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まずはvvvv toolkitをダウンロードしましょう。
本家サイトのダウンロードセクションへ向かうと、
今はベータテスト中だからダウンロードしたければvvvv discussion boardに登録してね(意訳)
と書いてあります。
素直に好きなユーザ名とパスワードを決めて登録すればよいでしょう。
いくつかのバージョンが選べますが、普通は最新版をダウンロードするんじゃないでしょうか(2004/2/1現在の最新版はbeta6)。
ダウンロードしたファイルを解凍するとフォルダがひとつ出来ますね。
フォルダの置き場所はマイドキュメントでもデスクトップでもどこでも好きな場所で大丈夫です。
setup.exeを起動すると、チェックボックスが3つあるウィンドウが開きます。
一番上は必ずチェックしましょう。チェックしないとウィンドウ下部のlaunchボタンが無効で、vvvv起動ができません。
setup.exeで初期設定せずにいきなりvvvv.exeを起動しようとした場合もエラーが出て、setup.exeで先に設定しなさいと言われます。
二つ目のチェックボックスはオプションで、freeframeビデオエフェクトというものを使えるようにするかどうか選択します。
動画用エフェクトプラグインなんでしょうけどよく分かりません。チェックしてもしなくても通常使用には問題ありません。
最後、三つ目のチェックボックスは、拡張子.v4pを持つファイルをvvvvに関連付けるかどうかを設定します。
これも各人の好みでしょう。個人的には関連付けされているほうが便利だと思います。
これらの初期設定は初回起動時だけ必要で、二回目からはvvvv.exeで起動できます。
さて、初期設定が済んだら早速起動してみましょう。
setup.exeからlaunchボタンで起動しても良し。一度quitしてから改めてvvvv.exeを起動しても良し。
無事に起動できるとウィンドウが3つほど開くはずです。
その中の一つのウィンドウで、黒背景に緑の四角がうねうね動いていたら問題なしです。
ここでその黒と緑のウィンドウが開かない人はDirectX9が入ってないのかもしれません。
Microsoft DirectX Homeからダウンロードしましょう。
黒地に緑というレトロ感漂うこのウィンドウではエアホッケー(ゲーセンにあるアレ)が出来ます。
最初に開くウィンドウに書いてありますが、"Q","Y"で左プレイヤー、"M","U"で右プレイヤーの操作します。
vvvvではこんなゲームも作れますよーというデモですね。
点が入るとブザーが鳴るはずです(管理人のPCは色々あって鳴りません)。
いちいちvvvvを起動するたびにビービー鳴って五月蝿い、という人はインストールしたフォルダにあるargs.txtを削除してください。
これですっきり。
さて、それではこのウィンドウを閉じて一から何か作ってみようかな、なんて思っても閉じるボタン(バッテンマーク)も何も無いじゃないですか。
じゃあ右クリックで閉じられるのか?無理ですね。
実はvvvvはウィンドウズのソフトとしては珍しく真中クリックでメニューが開きます。
ウィンドウの操作は左上にあります。Closeをクリックして閉じましょう。
保存して閉じるか、保存しないで閉じるか聞かれますが、ここでは保存しなくていいでしょう。
やっとまっさらなウィンドウが出てきました。
メニューの中にショートカットが表示されているものがありますが、
管理人の環境では動作しないショートカットが幾つかありました。
ここらへん、やはりまだベータテスト中ということなんでしょうか。
余談ですが、積極的にバグリポートするなどベータテストに貢献した人は、
正式版リリース時に有料版が貰えたり特典がつくらしいです。
英語に自信がある方はどんどん参加してみてはいかがでしょう?
vvvvでは機能を持つブロックをコードでつなぐことでアプリケーションを作成します。
一つの機能を持つブロックはnodeと呼ばれ、左ダブルクリックで作成することが出来ます。
作成されたばかりのnodeは空っぽで機能が確定していません。
ここでキーボードからnode名を入力してやるとnode作成完了です。
入力された文字列に合うnodeのリストが表示されるので、そこから選択することでもnode作成が可能です。
また、機能確定前のnode上で右クリックするとnode一覧が表示されます。
初めはアルファベット順のリストが表示されますが、
そのリストの左側にマウスカーソルを移動するとカテゴリ別のリストになります。
リスト表示中にスペースキーを押すとスクロールバーが表示されます。
当然マウスのスクロールボタンでもスクロールできます。
右ダブルクリックでは数値入力用のIOBoxが作成できます。
IOBoxもnodeのひとつで、ほかにも文字列入力用や色情報入力用のIOBoxなどがあります。
nodeの上と下(の両方か一方)にはpinと呼ばれる接続端子のようなものがあります。
上側は入力pinで、そのnodeへのデータ入力用です。下側は入力されたデータをnodeで処理した結果を出力するpinです。
あるpinをクリックすると、データの種類から自動的に判断して、そのpinに接続可能なnodeのpinが少し大きくなります。
ここで接続したい任意のpinをクリックすることで接続完了。
接続したいpin同志の間をドラッグするのではなく、順にクリックするだけなので楽チン。
接続は出力→入力向きだけでなく、入力→出力向きにもできるので便利です。
また、初めに右クリックで出力pinを選ぶと、一対多接続も可能です。
出力pinは多数の入力pinと接続可能ですが、入力pinは一つの出力pinとしか接続できません。
既に何かと接続している入力pinに新しく接続しようとすると、新しい接続が優先され古いほうは接続が切れてしまいます。
途中で接続を止めたい場合は何も無いところで右クリックしましょう。
接続中に任意の点で左クリックしていくことで折れ線接続も可能です。
お絵描きできます。
また、メニューから"Alter linktype"を選ぶことでベジェ曲線にすることもできます。
接続したコードを削除したい場合は、削除したいコードを選択し右クリックするか、
選択した状態でDeleteキー、BackSpaceキーを押します。
pin上にマウスカーソルを合わせるとnode下部にパラメータ名と現在の値が表示されます。
そこで、入力pin上で右ドラッグ、あるいは右クリック後ドラッグすることで数値データや色情報などを変更することが出来ます。
pin自体が値を保持しているので、アプリケーション使用時に変更しないパラメータはIOBoxを使わずに済み、
視認性の良いパッチ作りができるでしょう。
nodeの機能がわからない場合に調べる方法がいくつか用意されています。
nodeを選択した状態でF1キーを押すとヘルプパッチが開きます。
また、Alt+F1キーで公式サイト上のリファレンスページがブラウザで開かれます。
こちらのほうがバグリポートが書き込まれていたりと最新の情報を得るには便利です。
Ctrl+F1でircの#vvvvチャンネルに接続するvvvvパッチが開きます。
ircに接続することは出来たのですが、すぐに切断されてしまいました。
なので良く分かりません。
Alt+Enterで作業中のウィンドウをフルスクリーン表示することが出来ます。
パッチをフルスクリーンにすることはあまり無いでしょうが、
後で説明する描画領域はフルスクリーンにして使用したほうがハッタリが効きますね。
フルスクリーン表示から戻るときもAlt+Enterです。
基本的な操作はこれくらいでしょうか。
次からは簡単なパッチを作ってvvvvに慣れ親しんでいきましょう。
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FURUDATE taichi 2004