2006-10-15
■ 面接での質問。欧米ではには気をつけろ

採用面接はどこまで踏み込んでいいのか?(404 Blog Not Found)経由で「就職の面接で、「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」と聞かれたら……」からのさらに孫引き
面接の違いについて欧米人と盛り上がったことがあります。
...
セクハラまがいの質問も飛ぶそうです。
「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」
なんて質問です。
外国での事例を「欧米では」と極度に一般化している時点でほとんど都市伝説のような気がする。米国と欧州は違うし、欧州でもイギリスとドイツとフランスとイタリアと…全部違う。
各国での雇用環境や面接そのものも相当違う(と考える)。まあ、正直に言えば私だって、イギリスやドイツやフランスやイタリヤで面接を受けたこともしたこともないのでなんとも言えないが、すくなくとも米国での面接でセクハラまがいの質問というのはありえない。
米国に居た時、面接をする機会があって、そのときマネージャーから聞いてはいけない事柄みたいなものを教えてもらった。どこの出身だとか、住居だとか、未婚か既婚か、家族のこととか、年齢とか、性別とか、仕事に関係ないことは一切質問してはいけない。*1
日本での面接だと年齢や性別を聞くことがタブーではないようだが、米国ではアウトな質問である。
まあ、「欧米では〜である」という話は、ほとんどの場合、単なるヨタ話の域を出ないものなので目くじら(?)を立てるものではないが鴻上尚史という人も随分雑な話をする人だなあということくらいは記憶しておいていいかもしれない。
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トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20061015
# あっちゃん 『私は日本でしか面接を受けたことがありませんが、かなり個人的なことを聞かれたりした記憶があります。
独身の時には、家族構成や父親の職業、結婚してからは出産のこととか、配偶者の職業など。
聞かれてまずいこともないので、正直に答えていましたが、考えてみると答える必要もなかったことだなぁなどと思います。
でも、聞かれた以上、答えないというのも印象が悪くなりそうですし。。そのへんどうなんでしょう。』
# hyoshiok 『あっちゃんさま、コメントありがとうございます。
アメリカでは完全にアウトな質問だと思いますが、日本だと家族のこととか仕事に直接関係ないことまでいろいろ聞かれちゃうんですよね。
どうかと思いますが。』
# えむり 『面接では、あっちゃんさんのおっしゃったような事柄を全て聞かれた記憶があります。
「聞かれるものだ」と思っていた自分は、まことに甘かったんだなぁと痛感しております。』
# Otk 『> 外国での事例を「欧米では」と極度に一般化している時点で
一般化してないと思いますよ?
元原稿が載っている「活字中毒R」(上にもリンクがありますね)のブログにはちゃんと以下のように引用されており、それが「ドイツ」での事例であることがわかります。
---(引用開始)
ドイツ人の説明が一番過激でした。
「離婚歴なんかがあると、『どうして離婚したの?』って突っ込まれますね。会社をいっぱい変わっていると、『なにかまずいことでも起こしたの?』って言われますね」
ちょっと信じがたかったので、「それは、なんのためなの?」と、素朴に聞けば、「とにかく相手を怒らせるのが目的なんですよ。怒った時に、相手がどうふるまうか、面接官はそれが一番、見たいんです」と、教えてくれました。
セクハラまがいの質問も飛ぶそうです。
「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」
なんて質問です。
で、こんな失礼な質問に対して、どう反応するかを面接官は見るわけです。
「そんな質問してて、侮辱されたって訴訟問題にならないの?」と、びっくりして聞けば、「うん。よくなります」とドイツ人は普通に答えました。
---(引用終了)』
# ksh 『アメリカでは仕事と関係ない話はアウトなんですね。
今私が勤めている会社なんですけど、3回面接があって、最初の質問が全部「お父さんはおいくつですか?」でした。
面接を受けた側として、これは、自分の父親とどのような関係を築けているかを垣間見るための、結構いい質問だなと思いました。
ちなみに父の年齢は覚えてなかったのでとっさにテキトーな年齢を言ったのですが(苦笑)』
# hyoshiok 『えむりさま、コメントありがとうございます。
日本での面接ってかなり個人的なことも聞くことが禁止されていないんからなんですかね。
面接官の面接テクニックが単なるヨタ話の域をでないからなのか?』
# hyoshiok 『Otkさま、コメントありがとうございました。
確かに引用先では、ドイツ人の〜という例が出ていましたね。失礼しました。
先日、出張先でテレビをつけたらたまたま「クール・ジャパン」なる番組をやっていました。ふと気が付くとドイツ人の女性がSPAにかかれているようなことを言っていました。イギリス人のコメントは聞き逃したのですが、ガーナ人とかアフリカ系の人もいたし、アメリカ人がいたかどうかは定かではないのですが、複数の外国人とのトークというコーナーでした。外国の人=欧米人というのは、少なくともアジアの人とかアフリカの人とかはあたらないよなあと思いました。』
# hyoshiok 『kshさま、コメントありがとうございます。
アメリカでは、通常仕事と関係ない話はアウトみたいです。
履歴書に写真も貼っていないし、性別も生年月日も書かれていません。
http://www.uwec.edu/career/Online_Library/illegal_ques.htm
にillegalな質問というのがまとめられています。
What is an Illegal Interview Question?
Title VII of the Civil Rights Act of 1964 makes discrimination on the basis of national origin, citizenship, age, marital status, disabilities, arrest record, military discharges, or personal information (such as height and weight) illegal. Any question that asks a candidate to reveal information about his or her national origin, citizenship, age, marital status, disabilities, arrest record, military discharges, or personal information is a violation of Title VII of the Civil Rights Act of 1964.』