JSPAの電気用品安全法に関する活動方針 に違和感を感じる [PSE]
PSE問題は、一般には、ミュージシャンによるビンテージ楽器がなくなることへの心配からマスコミに報道されるようになりました(オーディオオタク的には、また、別のルートから知って“いた”のですが)。その点では、坂本龍一氏らの活動には、感謝をしています。
その一方、私はPSE問題が、オーディオマニアや音楽家などの一部の“特殊な”人々に関係する特殊な問題、つまり一般の人から見ると、「マニアが変なことにこだわっている」と、勘違いされて問題が矮小化されることに危惧を感じていました。(2006-02-22のエントリー)
先ほど、mixiの関連コミュで指摘をうけ、日本シンセサイザープログラマー協会のページをみて、落胆しました。
https://www.jspa.gr.jp/pse/policy.html
請願内容』
* 音楽家の制作業務に関係する機器機材の適用記載より『適用除外』を請願する。
* 本法への理解が不十分な現状での猶予期間の終了に伴う対応処置を早期に求める。
* 上記に伴う処置としての弾力的、経過措置猶予期間の延長を要請する。
* 合理的な登録方法、登録処置、分かり易い登録申請ガイドラインの提示を要請する。
つまり、彼らは、自分たち音楽家に関係する機材をPSE法適用から除外されることを目的に、音楽家からではなく、広く一般から署名を集めたというわけです。(私が、署名した段階では、このような項目は無かったはずです)
似非芸術家的選民意識と自分勝手さに吐き気がする思いです。自分の署名に関しては削除を要求する予定です。
署名でやれる事が完了した気分にならず、他人に頼るのではなく、選挙民である我々一人一人が行政に対して意見をぶつけるべきです。私は地元議員の事務所に対してPSE問題の根深さを訴えいますが、もっと良いアイディアがあったら、是非、コメント欄にお寄せください
> ありがたいことに、音楽家の坂本龍一氏、高中正義氏、松武秀樹氏、
> 椎名和夫氏が発起人となり、日本シンセサイザープログラマー協会が、
> “電気用品安全法(PSE法)に対する署名”を行っています。
> 是非、問題意識を持った方々は、署名にご協力ください。
>
> http://www.jspa.gr.jp/pse/
依然、この活動も“それなりの”意味は持ち合わせていると思いますので、彼らの意図を理解したうえで、参加される方は、どうぞ。
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