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【レポート】

European Open Source Convention 2006 - Tim O'Reilly氏、Open Source 2.0を語る

1 Web 2.0とは何であったか?

2006/09/20

末岡洋子

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ベルギー・ブリュッセルで9月19日より3日間、米O'Reilly Mediaが主催するオープンソースカンファレンス「O'Reilly European Open Source Convention 2006」が開催されている。初日の19日、基調講演のステージに立ったO'Reilly Mediaの創業者兼CEO、Tim O'Reilly氏は、集まった開発者に向かって「新しい時代が何を意味するのかを考えよう(Think Ahead)」と呼びかけた。

O'Reilly氏の「Web 2.0」という言葉は、IT業界を超えて流行語となった。同氏はこの日、「Open Source 2.0」というタイトルでソフトウェア業界のトレンド、課題をまとめた。

「Web 2.0はオープンソースでスタートした」とO'Reilly氏は切り出す。この日の講演は、トレンドを嗅ぎ分けるメディアの立場からO'Reilly氏が感じているオープンソースに関する5つの意見を述べた。1)参加型アーキテクチャ、2)時代に合っていないライセンス、3)非対称な競争、4)差別化としてのオペレーション、5)オープンデータの5つだ。

現在のLinuxは、Linux Torvalds氏1人の力で達成したものではない。Windowsに何か追加したい人はMicrosoftに入社する必要があるが、Linuxは誰もが改善に参加できるアーキテクチャを提示した。現在このアイディアは、ソフトウェア開発分野を超えて広く受け入れられている。アプリケーションの例として、Craigslist、eBay、Google、AmazonなどをO'Reilly氏は挙げる。しかも「これらはコードを公開していないプロプライエタリなアプリケーションだ」と続ける。

「Web 2.0とは、ネットワーク効果を利用して改善するシステム」というO'Reilly氏。重要なのは、ボランティアではなく、参加できるアーキテクチャがあるという点。人々が自分の興味を追求しながらシステムを作ることができれば最高だろう。

Web 2.0的なアプリケーションとしてO'Reilly氏は、del.cio.us、Flickrなどを挙げるが、そのWeb 2.0はこれまでのオープンソースソフトウェアの考え方に疑問を投げかけるものでもある。その1つがライセンスだ。

O‘Reilly Mediaの創業者兼CEO、Tim O‘Reilly氏


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