手を移動させずに、指先でキーボードもマウスも操作可能な新キーボード
2001/04/09
米DataHand Systemsは、エルゴノミックデザインを採用し、手首への負担を減少させた独自形状のキーボード「DataHand ergonomic keyboard」を販売している。通常の「Personal Edition」のほかに、マクロ機能とキー割り当て変更機能を搭載した「Professional II」が用意されており、同社のWebサイトより購入が可能。価格はPersonal Editionが995ドル(約12万5,000円)、Professional IIが1295ドル(約16万2,000円)となっている。
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DataHandは、通常の平面のキーボードと異なり、各指を定位置に置き、その指先にあるキースイッチを操作することで、文字入力やマウス操作が可能になる独特の操作方法。操作は、中央のボタンと、その周囲の上下左右にあるスイッチを押すことで行える。親指部の6つのキーには特殊な割り当てがされており、その中のモード変更スイッチを押すことで、各種の操作が可能になる。
用意されたモードは、「ノーマル(アルファベット入力)」「数字・記号」「ファンクションとマウスモード」「テンキーモード」の4つ。ちなみに、親指部のキースイッチには、「Return」「Tab」「Shift」「Control」などのキーが割り当てられている。
モード切替によって、平面のキーボードよりも多い132個のキーを利用することができる。ノーマルモードでは、通常のQWERTY配列のキーボードと同様の指使いで入力ができる。例えば、左小指を上に動かせば「Q」、押し下げれば「A」、下に動かせば「Z」などといった感じで文字の入力ができる。ファンクションとマウスモードでは、両手の人差し指部がマウスカーソル移動キーになり、中指と薬指によるマウスクリックによってマウスと同様の操作ができる。設定によって、3ボタンマウスと同じように操作することも可能だ。
手を自然な形に置いた状態で、キーボードとマウスのすべての操作ができるこのキーボード。同社によれば、DataHandを使えば、通常のキーボードと比べて指の移動は88%、指の作業量は80%減少し、平均16%作業効率がアップしたという。手首と手自体の移動は全くなく、手首や手だけでなく、肩や首、腰の負荷も減少するという。
特殊な形状のため、操作には慣れが必要だが、アリゾナ、カリフォルニア、ミシガンの各大学や研究所などがその効果を実証しているという。さまざまな研究結果の要約が同社のWebで公開されており、同社の自信のほどが伺える。残念ながら同社のWebサイトからアメリカとカナダへの配送のみで日本からの購入はできない。
DataHand
http://www.datahand.com/
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