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チュートリアル1 - Hello World
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チュートリアル1 - Hello World (こんにちは世界)

Rendering (描画)

ここから以降、パッチの説明にnode名が出てきます。 node名は"Renderer(GDI)"のように、" "で囲みイタリック体で表記することにします。 また、pin名は'Background Color'のように、' 'で囲むことにします。

vvvv2_1_1.jpg それでは最初のパッチ作りに入りましょう。 まずは左ダブルクリックで空nodeを作りましょう。 nodelistから選ぶのも良し、直接node名を入力しても良し、 何は無くとも"Renderer(GDI)" nodeを作成しましょう。 GDI RENDERERという名前のウィンドウが開いたはずです。 これが描画領域になります。 ここでAlt+2とすることで、元のパッチウィンドウ上に描画領域が収納されます。 単一のウィンドウ上にパッチと描画領域が表示されてコンパクトに作業が進められますね。 描画領域を独立なウィンドウに戻したい時は描画領域を選択した状態でAlt+1としましょう。

描画領域の背景色を変更するには"Renderer(GDI)" nodeの左から四つ目の入力pinを使います。 'Background Color'という入力pinがそれですね。 このpin上で右クリックすると、Color Fieldというものが出現します。 このColor Field上で右ドラッグすることで背景色を変更することが出来ます。


vvvv2_1_1.jpg さて、それではこの描画領域に何か表示してみましょう。 といっても、いきなり高度なことは出来ないので、最初は文字列を表示してみます。 文字列の表示には"Text(GDI)" nodeを使います。 このnodeは初期状態でmという文字列をもっているので、描画領域の真中にmという文字が表示されたはずです。 左から五つ目の'Text' pinを右クリックして適当な文字列を入力してみましょう。 どうですか?描画領域に表示されている文字は変わりましたか? 右に示したサンプル画像では'Show Brush'を0、'Size'を30ptに変更しています。 'Show Brush'は文字列の背景色を表示するかどうかの設定で、'Size'は言葉どおり文字の大きさです。 ほかにも描画領域上での文字列表示位置やイタリック・太字など多くのパラメータがあります。 そこらへんは適当にいじって覚えてください。管理人も良く分かってないです。

vvvv_coordinate.jpg ちなみにvvvvの描画領域における座標系は、中心を0として-1から1までとなっています。 この座標系は描画領域に対して相対的に座標値が決定されます。 そのため、座標設定が同じでも、描画領域の大きさによって表示位置がずれることがあります。 最終的な表示状態を想定して作業を進めないと、最後にフルスクリーンで表示してみたら位置がずれた、 みたいなことになりかねません。 また、当然ですがはみ出た部分は描画されません。

Interaction (相互作用)

vvvv2_1_3.jpg ただ文字列を表示するだけではつまらないですね。 そこで、ちょっとだけインタラクティブな感じにしてみましょう。 描画領域y軸方向のカーソル位置によって文字の大きさが変わるようにしてみます。 描画領域は常にマウスのxy座標と各ボタンのクリック状態を出力しているので、カーソル位置を取り出すのはとても簡単です。 描画領域上の座標は(-1,1)の範囲内なので、 これをそのまま文字の大きさに割り当てても見えないような小さな文字にしかなりません。 マイナスの値を持つのも良くないですね。 そこで"+(Value)", "*(Value)" nodeを使って、 文字サイズとして適当な数値の範囲に修正しましょう。 "+(Value)"というように、"+"の後に(Value)と付いているのは、"+"にもいくつか種類があるからです。 数値計算に使えるのは(Value)が付いた"+"だけなので注意してください。 こんな風に、扱えるデータによって同名のnodeがいくつもあったりしてややこしかったりするので気を付けましょう。

サンプル画像で行っている計算を手順に沿ってまとめると下の表になります。 カーソルが描画領域下端にある時の文字サイズは10、上端にある時は110になります。
処理手順値域
描画領域から得られたy座標(-1, 1)
+ 1(0, 2)
* 50(0, 100)
+ 10(10, 110)

描画領域上でマウスを動かすと文字の大きさが変化したら成功です。おめでとう。
チュートリアル1 - Hello World (こんにちは世界)はこれにて終了。

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FURUDATE taichi 2004