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2007-05-25 - ARTIFACT@ハテナ系
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2007-05-25

「愛がない」と言ってるけど、相手が自分の好みのものを作ってくれないというだけでしょ?

聴く耳を持たない(片方しか) - 絵から心情を読み取るマン参上![↑B]

ここで話題にされていた、

[晴]晴れの日もある - 言戯へ注文[↑B]

この記事を見て思ったことは大体下の記事に書いてあったんだけど、自分も書いておこう。

J0hn D0e の日誌 - 絵から心情を読み取ること自体は別にいいんだけど[↑B]

俺の印象をいうと、「絵から心情を読み取って注文つける」ってことよりも、「この絵はこうあるべきだ!!」っていうのが事前に決まっていて、それにあうように理屈をこしらえて、それとズレているから、この絵はよくないんだ、「私の気に入った絵を描いてくれ」「描くべきだ」っていうロジックになってるような感じ。

「可愛く描かなくてはいけない理由」が「晒し者にしているように(私が)感じるから」「もし私の夫が……してたら、(私が)許せないから」みたいな。

こういう人たちって「私の好きな作品・話題を相手が書いてくれない! だから書いて欲しい!」という考えがあるんだけど、そこで「愛」という解釈が曖昧なものを持ってくるからタチが悪い。こういう作品や話題が好きだったのでまた書いて欲しい、というぐらいならいいんだけど、「こう書くべきだ!」みたいな要求・注文をかけてくるからなあ。

で、そういうことを書くとまた「同感です!」って人がコメント欄にいっぱいやってくる。女性向け同人サイトだと、こういう光景はいっぱい見かけるが、そのターゲットになった管理人さんにはお疲れ様です…としか言いようがない。

とあるタレントのファンサイトをやっていた管理人は、そのタレントの話題への言及が減ったりすると「最近のAさんは○○への愛が足りないと思う!」と何回も言われたそうだ。言われた方としては「私はあなたたちのマリオネットライターじゃないのよおおおおお〜!」(by貞ちゃん)って感じだよなあ。

好き嫌いを表明するのは別にいいんだけど、その表明を圧力(方向性を変えるべきだ、作り直すべきだとか)にしようとしているのは、表現活動を抑圧するから困る。

※関連

こういう「愛」と感想を絡めた話題は過去にも触れてきた。今のところ、女性向けサイトでしか観測されない現象なのだが、これは男女差なんだろうか。男性の場合は「作画崩壊」みたいな一見客観的に見える言葉を使って、言うのかもしれない。

ARTIFACT@ハテナ系 - 「愛」を悪口の免罪符にするのはやめたほうがいい[↑B]

ARTIFACT@ハテナ系 - タレントのために応援している[↑B]

ARTIFACT@ハテナ系 - 君の言う「作画崩壊」って単に好みの作画でないだけでしょ?[↑B]

異性愛者が異性を誉めると恋愛感情を持っていると勘違いされやすい問題がある限り、異性を誉めるのは難しい

H-Yamaguchi.net: 「男性をほめるのは女性の仕事」と言ってみるテスト[↑B]

これは、梅田望夫氏の 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。のニューバージョンですか!

梅田望夫氏「人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ」反応まとめ : ARTIFACT ―人工事実―[↑B]

という冗談はさておき、この記事のブクマコメントで「女性が男性をあまり誉めないのは、恋愛感情を持っていると勘違いされやすいから」というのがあって、それは確かにあるだろうと思うのだが、当然逆のことも考えて欲しいところだ。なお、この話題は異性愛者のことを想定している。

男性が、女性に恋愛感情なしに誉めても、自意識過剰な女性だと「あの人は私に恋愛感情を持っている!」と考えて、最悪な場合、周りに触れ回る。そういうリスクがあるからこそ、男性は女性に対して、恋愛感情を持った相手しか誉めないのだと思う。

異性愛者においては、男女に限らず、「誉める=恋愛感情」が直結している人たちがいるから、慎重に誉め言葉を選ぶしかない。

あと、好意と恋愛感情が直結しているとも考えられるな。

※追記

既婚者は誉めても、あまり勘ぐられない。なので恋人がいることをアピールして誉めるとか。また、区別なく誉めて、特別に誉めているように取られないようにする。容姿ではなく、能力などを誉める。

kanosekanose 2007/05/25 21:53 >kiya2014さん
抜け駆けは許さないという監視システム。
>おっしゃる通りですがさん
コメントしてくださるのは嬉しいんですが、なんでいつも名前を変えてコメントするんですか? その独特なコメント、そしてなぜかallaboutの同じページをリンクしてるので、すぐ気付きますよ。
>milkrepesさん
誉めまくると、今度は誉めるという行為の価値が下がって、デフレが起きるという問題もあるのが難しいところです。その辺の強弱のコントラストができるのはコミュ達人。異性との接触が少ないから誤解しやすい、というのは身も蓋もないですね…。

h16h16 2007/05/26 06:58 mixiは「みんなが誉めあう社会」だと思うんですが、「みんな誉めあっててキモイ」とか「マイミクが日記を書くたび、いちいち肯定のコメントするのは疲れる」という意見もよく出てますよね。
みんなが誉めあって、肯定しあって理想的な世界のはずなのに良い結果にならない人もいるというのは面白さを感じます。
必ずしも誉める事が良い方向に働くとは限らないんだなと。

NanacyNanacy 2007/05/26 20:12 タイトルを見た瞬間思い浮かんだ場面が2つ。『江古田ちゃん』で男が猛禽に世辞を言って江古田ちゃんがリアクションする場面と、小学生が「お前、○○のこと好きなんだろ」とからかわれる場面。相手が勘違いするのではなく、周囲が推察する。単純で幼稚ですが、相手が勘違いするのと同じくらい辛い足枷。

ちなみに、自意識過剰でも自己否定感が強いと恋愛感情と取り違えないようです。変わりに一瞬恋に落ち、直後勝手に自滅、失恋します。

>h16
素直な賞賛、相手を肯定の言葉で表すことと、フルスクラッチのお世辞の差。mixiが辛いのは、「隣の席のお友達のいい所を見つける授業」の連続だからではないでしょうか。