www.agiledata.org in Japanese
データ専門家とアプリケーション開発者を団結させる
ここは Scott W. Ambler 氏による www.agiledata.org の翻訳 Wiki です。 Scott W. Ambler 氏より許可を得て運営しております。翻訳における注意事項やライセンスについては、ReadMe をご覧ください。そのほか、なにかご意見がありましたら、会議室にてお願いいたします。
概略
聞くところによると、大規模なミッションクリティカルプロジェクトは65〜85%の確率で失敗しているのだそうだ。 これはStandish GroupのChaos Report によるものだが、一番低い65%でも、相当ヤバい数字だ。 この数字は長年改善されずにきてしまった。 その上、ますます悪くなっているようだ。 私が思うに、これは、 ソフトウェア開発の伝統的な手法が機能していないことを示す 明らかな証拠なのではないだろうか。 もちろん、伝統的技法がうまく機能しているという研究結果は数多く出ている。 きちんと採り入れ、きちんと従いさえすれば、 伝統的技法だってうまくいくかもしれない。 開発者が言われたとおりに仕事をすれば、 伝統的技法だってうまくいくかもしれない。 理論上は何だって言える。 しかし、実際は、開発者は伝統的技法を採り入れていないし、 そういう素振りも見せない(少なくとも業界全体を見ると)。 つまり、多くのデータ専門家、および、データモデリング専門家に好まれている 伝統的技法は、成功するチャンスがないということだ。 我々には新たなアプローチが必要なのだ。 アジャイルソフトウェア開発技法こそが最善の策である。 アジャイルデータ方法論(およびアジャイルデータベース技法)は、 成功するチャンスのある手法である。 なぜなら、みんなが、実際に、実践できる手法だからだ。 これは耳あたりの良い諸学説の単なる寄せ集めではない。
我々は新たな手法に挑戦する必要がある。 アジャイルソフトウェア開発技術は最善の手法だ。 アジャイルデータ手法、ならびにそれをサポートするアジャイルデータ技術は、 成功へのチャンスとなる手法である。 なぜなら、アジャイルデータ手法は実践的な手法だからである。 耳障りのよい学術的な理論の寄せ集めではない。 アジャイルデータ手法の肝はその理念にある。 この理念は一見シンプルのようだが、実践と結びついた非常に重要な代物である。 ソフトウェア開発というゲームの成功のために、ソフトウェア開発手法への考え方を変え、組織文化を変革することは、経験上、非常に難しいことであると分かっている。 このサイトにある記事の多くは、基礎的な設計・実装技法に焦点を当てている。 例えば、 オブジェクトとRDBのマッピング方法、 データベースのリファクタリングの方法、 レガシーデータベースの扱い方、 それから、 参照整合性?、 セキュリティアクセス制御?、 トランザクション 等のクリティカルな問題などである。 これらは、組織内の専門家が成功のために理解しなくてはならない事項である。 いくつかの技法は、古くさいように思われるかもしれない。 だが、これを新鮮だと思うひともいる。 重要なのは、成功したいのであれば、 これらすべてのスキルの基礎を理解しなければならないという点である。
アジャイルソフトウェア開発者の基礎知識
- リレーショナルデータベース基礎
- データモデリング基礎
- Agile Data Modeling: ドメインモデリングから物理モデリングへ
- データモデリング用UMLプロファイル(非公式版)
- データモデルとオブジェクトモデルの相違 (And Vice Versa)
- オブジェクト指向基礎
TheDiagramsofUML2.0 (posted at www.agilemodeling.com)
- オブジェクト・リレーショナル・インピーダンス・ミスマッチ
- TheJoyOfLegacyData
- BecomingAgile?
進化的開発技術と成功要因
- EvolutionaryDevelopment?
- アジャイルモデリングの紹介
- Test-DrivenDevelopment?
- データベースリファクタリング
- CatalogOfDatabaseRefactorings?
- マッピング基礎
- データベースアクセスのカプセル化
- ToolsSandboxesAndScripts?
その他
- DataAndTheRUP?
- References
アジャイルデータメーリングリストに入ろう!
このサイトの他に、Agile Data mailing listがあります(英語)。
アジャイルデータメーリングリスト(日本語):
このサイトは、Scott W. Amblerが管理している。 Scott W. Amblerは、Ronin International, Inc.のシニアコンサルタントであり、 ソフトウェア開発に関する本の著者でもある(『The Object Primer 3/e』『Agile Modeling』等)。 このサイトのトピックスについて: ゆっくり時間をかけて書き、オンライン上に投稿している。
キーワード:
参照: