2006-07-26
『花田少年史』のDVD-BOX
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2006/08/02
- メディア: DVD
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実写版が公開される記念で出るそうだ。1万5000円切って安い…。
あと気になるアニメDVD。
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「ミドルテール」など
Tech Mom from Silicon Valley - YouTubeが進化した、「ミドルテール」系サイトたち
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20060725/1153848284
で、私の予測というのは、テレビ・映画みたいな「恐竜の頭」側の人たち vs. YouTube的「ロングテール」な人たちの間の中間に、「ミドルテール」と呼ぶ領域がだんだんできてくるのでは、ということ。
ロングテールをミドルテールに引っ張り出すシステムがあれば、制作者の層を厚くすることができるので期待したい。
キャズムを超えろ! - YouTubeだの放送通信融合だの言うけど、結局皆は放送コンテンツの権利回り,配信形態がどうなって欲しいのよ
視聴者が理想と思う流通形態・ライセンス形態をまとめてる。
二級市民は目で殺す
http://d.hatena.ne.jp/secondclass/20060726#p1
ネットメディアのペースで生産するのにぴったりのコンテンツとは、予算を立てて投資を集めてコンテンツを制作して投資を回収するといったような、ある程度人手と資金の集約を必要とするようなもの(それだけ時間もかかるもの)ではなく、「安かろう悪かろう早かろう」なアマチュアコンテンツなんじゃないかと思う。ウェルメイドな少数のIG作品やジブリ作品ではなく、不特定多数が個人レベルで作るそれなりの質のFLASH作品の山こそが、ネットメディア向けのコンテンツということになるのではないだろうか。
これは異論ないんだけど、そうすると状況は現在と大して変わらなくて、メジャーリーグとマイナーリーグの間には大きな壁があって、マイナーリーグはほぼビジネスにならないよね、って話になっちゃってあんまり楽しくないという。映像は頭脳集約型産業なので完全な個人では限界があるし。
この辺りは、自主制作アニメの苦闘が参考になる。
livedoor ネットアニメ 特集 インディーズアニメ現状分析レポート =個人制作アニメは市場を確立できるのか=
10年前に賞をとった時と比べて一番かつ最大の変化点はDVDの登場。以前はビデオテープでの発売しか方法がなく価格も1万円以上と高価な商品にせざるを得なかったが、Play Station 2 の登場で一般家庭でもDVDが見られるようになり、映像は『ビデオを借りて見る』から『DVDを買って見る』という時代に変化した。このように作品が『売れる』ようになったことは非常にエポックメイキングな出来事と捉えている。
DVDが生まれなければ、映像で直接対価を取ることは難しかった。逆にDVDに収録できるほどでない短い映像作品はお金を回収しにくいことになる。
そういや、高城剛氏も『ヤバいぜっ!デジタル日本』(ISBN:408720345X)でDVDは現在の映像ビジネスでかなり最適解だと言っていた。この書籍は、微妙な意見とかもあるけど、ヒントを与えてくれる読み物として面白かった。
- 作者: ばるぼら
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: 単行本
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Flashといえば、ばるぼらさんのFlash本がもうすぐ出るのか。
アンカテ(Uncategorizable Blog) - 映像がURLで細切れに参照されたらテレビが死ぬ
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060724/p1
テレビの権益とは、映像のコピペ権ではなくて、映像をパッケージングする権利である。
漠然と思っていたんだけど、これはきれいにまとまった説明だ。テレビも広い意味のパッケージビジネス。
ブクマコメントより。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://artifact-jp.com/mt/archives/200607/telecombroadcasting.html
2006年07月26日 Oriuta27 わかりやすい。YouTubeはデパ地下の試食コーナーに似ていて、試食だけを束ねても商売にはなりにくいと思う。
これはいい喩え。
2006年07月25日 mkg_b YouTube 映像をタダで見せて、壷を売るみたいな商法にシフトしていくのかなぁ。
2006年07月25日 junkMA YouTube, ネット戦略, パラダイムシフト 映像そのものの消費速度が上がっていくとするならば、映像から派生した映像とは別の作品でしか価値を稼げなくなりそうな気。そうなるとネット配信でまともなのはアニメくらいになる?
映像はタダで見せて他のものを売るビジネスになる?という意見。まるで昔のおもちゃメーカー提供のアニメのよう。このシステムで大人向けの作品はできるか?
アニメーターのわずかな個性も許さないアニメファンに絶望した!
電源を入れてください〜都市ノォト〜 スクールランブル 2学期 15話
http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-207.html
今時のアニメファンは作品全体の統一感やら,十全性(安定)などを強烈に意識するらしく,それを壊す異分子はなるべく排除したいんだとか。声優の演技やらシナリオ(物語)に集中したいがために,邪魔になる個性的な作画を嫌うという。
と書かれていて、最近のアニメファンは統一感ばかり重視していて、個性を許さないよなあと思っていた。うつのみや理作画騒動とか。二次元のキャラクターに感情移入するためには、アニメーターの個性は邪魔なもの。更科さんがよく言う「ノイズ」扱いされてしまう。
しかし、事態はもっと深刻になっていた……! うつのみや騒動がかわいく見えるぐらいに。
こちらの記事で紹介されていた『魔法少女リリカルなのはA's』を見てみたら…。
りせっとはかく語りき * 魔法少女リリカルなのはA's DVD版第12話作画修正比較
ええー、アニメーターの画力が低くて作画が崩れているとかでないし、オリジナルのキャラデザインとちょっと違うだけなのに、DVDでこんなに大量の修正を!? 修正した後の差ってぱっと見じゃわからないよ!
この作画をしたのは斉藤良成氏で、ファンから「ベルカ式作画」といって椰揄されていたそうだ。だから、この修正はリンクしたブログのコメント欄を見るとわかるように歓迎されている。
リリカルなのはA's DVD3巻は神修正
http://www.gradius2.com/index.php?mode=trackback&UID=1143129509
この回でも修正されている。
この修正をさせられたスタッフの人たちに同情してしまうな…。時間不足とかによるクオリティの低下でなくて、こんな細かい差のために修正作画作業をさせられるなんて…。こういう時に「しねばいいのに」って使いたい…。
同作品のDVDが発売されているが、戦闘シーンを中心に作画の乱れがかなり改正されている。(ほぼ書き直し?) 解りやすい箇所を挙げると 第12話「夜の終わり、旅の終わり」
※強調部は筆者による
「作画の乱れ」って何だよ…。
ゲームの為なら女房も泣かす - DVD版の作画の修正
http://d.hatena.ne.jp/annnnnnna/20060726/1153883310
どのタイミングかはっきりしないにファンのせいにされても。
確かにそうだけど、スケジュールに関しては『魔法少女リリカルなのはA's』の作画は全般に安定していたと聞くし、「放映時にスタッフが見て気に入らなかった」レベルではこんな大規模な修正は行うとは考えにくい。そして、この斉藤氏の担当回だけ狙い打ちして修正されているので、放映後のファンの反応を見て、修正したと判断した。
※追記
コメントなどに対するレスは別記事にしました
つかどっちもへt
つっても萌えヲタ向けのアニメだしこれ取り上げるのは無意味な気も。
比較画像見る限り個人的には、修正前も後も大差ないというか比べる以前にどっちも下の中ぐらいな気も。
動いてるのを見たことがないのでなんともいえないけれど。
記事書くために反応見てんじゃないの?
三半規管か眼に障害があるかもよ。医者行ったほうがいいぞ。
こいつのメシの種が増えるだけだぞ
最近のアニメファンの反応とか言って
記事にされるだけだぞ
アフェうま〜〜〜〜♪
それと、「こんな修正にいちいち作画の手を取られてたら、製作本数に対する人出の足りなさが余計ひどくなって、全体にマイナスでは」みたいな意見が出るかと思ったら出ないんで、自分で書いておこう。
まぁ、私は作画には寛容なほうだからもしれませんがね。
私は「スクライド」や「ガオガイガー」のようなアニメが好きなタイプのアニメファンですが、
1、2話のバトルは神回というに相応しく最近放送していたアニメのなかではトップクラスのお気に入りです。
萌えなど関係なくても総合的にみてこのアニメは視聴に耐えうる完成度の高いアニメだと思いますよ。
後、この作品はスピンアウト物のオリジナルアニメーションなので厳密には原作なんて無いですよ。
私も視聴後に原作があると始めて聞きましたし。
できるならDVDには修正前と修正後の作画を両方収録してくれれば嬉しかったです。
まず彼は問題を考えるとき常に周りに原因を求める。
周りを見渡せば自分と違うよく連携がとれたキチガイ共がいる。
なぜ、自分の考えが理解出来ないんだ…、周りと自分は違うのだろうか…と思う。
そして彼はこう考える。自分は周りとは違い優れた人間だから理解できるのだ。
そこから展開される思考は自己否定を含まない、欠落を抱えた思考になる。
それでは正常な判断をくだすことができない。
間違った式からは間違った答えしかでないように
欠落した思考では欠落した結論しかでないのである。
ではなぜ、彼は最初に周りに原因を求めたのか?
もちろん彼は自分の思考に間違いがあるか考えている。
だがそこで間違いを抱えていてもその間違いに気付かないのである。
間違った式でその式の矛盾を解こうとしても解けないように
欠落した思考では自分の何がが間違っているか理解できないのである。
もっと分かりやすい例えで言おう、酔っぱらっている人は自分が酔っぱらっていることに気付かない。
まさにこれである。
対した才能や優れた良識もないのに、優れた監督や作品を見続けたせいで
彼らは監督や作品を自己を構成する一部と勘違いし、矮小な中年エリート意識の元に自分に酔っているのだ。
自己を逆にそれ以外に頼る物が無いから、旧来の物に反する、新しい物を受け入れられないだけなのだ。
彼らの元にはまず新しい物は駄目だ。という考えがあり、結論ありきなのだ。
そんな品性のない考えからでは論理的な結論が生まれようはずがない。
そう考えればなぜここまで低レベルな批判ばかりなのかわかる。
しかし、見る前に作品を見てから語れと懇切丁寧に説いたとしても
やはり世の中に頭の悪い人は多い、これはどうしようもないのだ
頭が悪い故に説明しても理解できず、多いが故に何度言っても足りはしない
そもそも「むしゃくしゃしてたから刺した」と同じレベルなのかもしれない
そして、そういうスレを見なければいいという発想にたどり着いた
君たちを打ち切ることにしたよ
自分の肌に合わないだけで大したリテラシーの無い人達が
批評家気取りしているようではアニメ業界のレベルも墜ちたものだ。
個性的な自分の絵柄で売りたいならキャラクターデザイナーにでもなるしかないんじゃあないの?
アニメーターが見せるべき個性ってアニメーションじゃないの?
これは言い過ぎでしょう。
それだけファンが期待していた作品だということ。
特に12話なんてクライマックスで盛り上がりまくりの回なのにアレだったから。
だからこそ、DVDで期待にこたえてくれたスタッフを崇める。
アニメもスポンサーをつけて放送、発売している以上、芸術作品などではなく商品であるということを理解していない人が多い気がする。
商品である以上、消費者の意見を反映させるのは当然。
それと修正を指示しているファンも、別に動きはどうでもいいって言ってるわけではないですよ?
理想は無論両立で、動きとデッサンどちらに力を入れるかというのは程度問題。
7話や12話は(多くの視聴者の基準に照らして)あまりに崩れすぎていたというだけの話。
1.資金不足で仕方なく
2.時間不足で仕方なく
3.スタッフの能力不足で仕方なく
4.原作に忠実につくらせるより、所属のアイドル声優使って声優ファンを取り込んだ方が