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Matzにっき
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11 1. 日経Linux 3月号
12 1. Charming Ruby Compiler
2. The Open Nature Of Ruby
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2. Python Status Update
3. 泥縄
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2006-01-14 [長年日記]

_ 宣教師のお手伝い

宣教師のお手伝いに出かける。 今日教えた人は中国人で大学の研究生という人。 日本語はまだほとんど分からず、英語と中国語(北京語)が話せるということだった。

で、会話の内容は英語。本を読んでいただく時には中国語という状況で なかなか意思の疎通が大変だった。

というか、四人いて、開いている同じ本が、 英語(宣教師A)、ポルトガル語(宣教師B)、日本語(私)、中国語[繁体字](研究生)という 非常にインターナショナルな状況であった。

_ Simplified/Traditional

中国語には二種類の記法がある。

ひとつは本土で用いられる簡体字で、英語ではSimplified Chineseと呼ばれる。 もうひとつは主に台湾で用いられる繁体字で、英語ではTraditional Chineseと呼ぶ。

で、今回いろんな人と話してて、Simplified Chineseは言語そのものが簡単化されているのだと 思った人が複数いた。実際にはこれらは文字の画数が多いか少ないかしか違わないんだが。

もっともSimplified Chineseは北京語に、主にTraditional Chineseは広東語に使われるから その辺の違いの方が大きいんじゃないかと思うんだが、 先の研究生はTraditional Chineseの本をなんの支障もなく読んでたなあ(Simplifiedの方が楽とは言ってたけど)。

_ ボーリング

娘が教会の活動でボーリングに参加する、とのこと。 ボーリング場まで連れていく。

で、ゲームコーナーで妻とエアホッケーを楽しむ。 で、辛勝したのだが、気合いが入りすぎて終わった後ぐったりしてしまう。

なんか毎週一度は体力が落ちていることを実感するな。 先週の雪かきといい。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ とも [繁体字は台湾で使われてるので、主に広東語とは 言えない気がします。 余談ですが、台湾とか香港の文字は必ずしも ..]

_ liu [1949年ごろ,中国大陸も繁体を使った。解放後、文字改革を実行しました。これから,中国大陸は主に簡体字を使っています..]

_ 通りすがり [日本の漢字も終戦直後に内閣告示で簡略化したので(当用漢字令)、Traditional Chinese な漢字(康煕体..]

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2006-01-13 [長年日記]

_ ニート娘に悩む親

うちも(ある意味)似たような状況である。

うちの娘の話を聞いてください。

ここ1年ほど、世間でいう「ニート」のような状態です。
外にも出ず、一日中家でゴロゴロしています。
仕方なく、私が外へ連れ出している始末。
気に入らない事があれば泣き、食事も私が用意した物を食べるだけ。
何かわからないことを呟いたり、急に奇声を発したり・・・。
もう少し時間をかけて見守るべきなのでしょうか。

生まれてから1年間、このような状態です。
今も、何か呟きながら、夫のベルトを持って部屋中ウロウロしています。
4時からのNHK教育の番組が好きなようなので、一緒に見てあげようと思います。

[ニート娘に悩む親より引用]

悩ましい。爆笑。

_ Python Status Update

GoogleでのGuido van Rossumの生活の様子。

なかなか楽しそうだ。

いや、でも、フルタイムRubyのためにほぼ自由に使ってもかまわない私の方がもっと恵まれているわけだが。

_ 泥縄

楽しいJava・オープンソース JBossでWeb+DB開発してみませんか?(山下 寛人)

あいかわらず日経Linuxの記事が終わらず悩んでいる。〆切今日なんだけどなあ。

で、あまりに悩んだので、本屋でJavaの本を購入。 買ったのは『楽しいJava・オープンソース JBossでWeb+DB開発してみませんか?』。 内容よりは水玉蛍之丞のイラスト(とマンガ)が購入の決め手になったのは内緒だ。

言語仕様はともかく、EJBやJBossなどについては無知なので大変参考になった。 またXDocletというコードジェネレーションテクニックを使ったツールがあるということも 名前だけしか知らなかったので勉強になった。

しかし、こんな泥縄の知識に基づいた原稿で読者の皆さんにちょっと申し訳ない気もする。 来月はちゃんとよく知ってるRubyに関連するネタを選ぼう。

しかし、こうやってJavaのプログラムを見ると、 自分でこういうプログラムを開発することを想像するだけで憂鬱になる。 世に入るという「Java好き」の人はこんな冗長性とか気にしないのかな。

裏表紙には「Javaが好きなプログラマだけに本書を勧めます!」とあるので、 私ははなから対象外なのかもしれないけど。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

_ MMX [IDEとの合せ技で一本と考えているからでは、インテリセンス入力頼みでVisual Studio を使っている人々は一..]

_ takano32 [多くのプログラマは「C++で必要だったプロトタイプ宣言がいらないなんて素晴らしい!!」という程度のことしか考えていな..]

_ 通りすがり [うーん、その本は読んでいないのであれですが、 通常の業務ではJavaのクラス名が英数文字列のIDだったりします。 ..]

_ まつもと [この本がだめだとは思っていません。むしろ面白かったです。 Javaの冗長な流儀に「びっくりした」程度ですかね。 ..]

_ 別の通りすがりの人 [全プログラムがクラスメソッドだけで構成されている、なんてことが普通にありえる(私は見たことがある)世界ですから.....]

_ なかだ [それは「誰でも分かる」じゃなくて「誰でも同程度に分かりにくい」じゃないでしょうか。]

_ 通りすがり、再び [日本ではOOAやOODに対する偏見が強くそれが行き過ぎてOOPを一切許可しないフレームワークを作る人たちが時々います..]

_ まつもと [「通りすがり、再び」さん。 前半についてはご愁傷様としか言いようがありません。「偉い人」の誤解・偏見で開発者が..]

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2006-01-12 [長年日記]

_ [Ruby] Charming Ruby Compiler

ポータブルバックエンドのC--を対象にしたRubyコンパイラの研究。

博士論文(あるいは卒論?)のプロジェクトなので実用になるレベルまで発展するかどうかは 未知数だが、大変興味深い。

ん? また、スウェーデンか。以前.NETを対象にした研究をしてた人も確かスウェーデンだったよな。 大学は違ったように思うんだが(うろ覚え)。

あの国はこういうプロジェクトが好きなのかな。

_ [Ruby] The Open Nature Of Ruby

RubyのOpenクラスの功罪について。

Openである(既存のクラスに動的に機能を追加できる)ことは、 結局はグローバルに変更を行うことだから、副作用があり、危険でもあるが、 同時に普通の手段ではできないことができる可能性もある。

特にオブジェクト指向プログラミングにおいて、システムが提供するものも含めて オブジェクトに挙動を追加できる(or 変更できる)のはすごいパワーを発揮できる。

だが、単なる追加ならともかく、「変更」は冒険だ。 jcode.rb(文字列をマルチバイト対応にする)やmathn.rb(除算などを有理数対応にする)などは、 グローバルな影響の範囲が見積もれないので気安く使えない。

そこで、Classboxという「その上」を考えている必要が出てくるのだ。


2006-01-11 [長年日記]

_ [原稿] 日経Linux 3月号

Code Generation in Action (In Action Series)(Jack Herrington)

ネタは「コードジェネレーション」。参考文献は 『Code Generation in Action』 by Jack Herrington。

しかし、コードジェネレーションっていうテクニックは 対象言語がRubyのような動的言語であればそれほど必要になることはない。 メタプログラミング機能を使った方が便利だし手軽だからだ。

Railsの用にコードジェネレーションとメタプログラミングの両方を活用するケースもあるけど。

で、今回はJavaのためのコードジェネレーションをRubyで行うという 話の流れにしようと思っているのだが、 いかんせん私のJavaの経験がほとんどないので 悩ましい。対象言語をCとかにしたいところではあるのだが、 Cにはマクロがあるのでけっこうカバーできちゃうしね。

苦手なテーマを選ぶと書くのに苦労する。 先週末は具合が悪かったから、なかなか進まなかったし。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ kwatch [私はJavaのテストプログラムを書くのにRubyを使っています。YAMLでテストデータを書き、eRubyのテンプレー..]

_ まつもと [kwatchさんのような人が増えるのが、今回の記事の目的です。 役に立つとよいのですが。 実物が出まわるのは..]

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2006-01-10 [長年日記]

_ [原稿] オープンソースマガジン3月号

正月の間ぜんぜんコンピュータを使えなかったPCレスライフをネタにしようと思ったが、 しばらく書いても、面白い話にならないので悩む。

オチもヤマもないので、なくなくこのネタはボツにする。 以前、ネットワークを求めてさまよった「ネッ中症」ネタもボツにしているし、 こういうのはモノにしにくい。

だいぶ悩んだ末、以前、ここに後で書くつもりだった スケーラビリティについて書くことにした。 ま、一度ちゃんと考えてまとめておきたい内容ではあったので 最終的には満足している。

今月は日経Linuxも悩ましい。...いつものことか。

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