Webでの利用を狙ったベクタ画像フォーマット「SVG」形式を直接扱うドローツール。
ベクタタイプなので、拡大縮小変形などによって画像劣化が起こらないので、過去に作図した図の流用が効果的に行えます。
SVGでは透明度を扱えるので、透明感のあるデザインをさっくり作図できます。陰影も透明度とグラデーション機能を組み合わせて意外と簡単に作図できます。
図形のブーリアン加工やレイヤ機能などもあり、イラストレータっぽい基本機能が備わっています。
イラレが持つエフェクトやフィルタなどの圧倒的な多機能はありませんが、基本機能が良くできているのでエフェクトの原理さえ知っていればほとんどがInkscapeで再現できるでしょう。
最新版ではPythonによるスクリプティング加工ができるようです。 これで、エフェクト機能をみんなで作っていくとイラレイラズ!?
日本語化: http://www.geocities.jp/sezatopgun/Graphic_soft.html
クリップアート集: http://www.openclipart.org/
当然、再利用にはサイズ調整、回転などを施しても劣化しないので、電話をかける人とかもクリップアートの組み合わせで作図できます。
SVGは、Webとの親和性も良いようです。 Inkscapeでは編集できませんが、DHTMLによる図形操作やハイパーリンクの設定もできる仕様です。
Operaはもとより、9月ごろにリリースされるFirefoxでもネイティブでSVGを表示できるようになるので、Webページは透明感のあるデザインが今後増えていくかもしれませんね。
最終更新 2005-08-19 14:02:56
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