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セカンド・カップ はてな店 - 余波はきっと続く
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2006-02-22 余波はきっと続く

昨日の今日で、さてなんて新聞の[は]書くのかしらと楽しみにしていたアービング事件。


Jailing David Irving

http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/LAC.20060221.EIRVING21/TPStory/Comment


この問題に関して関係ないとはとても言えないカナダGlobe and Mail紙は、insider editionで、同紙としての見解のようなものを出していた。

This newspaper has always argued against criminalizing speech. A democratic society must allow people to voice even the vilest opinions if it wants to protect freedom of expression. Mr. Irving's is a textbook case.


この新聞は常に言論を刑事罰の対象にすることを問題にしてきた。民主的な社会では、もし言論の自由を守りたいのなら、人々はたとえその主張が不道徳だろうと声を上げることを許されなければならない。アービング氏の事件は典型的なケースだ。


ということだそうだ。

また、「 But to be hurtful and wrong should never be a crime.」、中傷的なことや誤ってることは犯罪ではない、とも言っている。


その上で、

The Holocaust is one of the best documented events in modern history. Refuting the Irvings of the world is not hard. Jailing them is always a mistake.

ホロコースト」は近代史の中で最も文書で立証されているケースの一つなんだから、アービングの世界観を覆すのは難しいことではない、獄に繋げるのは間違ってる、と締めている。


最も文書で立証されているか否かが結局争点じゃまいか、と思う人も当然いるわけだが、この論旨に対して、それは違うと言える人はあまりいないのじゃまいかと思ったりする。少なくともカナダ的には正論をかましてるなぁという感じか。一方で様々な考えや伝統を持った人がいるのですから云々といっておいて、考えただけで刑務所行きですという判断に賛意を与えるわけにはいかない。しかし、もちろん、ツンデルという邪魔者に居場所を与えないどころか追い出しておいて何を言うと言ってもいいわけではある。一応、G&M;は勢力的にこの件を追ってきたところであり、別に放逐賛成派だったわけではないことを記しておきたい。



 観戦のお供 その1 03:34 このエントリーを含むブックマーク


ヨーロッパ主要紙の論調のまとめby BBC

European press split over Irving

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4735496.stm



ガーディアンの懸念。いろいろ。

Freedom on trial

By Mark Oliver / UK news 03:38pm

http://blogs.guardian.co.uk/news/archives/2006/02/21/freedom_on_trial.html


[捕捉]上のガーディアンの記事の下にコメントがずらずら。ものすごい量といっていい。


こっちはこっち、アメリカ大陸代表ワシントンポスト。「Not-So-Free Speech in Europe」というタイトルがあははだが、ともあれ欧州主要紙の論調と、コメントずらずら。

http://blogs.washingtonpost.com/thedebate/2006/02/notsofreespeech.html



 もっと獄に 10:41 このエントリーを含むブックマーク


Prosecution seeks longer prison term for Holocaust denier Irving

http://news.scotsman.com/uk.cfm?id=272532006


3年でも十分騒ぎになっている最中に、オーストリア検察は、それでは足らないと刑期の延長を申し立てたそうだ。


 観戦のお供その2 11:17 このエントリーを含むブックマーク


IRAN: POLAND SLAMS IRAN'S HOLOCAUST FACT-FINDING TRIP

http://www.adnki.com/index_2Level_English.php?cat=Religion&loid=8.0.267193724&par=



やっぱ、そら駄目でしょね、ええ、と思わず笑って、というのも不謹慎なのだが、しかし、やっぱりこう、そうですかそうですかとどこかしまりなくそう思う。


ホロコースト問題に火をつけたイランが、そんなこというなら(ヨーロッパが反発するなら)、調査団作ってヨーロッパに出すと言っていたのは先刻伝えられていた通りだが、その中のある意味でコアであるところのポーランドに調査団を出すと言ったが、ポーランドはこれを拒否しているという記事。いいよ、って言わないよね、やっぱ。



 完全に閑話休題 14:05 このエントリーを含むブックマーク


というか、緩和及第せず、みたいな感じだが、伝えられているところから見るに、民主党の劣化ぶりはいったいどこまで行くの?


民主党ガセメールの新たな疑問

http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200602202354.html


疑惑を解明するどころか、自分たちが何を言い出すかわからない疑惑集団になってると思う。何がしたいんだ?


いや、まじで。何がしたいんだろう? 毎日新聞が妙な庇立てをしている風なのは一応記憶しておこう。


根本的に、私は時系列で追ってなかったので自分が誤解している、何か重要なところを見過ごしているという懸念はあるのだが、もし、

「その結果、送受信者のアドレスメールソフトバージョン情報の一部が不明で「現段階では疑念を抱かれても仕方ない。メールの真偽の議論はやめる必要がある」(党幹部)と判断。」

民主党が判断しているなら、

野田佳彦国対委員長もこの後の記者会見で「一番探らなければならないのは金のやりとりで、その議論に持っていきたい。武部氏、堀江被告周辺には疑惑が生まれてきている」と指摘した。

http://www.sankei.co.jp/news/060221/sei048.htm



なんでこう来ていいの? これがわからない。私がA氏に叩かれたという証拠だと一枚の写真を見せたがその写真は真偽が怪しかった。この場合、別に叩かれたと推断される材料がない限り(証言だとしても)、事件があった可能性に入っていけないのじゃまいか? 金のやり取りが(自民党と)あった、という確証をどこに置いてこの野田氏は語っているの? いや、ないという「雰囲気」はないにしてもさ、疑うからには相応の理由付けが必要なんじゃまいか?  なぜ? なんなのこれ? そういうわけで、2チャンネルでも見てくる。



読んできたが特に私の間違いってこともないようなのでこのまま続けるとして、永田メールが駄目だった場合、

 展開次第では、小泉首相民主党前原誠司代表の責任問題に発展する可能性は大。22日の党首討論が注目されるが、前原氏は「中身についてはお楽しみにしていてほしい」と強気に話している。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/02/21/02.html


そうじゃないでしょう、スポニチ責任問題といった抽象的な(そして最後の)決着ではなく、永田氏に対して武部氏なりご子息なりが名誉を毀損されたことをもって訴えるという方向も考えられるのじゃないの? そうしたら、そのメールがどうやってそこにあることになったかもわかるわけだから、国民の利益にもなる。そしてこっちの件は、もし永田メールに最終的な信ぴょう性、またはたとえ誤りだとしても(誤ったぐらいでは獄に入らないから(笑)、そう判断せざるを得なかった相当の事情が認められない場合、つまり国政の審査権を使うことをちらつかせるに十分に足りる理由がなかった場合には、すでに訴えるための事情は成立している。

 自民党が一杯一杯まで引いてそういう戦法に出る、とかだったらどうすんざましょ、民主党など思うわけだがどんなもんだろう。



資金提供の解明に重心=野田国対委員長「心証、間違いなくクロ」−民主

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060222-00000098-jij-pol


99%、ブッシュも心証はクロでイラク爆撃に及んだんだと思う。どう思う、野田さん?など言いたいものがある。情けない。


しかしそれ以上にこれは重要リマークス。こう吐露してしまった以上、仮に永田メールの信用が獲得されたとしても、民主党は実際には証拠など何もなく国政調査権の発動を求めていた、つまり、なんら疑惑が特定されていないのに他人様の口座を見せろと騒いでいたという件は確定される。この人は議員でよかったね。会社経営とかしてたら危なくて任せていられない。


と、私の心情としては情けないの一言だが、しかし、冷静に考えれば、誰が民主をはめているのかという問いをマジで考えるべきなのかもなぁ。なんか、いい加減おかしすぎだろう。ずーーっとではあるにせよ。


 さらに一歩進んで考えたくなるこの失態 17:17 このエントリーを含むブックマーク


890 :名無しさん@6周年:2006/02/22(水) 17:12:04 ID:6z8Xjoqh0

>>877

裏金の基本は現金だしな。


という2ちゃんねるの一言を見てはたと気がつく。そりゃそうだ。口座が閉鎖されたって記録は残るんだから、そんな真っ正直に振り込むなんてするか?とも言えるわけだ。そこから考えた場合、国政調査権なるものを発動して口座およびその関連を見たかった民主党、なんてことだったりするのじゃまいかなどの推測オプションとしてありだろう。で、それがわかるから自民党がニタニタみたいなシナリオか。推測が間違ってても獄には入らない日本でよかったとまだ言う。


民主、出入金の銀行名開示へ=メール問題で−衆院予算委理事会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060222-00000096-jij-pol

銀行さんってものすごい数の口座を持ってると思うの。

# odakin 『ポーランドには否定以外の選択肢はなかったのかな?
わざわざ来るっていってんだからアウシュヴィッツ(と総称されるもののうちでも特にビルケナウ)を見にいかせればよかったのに、と単純に思ってしまう。あそこに実際にいく以上の啓蒙はないと思う。』