福田総裁誕生。個人的には麻生さん支持だが、この状況で福田さんとは最善な打ち手だと思う。参院で与野党逆転しており今後政策決定の主導権は官邸から与野党の政策協議会に移ってしまう。こうなると総理総裁の政策云々は関係無く、調整力が問われる局面で麻生さんの麻生さんらしさは発揮できないだろう。逆に言うと、福田さんの過去の発言等から政治的思想を危ぶむ声もあるが、鶴の一声の威力が完全に失われてしまっている以上、もっと違う観点で心配をすべきだと思う。
ただね、このロジックだと政界再編でも無い限り最低でもあと3年、おそらく10年近く、官邸主導の強いリーダーが生まれる余地は無くなったんだよな。参議院はそもそもの意義を失い衆議院化してるのが癌だね。憲法改正のときは見直し必至だな。
だからこそ、辞め方は別として、安倍さんの功績は軽んじられるものではない。
教育基本法改正
防衛庁省昇格法
国民投票法
教育関連三法
社保庁改革関連法
国家公務員法改正
年金時効特例法
長年懸案とされながらも誰も手を着けなかったものがズラリと並ぶ。逆に言えば、これだけの法案を僅か1年で成立させた事で多方面に敵を作リ過ぎて追い込まれていったとも言
えるが、とにかく場合によっては今後10年近く続くであろう政治的停滞の前に駆け込みでこれだけの重要法案を成立させたことはせめてもの救いだ。
最近サイトの更新やってる時間が無く残念だけど、参院選から総裁選への一連のマスコミ報道は酷いね。やっぱ日本の最大最悪の癌は、治外法権な第四権力マスコミだな。安倍さんに対するような報道姿勢を続ける限り日本からイジメは無くならないだろうなぁ。
日経新聞がこんなコラムを書いていた
自殺した同級生を「うそをついたら1回5万円払え」などと脅していた疑いで、神戸の私立高校の3年生が逮捕された。積み重なった要求金額は、50万円にもなっていた。こんないじめに思い悩んで、高三男子が自ら命を絶ったのだとしたら、やりきれない
▼電車の中で中高生が、乗客の迷惑などお構いなくじゃれあっている姿をよく見かける。その不作法な振る舞いよりも気になるのは、攻撃や圧力が一方的なことだ。多数が1人を、強者が弱者を、執拗(しつよう)にいたぶる図である。これが、学校や保護者が仲良しグループ、親友と認知している友人関係の実態かもしれない。
▼動物行動学者のコンラート・ローレンツによると、動物は自らの攻撃性を抑制する知恵を初めから備えているわけではない。群れや家族の中で、小さないさかい、けんかなどを経験して、抑制を学習する。相手を破滅に追いやるほどの攻撃性を抑え込むすべを身につけないまま、子供が成長を続けると悲劇を生む。
▼幼いときは「みんな仲良く、けんかはだめ」。思春期には「摩擦を起こさず上手に生きろ」。もっともらしい建前と小ざかしい方便に絡み取られた子供たちは、攻撃と抑制のルールを持たぬまま暴走する。近ごろは、すぐキレる「暴走老人」も増えているという。老若ともに未熟な国らしい。
暴走マスコミ、お前が言うな。そういう風潮を醸し出してる要因であることを自覚してちったぁ反省しろ。