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So-net blog:螺旋館 Blog @ So-net:QUAD 製品の修理
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QUAD 製品の修理  [AUDIO]  

最近、本館 http://www013.upp.so-net.ne.jp/rasenkan/
をQUADの修理関係のキーワードで検索し訪れる方が多い。

古い製品は寿命だし、それをオークションで無保証でやり取りするのだから無理もない。市場には半故障品があふれているのだろう。状態が悪く、本来の性能を維持していないQUAD製品が世の中には大量にあふれかえっていると思われる。

これを機会に、QUADの修理に関する情報をまとめてみた。

なお、自分で修理する人のための情報ではない。自分で修理できる能力を持っている人は、Webで参考資料を探す必要もないだろうし、どうすれば修理できるのかわからないレベルの人は、壊してしまうのがオチだから、自分で修理しようなどと考えるべきではない。

QUADの正規修理業者は2通りある。
アンプでいうと、QUAD33, 303以降、スピーカーはESL63以降のものは、Harman Internationalから業務を引き継いだ、QUADの正規代理店

株式会社ロッキーインターナショナル
東京都荒川区東日暮里1-27-13
TEL:03-5850-6960

で修理を受け付けている。実際に修理業務を行うのは、DENON系の修理会社である。QUAD UKからエンジニアが来日し、修理についての講習を行ったそうだ。業務引継ぎから、あるていど時間がたったので、作業にも慣れていると思う。私も、ここに66プリの修理を依頼し、特に問題はなかった。

真空管アンプのQUAD 22やII、初期型スピーカーのESLの修理は、
SOUND BOX http://www.soundbox.co.jp/
で可能である。また、ここではESL63の修理も可能だが、交換用のエレメントは中古再生品を使っている。その分、ロッキー経由より安く修理できるが、その点を了承しておく必要があるだろう。正規代理店ではないのだが、QUADの本筋の系統の修理を行っているので、安心できると思う。知人がESL63の修理をここで行い、問題なかったそうだ。(私は、この店と一切面識や付き合いがないので、保障はできかねるが…)

その他にも、自称修理業者がQUAD等のアンプの修理例を載せているWebを見たことがあるが、まともな修理をしているのを見たことがない。

パーツを持っていないので、音質に影響の大きな電源の電解コンデンサにRSコンポーネンツあたりの通販で買うことのできる、音響用パーツではない、一般の国産部品を使った酷いものであった。

国産パーツメーカーの名誉のために言うが、国産部品の品質は優秀だ。
が、電源を例に取れば、QUADの音が、英国産のコンデンサーで決められているのだ。電源ケーブルで音が変わることを知っているオーディオマニアが、電源を構成する部品の音を無視するのであれば、それは滑稽なことだ。

Harmanとロッキーの業務引継ぎのとき、一番もめたのが、補修部品の引継ぎに関することだったのだそうだ。

Harman取り扱い当時、QUAD306の電源コンデンサの交換をお願いしたことがあるが、時間の経過から、当然元の銘柄とは異なるが、きちんと英国製の音響用部品を用いて修理をしていた。(QUADに限らず、英国メーカーがすべての部品を英国製でそろえているわけではないし、それが良いといっているわけではない。音質を気にするのであれば、メーカーの意図にそった修理が必要だ。という話である。)

もし、このページを見たあなたが、QUAD製品の修理を希望しており、QUADの音質を気に入っている人ならば、少々予算オーバーでも上記の純正修理を受けて欲しい。修理代をケチって、外観がQUADなだけのものになってしまうのであれば、それはQUAD製品にとっても、あなたにとっても不幸なことなのだから。

オークションなどで安く手に入れたのだから、安く治したいという気持ちはわかるが、本来、修理とは非常に手間と時間の掛かる仕事である。安くて高品質はありえない。(部品をストックする倉庫代だって、大変なコストなのだ。)

車を想像するとわかりやすいかもしれない。300万円で買った新車と30万円の中古車、車検代は1/10だろうか?30万円のおんぼろ車のほうが車検代はかさむかもしれない。逆に、メンテナンスにお金の掛かるような状態だから30万円だったと考えるべきかもしれない。個人間売買などの中古オーディオもしかりである。

もちろん、非純正でもまともな修理が出来るところがあれば、それはそれでOKだ。QUAD 22やII等の真空管アンプについては、最高品質のパーツによる最高音質のメンテナンスを行える技術者を知っているので、希望があれば、ご紹介する。

検索用キーワード
QUAD 修理 メンテナンス
22 II 33 303 44 405 405-2 405-II 66 66CD 66pre 66プリ 606 606power 77 77CD ESL ESL-57 ESL-63 ESL-63pro


2005-04-04 03:53  nice!(0) コメント(2) トラックバック(0)
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コメント 2


はじめまして。突然の書き込みにお許しください。自分が高校生の頃、音楽が好きなのが嵩じてステレオサウンド誌を読む様になっていました。その頃いわゆる「プレーナー型」というスピーカーにカテゴライズされていたものに、アポジーやマーチンローガンなどに混じりESL63があったと記憶しています。当時の金額(現在もそうかもしれません)はとても手が出せるものでなく、ヤマハのスピーカーで聞いておりました。「いつかは」と思いつつも、いつのまにか簡単に音楽が聞ける装置に慣れ親しんでいたところ何故か突然思い出し、検索エンジンでここのブログを拝見するに至りました。クォード社は残念な結果になったようですが、いいものは形を変えて残るようですね。やはりESL63は所有し聞いてみたいものです。
by bobbey (2005-04-06 19:10)

http://www.quad-hifi.co.uk/
QUADは、運営体制こそ、以前とは変わりましたが、健在です。

ESL63の後継機として、ESL988と 大型化されたESL989が出ています。
ブックシェルフタイプの普通の2WAY スピーカー QUAD 11Lも評判が良いです。どちらも、国内販売されています。

また、ESLのバリエーションとしてESLエレガンスシリーズも開発中のようです。
by YAS (2005-04-07 10:27)

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