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SEGASaturn
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セガサターンのお部屋



6インチ まいだ〜りん

作りは極めて安っぽいです。OP・EDにムービー使ってるわけでも声優のヴォーカル曲入れてるわけでもないし、話だって偶然拾った箱から現れたピグマリオン(意志を持った人形みたいなもの)を人間にするために手を貸すことになり、いろいろあるうちにお互い心を通わせ合うけどいざ人間になるときにお互いの記憶はすべて失われてしまう、でも再び2人は巡り合ってハッピーエンド、っていうすごくありきたりの話。正直言ってPCエンジンでも作れてしまいそうなくらいの代物なんですが、これがなかなかどうして、面白いです。

で、なんでこんなありきたりが面白いのかといえば、やっぱり「お約束の使い方がうまい」っていう点にポイントがあるんだと思います。人間のことを何も知らないピグマリオンにベッドの下に隠してあったエッチな本が見つかったときに「女の子の裸が好きなんですか?」とか聞かれて、その後「私の裸も見たいですか?」とか言ってくるわけですよ。こういうのってこの手の話の基本中の基本なんですけど、やっぱりやられると恥ずかしいわけです。このゲームではこういった基本的なツボがきちんと要所要所で押さえてあるので、余計なことを考えずにお気楽にプレイが出来るわけです。気楽にプレイが出来て、なおかつ話の骨格がしっかりしてれば並以上には楽しめます。それがこのゲームだと思います。プレイ時間も比較的短いし、気楽に楽しめますよ、ホント。

余談だけど、なんで「6インチ」なんでしょうね。アメリカ人やピザ屋じゃないんだからインチ勘定はないと思うぞ。ちなみに1インチは約2.54cmなので、6インチは約15.24cmですね。

バーチャコールS

このゲームを語る前にまず触れておかなくてはならないのが,初回限定版同梱の「スイートボイス よびかけ君」についてでしょう.これは名前の音声データ集で,300人分あるデータの中から自分の名前をパワーメモリにダウンロードして,実際のゲームの中でキャラクターが自分の名前を喋ってくれる,というちょっと画期的な(笑)システムです.で,実際のところはと言えば,まあイマイチですね.実際の会話シーンの部分とサンプリングレートが違うせいか,名前の部分だけ別の人が喋ってるみたいに聞こえるんですよ.しかも名前データって本当に名前しか入ってないから,そのあとに続く「さん」や「ちゃん」とも噛み合わない.正直言って,無理に初回限定版買う必要は無いかもしれません.まぁ,時々奇麗に噛みあっていてドキッとさせられるシーンもあったりしますので,そういう点では当初の目的を達成出来ているのかもしれません.

で,肝心の本編なんですが,面白いわ,これ.とにかくゲームの骨格をなす会話シーンがめちゃくちゃノリノリで,つい引き込まれてしまいます.一応比較のためにパソコン版の「バーチャコール3」もプレイしたんですが,音声再生のレベルが容量の関係か大幅に低くなっているのとアレなシーンが大幅にカットされていることを除けば,パソコン版と比較してサターン版もほぼ遜色ない出来と言ってもいいかと思います.

こういったナンパシミュレーションでは,いかに女の子の気を惹いていくか,という過程が大事なのですが,そのあたりはかなり良く出来ています.会話も凄く自然な感じがするし,やってて単純に「面白い」といえるゲームだと思います.お薦めです.

機動戦士ガンダム ギレンの野望

ガンダムものは今までたくさん出てきましたが、これは1年戦争関係の集大成という感じ。色々あったサイドストーリーを、よくぞここまで一つにまとめあげたものだ。

もちろん、それを支えるゲームシステムも完成度が非常に高く、演出面もツボを突きまくり。なんといってもサターンとは思えないほど綺麗なアニメーションムービーにも驚かされた。唯一の難点ともいえる半端じゃない難易度もここまでくると許せてしまう。

残念ながら私は未だにクリアしていないんですが、それでもこれは名作だな、と思います。はぁ、ジャブローを攻め落とせるのはいつの日か…

慟哭そして…

「トラップアドベンチャー」という肩書きがついていますが、マップ上でアイテムを回収してそれを使って先へ進んでいくというのはずいぶん昔からある、アドベンチャーゲームの原形とも言うべき代物です。が、こういうシステムはぴたりとはまるとアイテム発見や謎解きが燃えて、非常に楽しめるゲームが出来るものです。近年ではパソコンで「遺作」というゲームがこのタイプの最高傑作として出ています。

この作品は、バスの事故がきっかけで転がり込んだ洋館に閉じ込められた主人公たちが脱出するために行動するという、まさに「遺作」タイプのゲームです。色々と歩き回ってアイテムを回収し、次々に立ちはだかる謎を解き明かして先に進むというまさにアドベンチャーゲームの基本とも言うべき行動が、閉じ込められた洋館という閉鎖環境とあいまって非常に緊張感あふれる作りになっていて、大変面白かったです…と思ったのは序盤まで。ゲームを進めるに連れて違和感がどんどん増大していって、これはEDを見ることでさらに増大されてしまいました。確かにゲームとしてはよく出来ているし、グラフィックは非常に魅力的かつエロティック(原画さんは「遺作」と同じ横田守氏)なんですが、私にとってはそれらを全部吹き飛ばしてしまうくらいに違和感が大きかったです。その違和感というのは「なんでこれトラップアドベンチャーなの?」という身も蓋もないものです。

そもそも閉じ込めた犯人の究極の目的は「皆殺し(正確には特定人物の殺害だと思うが)」なんですが、だったら何でこんなに先へ進むためのアイテムやヒントを大量に館の中にばら撒いておく必要があるのかが全く分からない。例えば「遺作」だったらばら撒かれているアイテムやヒントはあくまで「知恵比べ」であって、トラップをわざと解かせ、たとえ全部の謎を解かれても主人公たちをきっちりと皆殺しに出来るようきちんとすべてを形成するといった具合にすべての行動に理由があったわけなんですが、この作品ではそういった仕掛けは皆無と言っていい。はっきり言ってしまえば鍵を開けられるようにさせる必要性なんかこれっぽっちも感じないわけです。にもかかわらずこんなに解けるようにトラップを仕掛けておいて「よくも邪魔してくれたな」と言われても説得力絶無。何かまず始めにトラップアドベンチャーありき、という感じにまず設定を立てて、その設定を満たしてそれで終わりという感じを受けます。とにかくすべての行動にほとんど必然性を感じられない作りに納得が行きませんでした。

そしてもう一つ納得行かないのが犯行の動機について。一応話を進めていくに連れておぼろげながら今回の件の引き金となったであろう事件を知ることになるわけですが、普通に進めると結局それ以上触れないまま脱出して終わりになってしまいます。物語の核心に触れる「犯人対決エンディング」っていうのがあって、ここで一応犯人と対峙するわけなんですが、この犯人が何も語ってくれません。普通この手のゲームでは最後に犯人と対峙した時に「冥土の土産に教えてやろう」とか言ってきちんとネタばらししてくれるんですが、このゲームの犯人は「今から冥土に行くのにお土産などいらんだろう」といって何も語ってくれないという史上希に見るケチな犯人です。じゃあ自力で何がどうなのかを分析してくれるかというとそうでもなくて、一応「これとこれが多分つながるんだろう」程度は言うんですが、これもそれ以上は語らずじまい。とにかく謎を大量にばら撒いてそれをほとんど収束させないまま話が終わっています。設定や話の筋立てを見ると、別にシナリオ書いた本人も全然収束させる気が無い(もしくは収束させられる能力が無い)わけではなく、単に書かなかっただけという印象を受けるのですが、いくらなんでも書かなさ過ぎ。推理して楽しむには材料が余りにも少なすぎます。推理好きな人にはこれだけでも十分なのかもしれませんが、残念ながら私はそういうタイプではないんで、このまとめ方は非常に不満です。

一応このゲームは評判が良かったようなんですが、私には合いませんでした。まあ「遺作」みたいなものを求めていると大きく裏切られる、といったところでしょうか。でも、ハッピーエンディングは好きだなぁ。サターンの18推だけあって「ここまでやっていいのか!?」と思ってしまうほどクるものがあります。…一応全部のEDを見るまで頑張ろうかな。犯人対決EDは全部見たんですけどね、納得行かなかったし。

速攻生徒会

今は無き月刊コミックゲーメストにて連載されていた「速攻生徒会」を、今は無きゲーメストが監修して作った"アーケードのコテコテの対戦格闘マニアに、十分楽しめるよう目指して作られた(ゲーメスト編集長石井ぜんじ氏談、マニュアルより)"格闘ゲームだそうですが、正直本当にゲーメストが監修したのかと疑わしくなるくらい悲しい出来でした。

まず画面についてですが、とにかくキャラが小さい。これならスーファミでも作れるだろうと言いたくなるくらい小さい。各キャラの技もモーションも全体的に小さくて地味、キャラの動きもダッシュ以外はかなり遅くてストレスもかなり溜まります。確かにゲームバランスはかなり取れている部類だと思いますが、ゲームバランス以前の問題として対戦しようという気力が起きないのはどうかと思います。

そういう点で、このゲーム一番の売りは何だろうかと考えると、やっぱり豪華声優陣というプリティファイターXかFIST並の売り文句になってしまいます。ファンアイテムとしても、これはちょっと悲しいです。

センチメンタルグラフティ

専用の部屋に色々書いてあるので詳しくはそちらに譲ります。だからここでは一言だけ。

大倉らいた、許すまじ

以上。

蒼穹紅蓮隊 御徳用

レイフォース以来、低空or上空にいる敵にロックオンして攻撃するというやり方がシューティングの世界に持ち込まれるようになりましたが、これはそのシステムを非常にうまく使っているゲームの一つです。

横画面ながら縦スクロールというのは明らかに家庭用に移植するためと考えて間違いないですが、その移植度は完璧。オプション設定も充実してるし。熱き漢のシューティングです。

悠久の小箱 OFFICIAL COLLECTION

中身なさすぎ。

悠久ファンの私でさえ何を褒めたらいいのか分からないくらい陳腐。これで3000円はぼられたなぁ。特売で本編がこれくらいの値段で売っているから、そっちを買った方がまだマシと言えそう。

X-MEN VS. STREET FIGHTER

「2Dやるならサターンで」という言葉を極めるとこうなる、という見本。ビバ4MRAM(笑)

なんと言っても読み込みが全く無いというのは素晴らしい。これさえあればアーケードの2D格闘全部OKと言っても過言ではなさそう。もちろんゲームも豪快極まり無く、非常に爽快。格闘ゲーマーならとりあえず買っておいて損はない逸品です。

Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!2

コンシューマでは比較的珍しいサッカーシミュレーションです。やはり野球とかに比べると処理が難しいからというのが理由でしょうが、これは他のゲームが越えるのが難しいのではと思わせるほど良く出来ています。

日本各地をホームグラウンドとして抑え、選手も実在・架空合わせて豊富。さらに選手のエディット機能はなにより嬉しい。難易度も手ごろだし、対戦機能も完備。我らがチームを育てる楽しみがここに凝縮されている。サッカー好きにはたまらない逸品です。

ただ、一つだけ愚痴を言わせてもらうなら、試合時のポリゴン処理のしょぼさとデータ管理の煩雑さ(対戦をするにしても、パワーメモリを持っていくのは現実的ではないし、パスワードは長すぎる)は何とかして欲しかった。まあ、これってPSだったら即解決という問題なんですが(笑)。

SEGA AGES/コラムス アーケードコレクション

コラムスは私が一番好きなパズルゲームで、よくゲーセンでもプレイしていたのですが、これはコラムスマニアの私もベタ惚れ。完璧。

とにかくアーケードそのままなのが嬉しい。あのシャレにならない難易度までそのままだし(笑)。正直言ってこれのためだけにでもサターンは永久所有確定って感じ。

全国制服美少女グランプリ ファインドラブ

元々はPC上で行われた「全国制服美少女グランプリ」というユーザーにどのキャラが一番いいかを決めてもらうミスコンで、ヘアヌードCG集だったのですが、ここで登場したキャラにパズルゲームを乗せたのがアーケード版の「ファインドラブ」、このソフトはそのアーケード版の移植になります。

移植の際の変更点は「アーケードでは乳首まで見えていたのを下着止まりに変更」「登場キャラを大幅に増やしアドベンチャーモードを追加」の2点。アーケードからコンシューマへの移植なので妥当な選択と言えるでしょう。但し、このアドベンチャーモードが曲者で、途中に出てくる選択肢を間違えると即ゲームオーバーのため、下手をすると開始10秒でゲームオーバーなんて事もあります。ここで描かれるストーリーも全編御都合ナンパものなので、好き嫌いも大きく分かれるかと思います。

パズル自体は「神経衰弱」「間違い探し」「15パズル」「ジグソーパズル」の4種類。これ自体は結構遊べる部類に入るかと思います。…まあ、かつて私がゲームセンターでアルバイトしていた頃、ちょうどこれのアーケード版が入荷してきて、セットアップをしながら「これははやらないだろうなぁ…」とか思っていたら、案の定インカムは悪かったという思い出があります。確かにゲームセンターでお金つぎ込んでやるよりはコンシューマでやったほうがいいですが、コンシューマでやるくらいならPC版をやったほうがいいかなぁ、という気もします。

バルクスラッシュ

ハドソンのシューティングゲームにあまりいい思い出はないんですが(笑),これは3Dシューティングとして非常にいい出来です.操作は10分あれば慣れるくらい簡単だし,ヒット&アウェイの醍醐味も十分味わえる.このゲーム最大の売りであるボイスナビゲートシステム(パートナーが次のターゲットなどを指示してくれる)も,実にしっかりと機能している(というか,無いとマップクリアもおぼつかない)し,かなりいいゲームだったりします.

致命的な欠陥とも思ってたポリゴン酔いに関しても,慣れてしまえば通しで2周出来るくらいだし,すべては「慣れ」にかかっていると言っても過言ではないと思います.

ナビの女の子を1人前に育てるのも結構楽しい.頑張ってナビのレベルを上げると彼女からの指示が細かくなる(「右方向です」が「2時の方向です」になったりする)し,戦闘がひと段落ついた時の世間話のバリエーションも増えるし,結構熱くなります.で,ちゃんと彼女達個別のEDも用意されてるのが嬉しいです.わざわざムービーにしてあるのがさすがハドソンって気がしますけど(笑).

シューティングとして非常に良くできたゲームなので,みんなにプレイして欲しいと思います.シューターさんは触ってみる価値あり,です.ギャルゲーマーさんにも,多分大丈夫な難易度だと思います.

同級生2

こう言っては失礼だろうが、NECインターチャネルとは思えないほど良く出来ている。信じられない(笑)。

オリジナル(パソコン版。もちろんコンプリート済み)の良さを失わないように加えられたアレンジが意外なほどぴったりはまっててびっくりしました。画面もかなり綺麗だし。システムの不備もほとんど無し。よっぽど怒られたんでしょう、前作(PC-Engine版の話)があまりにも酷かったから。

ファイターズヒストリー・ダイナマイト

デコゲーです(笑).骨の髄まで.

とにかくキャラクターが濃くて,プレイヤーに媚びようという姿勢が全くないのがまず素晴らしい.たとえ女性キャラでも濃いです.容赦ないです.そして肝心の格闘部分もド迫力です.変な技勢ぞろいだし.とにかく理屈抜きに戦ってて楽しいゲームであることは確かです.

ちなみに4MRAMを使えばゲーム中全くロード時間無しにプレイ出来ます.ちょっとお得.

デジタルアンジュ 〜電脳天使SS〜

このゲームのオリジナルが出たのが確か1992年くらいの話で、出たハードがPC-9801でした。DOSの時代ですよ、DOSの。ところどころで音声再生(Beep音再生!)をしたりしてシステム的には頑張っていたのですが、肝心の内容に関しては、何やら難解な言葉を並べ立てて何となく高級そうな感じを出していたくせに話そのものをまとめようとはまったくせずに途中打ち切りを食らった漫画のような終わりかたをしていたことをよく覚えています。

で、それから5年くらいたってサターンで新たに出たんですから、あのとんでもなくいいかげんな結末をどうやってまとめ直したのか興味が湧くのも当然の話だと思います。で、買いました。中古980円で(笑)

肝心の内容ですが、どうやら脚本書いた奴がエヴァンゲリオンと天地無用にハマってしまっていたのか、オリジナルよりもさらにひどい出来になっていました。謎だらけのままで放り出してあるシナリオの本筋はエヴァンゲリオンみたく謎のままほったらかし、本筋とはまったく関係ないドタバタラブコメチックパートは天地無用みたくずいぶんと膨らませてあります。話の途中で突然「これは湯治に行く必要があるわっ」とか言って強引に温泉宿に連れて行かれる展開を目の当たりにした時、私が迷わず「これはパイオニアLDCのアニメかっ!」とツッコんだは言うまでもありません。

サターン版の話の流れをおおざっぱに説明すると、主人公が'素因'(獣の心を全く持たない人のこと)を探している双子の天使と出会い、それを妨害しようとするベスティアリーダー(獣の心を持つもの'ベスティア'の長)のせいで本来目覚めるべきではなかったはずの双子の天使の姉が覚醒する。それで結局双子の天使とその姉、そしてもう一人の姉、その友人でありベスティアリーダーでもある前述のベスティアリーダーの姉、そして最初に出てきたベスティアリーダーの合計6人(ちなみに全員女性)が主人公の家(下宿なのだが主人公以外誰も住んでいない。ちなみに大家が主人公で、20歳の大学生)に居候することになる。その後超未来からこの話のすべての鍵を握っているらしい女の子が現れ、彼女も一勝負したあと主人公の下宿に居候することになる。で、その後みんなで温泉に出かけてお風呂に入って帰りの電車の中で下宿の部屋割りをじゃんけんで決めて、そこで話はおしまいです。脚色は一切ありません。本当にこういう話なんです。こうやってあらためて文章化してみると、一体どういう話なのか全く分かりません。私はパソコン版でも何回かプレイしたし、マニュアルに書いてある説明やゲーム中の説明で一体何がどういうことなのかは大体見当が付きますが、それはプレイヤーが全部考えなきゃ絶対わからないようになっています。ゲーム中にわかりやすく説明しようなんて気はさらさらありません。しかも話は収束に向かう前に強制打ち切りになり、ラストに「この後の未来を決めるのは、あなたの心次第です」と一言言われて終わり。ふざけんな

これはオリジナルをプレイした高校生のときにも思ったのですが、「話をまとめることすら出来ないくせにこういうものを作るな」という当時感じた憤りはサターン版によってより増幅されてしまいました。たとえつたない文章やしょぼくれた結論であろうと、作り手の意図さえ伝わってこれば私は一定以上の評価はします(あまりにひどいと批判しますが。大倉らいたみたいに)が、これはそこにすらたどり着いていません。最低です。「プレイヤーにいろいろ考えて欲しいからあえてこういう話にした」とかいうのは通用しません。そんなことをのたまう資格も無いほど低レベルだからです。製作者には猛反省していただきたいと思います。

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか

同名映画をそのままSSに持ってきたゲームです.ただ,シューティングゲームとしてはかなりイマイチな出来です.自機が大き過ぎること,敵弾がかなり見づらいこと,難易度があまりにもあんまりなこと,変形することにメリットがほとんどないことなど文句を言ったらきりがありません.肝心の演出も,ストーリー説明が一枚絵とクローディアの解説がほとんどという作りに物足りなさを感じます.

ですが,ラストの方で「愛・おぼえていますか」をBGMに戦える,というただ一点において,このゲームは価値があります.私なんかイントロを聞いた瞬間に思わず震えてしまいました.マクロスファンならばこれだけで十分満足できるのではないでしょうか?

ゲーム天国

「ハイパーおちゃらけシューティング」? とんでもない。とてつもなく硬派なシューティング界屈指の名作です。

キャラクターや演出は確かにギャグ中心ですが、シューティングとして見ると本格派も本格派。かなり高度な戦術と腕が要求される、本物のシューティングゲームです。かと言って初心者お断りかと言えばそうでもなくて、環境設定で極限までヌルくすることも厳しくする事も出来るという親切設計。さらにスコアアタックモードがあって、これも熱さ満点。本編無視してこればかりプレイする人もいるくらい面白い。

さらにすごいのがおまけの充実ぶり。爆笑の漫才デモ(全16編)に主題歌や挿入歌の鑑賞モード(「戦え!わしだけのムテキンダーZ」は名曲だと思う、マジで)、ジャレコの過去のゲームの紹介(これも笑える)など、手抜きなど全く感じない作りにただただ感心。私の中ではサターンのベストシューティングゲームです。

花組対戦コラムス

セガが誇る名作パズルゲーム「コラムス」を対戦仕様にし、これまたセガが誇る人気ゲーム「サクラ大戦」のキャラ総登場させたというまるでときめきメモリアルと対戦ぱずるだまのような関係のような気がしなくも無い作りですが、出来は非常に丁寧で、非常に好感が持てました。

オリジナルのコラムスとの相違点は「オリジナルでは7列だが花コラでは6列」、「宝石を一定量消すことによって現れる魔法石に代わってLIPSによる攻撃/防御/ための選択が可能になり、最高レベル3までためられる」、「攻撃用の宝石は一定の法則に基づいたパターンで落下してきて、一定カウント経過するまでは消えない」といったところですが、もともとコラムスはぷよぷよやぱずるだまといった対戦を前提に作られたものではなく、ただ黙々と宝石を消しつづけるテトリスタイプのパズルゲームであって、対戦には向かないなというのが正直な感想です。もともと対戦用のコラムスとしてはアーケードで「スタックコラムス」が出ていたのですが、こちらの場合は降ってくる魔法石が床せり上げ/床下げ/魔法石というシンプルな構成になっていて、こちらのほうがまだ対戦のバランスが取れていました。花コラの場合、そのシステムの都合上まぎれが多すぎて、延々勝てないことが続くこともあればあっさりと勝ててしまうこともあり、正直余り面白いとは思えませんでした。

しかし、ゲームシステムは充実していて、対戦で勝ちぬいて大神王子の相手役を勝ち取る「シンデレラ」、花組メンバー個人のお話が展開してコラムスでノルマをクリアしていく「ストーリー」、さらにはクラシックモードや詰めコラムスとも言うべき「パズル」など1人で遊ぶのに申し分の無い仕様になっています。花組6人はもちろん、あやめさんや帝劇3人娘(と米田)も使えるあたりが非常にファンサービスとしてしっかり出来ています。対戦バランスの悪さに目をつぶればサクラ大戦ファンは即買いの良質ゲームでした。

機動戦艦ナデシコ〜最後はやっぱり『愛が勝つ』?〜

当時ナデシコが大好きだった私はサターン買う前にこれを発売日に買ってしまったのですが、大ハズレでした(泣)

内容を一言で言うなら、「ナデシコのイメクラ」。記憶に残らないシナリオと煩雑なだけの戦闘パート、それにただ寒いだけのデートイベント(これがメイン)、どーせいっちゅーねん。

サイバーボッツ

アーケードではあまり目立たなかったこのゲームですが、一部に熱狂的な信者がいることで有名です。まぁ、私がそうなんですが(笑)。

20種類近いロボット達に個性あふれる登場人物、ロボット戦闘の雰囲気を充分に再現できている格闘パート。名作だとは思うんですけど、やはりユーザーが少ないってのが悲しいです。

ちなみに私のイチ押しはサンタナ=ローレンスです。こういう渋いアウトローって憧れますね、やっぱり。

クレオパトラ・フォーチュン

知る人ぞ知るパズルゲーム、というよりはごく一部の人しか知らないであろうパズルゲームです。なにせこのゲームがゲームセンターに出た頃、ほぼ同じにパズルボブル2が出ていたのでこちらはまったく注目されず、あっという間に消えていったのですから。とにかく、そんな不幸なゲームのサターン版です。

内容を簡単に説明すると、エジプト風落ちものパズルです。基本ブロックが石、あとは宝石・棺・ミイラで、これらのブロックを石で囲んで消します。ルールとしては簡単なのですが、実際のゲームは非常に難しいです。ちょっと油断するとあっという間にミイラが積みあがってゲームオーバーになったりします。思えば、この難易度も客を遠ざけていた一因だったような気がしますが。

サターン版になって追加されたのは、いわゆる詰めパズルモードです。こちらにはきちんとストーリーがあって、ちゃんとEDも用意されているようです。私には難しいのでまだEDは見てませんが。

とにかく、このゲームのマスコット兼ヒロインであるぱとら子のラブリーな容姿につられて買うと結構痛い目に遭います。心して買ってください。もっとも、出荷量自体が少なかったようで、中古でもほとんど見なかったしますけど。

はいぱぁセキュリティーズS

東京23区を舞台に警備会社対抗陣取りゲームという発想自体は非常に面白いと思います.が,肝心のゲームシステム関係がどうにもダメダメです.

まず参照するべきパラメータが多すぎて混乱しがちなことと,週間報告が長過ぎること.この2点だけですでに落第と言えます.育成しながら地域を巡回する,というゲームシステムはメルティランサーとよく似ていますが,メルティの場合はエリアが9つだし,エリアパラメータは治安度だけ.部下は6人でパラメータも6種類と非常に簡略化されていて分かりやすいのですが,こちらはエリアが23,エリアパラメータが4つ,部下は3人でパラメータは2桁を越えます.正直言ってごちゃごちゃしすぎ.それでも進行がスムーズだったらまだ救われるのですが,これがまた最悪.週間報告(これがプレイ時間のほとんどを占める)にかかる時間が半端じゃない.キャラアニメーション->報告->真偽の確認という流れを毎日,全員分やるわけです.つまり毎週これが21回続きます.しかも見てて非常につまらない.最悪です.せめてアニメーションを週の最初の1回だけにして,真偽の確認は虚偽の報告をしたときのみツッコミをいれる,という形にするだけで,時間は半分以下に短縮できるはずです.基本的にリピートプレイを考えるならば,これくらいの配慮は必要なはず.アイデア倒れの代表格と言えるかもしれません.

ちなみにギャルゲーの要素としては合格点だと思います.無意味なお色気シーンは満載だし.まさにSSの典型的なギャルゲーの形を忠実に表していると言えましょう.

メルティランサー 銀河少女警察2086

実はPS版を持っていたのですが、都合で手放してしまいSS版を再購入しました。ちなみにおまけCD付きのスペシャルなヤツです。

ストーリーは結構まじめ、というかはっきり言ってシリアス一辺倒です。そりゃあ会話のやりとりやイベントとかにギャグはたくさんありますけど、それはあくまで脇を固めているだけ。正直言って期待以上に面白かったです。

SS版はPS版と比べてイベントが結構追加されていますが、正直言って後付けのイベントは浮いてます。ビジュアルイベントにいたっては露骨に絵が違う(笑)。PS版のほうがスマートでよかったかもしれない。

ちなみにおまけCDではメルビナ長官が恐ろしく真面目です、というかメルビナ以外全員おかしくなってる(笑)。今では某ラジオ番組の影響ですっかり逆になってしまいましたが(一部大ウケ)。いやー、マスコミの力は恐ろしいなぁ。

ギャルズパニックSS

アーケードで人気のパズルゲームシリーズで、一言で言って背景がエッチなクイックスなんですが、サターンに移植するにあたって全年齢対象になってしまい、背景が全てごく普通のギャル達の絵になってしまいました。お世辞にも絵のレベルは高いとは言えず、苦労してまでCGをコンプリートしようという気にはなりませんでした。付加価値らしい付加価値も全く無く、ごく単純にクイックスをプレイすると割り切れる人意外は手を出さないほうが吉と言えましょう。

同級生if

丹下桜の声が聞きたくてつい購入。しかしPC-Engine版の悪夢が蘇り未だ未プレイ。とりあえずメッセージスキップ機能位はつけて欲しかった。

デスクリムゾン

せっかくだから、俺はこの専用のお部屋を選ぶぜ!

と、いうわけです、はい。

ときめきメモリアル 〜forever with you〜

もう説明の必要もありません。専用のお部屋でお楽しみください。

誕生S 〜Debut〜

サターンを買ったときに付け合わせで買ったのはいいが、さすがにパソコン版とPC-Engine版で飽きるほどプレイしたのでプレイする気力は起こりませんでした。未だに未プレイです。

アイドル雀士 スーチーパイII

サターンのレーティング(ようするに年齢制限)がまだ甘かった頃に発売された脱衣麻雀ゲームの最高傑作です.当然ブラも取ります.全部見えます.それ以上に,イカサマ2人麻雀として最高のゲームバランスを持っているので,大変気持ち良くイカサマが出来ます(笑).

まさに非の打ちどころのない名作なのですが,いかんせん今では中古でもなかなか手に入らない.これがわずか3800円で買えた私はラッキーでした.

麻雀同級生Special

パソコンエロゲーの中でも伝説として語り継がれる名作「同級生」のキャラを使った2人打ち麻雀で、元々はアーケードで出ていたものの移植版になります。当然ながら脱衣麻雀であり、アニメーションもしますが、この麻雀に持っていく導入部が恐ろしいまでに強引。

さとみ「卓郎…。ねえ、あいつのこと、忘れ去れて…」

卓郎「…分かった。でも、どうやって?」

さとみ「いつものルールで麻雀しましょう。」

…って、おいっ!?

卓郎「ああ、分かった。」

分かるなっ!!

…と開始直後のぶっ飛ばしっぷりに置いてけぼりを食らった感がありますが、麻雀自体はいたってオーソドックスなイカサマ無し2人打ち。点数に関係なく3回勝てばステージクリアとなりますが、2回勝った後で特定の役で上がることによってそのキャラに対応した隠しキャラのアニメーションが出てきます。さとみのステージの場合だと、美穂ちゃんの裸エプロンが拝めるのでさとみなんかあっちいけという感じ(笑)ですが、この3回目に特定の役で上がるというのは正直言って運次第。無限コンティニューなのを幸いにその役で上がれるまで辛抱強く打ち続けるのが当然のスタイルとなるでしょう。

同級生に対する思い出が美しすぎるほどそのギャップに苦しみかねない出来ではありますが、同級生キャラの脱衣アニメという観点からは、なかなかのものがあるのもまた事実。ただ、「完全移植」と言っておきながらアーケード版では登場している美沙と亜子さんが出てこないというのはいったいどういうことなのでしょうか? 亜子さんはともかく(失礼)として、「同級生」の真のヒロイン田中美沙が出てこないというのはファンに対する裏切り行為という気がしなくもないです。うーん…

水滸演舞 -風雲再起-

骨の随までデコゲーです。このどうにもならないセンスが気に入ってしまえばもうあなたもデコゲーを心から愛せる事でしょう(笑)。

このゲームの魅力と言えば…やはりアバウトの塊みたいなところでしょうか。鬼のような多段ヒットに呆れる様な必殺技、男塾並のイカしたキャラクター達、私の心にスマッシュヒットです。いや、別に理解してもらおうとは思いません。なんてったってデコゲーですから(笑)

麻雀ハイパーリアクションR

サターンX指定末期の脱衣麻雀で、突起物封印前ぎりぎりにでた作品ですが、本作最大の特徴は何といっても「上がり手の大きさに応じて脱衣アニメパターンが変わる」というところにあります。要するに、安手で上がると後ろ向きだったり肝心なところが見えなかったりするのですが、高い手だと真正面だったりもろ見えだったり乳揺れだったりするわけです。手の大小問わず5勝でクリアの3人勝負で、ちょっと人数的には少なく感じますが、それはアニメパターンの数でフォローという気がしないでもありません。が、肝心のアニメーションの画質が悪く、せっかくの脱衣アニメが堪能しきれないのが難です。イカサマ無しの2人打ちで、難易度設定もあるので麻雀が弱くてもある程度は大丈夫でしょう。

「脱衣シーンはアニメーションしないと!」と思ってる人はOKだと思いますが、脱衣麻雀として見ると、ボリューム不足の感が否めないと思いました。

機動戦士ガンダム

とかく当たりはずれが大きいとよく言われるキャラゲーですが、これはかなり当たりです。横スクロールアクションなのですが、CGの描き込みは非常に緻密で、画面奥や手前にいる敵に対してはAボタンの溜め撃ちでビームライフルのロックオンショットが可能なため、手軽にニュータイプ気分を堪能できます。戦闘デモがガンダム本編のごとくカットインで現れたりとかジェットストリームアタックを掛けて来たドムをジャンプして踏みつけると「俺を踏み台にしたぁ!?」と言ったりとか「あの壷をキシリア様に届けてくれよ! あれはいいものだ!!」がわざわざムービーで流れたりとガンダムマニアのツボをきっちりと押さえた作りは非常に好感が持てました。

ただ、欠点が2つ。1つはJASRAC契約の都合でオリジナルの音源が使えずゲーム中で使われている曲は全て似て非なるものであるという点、もう1つがボタン操作が非常に煩雑なため難易度以上の難しさを感じてしまう点です。ですが、難易度をイージーまで下げてしまえば十分楽しめるレベルですから、それほど極端に気になるほどではありません。ガンダムマニアなら一度はプレイすべきでしょう。

バーチャレーシング セガサターン

アーケードで出た当時、私も熱中したポリゴンレースゲームの金字塔とも言える名作ですが、残念ながら当時のコンシューマハードはメガドライブだったため、わざわざ専用の演算チップを積んだROMカートリッジも、よくやっているなという印象こそあるものの満足の行く出来ではなかったこともまた事実でした。しかし、これがサターンならあのバーチャレーシングが思う存分楽しめるはずだ! と思いましたよ。…プレイする直前までは。

このソフトはセガが移植したわけではなく、アメリカのタイムワーナー社が移植を担当したわけですが、なんじゃこりゃという作りで愕然としました。画面処理がレンダリングを施さず生ポリゴン剥き出しなのは当時のノスタルジーということで許容はしますが、とにかくハンドルが軽すぎてまるでラジコンを操作しているような気分にさせられました。アーケードの筐体ではとにかくハンドルが重いため、十分な減速とコース取りをしなければすぐにグリーンにはみ出してしまうのですが、それがフォーミュラマシンとしての臨場感を生み出していたわけです。ところがサターン版はマシンの挙動が軽すぎてフォーミュラマシンの気分が全く味わえませんでした。

そのほかにも敵車にヒットしたときとか壁にヒットしたときの挙動が絶対リアルタイム演算はしょってるだろお前と言わんばかりの不信極まりない挙動を見せたりとか、サターン版で追加されたグランプリモードもちっともグランプリの体裁をなしていなかったりとまさに散々な出来。なんだか美しい思い出を思いっきり汚された気分でした…

結婚〜Marriage〜

全然しゃべらない声優陣、しょぼいを通り越して怒りさえ感じるシナリオ、不親切極まり無いシステムetc...

これ作った奴、一歩前に出て歯を食いしばれ!

ちなみにこれ作ったのは「センチメンタルグラフティ」でおなじみの窪田正義・大倉らいたコンビです。お前らなぁ…

ガンバード

サターン初期の名作シューティングシリーズの内の一つです。登場人物がどいつもこいつもキているので、爆笑必至です。悪玉トリオはタイムボカンシリーズそのままだし(笑)。

あと、このゲーム最大の特徴として、2人プレイが熱いことが挙げられます。普通シューティングゲームは一人でやった方が面白いものですが、これは2人でやった方が面白いです。掛け合い漫才はもちろん、エンディングが大爆笑。特にアッシュ×マリオンとか、アッシュ×鉄とかがイケてます。

出たなツインビーヤッホー! DELUXE PACK

「出たなツインビー」と「ツインビーヤッホー」の2本パックです。ツインビーシリーズは見かけとはうらはらに激ムズなことで知られていますが、これも例外ではありません。私は両方とも3面保てばいい方です。

レイヤーセクション

「シューティングやるならサターンで」を大きく印象づけたサターン初期の大名作。アーケード版(レイフォース)と寸分違わぬゲーム感覚にロード時間を全く感じさせないプログラム処理、素晴らしい。

アイドル麻雀 ファイナルロマンス2

サターンX指定ソフトのうちの1つで、アーケードからの完全移植の脱衣麻雀ゲームです。当然あれも見えるわけですが、アニメーションではなく1枚絵+顔アニメという表現手法を物足りないと見るか綺麗な絵が見られると思うかはプレイした人次第でしょう。

イカサマありで3勝するか相手の持ち点をゼロにした時点でクリアの2人打ち麻雀で、対戦相手は全部で9人とかなりのボリュームがあります。難易度設定もあるので麻雀が弱い人でもある程度は何とかなりますが、6人目くらいからとたんにきつくなるので結構大変。絵が好きな人はどうぞ。という感じでしょうか。

サイドポケット2 〜伝説のハスラー〜

随分と初期の頃の作品ですが,ビリヤードゲームとしては合格点の部類じゃないでしょうか.ゲームの種類も豊富だし,JAZZYな雰囲気も良く出ています.

ただ一つ気に入らないのは,敵の打ち方に人間臭さを感じないことです.一番弱いのだと,的球にまっすぐ当てることしか出来ないのはまあいいとして,一番強い敵だともはやまぐれのパンチアウトとしか思えないようなやり方で次々に球をポケットに突っ込んでいったりして,なんかインチキ臭さしか感じません.他のキャラも似たようなもので,やたらとバンクショットを多用したりするくせに絶対にストレートしか打たない(このゲームでは,マッセもジャンプボールも打てる)とか,とにかく打ち方が画一的で,それがちょっと残念です.

私にとってのビリヤードゲームの最高峰は,ファミコンディスクシステムの「エキサイティングビリヤード」です.特にシナリオモードが絶品で,敵がそれぞれ独特の打ち方をしてきたり,ワンショットにお金を掛けたり(「このポケットに○番を沈めてみな」って感じで.もちろん拒否も可能),いい意味での緊張感が満ちていて,とても素晴らしいゲームでした.そういうところから考えると,このゲームはまだまだ改善の余地がある作品といえるでしょう.


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