プチ日記 
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6月15日(木曜) 深夜
少ないながら夏のボーナスが出たので嬉しい。
そういや、夏のボーナスが出たら買おうと思っていたモノがあったのだけど、何を買うつもりだったのか忘れてしまった。
うーん、なんだったのだろう。というか、本当に欲しかったのかどうか疑問ではあります。
−−−
そういやここのところ、物欲があまりないのでつまらない。
豚の背骨肉とか買ってたらそれなりに満足してしまい、世の新製品への興味までいたらないのだ。
だいいち、今の暮らしで、したいことはだいたいできてしまう。
もう、ぜんぜん困らない。これ以上なにをやれというのか。
…などと書くと、「いまの暮らしに感謝しよう」みたいな宗教っぽく思われそうでイヤなのだが、そうではなくて。上記のことをこなすだけでも大変なのに、これ以上なにをさせるつもりじゃい! という怒りに近いかもしれない。誰から言われてるわけでもないんですが。
困る困らないの次元で言えば、台所と寝床さえあればいいわけですが。
ぼくのような人間が増えると、世のなか不景気になるんだろうなと思います。
−−−
さて本日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてます。
今回のテーマは「 ザ・ミドルコリア(後編)」、韓国旅行の最終編です。ソウル市内を主観的に網羅したレポートとなっております。
よろしければご覧いただければ幸いです。
6月14日(水曜) 深夜
ベランダで洗濯物を取り込んでいたら、「ちんぽ切り」がいたのでビックリした。
茶褐色で体長1.5cセンチ程度、しっぽにハサミ状のものを持っている例の虫である。
あわてて、「ちんぽ切りじゃあない。ハサミムシだよ、ハサミムシ…」と自分に言い聞かせて。
−−−
そういや小学生の頃のエピソードを思い出す。
子どもの頃から疑問だったのだ。決して自慢するわけじゃないけれど、「ちんぽ切り」の直径数ミリのハサミでは、我が陰茎は切断できやしないだろうと。
で、当時の友人だったK君に疑問をぶつけてみたところ、次のような答えが返ってきた。
「ちんぽ切りにはタタリがあって、殺すとちんぽが切られてしまうんや。ほら、ミミズに小便かけたらちんぽが腫れるって言うやろ?」
さすがに「オレのだったら切れるよ」とも言えなかったのかもしれないが、他の友人に尋ねても同じ答えだったので、どうやらこれがコンセンサスになっているようだった。
ただ、当時から迷信の類をあまり信じなかったぼくは、クラスメートたちに提案してみた。
「ほんまにちんぽが切られるかどうか試してみようや。みんなでちんぽ切りを殺すんや」
しかし誰も提案に乗ってこない。なんだよ、この腰抜けめが。
そこで仕方なく「じゃあオレがやるわ!」と啖呵を切り、その日の放課後、みんなの前でちんぽ切りを捕まえて踏み殺した。実はちょっと怖かったのだが、言い出した手前、引くに引けなくなってしまったというのが正直なところである。
もちろん、ちんぽは大丈夫だった。
翌日、ぼくは意気揚々とみんなに股間を触らせた。「ほら、切られてへんやろ?」。どさくさに紛れて女生徒にも触らせようとして、「ウチそんなん知らん!」と断られりしながら(まったく女性はしっかりしているな、と幼心なりに思ったものだ)。
ともかく、そのときぼくは、生まれて初めてみんなから尊敬された。ヒーローになった最初で最後の日。
あれから時がたつこと二十数年。いまや職場でも「小心者」の名を欲しいままにしているけれど、ときどき武勇伝を披露したくなる。
こう見えてもオレは、ちんぽ切りを殺した男なんだぜ! 昔はすごかったんだぜ! と。
6月12日(月曜) 深夜
サッカーのワールドカップ、負けましたですね。
まァ、我が国には「負けるが勝ち」という言葉がありますから。
そしてニュースはサッカーのことばかり。
日本が負けた瞬間のライブ映像だけど、こういうとき満面の笑みを浮かべてる人がいるから世の中いい。
−−−
明日出勤したらきっと、職場のおっさん達が批評を述べ合ってるんだろうなあ。
 「ジーコジャパン、後半油断したね」
 「そうそう! あそこでもっとディフェンスを固めるべきだったんだよ!!」
とかなんとか。誰だおまえは。
いやまァ、なにを言おうと個人の勝手なんですが。
一丸になるとみんな莫迦になりがちなので、なかには斜に構える人がいる位がちょうどいいような気がします。
6月11日(日曜) 深夜
「自分が読みたいと思う文章を書くのがいい」という考え方がある。
今回はこれにならって、本日ぼくが一番読みたいと思った日記を書きます。
…実は昨日、大阪・鶴橋のコリアンタウンで豚の背骨を入手できたので、本場韓国のカムジャタンを作ろうと思い立った次第でありまして。
で、ネットでいろんなレシピを読み漁っていたのだけれど、人によってやり方が色々で、どれがいいのかよく分からない。
そこで今回は、自分で作ってみた方法を逐一載せてみます。かなり旨かったので。
自分の店で豚をさばいている肉屋をたずねる。 
右側が豚の背骨(100g25円で200円分購入)。右側は軟骨(100g50円で200円分購入)。 
豚の背骨を鍋にあけてみる。 
背骨を水に浸して3時間ほど血抜きする。 
背骨と軟骨をひたすら煮込む。これでもかという程にアクが出ます。 
途中でニンニクとショウガ、タカノツメを加える。5時間くらい弱火で煮る。水位が下がりすぎたら水を足しつつ。 
さらにジャガイモ、玉ねぎ、豚バラに肉を加える…のだが、鍋が満杯でこれ以上入らないことに気付く。 
近所のスーパーまで走って大きな鍋を購入。1900円なり。 
大きな鍋にうつす。洗い物が増えるので少々憂うつ。 
大きな鍋は便利だなァ、とハイテンションになりつつ、コチュジャンを投入。醤油とみりんも加える(これはぼくの好み)。そしてさらに2時間ほど煮る。 
鶴橋で買ったキムチを最後に投入。本当はエゴマの葉を入れるのだが、日本で買うと高いわりにあまり美味しくないので、ここは妥協してキムチである。 
しばらくしたら火を消して、温度を冷ます。煮物はいったん冷まさないと旨くなりません。 
再び少しあたためて完成!! 
背骨の肉をこそげ落とすチマチマさと、軟骨をバリバリ食べるワイルドさと、バラ肉をとろりと味わう濃厚さ。いろんな食感が楽しめる一品ですぞ。 
「自分が読みたいと思う文章を書くのがいい」…んですよね?
6月9日(金曜) 深夜
そういや中学生の頃。
中途半端にロックかぶれしていたぼくは、授業中、机にチマチマと「英単語」を書き込む作業に没頭していた。早い話、洋楽のロックグループたちが発している言葉を見よう見まねで連ねていただけの話である。 "Fuckin' shit" とか "Kickin' ass" とかなんとか。
ボールペン等で普通に書いてもすぐ消えてしまうので、次第に加工技術が熟練してきた。
これで半永久的に消えなくなる。いま思えば、シャーペンで彫ったりコロッケの油を塗ったりのどこがロックなのかと思うが、当時はそれがとてつもなくロックなことなのだった。「中学という義務教育に対する反抗なんや!」なんてって。
遅刻もせずに毎日ちゃんと通学しながら、せっせと机に彫り物していたのだから世話はない。
ただ、そうして毎日書いていると、自分の中で「壁」にぶちあたった。なんといっても中学生、知っている「ロック語彙」が悲しいほどに乏しいものだから(Fuck, Shit, Asshole, Sex, Pussy, Dick, Piss の7つくらいだった)、書く内容がすぐにマンネリしてしまうんである。
クリエーターにはつきものの悩みかもしれないが、中学生なりに大いに悩んだ。「同じことばかり書いていてそれでいいのか?」と。
そして、今までにない組み合わせとして、ぼくは大きな文字で彫り込んだ。"Fuckin' is Fuckin"。…なんとなく意味深でカッコイイと思ったのだ。生身の女性に指一本ふれたこともなかったくせして。
ぼくが彫った"Fuckin' is Fuckin"机は今でも中学校で使われているんだろうか。
…なあんてことを回顧しつつ、ニラ饅頭をつまみながら焼酎を飲んでおるフライデーナイトであります。
ああ年をとってよかった、とつくづく思う。
6月8日(木曜) 深夜
本日の空想。
もしも言われるなら、どっちがいいだろう?
 「コイツ、意外とモテるんですよ」
 「コイツ、意外とモテないんですよ」
うーん、どっちもええなあ。ああ、どっちも言われたい!!
−−−
そして本日の盗撮。
デジカメを持っておらず、ケータイで撮ったのでブレブレですが(手ぶれ補正機能どうなってんだ)。
右側の女性、この写真では分かりにくいかもしれないけれど、「目が描いてあるメガネ」をかけておられたんである。
いったいどういう意図なのか皆目分からず、でも反射的にケータイに手が伸びていて。
で、シャッターを切ったら「♪カッシャー!」と馬鹿でかい音が鳴ってモロにばれ、じーっと睨まれてしまいました。
睨まれたといっても、メガネに描かれた目で、ですけれど。恐かった。
6月7日(水曜) 深夜
酔っ払っているときに、酔っ払ってる人の日記を読むと妙に嬉しいわよ。
そういや中学生の頃、カウパー氏腺液は「第一ちんぽ汁」と呼ばれていた。最初に出るから、というそのまんまなネーミングである。
ってことは、我々の生命は「第二ちんぽ汁」から誕生しているのか。
こう考えるとなんとも情けない気分になってきますな(なかには「私は親が避妊に失敗したときの子だから第一ちんぽ汁から生まれたんだ!」とおっしゃる向きもありましょうが、第一ちんぽ汁そのものには精子はいないらしいです。生命の神秘が起きるのはそこに第二ちんぽ汁が混入することが原因のようで)。
メインはあくまで精液なんだから、カウパーのほうは「第一〜」でなく、「アペリティフちんぽ汁」もしくは「プレリュードちんぽ汁」といった上品かつ控えめな名称にしたほうがいいように思うのだけれども。
こういう感傷を交えることなく、順番という科学的事実のみを冷徹に考慮した名称もまたいいのかもしれない。メインディッシュは第二ディッシュなり。
蛇足ながら、「第三ちんぽ汁」もじつは油断大敵である。第二ちんぽ汁が出たというので油断してそのままパンツを穿いてしまうと、そのあとちょろっと出てくる糊によって、蛇とパンツがくっついてしまうのだ。これをベリッとはがすときの激痛は古来、かのマサイ族の戦士たちにも恐れられていたという(もちろんウソですが)。
ま、そんなこんなで。第二ちんぽ汁から生まれいずる者たちがボランティアしたりノーベル賞をとったりするのだから、世のなか割といい。
6月6日(火曜) 深夜
本日のアパート。
先日大阪に行った折に撮ったものだが、数年前も確か、同じように「空室あり」の看板が出ていた。
いやまァ、「最終処分セール」の貼り紙をずっと出し続けている店なんかはよく見かけるのだけれど。この大きな看板には、「空室あり」への揺るぎない自信が垣間見られる。おそらく、オールタイム「空室あり」なのだろう。
しかしよく見ると、「あり」の部分だけが黒文字である。
このアパートが満室になったあかつきには、「大隈アパート・空室なし」の看板が出るんだろうか。
嬉しそうでいいなと思う。
6月5日(月曜) 深夜
昨夜は真っ昼間から、大阪・新世界で「せんべろ」しておりました。
さすがは新世界、日本酒を2合注文するとサービスで1合ついてくるんである(右側の小さい徳利がサービス)。
ただ、どちらから呑めばいいのか考えはじめると、迷ってしまって決断がつかない。
が、ここでふと、立体の表面積と熱伝導率についての法則を思い出した。
立体物は体積が小さいほど温度が変化しやすい(体積に対する表面積率が高くなるから…だったような)。ということは、キュッと冷えた状態を楽しみたいのであれば、小さいほうから呑むべきであるし、逆にだんだんぬるくなる変化を楽しみたいのであれば、大きいほうから呑むべきだということになる。
うーん、どっちもいいなァ。
…と逡巡しているうちに、どちらもぬるくなってました。
−−−
しかしまァ、昼間からの酒は危険ですな。
翌日は仕事があるので、昼の一時くらいから呑めば次の日に残らないだろうと思っていたのだが、呑み始めるとどんどん加速してしまい。
気がつけば、夕方の時点で上述のサービスセット×2(ってことは6合)に加え、300mlの冷酒、ビール、焼酎という泥酔コース。
そして今朝は強烈な二日酔いで吐き気と戦いながらの出勤。朝食はソルマックのみ。
なんだか人生がんばってるような気になれるので、こういう週明けも実はやぶさかではない。
6月3日(土曜) 夜
本日のご近所です。
泥棒対策のためか、家の周りにぐるりと有刺鉄線が張りめぐらされているのだけれど。
こんなので侵入をあきらめる泥棒などいるんでしょうかねえ。「ああ…こら無理やわ!!」って。
でも自分ならこれでもあきらめそうな気がしてきた。
−−−
あまり関係ないが、少し前、ウチからすぐ近所の銀行に強盗が立てこもって全国ニュースになった。
で、いろんなテレビ局の中継が入って、リアルタイムで報道されておったわけですが。
そのときぼくは家にいて、たまたま会社の上司と電話していたので、冗談半分に提案してみたのだった。
 「いま近所で強盗事件の中継やってますし、ウチの会社の広告とか持参してテレビに映れますよ」
 「レポーターの背後で、○○のご用命は是非わが社に! とか書いた垂れ幕掲げるんです!」
そしたら上司から、「やるならライバル社の社名を入れた垂れ幕でやれ!」と叱られました。
よく考えたら、そりゃそうですな。イメージダウン広告。
6月1日(木曜) 深夜
スーパーで買い物していたら、鮮魚コーナーから大きな声が聞こえてきた。
「安いよ安いよー! 半額! 今日はタモリ入ってるよーっ!!」
タモリ入ってる?
客引きのためにタモリの物真似してるのか?? しかし、それにしては全然タモさんっぽくない。
いったい何ごとかと思って足を運んでみたら。
体のへんなとこの力が抜けました。
塩焼きにすると旨いらしいですよ。タモリの塩焼き。
−−−
さて本日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてます。
今回のテーマは「 ザ・ミドルコリア(中編)」、韓国旅行の第二弾です。
今回は、DMZ(非武装地帯)から北朝鮮の国境である板門店まで足を伸ばしてきたレポートです。写真撮影禁止のトンネルや、愉快な鳥などを紹介しております。
ディープでもなくライトでもない中途半端な旅行記ですが、よろしければご覧いただければ幸いです。
5月31日(水曜) 深夜
なんかで受賞した絵画が盗作かどうかで揉めておるようですな(和田さん&スーギさんの悶着話)。
先日ニュースで見た限りでは、確かにソックリだなァ、こりゃ盗作と言われてもしかたないよなァ、という感じだったわけでありますが。
盗作を指摘された和田さんは、「もちろん全然違う絵です」「絵の具の盛り上がりかたが違います」「だいいち絵の具の種類が違う!」と繰り返すばかりだった。
こういうことを並べると余計に盗作してるっぽくなってしまうのが世の常ではあるまいか。似てる似てないの次元でいえば、明らかにソックリなんだから。
いやしくも芸術家なんだったら、もっと本質的なところで堂々とすればいいのにと思う。
「私の作品とスーギ氏の作品が酷似しているですと? ふっふっふっ。あなたは私の作品のよき理解者だ」
「なぜなら、そのようなご指摘こそが私の訴えたい芸術なのですから」
「つまり、さほど有名ではない二枚の絵が、ソックリであるけれど微妙に違う。この場合のオリジナリティとは何なのか?」
「おそらく答えはない。しかし今回の問題提起こそ、現代における『芸術性』の問題に一石を投じるメッセージ、つまりアートなのです」
…とかなんとか。アートのことはよく知らないけど。
こんなことならぼくも、マルセルデュシャンの模倣作品を出品して盗作だと騒がれたいぜ。
そういや有名画家のマーク・コスタビさんは、他人の筆によるソックリ作品(コスタビ作品として競売に出された)が問題になったとき、その酷似作品にサインして、「 これでオレの作品ってことになるよね。だったら問題ないでしょ」てなコメントを発表したそうですな。
こういう「ビックリ」こそが芸術だと個人的には思うのだけど、最近のアートはそうでもないんでしょうかねえ。
5月30日(火曜) 深夜
夕食の食材は仕事帰りに、ほぼ毎日決まったスーパーで購入している。
日参しているだけあって、どういう商品が何時ごろに値引きされるか正確に把握している。
なので肉や魚は、いつも半額で購入しているといっても過言ではないんでありますが(すみません。ちょっと自慢げです)。
焼肉が半額 丹波黒どりも半額 さつま自然鶏までも半額 よもやブリあらまで半額 
ここ数年ほぼ毎日通っているせいで、レジの店員さんが全員「顔見知り」な感じなんである。
ということは(自意識過剰かもしれないけれど)、ぼくがいつも半額モノばかり買っていることだって分かってらっしゃるかもしれない。…もちろん、分かっていない可能性だってある。分かっていなければそれでいい。ああ、分かってないと言ってくれ! 全然分かってないって、皆目分かってないって言ってくれ!! 一言でいいから!!
…いや、きっとバレてるんだ。ぼくが半額モノばかり買ってることなど、すべてお見通しで、そのうえで冷静にレジを打ってやがるんだ。何食わぬ顔して、「今日も豚肉の半額だわ」とか「ただでさえ安いブリあらまで半額で買ってるわ」とか思ってやがるんだ。うわあ!!
そして年に一回か二回、定価で豚肉とか買ったりすると、陰で笑ってやがるんだ。「あの人、今日は定価で豚肉買ったのよ」「自分の誕生日かしら」「ボーナスが出たんじゃない?」なんてって。ああ、死にたいよオレは!!
…すみません、誰もテメエのことなんか気にしてないですね。頭では分かってるんですが、自意識過剰という病はなかなかしぶといやつでして。
おまけにこれからも半額で買います。いったい何のための自意識過剰だ。
5月29日(月曜) 深夜
うちの近くに、たいそう人気な皮膚科クリニックがある。
診察がはじまる前から患者が列をなしているありさまで、しまいには早朝6時頃から人が並ぶようになってきた。
こんな状態に対して、隣近所の人たちから苦情が出たらしい。早朝から人がたむろするのは迷惑だ、というわけである。
クリニック側は苦情に配慮して、郵便受けの横に診察券入れを設置した。ここに診察券を入れておけば、並ばなくても順番を取れますよと。
これで早朝の迷惑問題は解決するかに見えた。…が、そうは問屋がおろさなかった。
今度は深夜の3時頃とかにクリニックを訪れて、診察券を入れる人が続出したんである。こうすれば朝一番の診察を受けられるから好都合であるが、ますます近所迷惑になってしまう。
というわけで現在、このクリニックでは、「診察券は前日の夜9時までに入れてください」ということになっている。
繁盛するのもいろいろ難しいんもんなんですな。でもちょっと可笑しい。
5月28日(日曜) 深夜
連日で飲み会があったのでクタクタです。
そして、本日のお言葉。
…こんなことしたら絶対、警察に捕まる自信があります。
なんかよく分からない日記で恐縮ですが、本日はこのへんにて。
5月25日(木曜) 深夜
近所の食材屋で豚バラブロックが半額になっていたので、衝動的に買ってしまった。
で、なにを作ろうかと思案していて思い出したのは、韓国のうま料理カムジャタン(豚背骨肉とジャガイモの煮物)。といっても、韓国のマニアックな食材など揃っていないので、テキトーに作ってみたところ。
◆レシピ
- お湯1リットル沸かす
- 豚バラブロック500gを角切りして入れる
- アクをとりつつ30分ほど煮る
- ニンニク4片とタカノツメ1本入れる
- ジャガイモ3個と玉ねぎ半分入れる
- 醤油、みりん、コチュジャン、オイスターソースで味付け
- 2時間くらいひたすら煮る
- よく冷ます(一晩寝かすのが理想)
- もう一度あたためる
- お皿に盛り付けて写真をとる
韓国で食べたのよりずっとうまいので気が抜けた。やっぱり料理は自分で作ったものが一番うまい。
自分好みの味になるように仕上げてるんだから、当たり前の話なんでありますが。
−−−
同じく、英語も自分の発音がいちばんうまい。
自分で一番うまいと思ってる発音で喋ってるんだから当たり前である。おまけに非常に聞き取りやすい(自分では)。
ただ、この「めちゃうま英語」で喋ってもガイジンには一向に通じない。
ガイジンにはぼくの英語の微妙な味わいが理解できないのだろう。しょせんはガイジンである。
5月24日(水曜) 深夜
NHKの「しゃべり場」って、録画しといたら将来役に立つかもしれませんな。
数年後、出演者を恐喝するのだ。
「おまえがしゃべり場に出ていた録画をバラまかれたくなかったら金をだせ」
−−−
職場でちょっとうまくいかないことがあり、珍しく仕事のことなど考えながら帰宅していたところ。
風にはためく「のぼり」がふと目に飛び込んできた。
パ、パンティですかっ!?
…と我が目を疑いながらよくみたら、「ハンディカム」だった。
仕事 < パンティ。心底情けなくて涙も出やしない。
こんな日記書いてて、将来恐喝のネタにされるのはぼくのほうかもしれません。
5月23日(火曜) 深夜
今月初めにちょっとした火傷をしたのが、ようやく治ってきました。
嬉しいので、観察日記をアップしてみます。
1日後: 
水ぶくれが痛くてしかたない。
2日後: 
水ぶくれがタプタプして気持ち悪い。
4日後: 
突然、水ぶくれが吸収された。
5日後: 
皮が乾いて指が曲げにくくなる。
7日後: 
乾いた皮が割れはじめる。
9日後: 
大きな変化なし。
10日後: 
指が曲げやすいように割れ続ける。
12日後: 
ずっとこのままかと思う位変化なし。
13日後: 
水分を吸うとふやける部分が出現。
14日後: 
入浴すると破れたとこから水が入る。
16日後: 
姉さん事件です! 皮がむけた!!
17日後: 
むけて露出した部分はちょっと痛い。
18日後: 
指紋もだんだんハッキリしてくる。
19日後: 
残ってた皮を食べる。ビールのあて。
20日後: 
そしてテントウ虫へと孵化(ウソです)
実は毎日のように、傷口の写真を撮り続けてました。暮らしの中にちょっと変化があると嬉しくて仕方なくて。
いったい何やってんだと思うけれど、自分が一番書きたいことを書く。これこそ「日記の楽しみ」の原点ですな。
お見苦しいものをまったく失礼いたしました。
5月22日(月曜) 深夜
仕事帰り、たまたま同僚の男女数人と一緒に帰ることになった。
ちなみに現在、職場の近くでは栗の花が満開を迎えてすごい臭気を発している。ここを読んでくださっている諸兄諸姉はご存知のとおり、この臭いというのが精液のそれとソックリなんである。
もちろんぼくは気がつかないふりをして黙って歩いていたのだが、ひとりの女性社員(未婚)が突然口を開いたのだった。
「なんかすごい臭いよねえー。これって栗の花のにおい!?」
一瞬にして凍りつく場の空気。うわー。
気まずい雰囲気に耐え切れず沈黙を破ったのは、べつの女性社員(既婚)だった。
「た、たしかに臭いですよねえ。なんか人工的な臭いっていうか、消毒液っぽいっていうか…」
精液とは対極にある「人工的」「消毒液」という単語を並べることによって、話の方向を逸らそうとしてくれたのだろう。
で、これで一件落着かと思って胸をなでおろそうとしたら、さらに「いや消毒液っぽくはない」「青臭いっていうか生臭いっていうか」等々、会話はますます泥沼に入りこんでしまい。ああ、なんでこんなことで神経をすり減らさなくちゃならないんだ!!
いやまァ、妙齢の女性がカマトトぶる作戦として用いるのはアリかもしれませんが。
お茶目な諸姉におかれましては、無邪気な顔して「でもおいしそうな匂いだねー」とか言って、周囲を赤面させてみてはいかがでしょうか。
5月21日(日曜) 深夜
本日の木彫りです。
なんの木彫りかよく分からないが(竜とか犬とかの類と思われる)、ここまでして守るようなものなんでしょうかねえ。
というか、そこまで大切な木彫りならトタン板など張らなきゃいいのに。 これじゃあ、「竜とか犬とかの類」も可哀相です。
−−−
「サザエさん症候群」という言葉を耳にした。最近この症候群の人が増えているとかいないとか。
当初はてっきりセンベイを喉につまらせる病気かと思ったのだが、こんな病気が流行しているとも思えないし、そもそもセンベイを詰まらせるシーンは教育上よろしくないとかの理由ですでに自主規制されている。
で、いったいどんな病気かと思って調べてみたら力が抜けた。要はこういうことである。
週明けが近づくにつれて憂うつになる人など、これまでも腐るほどいたんじゃないかと思うが、それはさておき、どうしてサザエさんなんだろう。同じ時間帯なら「さんまのスーパーからくりTV」もあるし、その次には「どうぶつ奇想天外」だって控えている。ぼくの場合、日曜の終わりを感じて憂うつになるのは夜10時くらいからであるから、いつも見ている番組でいえば「大阪ほんわかテレビ」がそれに該当する。
…こんな情けない病気になるくらいなら、月曜から普通にがんばろうという気になってきました。わ。
5月19日(金曜) 深夜
公私ともにお世話になっているYさんという方がおりまして。
Yさんにはずっと、仕事がらみの報告書を定期的にメールし続けている。で、当初は向こうからもお礼のメールが返ってきていたのだが、半年ほど前からパタッと返事がこなくなった。ぼくが一方的に報告書を送るだけの関係になったわけである。
ちょっと寂しい気もしたが、そんなに気にせずメールし続けた。「まあビジネスの人間関係って本来こういうもんかもね」「Yさんもきっと忙しいんだろう」と割り切り、深く考えないようにしていたのだった。
しかし先日、急ぎのお願いがあってYさんにメールしたにもかかわらず、返事のほうは相変わらずなしのつぶてのまま経過した。これにはぼくもさすがにムッとして、「いったいどうなってるんですか!?」という口調のメールを再び送信した。
すると直後、ぼくの携帯に電話がかかってきた。
「Yですけど、名倉さん、私からのメール読んでもらってます?」
え? どういうこと!?
ぼく:「いえ、ええと、ここ半年くらい全くメール来てませんけど」
Yさん:「えーっ。毎回ちゃんとお返事してたんですけど…」
ぼく:「アドレスとか合ってますよね?」
Yさん:「ええ、ずっと差出人に返信してるから間違いないはずです」
ぼく:「うーん、どちらかのメーラーの設定とか、ですかねえ」
Yさん:「とりあえず調べてみます」
ぼく:「そうしてください」
そしてメーラーやらプロバイダやらの設定を確認していたら、ようやく理由がわかった。
ぼくのプロバイダへのメール設定が原因だった。半年ほど前、従来のスパムメールフィルターで取り除けない広告メールが山のように届いた時期があり、苦し紛れに独自の着信拒否を設定していたのが、そのやり方が問題だったのだ。
つまりこういうことである。
たとえば、フィルターをすり抜けるスパムのメールアドレスが "cosmo@eroero.com" "cosmo@love.ne.jp" "cosmo@porno.net" …てな具合だったとする。敵はメールアドレス指定でフィルタリングされないように、アットマーク以下のアドレスを適当に変えて送信してくるものだから、こちらとしては「アドレスに"cosmo"が含まれるものを着信拒否する」という条件をサーバに指定することになる。
で、お察しの通り、Yさんのアドレスは(上の例に従うと) "cosmo@biglobe.co.jp" という風なものだった。このことを失念したまま着信拒否の設定をしてしまったものだから、Yさんからのメールは、サーバに来ると同時に跡形もなく消え去っていた次第でありまして。
さっそく設定を解除して、Yさんには丁重にお詫びのメールを出しておいたのだが、いやー生き恥をさらしましたわ。それもこちらから、「どうなってるんですか!?」とかキレたりして。
でも今回分かった。半年くらいお互いまったく返事がなくても、意外と大丈夫なものなんですな。
あと思ったのは、電話ってホント便利だなァと。いやー、電話はすごい。
妙なスパム対策を設定をしてるかたは、くれぐれもどうぞお気をつけください。ぼくだけですか。
−−−
さて本日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてます。
今回のテーマは「 ザ・ミドルコリア(前編)」、この前の韓国旅行の総集編です。出国するときのトラブルから、現地の市場でのいろいろ、飲み食いしたもの、その他どうしようもない物件など、現地で撮った写真を文章とともに一挙公開しております (編集担当者にモザイクを入れられてしまった物件もあり…)。
よろしければ、是非是非ご覧いただければ幸いです。
5月18日(木曜) 深夜
いまさらながら、ワープロソフトって色んなフォントが使えるからおもしろい。
「有澤太楷書」とか「正調祥南行書体」とか「勘亭流」とか、書道家のような仰々しい文字が、クリック一つで書けてしまうのだ。
 というわけで今回は、「MINI」(ミニ)という文字を、諸先生方に書いていただきました。
 
…こんな恐い MINI は御免でござる。
5月17日(水曜) 深夜
通勤電車の中、向かいに座っていた男性が読んでいる新聞記事に驚いた。
見出しを見れば「シーツ引っ張る」。そりゃまあ、引っ張るだろうけれど。ぼくもときどき引っ張っているけれど。
いったい何のニュースだと唖然としていたら、傍らに野球選手の写真が載っていることにようやく気がついたのでした。
外人選手にシーツという人がいたのか。なあんだ。記者のチョイギャグにまんまと引っかかるどころか、めちゃくちゃビックリしてる体たらく。
シーツ引っ張っただけで新聞に載せてたら、いくら紙面があったって足りません。
…というか、咄嗟にこんな盗撮写真を撮ってしまえる自分がちょっと恐い今日この頃です。
5月16日(火曜) 深夜
今まで読んでいたサイトがどんどん無くなっていくのはさみしいのう。
それにふと気がつけば、「ホームページ」って言葉も聞かなくなって久しいし、「表紙」ページに「コンテンツ」を羅列しているサイトもめっきり見かけなくなった。
ぼくのサイトには未だに「表紙」ページがあるけれど、更新してるのはこの日記だけなので、言ってみりゃ「ブログみたいなもの」と考えることもできる。おお、なんとなく時代についてってるんじゃないか!?
「表紙」ページを更新していないのは単にサボってるだけなのだが、時流に逆らわないとかなんとか言い訳できて、ちょっと得した気分ですな。
ちなみに、この日記をブログ化しないのは単に面倒だからです。なにか間違ってますか。
−−−
そして本日の燃えるゴミ。
これを見たゴミ回収業者が、悲壮な表情でちまちまとブロック塀を取り壊した末、回収車に放り込んだらいいのになァ、でも無理だろうなァ。
…と毎日、想像しながら前を通り過ぎるのが小生のちょっとした楽しみであります。
書いてて悲しくなってきた。
5月15日(月曜) 深夜
本日の「それがどうした」です。
「1日分の野菜」とか「150枚分のしそ」とか言われても。
しそは割と好きだけど(とくに青じそ。刻んでアサリとかに振るとめっぽう美味しい!)、この「150枚分のしそ」はまた違うだろう。どう考えても、しそ150枚分の美味しさはないような気がする。
それとも、なんでも濃縮したほうがありがたいんだろうか。
最後のやつは「単なる砂糖液」であるが、わたがしを食べるのが面倒な人は是非どうぞ。
5月14日(日曜) 深夜
本日の供養です。
力餅供養。なんか間抜けで思わず笑いそうになったが、こういうので笑っちゃあいけませんね。
関係ないけれど、供養について調べてみたら、こんなのが見つかった。以下、サイトからの抜粋。
ネット仏壇供養システム
遠くに墓地があってなかなか参拝に行けない。年をとり体の自由がきかなくなったり、出掛けるのが大変になってきた。
また、毎日供養したい。供養したいのだけど仏壇がない。転勤等によって参拝に行けない。
このような要望に応えるかたちで誕生したのが、パソコンの画面で供養するという全く新しい発想でした。
ネット時代に対応した画期的なシステムです。
いやー、ここまでネット化が進んでいるとは。もちろんこれも笑っちゃあいけません。
供養サイトを「自動巡回」に設定しておけば、我々はなーんにもせずとも先祖を供養できるわけですな。楽チン。
ネットの便利さは、さらにいろんな場面で応用可能だろう。
なんでもネットで出来るようになったとき、人類がどう退化していくのかちょっと楽しみです。
5月12日(金曜) 深夜
仕事から帰っても家でゴロゴロしてるだけなのに、夜になると急に寝るのが惜しくなる。
しかし夜更かしすると、翌日の仕事が眠くてしかたがない。給料をもらっているのに居眠りしているようでは申し訳ない。
…というわけで早く寝るようになったかというと、そうではなく、仕事中に居眠りすることへの「言い訳」が充実してきた。
仕事は眠くなるのが自然なのだ。だって、趣味に打ち込んでる時間とか、いくら寝不足でも眠くならんでしょう?
したがって、仕事となると眠くなる小生は、仕事を仕事としてこなす「プロ」であると自負しております。
週末は週末でよく寝てるけど。
5月11日(木曜) 深夜
後輩のA君(仮名)が、最近付き合い始めたという彼女ののろけ話をしていた。
A君は某ミュージシャンの大ファンなのだが、付き合う前までは、その彼女も某ミュージシャンの大ファンだと聞いていたのだという。
で、そういうのもあって意気投合したらしいが、実際につき合って見たら、彼女はちっとも某ミュージシャンのファンではなかったのだト。
「それでオレ、どうしてそんなウソついたのか問い詰めたんですよ。そしたら彼女、『どうしてもA君に振り向いてほしかったの』って。オレもう、ちょっと感動しちゃって…」
ちょっと待て。一見いい話だけど、本当にそうなのか?
そりゃあ彼女にとっては、意中の男性から振り向かれたら嬉しいだろうけれど、ウソがばれたときの相手のショックはどうなるのだ。これって、実は自分さえよけりゃいいっていう、単に自己中心的な女性じゃないのか。
相手から好かれる自分の快楽 > ウソにショックを受ける相手の心痛
A君はきっと、自分の財布からこっそり抜かれたお金で彼女がプレゼントをくれ続けていたことが発覚しても、「どうしてもA君に振り向いてほしかったの」と言われたら素直に感動するんでしょうねえ。
こういうのろけ話なら大歓迎なので、どんどんしてほしい。ぼくも笑顔で聞いてあげます。
5月10日(水曜) 深夜
白菜を五つも購入していた夫婦です。
京都・北山通りにて
大阪・天王寺公園付近にて
韓国ソウル・西大門にて
正しいキャプションは最後のやつです。さすがキムチの国。
異文化だと考えると、たいていのことが納得できてしまうけれど。
それが「大阪」だと、妙に納得してしまうのはどうしてでしょうかねえ。通天閣の存在にくらべれば、白菜五つなんて「かまへん、かまへん!」ですわ。
−−−
ああ、じゃんじゃん横丁の将棋屋で将棋指したくなってきた。で、負けた哀愁を肴に、串かつとドテ焼きで焼酎飲んで。
無機質的に小洒落た街のなかで、表面的に高まる自己イメージに満足するのもいいんだろうけど。
それよりも、日常生活がはぐくんだ街に溶け込む心地よさのほうがずっといい。「取り繕うことのもっささ」を言い訳にしながら。
六本木ヒルズから出る糞尿を集めて、現代芸術のインスタレーションにするのはどうでしょう(きっとすごい量だ!)。
どうでしょうと言われましても。
5月9日(火曜) 深夜
職場で健康診断。
採血を終えて帰ってきた新人女子社員のAさんが騒いでいた。いつまで経っても血がとまらないというのだ。
先輩の女子社員たちが「わー大変だねえ」「私たちは大丈夫だったけど…」などと見守る中、ぼくもポイントアップを狙って話しかけてみた。
「血がとまらないってのはAさん、血液サラサラな証拠じゃない?」
その直後、Aさんを囲んでいた老練の女子社員たちから一斉ににらまれてしまった。
 「それってどういうこと!?」
 「私たちの血液はドロドロだって言いたいわけ?」
ああ違う、違う! そうじゃなくて!!
あわてて「血液ってサラサラならいいってもんじゃないらしいですし」とフォローしたら、Aさんからもにらまれてしまいました。
ポイントアップを狙って全員が不愉快な思い。…どうしてこうなるんでしょうかねえ。
5月8日(月曜) 深夜
昨日の日記で書いた「上等の鳥」は、ヒヨドリだそうです。スズメ目ヒヨドリ科。
上等のスズメだと考えることにします。
−−−
またもや韓国の写真で恐縮なんですが。
ソウル市内の地下鉄。つり革が伸縮自在のバネ構造になってました。
なぜバネになってるかというと、韓国政府の推し進める「国民力向上政策」のため。通勤中もブルワーカの要領で腕を鍛えることによって、諸外国に負けない体力を身につけましょうというワケである。
車内を見れば、乗客の男性はもちろん、女性までもが上下運動にいそしんでいた。おそるべし。
…というのはもちろん、真っ赤なウソです。ああ、今日がエイプリルフールだったらよかったのに。
でも、バネ構造になっているのは事実。なぜなら、背の高さにかかわらず、どんなに背の低い老人でもつり革を掴めるようにという配慮である。敬老精神にあふれる韓国の国民性を端的に現しているように思われる。
…すみません、これも真っ赤なウソです。
いくら引っ張ったって、1ミリとて伸びません。伸びるかもと思って満身の力で引っ張った自分が莫迦だったよ! ああ、莫迦だったとも!!
写真を見返していたら、あまりの情けなさに腹が立ってきたので、意味なくウソを書いてみました。
だいいち、本当に敬老精神にあふれてたら、老人につり革なんて掴ませへんっちゅうに。阿呆か。
5月7日(日曜) 夜
ベランダにいい鳥が来ていた。
このスマートなシルエットは、きっとスズメではない。もっと上等の鳥に違いない。
我が家もついに、上等な鳥が来てくれる場所になったのか。素直に嬉しいぜ!
はやる心をおさえつつ、網戸を開けて写真を撮らせていただこうとした瞬間、逃げられてしました。
後に残されたのはうんこのみ。
ゴールデンウィークも終わりだな…と肌で感じた本日でありました。
−−−
さて昨日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてました。
今回のテーマは「喫煙の近未来」。 旅行前にバタバタッと書いてしまった雑記なので、まとまりのない文章でお恥ずかしいんですが、何でも電子情報化されつつある中で、タバコはどうなるんだろう? みたいなことをちょこちょこと書いております、
よろしければご覧いただければ幸いです。
5月6日(土曜) 深夜
酔っ払って料理していたら、結構なヤケドを負ってしまった。熱いフライパンをそのままつかんだのだ。心底の莫迦。
右手の人差し指が痛くて使えないので不便で仕方ない。こうしてヤケドしてみると、普段どれだけ右指を使っているかを実感させられる。
不便に感じることはまだありますが、詳しくは書きません。ちゃんと握れないもどかしさ。…ええともちろん、万年筆とかね。
−−−
昨日の飲み会に、税理士をしているWさんという人が来ていた。
Wさんとは初対面だったので、挨拶代わりにと思い、軽く雑談してみたわけです。
ぼく:「ええと、税理士をしてらっしゃるんですよね?」
Wさん:「ええ、そうです」
ぼく:「そういや、ぼくの同級生にも税理士をしてる知人がいますわ」
Wさん:「へえ、そうなんですか」
ぼく:「そいつはまァ、親が税理士だからっていう安直極まりない理由で税理士になったんですけどね」
Wさん:「アハハ、そうですか…」
で、しばらく経ったのち、改めてWさんに訊いてみたところ。
ぼく:「Wさんはどうして税理士になろうと思ったんですか?」
Wさん:「いやその、親が税理士だったもんで…。安直極まりないですよね。アハハ…」
ああー、どうしてこうなっちゃうんでしょうか小生は。 そらヤケドもするわ。
5月4日(木曜) 夜
なんとか無事に帰国してきました。
家に帰ってすぐキリンの「氷結」飲んで。やっぱりうまいのう。
海外旅行の楽しみは、帰ってきて「日本はやっぱりええのう」と思えることですな。
−−−
で、昨日はソウル市内の梨泰院(なしたいいん)周辺を凝視散策してました。
コンビニにて見つけた「17茶」。 先日見つけた「生茶」のソックリさんといい、どうしてこんなにパクりっぽいのが多いのだ。
韓国人は競争意識が強いことで有名らしい(北朝鮮との国境・板門店でも国旗を掲げる高さで北朝鮮と競争したあげく、お互い100メートル以上の高さになったんだとか)。
そう考えると、このお茶もアサヒの十六茶を意識しているような気がする。
真似をしながら超える、というのが韓国のひとつのコンセプトかも。
真似をするといえば、韓国の自動車もこんなのばかり。 明らかにメルセデスのパクリっぽいけれど、そんなことは「ケンチャナヨ」(気にしない大丈夫!)なのが韓国なのだ。
エンジン性能の控えめさやコストパフォーマンスでは、きっと本家のメルセデスを超えていることでしょう。
ちなみに日本車は、けっきょく一台も見かけなかった。
参考写真:メルセデスの本物です。 SAMSUNG(サムスング)美術館にて。写真撮影禁止なのに、あまりに気に入ったのでコッソリ撮ってきた一枚。 韓国の民族衣装をかたどったインスタレーションながら、よくみると全てが韓国軍のDog-Tag(認識票)で作られている。それもすべて違う個人名で。
これまでの韓国の歴史を考えると、柄にもなく圧倒・感動してしまいました。分かりやす過ぎて安直な気もするけれど、こういうのに弱いんだ。
ふと見れば、かのナムジュンパイクの作品が。 よく分からないけれど、かっこよさだけはビンビン伝わってきます。さながら「マイ仏壇」、イイネイイネ!!
…というか、こんな広大な美術館を建てたSAMSUNG、よっぽど儲かってるんでしょうなあ。
…とまァ、まだ疲れてるので、本日はこのへんにて。
5月2日(火曜) 深夜
板門店(JSA)に出向いてきた、かんたんレポートです。
あの有名な板門店をバスから撮影(直接の写真撮影は禁じられていた)。小屋から半分だけ体を出してるのは、北朝鮮から攻撃されたとき咄嗟に体を隠して鉄砲を打てるからだそうで。 
板門店の中に入ると撮影できるのがまた可笑しいんですが、とりあえずOKなので撮ってきました。 
韓国兵が仁王立ちしてはります。かっこいい。
Freedom is not free!! なあんてね。
観光客がいくら写真を撮ってても仁王立ち。こういうのってちょっといい。愛想笑いも禁じられているそうだが、サングラスの奥では、今夜の夕食のこととか考えてるんでしょうな。 
写真を撮るなと言われていた、DMZ(非武装地域)周辺の兵隊さんたちを撮ったら、案の定、指差しで遠くから叱られました。すみません。 
そして本日の夕食は、カムジャタンにて。めちゃくちゃ美味いので、日本に帰ったら自分で作ろうと思いました。