「分室」からコピー。
今回はNIIKEINET IT newsから。
米サン・マイクロシステムズは25日、高性能コンピューター用の基本ソフト(OS)関連特許1600件を無償公開すると発表した。世界中の技術者に特許を自由に使ってもらい、情報技術(IT)製品・サービスの開発を促し、市場を拡大するのが狙い。
喜ばしいことだが、どのような手続きで公開されるのかをきちんと見極めたい。この記事によれば
専用のホームページを開設、簡単な契約手続きさえすれば、誰でも関連特許を閲覧・利用できる。
ということだが、この「契約」が曲者だ。
追記
つまり、IBM流の「OSD準拠ならOK」という基準ならオープンソース全体に対して益になるが、 下手な制約(たとえばCDDLだけとか、もっと悪いのはOpenSolarisだけが対象とか)がつくと、 益になるどころか害になるケースだって考えられる。公開手段の公表を待ちたい。
追記2
やっぱり「CCDLだけ」だった。ま、どういうふうに使うかはSunの勝手だとは思うけど、インパクトとしても実益としても価値は激減だな。
Guido van Rossumによると、 Rubyは「seems like an accident attempt in cleaning up Perl」なんだそうだ。 言ってくれるな。
ま、Guido自身がコメントを出さねばならないほどRubyのプレゼンスが向上したことをすなおに喜ぼう。 それに、こっちも「__typecheck__は良くない」とか書いてるしな。
Guidoって割とRubyに対して警戒心を持っているようで、OSCON 2003でもわざわざRubyトラックにやってきて「Ruby guys misinform about Python」とか発言したらしい。私はその場にいなかったんだけど。
追記
いろんなコメントがついている。 いや、「accident」でも「excellent」でもどっちでもいいんだけどね。
あー、Redhandedに「__typecheck__は良くない」等の詳細も書いた方が良かったですか?今更ですが。
いや、いいんじゃないですかね、あれで。
Guidoがコメントを出したというより、Q&Aセッションで質問されたから答えただけですね。原文をよく読んでください。
でもまあ、Rubyのプレゼンスが向上してるのは確かだとは思います。
Pythonの作者のRuby評 "Ruby seems like an accident attempt in cleaning up Perl"の an accident attemptの意味がよく分からないのですが・・・"desperate attempt"とか、"futile attempt"とか、"unsuccessful attempt"なら知っていますが。"an accident attempt in cleaning up Perl"は「Perlの欠点を修正しようといじっていたら偶然出来てしまったのがRuby」という意味なんでしょうか。Googleで検索すると"accident attempt"は102例であまりよく使う表現ではなさそうですが。偶然の試み?事故の企て?
『新編 英和活用大辞典』(研究社)のattemptの項には、名詞attemptを形容するのに使われる形容詞として、abortiveからwickedまで70の形容詞が出ています。attemptを形容する名詞としては3つだけ出ています。(an assassination attempt,a murder attempt, a suicide attempt)。名詞accidentは出て来ませんが"an accident attmpt"のaccidentを松本さんがどう解釈しているのか、英語の上級者はどう解釈するのか知りたいです。インターネット上にある、RubyとPythonに対するコメントで私が一番納得したものはIBMの日本のdeveloperWorksのLinuxのページに載っている、Maya Stodteという方が2002年2月に書いた「RubyとPerlおよびPythonとの対比」です。英語の原文へのリンクがリンク切れになっていて原文が読めないのが残念ですが。
Redhandedとその先では"excellent"の聞き間違いじゃないか?とも言われてますね。普通"accidental"だと思うし。
accidentとaccidentalじゃまるで意味が違うでしょ。その後に続くコメントもcleaning upをめざした試みと言っておいて「Perlチックなところがすげー沢山あるし」なので、悪い意味でaccidentを使ったのは明白。excellentとかボケてるのには笑えますな。
accident attemp 悪い試み accidental attemp 偶然の試み
attempに名詞のaccidentって意味がついただけだと思う。
やっぱり違うかも。ごめんなさい。
> 下手な制約(たとえばCDDLだけとか、もっと悪いのはOpenSolarisだけが対象とか)がつくと、益になるどころか害になるケースだって考えられる。
この場合、単に「読まなければ良い」だけであって、何も害はないのでは?
公開されることによって益があるか、若しくはないかであって、「害」はそもそも発生しないと思うのですが。
あ、そうか。そうですよね。特許はもともとあったわけだから、悪くはならないわけだ。ご指摘ありがとうございます。
/.JPのコメントを読んでいて思ったのですが、
公開される事で「誤って読んでしまう」可能性が
高くなる「害」は発生しませんか?
NDAを結ぶわけじゃないんで読むだけでは問題は起きないんじゃないかと。