10 19, 2004
レコミュニが正式オープンしたので
こういうの好きそうな知り合いを、適当に招待しておいた。
- モヒカン
- へば
- れおっくす
- たてき
- クマー
- あんちゃん
- naruseさん
- P2P横田さん
- ceekzたん
- ぱんださん
- しばすさん
- ほげっくす
- まぐぴー
- ぬぬんも
- れざぼあ
- たつきさん
- わた
- はっさく
- みねっくす
- 子龍の金子さん
「おれんとこにも招待メール送れやこのくそでぶ」という人はその旨をぼくに伝えてplz。ただしどこかで一度でもぼくと接触したことのある人限定でお願いします。RealWorld/Wiredは問いません。
レコミュニのぼくのプロフィールはこちら
http://recommuni.jp/home/?C=14
グーグルがブログ専用の検索サービス開発中 (via ネットは新聞を殺すのかblog)
グーグルの創業者の来日記者会見で、ブログ専門の検索サービスを開発しているかどうか質問してみた。答えは「イエス」。まあ当然開発しているだろうから、別にニュース価値はないかも。問題はどのようなサービスになるかだが、これは質問できなかった。
Google Newsでの蓄積があるから、相当なものを出してくるのだろう。なんせgoogleだし。
『ネットは新聞を殺すのかblog』ではblog専門の検索を提供するという風になっているが、どちらかというと、blog専門というよりも、Google Newsにblog記事のデータを統合していくという方向性を取ったほうが面白いかもしれない。現状、新聞社etcが一次情報源としてネタを提供し、blogの側で異論を述べたり議論を展開させたりしてそれを発展させていくという傾向が強いので、両者を統合して提供するのがスマートな方式とおもわれる。……けど、アメリカだとblogが一次情報源としてそこそこ機能したりしてるというしまた事情が違うかも。
日本ではドリコムのやってる『News&Blog; Search』がそのアプローチを取っていて、このサイトではニュースとblogをまとめて蒐集してきてクラスタリングして提示している。んでまあ、面白いのだがクラスタリングの精度がGoogle Newsに比べてやや低いのと、なんせblogの記事はS/N比が非常に低いこともあって「関連記事(53) 」とかなってると50もある関連記事を嘗めていくのはちょっと面倒で、よほど興味のあるネタでないとやってられない。50ある関連記事をその論旨によって(郵政民営化なら賛成側と反対側に分けるみたいにして)さらにクラスタに分けてくれるといまの3倍くらい使いやすくなるんだがそこまでやるのは非常に難しいだろうなあ。どうやったらいいのか想像が付かん。
ほんとにblog専用の検索をgoogleが出してくるとして、先行するtechnoratiとかそのへんがどうやって対抗していくかも見物です。
グーグルがブログ専用の検索サービス開発中@ネットは新聞を殺すのかblog
http://kusanone.exblog.jp/1191546
News&Blog; Search
http://news.drecom.jp/
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ドメイン取った
もぶろげっとの公開に向けてドメインを取得した。8文字もある上に一般的な単語でないだけに取り放題だ。
『ムームードメイン』のダンピングっぷりが素晴らしいこともあって4つも取った。やや無駄遣いだが4つ合わせてたったの7k弱である。安いものだ。懸念なのはサービスの公開までこぎ着ける前におれがもぶろげっとを作るのに飽きてしまうことだが、いまのところやる気に溢れている感じなのでこれを持続できれば何とかなるとおもうのでがんばろうとおもう。
10 18, 2004
試験官のおねえさんがわりと可愛かったです
せっかくの日曜を潰して受けてきました、情報セキュリティアドミニストレータ。受験番号とパスワードを備忘録も兼ねてここに書いておきます。
受験番号: SS255-0889
パスワード: 25474601
午前問題の解答がITECのWebサイトにあったので自己採点してみると、37/50。なので午前は通ってるとおもうのだが午後の出来はアレだったので受かってるかどうかははなはだ自信がない。まあ、その位置付けも良く分からない資格だし、取れたところで大して評価されるわけではないからね……と、いまから負け惜しみを言っておこう。合格発表は12月ごろかな。
10 15, 2004
もぶろげっと(mobloget)は、モブログ専用のサーチエンジンです。
こんなものを作ってます。
まだ肝心の記事データがぜんぜん集まっていないのですが、或る程度蒐集できたところで公開したいなっと。
10 14, 2004
黒いiPod
JUDE、製品版発売へ
フリーのUMLモデリングツールとして圧倒的なクオリティを誇る『JUDE』が製品化されるとのこと。
★JUDE製品版発売のお知らせ
http://jude.esm.jp/products.html
JUDEといえば『Rational Rose』を筆頭にアホほど高価なUMLモデリングツールが跋扈するなか、フリーながら十分に実用に耐える性能でぼくら貧乏人の希望の光となってきたナイスなツールです。ぼくも数年来お世話になっています。権利関係がどうなっているのか良く分からないのですが、これまで尽力されてこられた開発者の方々が報われると良いなと思います。
11月1日に発売開始。12月20日まではキャンペーン期間とやらで、29,400yenのProfessional版が9,800yenで提供されるそうです。無償版の提供も今まで通り続けられます。
10 13, 2004
recommuni(レコミュニ)は10/19(火)から正式スタートだそうですが
recommuni(レコミュニ)で同人ソングやらえろげ主題歌やらを頑張ってアップロードしていたら、事務局よりこんなメッセージを頂戴した。
井原さんが楽曲情報を登録された下記の曲ですが、
アーティスト名:KOTOKO
曲名:さくらんぼキッス~爆発だもーん~
アーティスト名:eufonius(ユーフォニアス)
曲名:ホシワタリ
アーティスト名:
曲名:サザエさんラップ
の権利者がわかりません。
CDなどの商品の場合はレーベル名(レコード会社名)もしくはパッケージ名+製品番号orJANコード、オリジナル音源の場合は権利者への連絡先を教えていただけますでしょうか?
……う~ん。「さくらんぼキッス」の権利なんて誰が持っているんだ? 『カラフルキッス』を制作したえろげ会社なんでしょうか。僕がたずさわった『十六夜れんか』の場合、主題歌の権利は千世が持っていたと思ったからこのケースでもそうなるのだろうか。「サザエさんラップ」に至っては著作者との連絡なんて付かないだろうな。どうするんだ。
よしんば連絡が付いたとして、レコミュニ事務局は著作者氏にコンタクトを取って交渉するのだろうか。それってものすごい大変だろうなあ。人手は足りるのかな。そのあたりの面倒なネゴシエーションができる人材っていくらでも転がっているというわけではないだろう。まあいいや。とりあえず、適当に返信を打っておいたので、あとはレコミュニ事務局が対処してくれるでしょう。
表題の通り、レコミュニは来週火曜日から正式スタートだそうです。招待を希望される貴方はそのあたりで適当に「レコミュニに招待しろや、ごるぁ」って僕にコンタクトを取ってください。
検索エンジン相関図 2004年10月版 (@ SEMリサーチ)
SEMリサーチの「検索エンジン相関図」が更新されてました。国内の検索エンジン業界の業界地図を一目で掴むことができて、相変わらずとってもナイスです。
検索エンジン相関図 2004年10月版 (@ SEMリサーチ)
http://www.sem-research.jp/sem/statistics/20041012110254.html
10 12, 2004
時間割、決定。
このラインナップで履修申請を出そうとおもう。
- ディスコミュニケーション論特論(火4) ※人間コミュニケーション学専攻
- バーチャルリアリティ特論(火5) ※知能機械工学専攻
- 並列分散計算法特論(水1)
- ヒューマンインタフェース特論(水2)
- ネットワーク基礎論(水3) ※情報システム設計学専攻
- IT最前線(水4) ※情報システム設計学専攻
- 応用アルゴリズム特論(木3)
- 記号処理特論(木4)
8コマを維持するのはきついと思われるので、講義を受けながら適当に絞っていく感じで。
Googleはよりセマンティックな領域に進もうとしているらしい
Web2.0でGoogleの"Director of Search Quality"(←これ、なんて訳したらいいんだろ。検索品質責任者?)をつとめるPeter Norvig氏がそう言ったとのこと。
He said that these development were focused on “understanding the meaning” of search. He admitted that Google needed to go beyond “just keywords and linking structures of the web".
方向性としては当然というか妥当というかそんな感じだとおもうんですが、googleの偉い人が言うと相応の重みがあるような気がします。『Search Engine Lowdown』に掲載されている元記事が非常におもしろいので、興味のある人はぜひ原文に当たってください。
Web 2.0 - Exclusive Demonstration of Clustering from Google
http://www.searchenginelowdown.com/2004/10/web-20-exclusive-demonstration-of.html
卒研中間発表における小池先生について
小池研Showyou氏の日記曰く。
あと先生はO内研の中間発表を叩こうと思ったが、部屋の雰囲気が学生主体のように感じられたため、突っ込めなかったらしい。
http://d.hatena.ne.jp/showyou/20041011より
小池先生がなぜか行儀良くちんまりとしていたのは、遠慮していたからだそうですよ。良かったですね♪ >卒研生諸君
10 11, 2004
PageRankをまとめてゲットだぜ! の続き。
前回より少しだけ賢くなった。
- 凪氏に教えて貰った新しいチェックサム算出アルゴリズムを使うようにした
- そのページのタイトルを表示し、さらにリンクを貼るようにした
で、尾内研のトップページに対して処理させた結果はこちら。
http://www.seman.cs.uec.ac.jp/
~shin/blog/archives/test_php_onailab.htm
全体的にタイトルが正しく反映されてないような感じであるが、これはgoogleの返してくるXMLに入っているタイトルをそのまま使っているため。長いタイトルが途中で切りつめられるのはいいとして、タイトルがあるはずのページでもXMLにはその情報が反映されていないことがあるのがよくわからないけどまあいいや。
メンバーのプロフィールのページのなかで、尾内教授もとい尾内理紀夫を名乗るクマーのものだけが高いPageRankになっているのが面白い。このblogから何回かリンクを貼ったことがあるが、その影響かしらん。
10 10, 2004
携帯電話へのGPSの搭載が義務付けられるっぽい
ほんとかよ。何のためにそんなことをさせるのかというと、緊急通報のためらしい。
以下、日経エレクトロニクス誌2004/09号からの引用の引用。
きっかけは,総務省が2004年6月末に打ち出した,発信者の位置情報を通知する機能の義務付け方針だ。2007年4月以降に発売する第3世代携帯電話機については「110番」「119番」といった緊急通話時に警察署や消防署に位置を通知する機能の搭載を原則として必須にするとした。システムに要求する精度と時間について「位置精度については15m以内,測位を始めてから位置情報の通知を完了するまでの時間は15秒以内」としており,代替方式も認めるものの事実上GPS技術で実現することになる。
http://ne.nikkeibp.co.jp/free/article/20040921/105463/より
関連する文書をWebで取れないかと思って検索してみると、次のようなpdfが見つかった。
緊急通報機能等高度化委員会報告案
「携帯電話からの緊急通報における発信者位置情報通知機能に係る技術的条件」意見募集の結果
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/pdf/040629_1_b.pdf
5.携帯電話における重要通信確保のための技術的検討
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/pdf/030701_1_05.pdf
なんつーか、たかだか110番したときに発信者の居場所が分かるということのために、GSPを義務付けるのは大仰すぎるんじゃないのか、ってのが率直な感想ではある。上のひとつ目のほうのpdfには以下のような記述があるが、
本報告書に記載されているとおり、緊急時における場所の特定は、居住している者にも、難しいことがあります。したがって、通知者が所在地を明確に認知しておらずとも、発信者位置がGPS等の技術を利用することによって明確になることは大変好ましいことであると思います。(迫田 伊疎次)
携帯電話事業者として、「緊急通報における位置情報通知機能」の円滑な実施に向けて最大限の努力をしていく考えです。(NTTドコモ)
緊急通報全体に占める携帯電話からの通報の割合が急増している昨今、携帯電話の通報者の位置特定を速やかに行うことについては、その重要性が充分に認められるところであり、本報告書にそって今後具体的な取組みが行われることについては賛同致します。(ボーダフォン)
携帯電話からの緊急通報における通報者の位置情報を通知する機能は、昨今の携帯電話を取巻く環境からその必要性が高まっており、今回の報告書案はそれを速やかに実現することを目的に作成されており、弊社も携帯電話事業者として、その実現に向けて準備を進めなければならないことを理解しております(KDDI)
肯定的な意見ばっかだがそんなものなのかしら。GPSを携帯に乗せるのにどれくらいのコストがかかるのかが分からないが、コスト面での負担とかは問題にならんのかしら。とにかく既にキャリアを招集して意思統一をしてるなら、あとは既定路線として実行に移されていくのだろう。
日本以外ではどうなっているのかというと、アメリカと韓国で同じような方針があるようだ。アメリカについては2003/09/29付けの日刊工業新聞で
米国ではセキュリティー確保のため携帯電話へのGPS搭載が義務付けられることになり、GPSを搭載した高性能携帯電話の開発が求められている。
http://www.c-crews.co.jp/gnext_express/news/back/0310/0301002_12.htmlより
とされており、韓国については上の二つ目のpdfのなかに
韓国においても、同国情報通信部が移動通信事業者と携帯電話メーカーにGPSチップを装着した携帯電話の普及を段階的に義務化して、携帯電話に緊急ボタンを装着する方向で検討が行われている。
という記述がある。
個人的には、緊急通報なんてどうでもいいのだが、これを弾みに、エンターテインメント分野でのGPSの活用が活発化してくれると良いなあとおもう。金曜日のミーティングで、電気通信大学情報工学科尾内教授として知られるクマーが「ケータイにGPSを載せるのはいいんだけど、それを活かすアプリケーションがないんだよね」みたいなことを言っていたが、アプリケーションが無いという状況もすべてのケータイにGPSが載るようになるとまた変わってくるんじゃないかと思ったりしなくもないんだがどうなんでしょう。たとえば「友達が近くにいるとそれを教えてくれるサービス」みたいなのがこれからのコミュニケーションの典型的なイメージとしてよく語られるが、ああいうのが成立するかどうかはGPSの普及度に大きく依存するように思われるのだ。
Yahoo! Next (via NDO::Weblog)
Yahoo! Next、米Yahoo! の次期サービスや新アイデア実現の形なんかを報告するページ。Google Labs みたいなものかな。先日公開された My Yahoo! Search Beta がとりあえず紹介されてます。
要チェックです。
Yahoo! Next (@ NDO::Weblog)
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/001384.html
Yahoo! Next
http://next.yahoo.com/
10 9, 2004
PageRankをまとめてゲットだぜ!
サイト内の全ページのPageRank一覧を表示するスクリプトが書けた。有用な情報を呉れたceekz氏に感謝します。
「今日の井原」をターゲットにして実行した結果がこちら。
http://www.seman.cs.uec.ac.jp/~shin/blog/archives/test_php.html
実装としては、サイト内に存在するURLのリストを作るところまでをJSpider(javaで実装されたオープンソースなクローラ)で、URLのリストからgoogleにPageRankを問い合わせ、最終的な出力を作るところまでをPHPで書いている。JSpiderはじつに便利だ。クローラとしてはあまり高機能とは云えないが、それでも好き勝手に弄れるクローラがひとつあるとお遊びの幅が広がってすばらしい。
今のところ、PageRankのスコアごとにURLを列挙するだけという見栄えの悪さなので、せめてURLをページのタイトルに置き換えるところまではやろうとおもっている。その前に徹夜明けで眠いんでこれから寝るけど。ぐぅ。
需要があるならぼくのサーバで提供するなり、ソースコードを公開するなりするところですが、欲しいという人は居ますか?
googleのPageRankをどうにかして取得できないか? と思って調べてみた結果の続き。
……と、前回のエントリを書いて少しして、ceekz氏にURLからchを算出するライブラリがあることを教えて貰った。後半を書く意味が無くなっちゃった。とくにperl版のほうはPRの取得まで一発だ。CPANすげえな。
ceekz氏から教えてもらったURLはこちら。
PageRank チェックサムアルゴリズム(@Ceekz Logs)
http://private.ceek.jp/archives/000489.html
PHP版
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=1670
perl版
http://search.cpan.org/~ykar/WWW-Google-PageRank-0.07/lib/WWW/Google/PageRank.pm
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googleのPageRankをどうにかして取得できないか? と思って調べてみた結果。
これのひとつ前のエントリ「GoogleのPageRankはとても不思議だ」を書いてから、所望のURLのPageRank(以下PRと略す)をゲットするプログラムを書けないかと思い、いろいろとサーベイをしてみた。結論から言うと、可能といえば可能なのだが、アクロバティックな処理の流れとかなり高度なプログラミング・テクニックを要求される。
まず、GoogleToolbarがどのようにしてPRを取得しているのかを述べる。googleは"toolbarqueries.google.com"というサーバを持っており、GoogleToolbarはこいつと通信することによって、PRその他の情報をやりとりしている。プロトコルはHTTPを使っている。
たとえば下のリンクをクリックしてみると。
Rank_1:1:3
ってのが表示されたとおもう。コロンで区切られたいちばん右の数字、上の例だと"3"というのがそのURLのPRとなっている。
……で、こうやってブラウザから開いて、簡単にPRを表示できてしまうと、「なんだ、PRの取得なんて楽勝じゃん」と思ってしまうがそう簡単にはいかない。上のURLのなかの"ch=63588852898"という部分がURLに対するvalidatorになっていて、ここに正しい値が設定されていないとPRの取得に失敗する。"info:"の後にPRを取得したいURLを指定するようになっているのだが、上のURLの"info:"の後だけを他のURLに書き換えてアクセスしようとすると、エラーメッセージを返されてしまう。PRを取得するには正しいchを指定しなくてはならず、URLごとに正しいchは異なっている。
chっていったい何なの? おそらく、URLから生成される一方向ハッシュ値ではないかと思われる。そのURLの指すリソースは同じでも、URLの文字列としての表現が違うと異なるchが必要になるのがその根拠だ。たとえば、"http://www.seman.cs.uec.ac.jp/~shin/blog/" と "http://www.seman.cs.uec.ac.jp/~shin/blog" とではchは違う値になる。GoogleToolbarの内部で、PRの取得時にハッシュ値を生成し、リクエストにそれを付加し、サーバの側でチェックすることで、一種の認証を行っているというわけだ。
URLからchを求める方法が分からないかというのは、いくつかのBBSで話題になっている。たとえばこことか。
http://forums.seochat.com/archive/t-181
でも、どこも分からないままで終わっているようだ。ひょっとしたら誰かが解明しているのかも知れないけど、インターネット上にpublicな情報として出てきてはいないとおもう。
じゃあ、どうやったら任意のURLのPRを取得することができるだろう。
長くなってきたのでエントリを分ける。
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10 8, 2004
GoogleのPageRankはとても不思議だ
GoogleのPageRankが更新されたらしい。
FINALLY a PR Update!
http://forums.searchenginewatch.com/showthread.php?threadid=2020
で、このblogのPageRank(以下PRと略す)をいろいろと見てみたわけだが、これがとても面白い。良く分からないのは、トップページがPR3であるのに対して、エントリやカテゴリでそれを超えるPRが付いているものがいくつかあるということだ。どうしてそうなるんだ?
このblogのエントリやカテゴリを調べた結果、以下のようになった。
PR4
PR3
- トップページ
- Microsoft、デスクトップサーチのリリースを延期(via DMNEWS)
- GMailの招待権をget(こうさぎ)
- 『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、四日目&五日目。
- 忍者TOOLSを使ってみる
- GMailの招待権をget、その顛末。
- コメントスパム対策、第二弾
- blogのなかに住むにゃんこを飼う方法
- RSS対応を完了
- 『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、三日目。
- ToDo
- personalizedなblog(&news;)検索エンジンがローンチされた
- 『IRC2みたいなものを(仮)』を軽く使ってみました
- カテゴリ; 『IRC2みたいなものを(仮)』
- カテゴリ: アホの子だけど読んだ本を紹介しちゃうぞ
- カテゴリ: ドキュメンタリー・卒研
- カテゴリ: 情報セキュリティ人材育成 公開講座@中央大学
- 月別アーカイブ: March 2004
- 月別アーカイブ: July 2004
- 月別アーカイブ: September 2004
PR2, PR1, PR0
- いっぱい
どうしてprofileなんぞにPR4が付いているんだろう。こうさぎの書いた訳の分からないエントリにトップページと同じスコアが付いているのも釈然としない。ちゃんと構成を考えて数時間かけて書いた気合いの入ったエントリはPR0でこうさぎの書いたのがPR3というのはどういう了見なんだ、オイ。
PR4のついた3つのページはすべてサイドバーからリンクを貼られているもので、リンクの数からスコアを算出するというPRの仕組みを考えると納得ができるような気もするが、サイドバーにリンクがあってもPR0になっているページも多く、他にも何かしらファクターがあるのだろう。「月別アーカイブ: August 2004」はPR4で「月別アーカイブ: June 2004」はPR0になっている。何が違うのだろう。『かとゆー家断絶』や『音楽配信メモ』、その他多くのblogにリンクして頂いたレコミュニのエントリはPR2になっている。PR3のこうさぎのエントリは、外のサイトからのリンクなんてひとつもないハズなんだが。
ひとつ気付いたのは、エントリの書かれた時期によって同じランクが固まるという傾向がある。PR3の付いたエントリを見ると明らかに時期的な集中があり、全体的に同じような傾向が見られる。
GoogleのCofounderであるBrinとPageによって書かれた『The PageRank Citation Ranking: Bringing Order to the Web』という論文で、PRの基本的なアルゴリズムが解説されている。この論文、前々からその存在は知っていながら面倒くさがって手を着けていなかったのだが、詳細なところが気になってきたので読んでみようという意欲が湧いてきた。
The PageRank Citation Ranking: Bringing Order to the Web
http://citeseer.ist.psu.edu/page98pagerank.html
情報検索技術の研究を志すものとして、Googleの出している論文くらい一通り読んでおくべきだということは分かってはいるんだが、どうも面倒くさがってしまうのが良くない。M1で余裕のあるうちにもっと論文読まなくちゃな。この論文、読んだらここで何か書くかも知れません。
ところで、あちこちのblogや掲示板を見ると、「いまさらPageRankに一喜一憂してもね」みたいな反応が多い様子。今ではgoogleの検索技術の中でもそれほど重要な位置付けではないらしい。
THE ZOOMQUILT(via スミノレノ不教授硬式ウェッブログ)
2Dの画像を組み合わせることによって、どんどん先に進んでいるかのような効果を演出するShockwave。じつにおもしろい。こんなテクニックがあるのを知らなかったので、最初見たときはズームの違和感の無さに吃驚しました。このページでリソース画像を見ることが出来、どんな処理をしているのか、そのネタが分かります。
THE ZOOMQUILT
http://razghul.ice.org/misc/zoom/zoom.htm
● 無限ズーム?@スミノレノ不教授硬式ウェッブログ
http://sueme.pobox.ne.jp/prof/archives/000276.html
10 7, 2004
ヤフーのパーソナライズ検索サービス
ヤフー、パーソナライズ検索サービスの試験運用へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20074983,00.htm
Yahooは米国時間5日に、先進的なナビゲーションツールを発表する。ユーザーはこのツー ルを使って、お気に入りのウェブページを保存/検索/共有し、同社が「My Web」と呼ぶものをつくれるようになる。
お、MyBlogSearch仮(そういえばblogetになったんだっけ。まあいいや)と似てる。ヤフーも似たようなものを作ってるということは、ぼくの作ろうとしているものは、方向性としては間違っていないのだろう。そういうことにしておこう。
CNETの記事ではパーソナライズな検索サービスとしているが、これはMyClipや紙のようなツールの延長線上にあるものだとおもう。記事を読む限りでは、このサービスの提供するものは、searchではなくてclippingなのではないかしらん。
10 6, 2004
『重要【exjob】会員登録完了手続きをお願いします』
……というメールが届いた。こちらからそんなサイトに登録した覚えは全くない。
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お送りしております。お問合せは下記アドレスまでお願いします。
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登録した覚えのない方は下記をお読みください。
……………………………………………………
登録に覚えがない(宛先間違いメール)のにこのメールを受け取られた
方は、お手数ですが下記URLをクリックしてください。
登録情報を抹消致します。http://www.exjob.jp/pu_user_cancel.php?prm=OTQwNDYwMjQ3Ni00QUFOV0k4U0pI
=BUNKAHOSO Careerpartners Co.,Ltd ==============================
株式会社 文化放送キャリアパートナーズエックスジョブ編集部
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-1-20
ex2006s@careerpartners.co.jp
URL: http://www.careerpartners.co.jp/
================================
BUNKAHOSO Careerpartners Co.,Ltd
メールに書かれたURLにアクセスすると、御丁寧なことに、大学名や専攻名がすでにfixされている。まあ、無頓着にあっちこっちで個人情報をばらまいているので、ぼくの情報などどこからでも手に入るのかもしれない。
で、どうせもうすぐ就職活動が始まることもあるし、指定されたURLにアクセスし、登録完了してしまった(乗せられてるなあ……)。サイトにログインしてみると、「コンピテンシー診断」だの「内定力チェック」だのという項目名が並んでいる。まったく食指を動かされない。内定力って何だよ、わけわかんないです。
就職活動か。憂鬱だ。
ねこみみもーど♪
うわさに違わぬアレげな出来映えですね。
「ネコミミモードで~す♪」
10 5, 2004
『情報セキュリティアドミニストレータ』のお勉強をそろそろ始めよう
というわけで参考書をゲット。
で、中身をざっと見てみると、予想以上に技術的な事柄のウェイトが小さいということが分かる。全体の2割くらいしかないよ。他は監査だの経営だのセキュリティポリシーの策定だの法制度だのごにょごにょごにょ。合格率も高い(去年は11.3%だった)し適当に勉強しててもまあ取れると思っていたけど、意外と手こずるかもしれない。むしろ落ちるような気がしてきたよどうしよう。
blog記事をクラスタリングするコードを書いた
『MyBlogSearch(仮』のことを書くのは久しぶりだ。
gnmzというソフトを使ってクラスタリングをしてみたというのを以前に書いたが、これを自分でやってみようと、クラスタリングプログラムを書いてみた。以前に使ったのと同じデータを使って、自前のプログラムで処理した結果はこんな感じ。
比較対象として、gnmzによる結果を再掲。
……んー。比較すると、自前で書いたほうは精度が落ちる感じがする。一番最後のクラスタだけは卒論関連のエントリが固まっていてよく分類できているが、あとはいまいちクラスタリングされてる感が無い。困ったものだ。
gnmzでは各クラスタに振られるエントリの数が概ね一定であるのに対し、自前プログラムでは最小で1エントリ、最大で200エントリ近くと偏りが大きい。これは自前プログラムが「階層クラスタリング(初期状態をすべての要素がクラスタであるとし、そこからもっとも距離の近いクラスタ同士を統合していくことによってクラスタリングを行うやりかた)」と言われる手法を使っているからであるとおもわれる。階層クラスタリングだと、他のどの要素からも距離の遠い、離れ小島的な要素が最後まで統合されず、最後まで1要素1クラスタとして残ってしまう。これは一概に良い悪いといえるものではなく、用途によって良かったり悪かったりするアルゴリズムとしての特性であるが、ぼくの要求としてはgnmzのように各クラスタにだいたい均等にエントリを割り振ってほしいのだ。できれば階層クラスタリングは捨てたいな。K-meansのほうが良いのだろうか。
自前プログラムで1エントリ=1クラスタとなっているエントリを見ると、リンクを貼って、それに短いコメントを添えたものであることが分かる。たとえばこんな感じだ。
Teddy http://www-ui.is.s.u-tokyo.ac.jp/~takeo/teddy/teddy-j.htm
http://www-ui.is.s.u-tokyo.ac.jp/~takeo/java/smoothteddy/index.html
こりゃおもろい。デモ&デモ2は必見。
リンクはこちら。
んで、なんでコレが1エントリで1クラスタになっちまうのかを考察してみる。namazuのインデックスでは、URIを1単語として扱っている。また、単語のスコアリングにはtf-idfを使っている(らしい)。tf-idfの性質上、上のような記事では、URIに高いスコアが付与される。URIってのは多くのケースでそのエントリにしか登場しないし、短い記事だと単語数が少ないのでtfの値もでかくなる。加えて、上の引用では反映されてないが、URIにはaタグでリンクが貼られており、一つの記事の中に御丁寧に2回も登場してやがる。よってスコアはさらに高くなる。で、まあ、ああ、もう書くのが面倒になってきたけどとにかくそういうことだ。上のやつみたいに「URIコピペ&短いコメント」という体裁のエントリだと、どうしても離れ小島になってしまいやすくクラスタリングアルゴリズムで扱いづらい。そしてblogにはそういう記事がすげー多いんだよな。頭痛い。前処理でURIのスコアをゼロにするとかやってしまおうか。
現段階の自前プログラムはとりあえず書いてみようって書いたうんこアルゴリズムなんで、まあ精度が悪いのは当たり前。これからの改善点としてはこんなところ。
- K-meansを実装してみる
- 距離の算出に単純なコサイン角度を使っているが、これをもうちょっと賢そうなものに買えてみる(D-L情報量とか)
- etc...
いつまでもクラスタリングの部分をいじってるわけにはいかないので、今夜でひとまずこれをいじるのは終わりにして、次に進もうとおもう。つーか進捗がやばいです。なんとかしてください。
10 4, 2004
『秋の知的財産権セミナー受講者募集のご案内』
……というメールが大学当局から届いた。ここに貼り付けておく。内容もわりかしおもしろいとおもうし、もしあなたが電通大関係者ならタダで受けられるということで、興味のある方は検討されては如何でしょう;-)
セミナー参加者各位2004年10月1日
電気通信大学知的財産本部電気通信大学・知的財産権セミナ?開催のご案内
<図解・実例によるやさしい知的財産権セミナー>日本産業の国際競争力が問われ、政府は「知的財産立国」の実現を目指し、大学や企業における知的財産の重要性を見直しています。そして大学を通じての知的財産に関する教育・人材養成の充実とともに、大学内における知的財産創造の推進を図っています。このような状況を踏まえ、知的財産本部では昨年来、各種知財セミナーを行ってきましたが、各セミナーとも、多くの方々に参加していただき、大変好評に終わりました。
そこで、新たに今秋より、より知的財産権に親しんでもらうとともに、体系的な理解を深めていただけるよう、全8回にわたる知的財産権セミナーを開催することにしました。本セミナーは、図解により進めるとともに、実例を多く採りあげて、初心者の方々にも分かりやすく説明
します。奮ってご参加下さい。記
日時:2004年11月2日(火)?2005年1月18日(火)
16:25?17:50(第5限)開催場所:電気通信大学西5?209教室
受 講 料:学内の方;無料/学外の方;20,000円(実費)
対象者:本学の教職員・学生・研究生・知財関係者など
学外の方でも知的財産を学びたい人を対象にします。
特に、以下の方々などにお勧めします。
・知財に興味のある方。発明を抱えている方。
・「将来知財業務に関わりたい」、「インターンシップ等で知的財産関係を選択したい」という方。
・「特許出願をしてみたい」、「明細書を書いてみたい」と
いう方。
・企業のR/D、設計部門などに就職が決まっている方。講師:・井桁貞一氏(弁理士/電気通信大学 客員教授/富士通テクノリサーチ(株) 顧問)
・米山重之氏(電気通信大学 知財マネージャー・客員教授/元・ソニー(株)知的財産本部 担当部長)
・橋本多香子氏(弁理士/電気通信大学 知財マネージャー/元・光陽国際特許事務所)……………………………………………
・亀井正博氏(富士通(株) 知的財産戦略室長/元・知的財産協会ディジタルコンテンツ委員会 委員長)
・角田芳末氏(信友国際特許事務所所長・弁理士/群馬大学客員教授/元・特許庁特許審査第4部部長)
ほか、企業内弁理士、電気通信大学・知財マネージャーなど内容:図解・実例によるやさしい知的財産権セミナー
■第1回テ?マ「知的財産権のあらましとその性質等」
■第2回テーマ「知財トピックスと特許ビジネス」
■第3回テーマ「特許は誰のもの(特許権の帰属)」
■第4回テーマ「特許取得のプロセスと明細書作成のテク
ニック」
■第5回テーマ「発明の捉え方と発展、ソフトウエア特許」
■第6回テーマ「外国出願のあらましと、海外特許事件簿の
話」
■第7回テーマ「もっと詳しい著作権 デジタルコンテンツの
保護」
■第8回テーマ「弁理士の仕事、特許マンの仕事、審査官の
仕事」
※内容等は変更することがあります。ご了承ください。
※テーマの詳しい内容は ↓
http://www.ip.uec.ac.jp/ip/news/image/semi_annai.pdf申込み方法:
●学内の方;申込書をMailまたはFaxで学内事務局にお送り下さい。mailto:info@ip.uec.ac.jp
●学外の方;申込書をFaxメールで事務局に送った後、一週間以内に受講料を下記口座にお振込み下さい。
みずほ銀行調布支店(普)8135601
電気通信大学共同研究センター 事業協力会申込締切日:平成16年10月28日(木)
主催/事務局:
●学内の方(セミナー全般);
電気通信大学 知的財産本部(担当橋本多香子、駒尺綾)
Tel 0424-43-5838Fax 024-43-5839
mailto:info@ip.uec.ac.jp
●学外の方(受講料に関してのみ):
電気通信大学 共同研究センター事業協力会
(担当 久保加代子)
Tel 0424-43-5775Fax 0424-43-5727
mailto:jimu@kyoryokukai.com以上
……………………………………………申込日2004年月日
電気通信大学知的財産権セミナ?参加申込書
参加者お名前:
学科名・所属研究室:
(会社名・所属部署):
電話番号:
FAX番号:
e-mail:……………………………………………
※知財本部のホームページでもお知らせしています。
http://www.ip.uec.ac.jp/ip/news/=======================
電気通信大学 知的財産本部 駒尺 綾
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
共同研究センター3階
TEL:0424-43-5838FAX:0424-43-5839
E-mailkomashaku@ip.uec.ac.jp
=======================
奥さん知ってました? C#ではクラス宣言をネストできるんですって!
C#ではクラス宣言のネストができるということを知った。というか今まで知らなかった。調べてみるとjavaでもできるらしい。
で、ネストするとどうなるかというと、内側にあるクラスから外側のクラスのprivate領域にアクセスできるようになる。
namespace Test
{
public class Outer
{
private int outerPrivateValue;
public Outer(int i)
{
outerPrivateValue = i;
}
public Inner CreateInner()
{
return new Inner(this);
}
public class Inner
{
Outer outer;
public Inner(Outer outer)
{
this.outer = outer;
}
public int GetOuterPrivateValue()
{
return outer.outerPrivateValue;
}
}
}
}
この例だと、InnerクラスのGetOuterPrivateValueのなかで、Outerクラスでprivate宣言されたouterPrivateValueにアクセスしている。C++ではfriendという宣言があって、指定したクラスに対してprivate領域へのアクセスを許可することができた。friendはC#には無いみたいで、friendと同じことをさせるためにこの仕様ができたのかしらん。
上に挙げたコードを次のようにして使うことができる。
Outer outer = new Outer(123); MessageBox.Show(outer.CreateInner().GetOuterPrivateValue().ToString());
で、上の例だとこの仕様がどううれしいのかがちっとも分からない(OuterクラスにouterPrivateValueを公開するインターフェースを付けるのとなんら変わらない)わけで、こんな仕様をどうやって使うのかという疑問が当然でてくる。これについては、たとえばmsdnの『コレクションクラスのチュートリアル』の中に載っている、IEnumeratorインターフェイスIEnumerableインターフェイスの実装例を挙げることができる。
ここで紹介されているコードでは、TokenEnumeratorクラスが
private class TokenEnumerator : IEnumerator
と宣言されている。アクセス識別子がprivateになっているのがキモで、これによってクラスそのものが外部から隠蔽されている。で、外部へTokenEnumeratorのインスタンスを渡すときには、IEnumeratorとして渡されるようになってる。
public IEnumerator GetEnumerator()
{
return new TokenEnumerator(this);
}
これによってTokenEnumeratorの存在を外部に知らせずに、「IEnumeratorインターフェースを実装したなにか」という情報のみを公開することになるので結合を疎にすることができてオブジェクト指向的にすばらしいというわけだ。こういうのを知ると「オブジェクト指向ってすばらしい!」とか「C#をもっとちゃんと勉強しとかないとなあ」とか思って向学心が湧いてきてナイス。う~ん、美しい。
10 3, 2004
講義@後期
シラバスを参照しながらおもしろそーな講義をピックアップ。前期はちょっとさぼりすぎたので、後期は最低3コマは取りたいな。
- 知的信号処理特論(月2) ※情報通信工学専攻
キーワードが「ニューラルネットワーク、学習、サポートベクトルマシン、バックプロパゲーション」とあったんでチェック。信号処理をベースにするっぽいのが微妙だ。 - ソフトウェアンジニアリング(月2) ※情報システム設計学専攻
講義の内容はアホほどおもしろそうだが、英語が聞き取れるかどうかが怪しい。「Students should take an individual software project.」とあるので手間も掛かりそう。 - 情報理論特論(月3) ※情報通信工学専攻
情報理論は学生のうちに体系的に学んでおきたい分野。そもそも情報理論は情報工学を学ぶなら知っていなくてはならない必須の教養だと思うのだが、なんで情報工学科のカリキュラムに組み込まれていないのかがわからない。自分の学科のことを悪く言うのは良くないけれど、正直、情報工学科のカリキュラムはややバランスを欠いていると思われる。 - データマイニング特論(火3) ※システム工学専攻
講義名に萌え。「今年は、ベイズ流の統計的学習理論を取り扱おうと考えています。」とのことなので、チェックしておこう。 - ディスコミュニケーション論特論(火4) ※人間コミュニケーション学専攻
中島義道たんの講義 - バーチャルリアリティ特論(火5) ※知能機械工学専攻
名前に惹かれて。
「適宜見学会,学外の専門家によるゲスト講義を開催する.」「後半は各自(人数によっては班で)オリジナルなVRシステムを考案・発表し,ディスカッション形式の授業を行う.」 おもしろそうだが手間も掛かりそう。だれか一緒に取りませんか? - 並列分散計算法特論(水1)
- ヒューマンインタフェース特論(水2)
- ネットワーク基礎論(水3) ※情報システム設計学専攻
- IT最前線(水4) ※情報システム設計学専攻
これは取らなくては! - 応用アルゴリズム特論(木3)
- 記号処理特論(木4)
竹内郁雄たんによるガベージコレクタの講義。聴かねば。 - システムソフトウェア特論(金4)
300番目のエントリ
最初のエントリを書いたのが去年の11/17なので、1日1エントリくらいのペースでここまできていることになります。我ながらよく続くなあ。これからも宜しくおねがいします:-)
10 2, 2004
大江戸線のどっかの駅
まさかこれがCGとは! フォトレアリズムの画家だって、きっとここまで似せることはできないよ。
10 1, 2004
clusty
Vivisimoが新しい検索サイトClustyをローンチした。Vivisimoと同様、クラスタリング技術をコアにしたサイトになっている。残念ながら日本語にはいまいち対応してないみたいですが、情報検索に興味関心のある貴方はきっちりチェックしておいてください。
で、上に貼ったのは「小麦」で検索した結果なんだが、『ナースウィッチ小麦ちゃん』がちゃんとクラスタとして識別されているというのでおじさんは大喜び。あにおたでごめんなさい。
夏休み、お仕舞い
今日から講義が始まってたんですね。知らなかった。いきなりさぼっちゃった。前学期の成績がどうだったのかが気になるな。予想だと2単位ゲットしているはずなのだが、これがゼロor1単位だとさすがにちょっとまずいかもしれない。3カ年計画発動かも。
えろげ作ったりクローラ勉強会をやったり中央大学の公開講座に逝ったり研究室の合宿があったりその他もろもろ、わりと有意義な夏休みだったなあ、今年は。